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Chapter 2
deep cave
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田中は腕時計を見た。デジタル表示は12時15分。雨粒で数字が歪んで見える。
(早く出て来やがれ!俺が必ず撃ち抜いてやる!)
額から垂れる雨混じりの汗を手の甲で拭った。怖さは無い。ただ使命を完遂するだけでいい、それだけを考えていた。
ふと子供の頃の自分が頭に浮かんだ。両親が連れて行ってくれた遊園地。近づくに連れ木々の間から、観覧車やジェットコースターが見えると、心が躍ってフワフワとした感じがした‥‥‥。
(あぁ、あの時の感じだ‥‥‥。これから体験する事を想像してワクワクした時と同じ気持ち)
あの建物にいる人間を殺すだけで人類は救われる。1年前に田中が参加したセミナーで聞いた、荒唐無稽な事が実際に起きている。あの時の講師‥‥‥一緒に居る班長の言葉の通りに、遥遠い天体からディンギルが地球に向かっているのだ。
(本物の神の為に、自分が出来る事は凄く簡単な事。狙いを付けて引き金を引けばいい‥‥‥。子供だろうが、大人だろうが関係ない)
田中は他の仲間を見た。一人はカートを大きな木がある茂み中に隠し、M2ブローニング重機関銃の銃口は従業員通用口に向けている。もう一人は建物の北東側にいて、正面から少し離れた駐車場に隠れているはずだ。
9月に入ったばかりだが、標高1000mの軽井沢、雨のせいで体温は急激に低下していった。
何分くらい経っただろう。待っているだけだと気持ちが焦った。時間の経過と共に田中達が不利になる。
(早く動け!それともこっちから攻めるか?キャリバー50もある。負傷者と子供もいるんだ、敵は防戦になるはず‥‥‥)
雨音の隙間にエンジン音が聞こえた。
(ん?車両か?)
『班長、東側の国道から南に向かって軍用車両が接近中‥‥‥自衛隊の中型トラックです』
『了解!敵襲!!俺と田中でトラックを攻撃する。他の者はホテルを2方向から監視せよ!北東に一人、キャリバーは南西通用口だ!』
『了解!!』
「田中行くぞ!ついて来い!」
「はい!!」
2人は腰を低くして、ガリル自動小銃のキャリングハンドルを右手で持ち、トラックの方向へ走った。駐車場のアスファルトには大きな水溜まりが出来ているが構わず走る。バシャリバシャリと激しく水が跳ねた。
トラックが国道を右に曲がり、ホテル駐車場に向かった。田中の位置からは、トラックが木々の隙間を見え隠れしている。距離は約150m。班長が駐車場に停めてあった、送迎用マイクロバスに身を隠し射撃を開始した。
タタン!タタン!タタン!タタン!
反動で照準がぶれないように、2発ずつ短連射で撃つ。自動小銃はフルオートで撃つと銃口が跳ね上がり、2発目以降は照準がズレる。それに高速で連射される弾丸は、30発入っていても5秒くらいで弾倉は空になってしまう。フルオートで撃ちまくるのは、まさに無駄弾だ。
田中もすぐに近くに有った電柱を遮蔽物にして、膝撃ちの姿勢をとった。右膝を地面に付き、左膝の上に左肘を乗せて固定する。立射よりも安定し、身体の暴露が少なくて済む。
タタン!タタン!タタン!タタン!タタン!タタン!タタン!タタン!
中型トラックの外板や地面に当たった弾丸が火花を上げた。トラックは大きく左にハンドルを切ると、低木をなぎ倒しながら、2mほど下がった斜面を突っ切り細い砂利道に入った。
(チッ!)
タパン!タパン! タパン!タパン! タパン!タパン!
タパン!タパン! タパン!タパン! タパン!タパン!
タパン!タパン! タパン!タパン!
ホテルの方から射撃音が聞こえた。
(ん!ガリルじゃない!M4か!?)
『敵数名が建物外に移動し交戦中!』
『行け!行け!行け!撃ち殺せ!!』
班長の怒鳴る声が無線機から聞こえた。
田中はホテルの方へ駆け出した。班長も後ろから走ってくるのが見えた。
『南西側に攻撃を集中しろ!キャリバー早く移動して、トラックを狙え!!タイヤだ!タイヤを狙え!!』
班長は大声で指示を出す!
ダダダダダン!ダダダダダン!ダダダダダン!ダダダダダン!ダダダダダン!
M2ブローニング重機関銃の発射音!茂みの草や小枝が激しく揺れ、熱くなった銃身に付着した雨粒が蒸発し水蒸気を発生させていた。
従業員用通用口の金属製のドアは、12.7㎜徹甲弾によって正に蜂の巣状に弾痕が増えていった。建物内は貫通した弾丸が彼方此方に跳ねまわっているはずだ。
射撃手はM2ブローニング重機関銃の発射音で、無線機の声が聞こえていなかった。
ダダダダダン!ダダダダダン!
『北側の窓から出て行っているぞ!!キャリバーは早く移動しろ!!危険だ‥‥‥』
北東側にいる仲間の声が無線機から聞こえた!
タパン!!
一発の甲高い銃声がすると、M2ブローニング重機関銃の咆哮は途端にしなくなった。
(バカ!スナイパーだ!クソッ!!)
田中はホテルのエントランスに到達し、直ぐに体勢を低くし壁沿いに南西に向かう。銃撃音はまだ止んでいない。
『キャリバー射手死亡!!班長!どうします?!指示をください!!班長!!』
田中は駐車場を見た。黒い服を着た男が倒れている。頭部の一部が弾け飛び、大量の血液が水溜まりに滲んでいた。
(くそっ!!班長!)
北西の客室の窓ガラスを割り、ホテルから出てきた敵がトラックに近付くのが見えた。
(あ、あれは子供‥‥‥くっ‥‥‥)
田中はアスファルトに出来た水溜まりに俯せに倒れ込み、ガリルのバイポッドを広げた。
照星と照門を合わせゆっくりと引き金に指を掛ける。
(誰でも良い!一発でも当ててやるんだ!!)
頭上で金属音が聞こえる。弾丸が上を通過し、身体の傍を弾丸が掠めていた。
田中はゴクリと喉を鳴らし、引き金を引いた。
タタン!タタン!タタン!タタン!
ガリルの小気味良い短連射音が響いた。
タパン!!
田中の頭部が後方に大きく動き、血飛沫と頭蓋骨の破片が飛んだ。
(あ、あれ‥‥‥目が見えない。頭が熱い‥‥‥。身体が‥‥‥あ、あぁ観覧車が…)
雨脚が強くなり、徐々に血液を薄めていく‥‥‥。
――――
「柳川3佐、脅威は排除しました」
遠山が敵の死体を確認して報告した。矢留と神崎は敵の武器とM2ブローニング重機関銃を回収しトラックに積み込んだ。
「了解した!他に異常は無いか?」
遠山は1トン半の荷台に乗り込んだ全員をぐるりと見回した。
「大丈夫か?怪我をした者はいるか?」
「羽犬塚3尉以外は、人員武器装備異常なし!!」
矢留2曹が答えた。
「了解した!移動するぞ!」
柳川3佐はトラックの助手席に乗り込むと、車両はUターンして国道に向かって行き、ゴルフコースから離れていった。
「基山、都市部‥‥‥日本はどうなっている?立花陸将と連絡が取れないんだ」
ハンドルを握る基山の顔は暗かった。柳川はそれを見て、なんとな状況が分かった気がした。
「今、日本は大混乱です。首相と防衛大臣は危機管理センターから指揮に当たられています。それ以外の閣僚や要人、Unknown One Task Forceは城山基地に移動しました。しかし、避難する国民に混乱が生じ、警察や自衛隊が総動員で対処しています。地方はまだ良いほうです。東京は深部にある地下鉄の大江戸線六本木や東中野、千代田線の国会議事堂前などの駅と、首都圏外郭放水路を非難拠点として開放していますが、ほとんど進んでいません。それで、全ての簡易シェルターの位置を公開し、自力で移動できる人達は各個移動するよう政府方針を切り替えています」
「予想通りだな。国民全員が避難するなど今まで誰も想定していなかった。ノウハウもへったくれも無い。避難時の犠牲者も織り込み済みだろう」
柳川は唇を噛み締めていた。高齢者や障害がある人の避難は優先されているだろうが、どこまで出来るか分からない。とにかく時間が無いのだ。たった2日では、自衛隊、警察、消防を総動員しても不可能だろう。
「それで、ディビジョンはどうなっている?Unknown One Task Forceから情報は入ってないのか?他国の状況は?」
「それが、予想より時間が無いかもしれません。全てのディビジョンが到達するまではまだ時間がありますが、最初のヤツはあと1、2時間で到達するらしいです。それが地球のどこへ行くのか‥‥‥。奴らが何をするのか‥‥‥。各国は見守るしかないようです」
基山の声は一トン半のエンジン音に掻き消されるくらい小さかった。上空の分厚い雲に押されるように、低空を飛行するUH-60JAとCH-47チヌークの編隊が通過するのが見えた。
「そうか‥‥‥。ならば、大溝君に掛けるしかないのだな‥‥‥。信じるしか‥‥‥」
基山は柳川の言葉に返す事が出来無かった。黙ってハンドルを操作し、アクセルを踏むしかなった――。
(早く出て来やがれ!俺が必ず撃ち抜いてやる!)
額から垂れる雨混じりの汗を手の甲で拭った。怖さは無い。ただ使命を完遂するだけでいい、それだけを考えていた。
ふと子供の頃の自分が頭に浮かんだ。両親が連れて行ってくれた遊園地。近づくに連れ木々の間から、観覧車やジェットコースターが見えると、心が躍ってフワフワとした感じがした‥‥‥。
(あぁ、あの時の感じだ‥‥‥。これから体験する事を想像してワクワクした時と同じ気持ち)
あの建物にいる人間を殺すだけで人類は救われる。1年前に田中が参加したセミナーで聞いた、荒唐無稽な事が実際に起きている。あの時の講師‥‥‥一緒に居る班長の言葉の通りに、遥遠い天体からディンギルが地球に向かっているのだ。
(本物の神の為に、自分が出来る事は凄く簡単な事。狙いを付けて引き金を引けばいい‥‥‥。子供だろうが、大人だろうが関係ない)
田中は他の仲間を見た。一人はカートを大きな木がある茂み中に隠し、M2ブローニング重機関銃の銃口は従業員通用口に向けている。もう一人は建物の北東側にいて、正面から少し離れた駐車場に隠れているはずだ。
9月に入ったばかりだが、標高1000mの軽井沢、雨のせいで体温は急激に低下していった。
何分くらい経っただろう。待っているだけだと気持ちが焦った。時間の経過と共に田中達が不利になる。
(早く動け!それともこっちから攻めるか?キャリバー50もある。負傷者と子供もいるんだ、敵は防戦になるはず‥‥‥)
雨音の隙間にエンジン音が聞こえた。
(ん?車両か?)
『班長、東側の国道から南に向かって軍用車両が接近中‥‥‥自衛隊の中型トラックです』
『了解!敵襲!!俺と田中でトラックを攻撃する。他の者はホテルを2方向から監視せよ!北東に一人、キャリバーは南西通用口だ!』
『了解!!』
「田中行くぞ!ついて来い!」
「はい!!」
2人は腰を低くして、ガリル自動小銃のキャリングハンドルを右手で持ち、トラックの方向へ走った。駐車場のアスファルトには大きな水溜まりが出来ているが構わず走る。バシャリバシャリと激しく水が跳ねた。
トラックが国道を右に曲がり、ホテル駐車場に向かった。田中の位置からは、トラックが木々の隙間を見え隠れしている。距離は約150m。班長が駐車場に停めてあった、送迎用マイクロバスに身を隠し射撃を開始した。
タタン!タタン!タタン!タタン!
反動で照準がぶれないように、2発ずつ短連射で撃つ。自動小銃はフルオートで撃つと銃口が跳ね上がり、2発目以降は照準がズレる。それに高速で連射される弾丸は、30発入っていても5秒くらいで弾倉は空になってしまう。フルオートで撃ちまくるのは、まさに無駄弾だ。
田中もすぐに近くに有った電柱を遮蔽物にして、膝撃ちの姿勢をとった。右膝を地面に付き、左膝の上に左肘を乗せて固定する。立射よりも安定し、身体の暴露が少なくて済む。
タタン!タタン!タタン!タタン!タタン!タタン!タタン!タタン!
中型トラックの外板や地面に当たった弾丸が火花を上げた。トラックは大きく左にハンドルを切ると、低木をなぎ倒しながら、2mほど下がった斜面を突っ切り細い砂利道に入った。
(チッ!)
タパン!タパン! タパン!タパン! タパン!タパン!
タパン!タパン! タパン!タパン! タパン!タパン!
タパン!タパン! タパン!タパン!
ホテルの方から射撃音が聞こえた。
(ん!ガリルじゃない!M4か!?)
『敵数名が建物外に移動し交戦中!』
『行け!行け!行け!撃ち殺せ!!』
班長の怒鳴る声が無線機から聞こえた。
田中はホテルの方へ駆け出した。班長も後ろから走ってくるのが見えた。
『南西側に攻撃を集中しろ!キャリバー早く移動して、トラックを狙え!!タイヤだ!タイヤを狙え!!』
班長は大声で指示を出す!
ダダダダダン!ダダダダダン!ダダダダダン!ダダダダダン!ダダダダダン!
M2ブローニング重機関銃の発射音!茂みの草や小枝が激しく揺れ、熱くなった銃身に付着した雨粒が蒸発し水蒸気を発生させていた。
従業員用通用口の金属製のドアは、12.7㎜徹甲弾によって正に蜂の巣状に弾痕が増えていった。建物内は貫通した弾丸が彼方此方に跳ねまわっているはずだ。
射撃手はM2ブローニング重機関銃の発射音で、無線機の声が聞こえていなかった。
ダダダダダン!ダダダダダン!
『北側の窓から出て行っているぞ!!キャリバーは早く移動しろ!!危険だ‥‥‥』
北東側にいる仲間の声が無線機から聞こえた!
タパン!!
一発の甲高い銃声がすると、M2ブローニング重機関銃の咆哮は途端にしなくなった。
(バカ!スナイパーだ!クソッ!!)
田中はホテルのエントランスに到達し、直ぐに体勢を低くし壁沿いに南西に向かう。銃撃音はまだ止んでいない。
『キャリバー射手死亡!!班長!どうします?!指示をください!!班長!!』
田中は駐車場を見た。黒い服を着た男が倒れている。頭部の一部が弾け飛び、大量の血液が水溜まりに滲んでいた。
(くそっ!!班長!)
北西の客室の窓ガラスを割り、ホテルから出てきた敵がトラックに近付くのが見えた。
(あ、あれは子供‥‥‥くっ‥‥‥)
田中はアスファルトに出来た水溜まりに俯せに倒れ込み、ガリルのバイポッドを広げた。
照星と照門を合わせゆっくりと引き金に指を掛ける。
(誰でも良い!一発でも当ててやるんだ!!)
頭上で金属音が聞こえる。弾丸が上を通過し、身体の傍を弾丸が掠めていた。
田中はゴクリと喉を鳴らし、引き金を引いた。
タタン!タタン!タタン!タタン!
ガリルの小気味良い短連射音が響いた。
タパン!!
田中の頭部が後方に大きく動き、血飛沫と頭蓋骨の破片が飛んだ。
(あ、あれ‥‥‥目が見えない。頭が熱い‥‥‥。身体が‥‥‥あ、あぁ観覧車が…)
雨脚が強くなり、徐々に血液を薄めていく‥‥‥。
――――
「柳川3佐、脅威は排除しました」
遠山が敵の死体を確認して報告した。矢留と神崎は敵の武器とM2ブローニング重機関銃を回収しトラックに積み込んだ。
「了解した!他に異常は無いか?」
遠山は1トン半の荷台に乗り込んだ全員をぐるりと見回した。
「大丈夫か?怪我をした者はいるか?」
「羽犬塚3尉以外は、人員武器装備異常なし!!」
矢留2曹が答えた。
「了解した!移動するぞ!」
柳川3佐はトラックの助手席に乗り込むと、車両はUターンして国道に向かって行き、ゴルフコースから離れていった。
「基山、都市部‥‥‥日本はどうなっている?立花陸将と連絡が取れないんだ」
ハンドルを握る基山の顔は暗かった。柳川はそれを見て、なんとな状況が分かった気がした。
「今、日本は大混乱です。首相と防衛大臣は危機管理センターから指揮に当たられています。それ以外の閣僚や要人、Unknown One Task Forceは城山基地に移動しました。しかし、避難する国民に混乱が生じ、警察や自衛隊が総動員で対処しています。地方はまだ良いほうです。東京は深部にある地下鉄の大江戸線六本木や東中野、千代田線の国会議事堂前などの駅と、首都圏外郭放水路を非難拠点として開放していますが、ほとんど進んでいません。それで、全ての簡易シェルターの位置を公開し、自力で移動できる人達は各個移動するよう政府方針を切り替えています」
「予想通りだな。国民全員が避難するなど今まで誰も想定していなかった。ノウハウもへったくれも無い。避難時の犠牲者も織り込み済みだろう」
柳川は唇を噛み締めていた。高齢者や障害がある人の避難は優先されているだろうが、どこまで出来るか分からない。とにかく時間が無いのだ。たった2日では、自衛隊、警察、消防を総動員しても不可能だろう。
「それで、ディビジョンはどうなっている?Unknown One Task Forceから情報は入ってないのか?他国の状況は?」
「それが、予想より時間が無いかもしれません。全てのディビジョンが到達するまではまだ時間がありますが、最初のヤツはあと1、2時間で到達するらしいです。それが地球のどこへ行くのか‥‥‥。奴らが何をするのか‥‥‥。各国は見守るしかないようです」
基山の声は一トン半のエンジン音に掻き消されるくらい小さかった。上空の分厚い雲に押されるように、低空を飛行するUH-60JAとCH-47チヌークの編隊が通過するのが見えた。
「そうか‥‥‥。ならば、大溝君に掛けるしかないのだな‥‥‥。信じるしか‥‥‥」
基山は柳川の言葉に返す事が出来無かった。黙ってハンドルを操作し、アクセルを踏むしかなった――。
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