【完結済み】異世界でもモテるって、僕すごいかも。

mamaマリナ

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恋人の印

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 たかし君は、ローエルさんに手紙を渡して、気持ちを伝えたみたい。結果は、OK。かなり、びっくりしていたし、年のこと気にしていたらしいけど、たかし君は、もともとおじさん好きだから、関係ないって力説して、何とかOK貰ったみたい。良かったね。  


「おはようございます。私事ですみませんが、たかし様、たかし君とお付き合いすることになりました。」
 
「やっとかあー」「おめでとう」「良かったね」
「「えっ、聞いてないけどー」」「良かったね」

「ありがとうございます」
「ありがとう」
 ローエルさんとたかし君が言った。

「えっと、そこで、みなさんにまだ、話していなかった、王国からの支援金と衣食住手当てについて説明します。」

「支援金ってなに?」「衣食住手当てって?」

「王国が孕み子様のために用意しているお金のことです。衣食住手当ては、今もそうですが、衣食住を保証するもので、ここを出る時から毎月50万ドン支払われます。」

「この国で生活してもらうためのお金ですから、恋人が出来た時や結婚の時に支度金として国から支払われます。もちろん、恋人を作らなくても結婚しなくても支援金は払われます。衣食住手当ても同じです。」

「お話するのが遅くなりすみません。支援金は、一人5000万ドンになります。ここを出て新たに住む時に一括で、お渡しする予定です。今回、たかし君と恋人になり恋人の印をプレゼントしたいから、働きたいと言われました。」
「しかし、働くことは、今のところ難しいと思い、支援金を使って頂きたいと思っています。」 

「でも、それは、自分のお金じゃないから、恋人にプレゼントするのに使うのは」 
 
「たかし君もそう言われました。そこで、恋人の印を贈るためのお金は、貸す形とします。返金不要ですが、気になるようでしたら、寄付として返してもらうと言うのは、いかがですか?国には、魔獣被害で家族を失くした方への寄付や災害場所などへの寄付などあります。」


「う~ん、まあそれならいいかなあ」
「そうだね」
「確かに今の状態では、働くの無理だろうし」

「では、そのようにしたいと思います。皆様が恋人の印を贈りたいときは、教えて下さい。」
 
「街に行ってつくるの?」 

「街に行ってもよろしいですし、職人を呼ぶことも出来ます。」

「街に行くと護衛がつくから、ばれるよね。」 
「うん。内緒で作って贈りたい」
「賛成」 
 
「では、呼ぶように手配しますので。」   


「たかし君、ローエルさんに内緒に出来なくて残念だね。」

「でも、色の配置とかは、見せないから。」

「そっか、もう作るの?」 

「うん。二人に渡したいって思う。後で職人さん呼んでもらうつもり。」
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