【完結済み】異世界でもモテるって、僕すごいかも。

mamaマリナ

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みんなで撮影

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 カメラの生産体制が少しずつ整い、僕のところにもカメラが届いた。

「すごい カメラだぁ」

「しおんくん、魔写真ね。シモンさん悲しむから。」

「あっ ごめん、ごめん。ハル君。」

「しおんくん、モデルしてよ。」

「ミー君いいけど、どうすればいい?」

「そのままでいいよ。勝手に撮るから、自然体の写真撮りたい。」

「了解。変なところは、撮らないでね。」

「大丈夫だよ。」

 8人で撮ったり、ミー君やハル君が僕を撮ったり、風景や植物を撮ったりして、午前中を過ごした。




「ダグさん」

 カシャッ
  
「あっ、魔写真もう手に入れたの?」

「うん。」

「私も撮りたい。早く魔写真届かないかな。」

「少しずつ生産体制整っているからもうすぐだよ。」

「しおんくんも買ったんだね。」

「うん。耳環で儲かったお金で買ったよ。」

「しおんくんは、色々アイデアあってすごいね。」

「そうでもないよ。向こうの物とか考え方を真似してるだけだよ。」

「それでも、それを実行する行動力とかもすごいよ。」

「ありがとう、ダグさん。」 

「今日は、何を撮ったの?写真みたいなあ。」

「いいよ。」

「あっ、みんなで撮ったんだね。」

「うん。楽しかったよ。年齢違うけど、学校みたいで楽しい」

 こんなことにならなければ一緒に過ごすことなんてなかったと思う。日本に未練がない訳ではないけど、ここでも楽しく過ごすことが出来るって恵まれていると思う。

「温室の写真?」

「そうだよ」

「あの温室がこんなにきれいに見える」

「そうかなあ?僕にはこんな感じに優しい場所に感じるよ。」

「そうなの?」

「うん。ダグさんとの出会いの場所だから、僕にとってとても大切なところだよ。」

「うん。私にもとても大切な場所。あの場所で会わなかったら、たぶん、今、しおんくんの隣にいないと思う。」

「そう?僕は、きっとダグさんを見つけてたと思うよ。どんな形か分からないけど、絶対に偶然?必然?出会うと思う。」

「しおんくん、ありがとう。」

「ダグさん大好き。」

「私も大好き。」

「ダグさん、見て、これ。」

「すごいね、この空」

「そうでしょ。きれいな青空でこの前の旅行思い出したよ。」

「また行きたいね。」

「今度は、魔写真持ってね。」
 
「うん。」

「しおんくんが撮った写真も素敵だけど、しおんくんが写ってないからちょっと残念。」

「そうだね、自撮り機能はないからね。」

「ジドリ?」

「あっ何でもないよ。ダグさんの写真とってもいい?」

「えっ、私はなんて撮っても」

「恋人の写真欲しいし、部屋に飾りたいけどダメなの?」

「しおんくん、嬉しい。」

「今日は、いっぱい撮らせてね。」

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