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4章 俺はどうやら可哀想な人のようです。
16 魔族の登場
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導かれるように灯りの先へ行くと、先ほどまでの暗い森とは思えない明るい空間に出た。
そこでまた目を疑うような光景を見てしまう。
「んぁ、うおっ!ぐっ!」
「あ、あ、あ、ああああ!」
男女入り乱れる性的なR18な現場である。そこに性別の壁なんて無いかのような無秩序の世界が広がっていた。
「己の欲をさらけ出せ【カーズ】」
何者かの声がこの群衆の中から聞こえてきた。
胸の中が熱くなってくるが、それだけでそれ以上の感情は沸き上がってこなかった。
だが、今の呪文で考察するに目の前の彼らはこれが原因で狂っているのだろう。正常な目をしていない。
人間の三大欲求に性欲とある。
彼らの脱ぎ捨てられた装備品を見るに彼らは冒険者のようだ。冒険者はやはり性欲をもて余しているのだろうか。
少し疲れそうだが、俺の今の魔力量なら彼らの今の現状を解決することも叶うかもしれない。試しにやってみようと思う。
「【魔法解除】」
この現状が先ほどの声の魔法でなら、その魔法を返してやれば良い。消してしまえば良い。物は試しで魔法を発動すると彼らは一瞬動きを止めた。
まず始めに反応をしたのは女性であった。
「き、ききき、キャーーーーー!」
己の現状に下腹部を見て更に奇声を上げた。
「け、ケダモノ!てか、あんたたちなにしてんのよ!」
そう言いながら一人の女性が男の下腹部マジ殴り。
「ひぇっ」
俺は思わず股間を押さえてしまった。
そんな感じで女性が目を覚ましていくのと同時に男は女性に股間を追撃されて悶絶しながら目を覚ましていく。
その中で一人、こちらに敵視を向ける男が一人。剛胆な体つきをした全裸の男だ。
「やってくれんじゃねえの」
その男は人の皮膚から徐々に色を変えていき、紫へと変わっていく。見るからにやばそう。
「魔法を解除するとか、なにもんだ」
「魔族!?なんでこんなとこに!」
男の台詞に被せて冒険者の一人が叫んだ。そうか、彼は魔族なのか。しかし魔族ってなんだ。
「散々良い夢を見させてやったろ?少しは黙っとれ」
魔族が声を出すと彼らはまた、相手の術中にハマったようで昏睡状態へと陥り地面に倒れていった。
「見たところ魔法への耐性があるようだ。それだけじゃ、魔法を解除させる理屈にはならねぇよなぁ!?」
俺の視線は魔族の下腹部に集中する。
ちょ、全裸だよ。この人なにも気にしてないし、ちょ、ちょっと集中できなーい!
「あんだけの魔法を使ってへばってるようにも見えねえしよ。戦闘もそれなりに出来るんだろ?なあ、ちょい試合ろうぜ」
強制的に戦闘が始まった。
どうしよう、さっきの魔法で膨らんだ野性がこの男の前では無意味だったのだ。凄くムラムラする、だが向こうは戦闘開始を待ち構えている。
「もう、我慢の限界」
人の野生というものはときに侮れず、記憶も無くなるほどに高ぶったものは思いもよらないことをする。
「そうだ、彼を屈服させてからその後楽しもう。これは、言うなれば前戯。彼を気持ちよくさせるための前準備なのだ。そう、俺も楽しくなってきたよ!あんたの名前は?」
俺は手をいやらしく動かしながら魔族の名前を聞いた。
「やる気になってくれた見てぇだな!魔族のゼアルだ。その理性が外れた目、好みだぜ!」
「え、好み?ああ、どうしよう!もう押さえられない!!ああ!始めよう!今すぐに!」
戦闘、開始。
そこでまた目を疑うような光景を見てしまう。
「んぁ、うおっ!ぐっ!」
「あ、あ、あ、ああああ!」
男女入り乱れる性的なR18な現場である。そこに性別の壁なんて無いかのような無秩序の世界が広がっていた。
「己の欲をさらけ出せ【カーズ】」
何者かの声がこの群衆の中から聞こえてきた。
胸の中が熱くなってくるが、それだけでそれ以上の感情は沸き上がってこなかった。
だが、今の呪文で考察するに目の前の彼らはこれが原因で狂っているのだろう。正常な目をしていない。
人間の三大欲求に性欲とある。
彼らの脱ぎ捨てられた装備品を見るに彼らは冒険者のようだ。冒険者はやはり性欲をもて余しているのだろうか。
少し疲れそうだが、俺の今の魔力量なら彼らの今の現状を解決することも叶うかもしれない。試しにやってみようと思う。
「【魔法解除】」
この現状が先ほどの声の魔法でなら、その魔法を返してやれば良い。消してしまえば良い。物は試しで魔法を発動すると彼らは一瞬動きを止めた。
まず始めに反応をしたのは女性であった。
「き、ききき、キャーーーーー!」
己の現状に下腹部を見て更に奇声を上げた。
「け、ケダモノ!てか、あんたたちなにしてんのよ!」
そう言いながら一人の女性が男の下腹部マジ殴り。
「ひぇっ」
俺は思わず股間を押さえてしまった。
そんな感じで女性が目を覚ましていくのと同時に男は女性に股間を追撃されて悶絶しながら目を覚ましていく。
その中で一人、こちらに敵視を向ける男が一人。剛胆な体つきをした全裸の男だ。
「やってくれんじゃねえの」
その男は人の皮膚から徐々に色を変えていき、紫へと変わっていく。見るからにやばそう。
「魔法を解除するとか、なにもんだ」
「魔族!?なんでこんなとこに!」
男の台詞に被せて冒険者の一人が叫んだ。そうか、彼は魔族なのか。しかし魔族ってなんだ。
「散々良い夢を見させてやったろ?少しは黙っとれ」
魔族が声を出すと彼らはまた、相手の術中にハマったようで昏睡状態へと陥り地面に倒れていった。
「見たところ魔法への耐性があるようだ。それだけじゃ、魔法を解除させる理屈にはならねぇよなぁ!?」
俺の視線は魔族の下腹部に集中する。
ちょ、全裸だよ。この人なにも気にしてないし、ちょ、ちょっと集中できなーい!
「あんだけの魔法を使ってへばってるようにも見えねえしよ。戦闘もそれなりに出来るんだろ?なあ、ちょい試合ろうぜ」
強制的に戦闘が始まった。
どうしよう、さっきの魔法で膨らんだ野性がこの男の前では無意味だったのだ。凄くムラムラする、だが向こうは戦闘開始を待ち構えている。
「もう、我慢の限界」
人の野生というものはときに侮れず、記憶も無くなるほどに高ぶったものは思いもよらないことをする。
「そうだ、彼を屈服させてからその後楽しもう。これは、言うなれば前戯。彼を気持ちよくさせるための前準備なのだ。そう、俺も楽しくなってきたよ!あんたの名前は?」
俺は手をいやらしく動かしながら魔族の名前を聞いた。
「やる気になってくれた見てぇだな!魔族のゼアルだ。その理性が外れた目、好みだぜ!」
「え、好み?ああ、どうしよう!もう押さえられない!!ああ!始めよう!今すぐに!」
戦闘、開始。
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