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4人で外出1

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 ピロン 

「明日、時間あるか?」
 
 アレクさんからだ、何だろう。時間は、あるね。

「お疲れ様。大丈夫だよ。どうしたの?」

 ピロン

「良かった。明日、4人で外出するぞ。9時に迎えに行く。」

「了解です。楽しみ!」

 4人で外出なんて初めて。どこにいくのかなあ。久しぶりの外出だし楽しみ!


「おはよう、しおんくん」 

「ダグさん、おはよう。今日は、どこに行くのかなあ?知ってる?」

「知ってるけど、内緒。またあとでね」

「えー、内緒なの。」 

「ほら、馬車来たよ」

「しおんくん、おはよー」
 馬車の窓からケリーさんが挨拶してれた。

「おはよう、ケリーさん。」 

「おはよう、しおん」
 アレクさんがドアを開けてくれ、エスコートされ馬車に乗る。

「じゃあ行くか。よろしく」
 とケリーさんが御者さんに言った 

僕「どこに行くの?」
ア「土地を見に行く」
僕「土地?」
ケ「そう土地」
ダ「なんでか分かる?」
僕「わかんないよ」
ア「俺たち4人が住む家の土地」  
ダ「私たちとずっと一緒にいてくれるんだよね」
ケ「一緒に住もう」
僕「うん。一緒に住みたい」 
ア「ということで、土地を買って家を建てることにする」
ケ「だから、土地を見に行くの」
僕「わかったけど、高くないの?」
ダ「大丈夫だよ。」
ア「高給取りだぞ」
ケ「そうそう。」
ダ「それに、いつかは家建てるか借りないといけないしね、みんな。」
僕「なんで?」 
ア「言ってなかったか、俺たちは、みんな次男三男だから、家は、継げない。だから、いつかは、家を出るしかない。今は、宿舎に住んでるがな。」
ケ「そうそう、だから大丈夫。」
僕「了解」
ア「着くぞ。ここがそうだ。」
 馬車からみんなで降りてまわりをみた。 

ダ「ほんとだ近いね。」
ケ「王城にも街にも近くて意外と静か」
僕「便利そうだね。」
ア「いいだろ、ギリ、侯爵家の敷地内だ。」
僕「アレクさん侯爵なの?」
ア「そうだぞ、ダグラスとケリーは、伯爵だ。」
ダ「あれ?言ってなかったかな。」
ケ「そういえば」 
ア「まあ、そんな感じだ。次に行くぞ」
 
 また馬車に乗り二つ目の場所に向かった。

ダ「アレクがこの中で爵位が高いから、侯爵家の土地でってことになるんだ。」
ケ「まあ、爵位高くても土地が少なかったりすると、下の爵位の土地がある人になるが、長男次男でもかわるよ」
僕「そっかあ、まだまだ知らないことばかり。」
ア「次のところは、少し遠いけと、馬車で王城から30分、街には10分程度の場所だ。」
僕「通うのに大変じゃない?」
ケ「大丈夫だよ。普段は、愛馬だから。もっと早いしね。みんな。」
ダ「そうだよ、そこは、気にしなくても大丈夫。優しいね、しおんくん。」
ア「しおんが良いって場所でいいんだ」
ケ「しおん君がいいと思えないなら、俺たちの家の土地でもいいし。」
ダ「そう、大丈夫だから正直にね。」
僕「ありがとう。」
ア「あと少しで着くぞ、自然豊かで静かなところだ。」

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