【完結済み】異世界でもモテるって、僕すごいかも。

mamaマリナ

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旅行

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 今日は、4人で馬車で3時間かかる海辺の街に一泊二日の旅行。

「少し遠いけど、大丈夫?」

「大丈夫だよ、ダグさん。」

「もう少し行ったらお昼にしよ。美味しいんだよ。しおんくん。」

「ケリーさんのおすすめのお店?」

「そうそう。」

「魚は、好きか?」

「好きだよ、アレクさんは?」

「俺も好きだぞ。」

 なんて馬車で話しをしていると、途中の街、チグリに到着。

「ここは、海に近いから海産物がうまい。」

「あの青い屋根のお店」


チリーン

「はーい。あっケリーさん、久しぶりです。2階どうぞ。」

「ありがとう」

 



「うわーきれー」

「ここからの景色は、きれいだよね。海の向こうの街がみえるんだよ。」

「向こうに見える街が今日の目的の街、ミトンだよ」

「楽しみ」

「ここは、魚のソテーがおすすめだぞ」



「美味しいかった。ありがとう。」

「良かった。」

「じゃあ、また出発するか」

「うん。」

 

馬車のなか

僕「みんなは、旅行ってよく行くの?」
ケ「長い休みがあればたまにかな。チグリは、日帰り出来るから良くいくよ。」
ア「俺は、あまりいかないが、これから行くミトンは、昔から行ってたなあ。」
ダ「私もアレクと同じ感じだね。」
僕「そっか、僕は、旅行大好きで、家族と毎年行ってた。」
ダ「そうなんだね。」
僕「だから、旅行みんなと行けて嬉しいし楽しいよ。」
ア「ミトンは、リゾート地で、外からみても街のなかもきれいだぞ」
僕「楽しみだね。」
ケ「俺も楽しみだ。」


ケ「ほら、見えてきた。」 
僕「ほんとだ。」
ア「あの向こうの高いところが今日泊まるホテルだ。」
僕「あそこ?すごいおしゃれな感じ」
ダ「良かった。」
ア「ロビーからの眺めが最高だ。」
ケ「サンセットも良いんだよ。」
僕「楽しみ、なんかドキドキしてきた。」


 ホテルのロビーから下へと続く階段からは海がみえ、一枚の絵画や写真をみているようだった。
  
「きれー、キラキラきらめいて、海と空がずっと続いているね。」

「さぁ、部屋に行こう」 

「うん。」


僕「うわー、広い。きれい。海がすぐそこだよ、外に直接行ける。」
ダ「ゆっくりしようね」
ア「夕食は、少し早めだかいいか?
僕「うん。」
ケ「カメラが出来ていれば、良かった。」
ア「残念だが仕方ない。」
ダ「お茶にしようか。チグリでお菓子買っておいたんだ」
僕「ありがとう」



 外に出て、海辺で散歩したり、サンセットを眺めているうちに夕食の時間となった。

「素敵なレストランだね」 
「なんか緊張するよ」



「はあー幸せ、美味しい。」
「気に入ってくれてよかった。」


 三人が真剣な顔をして僕を見た。 

 「しおん」「しおんくん」「しおんくん」

「「「結婚しよう、ずっと一緒にいて下さい」」」


 「はい、僕で良ければ、よろしくお願いします。」

ダ「ありがとう。しおんくん」
ア「緊張した」
ケ「よかった」
ダ「しおんくん、これ3人から」

 小さな箱を渡された。なかには、ダイヤの指輪があった。

「えっなんで?これ知ってるの?」

ア「しおんの友達にな」
ケ「そうそう。」
ダ「これは、ジンさんに特別に頼んで作ってもらったの。」

「つけてもいい?」

「「「つけて」」」

「きれい。輝いてる。すごく嬉しい。ありがとう。」

ア「それにしても、ダイヤモンドがこんなにきれいなんて知らんかったわ」
ケ「ほんと」
ダ「カットの仕方で輝きが違うみたいで、お友達に聞いて作ってもらったんだよ。」
ア「へぇー」
ケ「あの色のない石がこんなになるんだね」

僕「みんな、ありがとう。」
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