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恋人候補3人と僕
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「みんなが知り合いじゃなければ、お互いに自己紹介してもらおうと思っていたけど、必要なさそう。でも、」
「何か心配事あるなら、言ってみて?」
ダグラスさんが優しく言ってくれたから、僕は、正直に自分の気持ちを話すことにした。
「知っていると思いますが、僕が住んでいた世界は、女性が存在しています。そして、夫婦は、一夫一妻で、世界をみても一妻多夫は、ホントに極僅かしかいないんです。だから、恋人が複数人いることもないし、そんな人は、軽蔑される行為なんです。だからと言ってみなさんを軽蔑することはないんですが、必要なことと頭では、理解していても、どことなく、悪いことをしている気がしてしまっていたんです。」
「ゆっくりでいいぞ」「そう。大丈夫だから」
アレクさんとケリーさんが言ってくれる。
「ありがとうございます。」
「今僕は、みなさんに惹かれていて、一緒にいると安心するし、穏やかな気持ちになって、一緒にいたいって思うんです。」
「でも、子どもを生むことが出来ないかもしれません。体は、生めるかもしれないけれど、生みたいって思えるかまだ、わからないんです。だから、だから・・・」
「だから、もし子どもを生まないってなっても大丈夫なのかを確認したいんです。」
「ありがとう、しおん君。正直に話してくれて」
ダグラスさんが優しく言ってくれた。
「正直な気持ちが知れてうれしいよ」
ケリーさんもとても優しく言ってくれた。
「しおん、ありがとう」
アレクさんも落ち着いた声で言ってくれた。
「子どもが欲しくないとは思わないし、言わないが、俺は、しおんと一緒にいたいって思ってる。だから、子どもはその時に考えたらいい。生まないなら生まないで構わない。しおんと生きていければそれでいい。」
アレクさんが真剣な顔で言った。
「俺もだよ。しおんくんと一緒に生きたいって気持ちが一番で、子どもは生んでも生まなくてもどちらでも大丈夫。しおんくんが好きなんだから。」
ケリーさんも言ってくれた。
「しおん君、私も二人と同じ考えだよ。しおん君だから好きなんだよ。子どもが生めるしおん君を好きになったんじゃなくて、しおん君だから好きなんだ。」
ダグラスさんも同じように言ってくれた。
「グスン、ぁありがとう」
気になっていたことだから、みんなの気持ちが嬉しくて、涙がポロポロ出て、止まらなかった。
「ヒック、言うの本当は、怖くて。ヒック、子ども生まないなら、ヒック、無理だって、ヒック、言われるかもって」
「ありえないよ。」「そんな最低なやつじゃないから」
「辛かったね、話してくれてありがとう。」
「グスン、ご ごめんなしゃい、好きって気持ち、グスン、信じられなくて。」
「謝らないで、しおん君たちは、子どもを生んで欲しいって言われていたんだもんね。」
「ほら、鼻かんで。」「泣いた顔もかわいいけど、しおんくんには、笑っていてほしいよ。」「鼻赤いぞ、どんなしおんもかわいいな」「うん。かわいい」
なかなか涙が止まらなかったけれど、みんなの必死な姿に少し笑顔になれた。
「みんなありがとう。あと少しだけ待っていてね。」
「何か心配事あるなら、言ってみて?」
ダグラスさんが優しく言ってくれたから、僕は、正直に自分の気持ちを話すことにした。
「知っていると思いますが、僕が住んでいた世界は、女性が存在しています。そして、夫婦は、一夫一妻で、世界をみても一妻多夫は、ホントに極僅かしかいないんです。だから、恋人が複数人いることもないし、そんな人は、軽蔑される行為なんです。だからと言ってみなさんを軽蔑することはないんですが、必要なことと頭では、理解していても、どことなく、悪いことをしている気がしてしまっていたんです。」
「ゆっくりでいいぞ」「そう。大丈夫だから」
アレクさんとケリーさんが言ってくれる。
「ありがとうございます。」
「今僕は、みなさんに惹かれていて、一緒にいると安心するし、穏やかな気持ちになって、一緒にいたいって思うんです。」
「でも、子どもを生むことが出来ないかもしれません。体は、生めるかもしれないけれど、生みたいって思えるかまだ、わからないんです。だから、だから・・・」
「だから、もし子どもを生まないってなっても大丈夫なのかを確認したいんです。」
「ありがとう、しおん君。正直に話してくれて」
ダグラスさんが優しく言ってくれた。
「正直な気持ちが知れてうれしいよ」
ケリーさんもとても優しく言ってくれた。
「しおん、ありがとう」
アレクさんも落ち着いた声で言ってくれた。
「子どもが欲しくないとは思わないし、言わないが、俺は、しおんと一緒にいたいって思ってる。だから、子どもはその時に考えたらいい。生まないなら生まないで構わない。しおんと生きていければそれでいい。」
アレクさんが真剣な顔で言った。
「俺もだよ。しおんくんと一緒に生きたいって気持ちが一番で、子どもは生んでも生まなくてもどちらでも大丈夫。しおんくんが好きなんだから。」
ケリーさんも言ってくれた。
「しおん君、私も二人と同じ考えだよ。しおん君だから好きなんだよ。子どもが生めるしおん君を好きになったんじゃなくて、しおん君だから好きなんだ。」
ダグラスさんも同じように言ってくれた。
「グスン、ぁありがとう」
気になっていたことだから、みんなの気持ちが嬉しくて、涙がポロポロ出て、止まらなかった。
「ヒック、言うの本当は、怖くて。ヒック、子ども生まないなら、ヒック、無理だって、ヒック、言われるかもって」
「ありえないよ。」「そんな最低なやつじゃないから」
「辛かったね、話してくれてありがとう。」
「グスン、ご ごめんなしゃい、好きって気持ち、グスン、信じられなくて。」
「謝らないで、しおん君たちは、子どもを生んで欲しいって言われていたんだもんね。」
「ほら、鼻かんで。」「泣いた顔もかわいいけど、しおんくんには、笑っていてほしいよ。」「鼻赤いぞ、どんなしおんもかわいいな」「うん。かわいい」
なかなか涙が止まらなかったけれど、みんなの必死な姿に少し笑顔になれた。
「みんなありがとう。あと少しだけ待っていてね。」
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