187 / 366
7/6『華麗なる香辛料』
しおりを挟む
「オカワリ、タベル?」
「大丈夫です」
「ダイジョブ、ドッチ? イル? イラナイ?」
「あっ、いらない。もうお腹いっぱいです。ごちそうさま、ありがとう」
「ドイタシマシテ。ニホンジン、ミンナちょとしかたべないね」
「ナン美味しいんだけど、でかいんですよね」
「アー、ネ。ニホンノなん、デッカイヨネ」
「え、そうなんですか」
「ボクノクニデハ、コンナニオオキクナイ」
「へぇー」
「ニホンジン、ミンナなんスキヨネ」
「美味しいですからね」
「モイチマイタベル?」
「ううん? だいじょ……タベナイ。次来る時はもっとお腹ペコペコで来ます」
「ツギモキテクレルノー。アリガトネー」
お会計して、じゃあねーって言い合って店を出た。
本場のナンだと思って食べてたのに、まさか日本特有だったとは面白い。
気になって調べてみたら、本場のナンは高級品で、一般家庭ではあまり食べることがないらしい。ナンよりもチャパティという、薄いパンのようなものが主流だとか。
本格カレー店でよく見る【タンドール窯】も一般家庭にはないんだって。
そりゃそうか。日本だって、料理店で使うような本格的な調理器具なんて置いてないもんな。
今度あのお店に行ったら、チャパティでカレー食べてみよう。
さっきお腹パンパンになるまで食べたのに、カレーのことを考えたらちょっと食欲湧いてきちゃった。
カレーの魔力、おそるべし。
「大丈夫です」
「ダイジョブ、ドッチ? イル? イラナイ?」
「あっ、いらない。もうお腹いっぱいです。ごちそうさま、ありがとう」
「ドイタシマシテ。ニホンジン、ミンナちょとしかたべないね」
「ナン美味しいんだけど、でかいんですよね」
「アー、ネ。ニホンノなん、デッカイヨネ」
「え、そうなんですか」
「ボクノクニデハ、コンナニオオキクナイ」
「へぇー」
「ニホンジン、ミンナなんスキヨネ」
「美味しいですからね」
「モイチマイタベル?」
「ううん? だいじょ……タベナイ。次来る時はもっとお腹ペコペコで来ます」
「ツギモキテクレルノー。アリガトネー」
お会計して、じゃあねーって言い合って店を出た。
本場のナンだと思って食べてたのに、まさか日本特有だったとは面白い。
気になって調べてみたら、本場のナンは高級品で、一般家庭ではあまり食べることがないらしい。ナンよりもチャパティという、薄いパンのようなものが主流だとか。
本格カレー店でよく見る【タンドール窯】も一般家庭にはないんだって。
そりゃそうか。日本だって、料理店で使うような本格的な調理器具なんて置いてないもんな。
今度あのお店に行ったら、チャパティでカレー食べてみよう。
さっきお腹パンパンになるまで食べたのに、カレーのことを考えたらちょっと食欲湧いてきちゃった。
カレーの魔力、おそるべし。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
マインハールⅡ ――屈強男×しっかり者JKの歳の差ファンタジー恋愛物語
花閂
ライト文芸
天尊との別れから約一年。
高校生になったアキラは、天尊と過ごした日々は夢だったのではないかと思いつつ、現実感のない毎日を過ごしていた。
天尊との思い出をすべて忘れて生きようとした矢先、何者かに襲われる。
異界へと連れてこられたアキラは、恐るべき〝神代の邪竜〟の脅威を知ることになる。
――――神々が神々を呪う言葉と、誓約のはじまり。
【新作】読切超短編集 1分で読める!!!
Grisly
現代文学
⭐︎登録お願いします。
1分で読める!読切超短編小説
新作短編小説は全てこちらに投稿。
⭐︎登録忘れずに!コメントお待ちしております。
二階建て空中楼閣のF
鳥丸唯史(とりまるただし)
ライト文芸
扇ヶ谷家のモットー『日々精進』から逃げるようにして始まった大学生活。
住む部屋を探しに行きついたのは謎の不動産屋トウキョウスカイホーム。
おすすめ物件は空を飛んでいる家。
宇宙喫茶で働く宇宙人と、ギタリストの自称天使とシェアハウスだ。
大学では魔術愛好会の会長に恋をされ、空からは鳥人間が落ちてくる。
諦めたはずのベーシストの夢と共に翻弄されながら、俺は非日常生活を強いられ続けるしかないのか?
※約22万文字です。
※小説家になろうに改稿前のがあります。
※たまにコピペがミスったりやらかしてます。気がつき次第修正してます(感想受け付けていないせいで気づくのが遅い)
奇快雑集
衣谷 孝三
現代文学
これは、筆者が執筆練習のために思い付いた物語をポンポンと書き連ねた、節操のないショートショート作品集である。
恐らく黒歴史となることは間違い無いだろうが、書きたいのだから致し方ない。
無駄にしていい時間のある者は、是非ともこのアイデアの雑木林に足を踏み入れていただきたい。
藤堂正道と伊藤ほのかのおしゃべり
Keitetsu003
ライト文芸
このお話は「風紀委員 藤堂正道 -最愛の選択-」の番外編です。
藤堂正道と伊藤ほのか、その他風紀委員のちょっと役に立つかもしれないトレビア、雑談が展開されます。(ときには恋愛もあり)
*小説内に書かれている内容は作者の個人的意見です。諸説あるもの、勘違いしているものがあっても、ご容赦ください。
浮気したけど『ざまぁ』されなかった女の慟哭
Raccoon
恋愛
ある日夫——正樹が死んでしまった。
失意の中私——亜衣が見つけたのは一冊の黒い日記帳。
そこに書かれてあったのは私の罪。もう許されることのない罪。消えることのない罪。
この日記を最後まで読んだ時、私はどうなっているのだろうか。
浮気した妻が死んだ夫の10年分の日記読むお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる