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耳環2
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「石は、こんな感じだ。」
ジンさんが石の見本を机に出して見せてくれた。
「黒と紫がいいんだけど。」
「黒ならオニキスとブラックオパールがおすすめだ」
「うーん。」
「俺は、ブラックオパールがいいと思う。角度によって光彩が変化して一つとして同じものがない。虹色がきれいな石だ。まあ、真っ黒ではないがな。」
「確かに、虹色でキラキラしてる。これにしようかなあ。でも、」
「黒い方がいいなら、ブラックオパールの中からマットな黒味が強いのを選べばいい。」
「うん。そうする。」
「次に紫だな。アメシストと紫翡翠とタンザナイトだな。」
「アメシストは、見たことある気がする。こっちのきれいだけど、青く見えるような紫?」
「タンザナイトだな、自然光とライトの下で色合いが変化する。」
「そうなんだ。」
「タンザナイトは、希少だからかなり高いぞ。」
「えっそんなの無理だよ。何で持ってきたの?」
「まあ、久しぶりに手に入ったから、自慢?あとは、もしかしたらと」
「無理です」
「分かってる。この紫翡翠は、この中で一番色が薄い、まあそれなりに貴重だ。」
「おすすめは?」
「アメシストだな。こちらは、紫翡翠より数があるし、赤紫から青紫、薄い紫と色々あるから気に入ったのが見つけやすい。」
「じゃあ、アメシストで。ねぇ、向こうでは、アメジストって言ってたような気がするんだけど、同じもの?」
「同じだ。まあ、どちらでも通じる。職人は、アメシストって言うかな」
「石選びするぞ。この中から好きなの選べ。ブラックオパールも高いが、本当に高いものは、普段使いの宝飾品には、あまり出回らない。
ここにあるのは、少しランクが低いのから中ぐらいのランクのやつだ。みんな同じ値段だが、石の大きさはちがう。」
「これ、すごく虹色きれいだけど、あまり、黒くない。これ高め?」
「そうだな、この中では、かなり小さいだろ」
「少しマットな感じで黒に虹色がちりばめられている石。でも、輝きがあるのは、ここら辺のやつだな。」
「たくさんある、決められない。」
「ピンと来たのが運命だ。」
「そっか、じゃあ、これらにする。これぐらいの大きさの石を3こぐらいつけられる?黒2つと紫1つ。」
「まあ、いけるだろう。次は、アメシストだ。これこそたくさんあるぞ。まずは、アメシストの中でもどの色にするかだ。」
「赤紫と青紫はなしで、薄過ぎず濃すぎずがいいんだけど。」
「これら辺りかな。」
「うん、いい感じ、えっと、これとこれとこれ」
「了解。」
「完成が楽しみだ。あっ金額は?」
「まぁ、かなり手間がかかるから、120万ドンだな」
「高いけど、仕方ないね。」
「だが、もう少し安くできる。交渉したい。このデザインをしおん様デザインとして売り出したい。デザイン料は、きちんと払う。売り上げの一部も。どうだろうか?」
「しおんプロデュースだね。いいね、それ。」
「ほんとか?」
「うん。あっちの世界でも服やコスメとかしてたし、やりたい。でも、このデザインは、使いたくない。だから、これと少し似た感じでもいい?」
「ありがとう。お願いします。デザイン料は、どれぐらいが妥当だろうか。あと、売り上げの一部は、どれ位の配分だろか。ローエル様に相談するか。試作の耳環が出来た時に、契約書を書くでどうか?もしデザイン料など気に入らないならそこでまた相談だ、」
「うん、いいよ。デザイン料とかわからないからローエルさんと相談してくれるなら嬉しい。」
「軽くないか?いいんだな。本気だぞ。」
「そうかなぁ?それで、金額は?」
「それもローエル様と色々込みで相談したいからあとでもいいか?120万ドンよりは、必ず安くなる。」
「オーケー」
「3日後までに試作品作ってくる。」
「そんなに早くて大丈夫?」
「こういう契約は、スピードが勝負だ。それに作るのが楽しみなんだ。じゃあ、ローエル様のところに行ってくる。」
「はーい、試作品楽しみにしてます!」
ジンさんが石の見本を机に出して見せてくれた。
「黒と紫がいいんだけど。」
「黒ならオニキスとブラックオパールがおすすめだ」
「うーん。」
「俺は、ブラックオパールがいいと思う。角度によって光彩が変化して一つとして同じものがない。虹色がきれいな石だ。まあ、真っ黒ではないがな。」
「確かに、虹色でキラキラしてる。これにしようかなあ。でも、」
「黒い方がいいなら、ブラックオパールの中からマットな黒味が強いのを選べばいい。」
「うん。そうする。」
「次に紫だな。アメシストと紫翡翠とタンザナイトだな。」
「アメシストは、見たことある気がする。こっちのきれいだけど、青く見えるような紫?」
「タンザナイトだな、自然光とライトの下で色合いが変化する。」
「そうなんだ。」
「タンザナイトは、希少だからかなり高いぞ。」
「えっそんなの無理だよ。何で持ってきたの?」
「まあ、久しぶりに手に入ったから、自慢?あとは、もしかしたらと」
「無理です」
「分かってる。この紫翡翠は、この中で一番色が薄い、まあそれなりに貴重だ。」
「おすすめは?」
「アメシストだな。こちらは、紫翡翠より数があるし、赤紫から青紫、薄い紫と色々あるから気に入ったのが見つけやすい。」
「じゃあ、アメシストで。ねぇ、向こうでは、アメジストって言ってたような気がするんだけど、同じもの?」
「同じだ。まあ、どちらでも通じる。職人は、アメシストって言うかな」
「石選びするぞ。この中から好きなの選べ。ブラックオパールも高いが、本当に高いものは、普段使いの宝飾品には、あまり出回らない。
ここにあるのは、少しランクが低いのから中ぐらいのランクのやつだ。みんな同じ値段だが、石の大きさはちがう。」
「これ、すごく虹色きれいだけど、あまり、黒くない。これ高め?」
「そうだな、この中では、かなり小さいだろ」
「少しマットな感じで黒に虹色がちりばめられている石。でも、輝きがあるのは、ここら辺のやつだな。」
「たくさんある、決められない。」
「ピンと来たのが運命だ。」
「そっか、じゃあ、これらにする。これぐらいの大きさの石を3こぐらいつけられる?黒2つと紫1つ。」
「まあ、いけるだろう。次は、アメシストだ。これこそたくさんあるぞ。まずは、アメシストの中でもどの色にするかだ。」
「赤紫と青紫はなしで、薄過ぎず濃すぎずがいいんだけど。」
「これら辺りかな。」
「うん、いい感じ、えっと、これとこれとこれ」
「了解。」
「完成が楽しみだ。あっ金額は?」
「まぁ、かなり手間がかかるから、120万ドンだな」
「高いけど、仕方ないね。」
「だが、もう少し安くできる。交渉したい。このデザインをしおん様デザインとして売り出したい。デザイン料は、きちんと払う。売り上げの一部も。どうだろうか?」
「しおんプロデュースだね。いいね、それ。」
「ほんとか?」
「うん。あっちの世界でも服やコスメとかしてたし、やりたい。でも、このデザインは、使いたくない。だから、これと少し似た感じでもいい?」
「ありがとう。お願いします。デザイン料は、どれぐらいが妥当だろうか。あと、売り上げの一部は、どれ位の配分だろか。ローエル様に相談するか。試作の耳環が出来た時に、契約書を書くでどうか?もしデザイン料など気に入らないならそこでまた相談だ、」
「うん、いいよ。デザイン料とかわからないからローエルさんと相談してくれるなら嬉しい。」
「軽くないか?いいんだな。本気だぞ。」
「そうかなぁ?それで、金額は?」
「それもローエル様と色々込みで相談したいからあとでもいいか?120万ドンよりは、必ず安くなる。」
「オーケー」
「3日後までに試作品作ってくる。」
「そんなに早くて大丈夫?」
「こういう契約は、スピードが勝負だ。それに作るのが楽しみなんだ。じゃあ、ローエル様のところに行ってくる。」
「はーい、試作品楽しみにしてます!」
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