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「僕たちそういえばお金ないけど」
「本当だ、どうしよう」
「すっかり忘れてた」
「大丈夫ですよ。皆様には、王国から支援金が出ています。伝え忘れていました。支援金の説明は、また後日しますね。今回のレターセットは、国から買わせていただきます。お好きなものをたくさん選んで下さい。ペンなどもご自由に選んで下さい。」
「なんだか悪いよね」
「僕がわがまま言ったから余分なお金使わせてる」
「そんなことありません。恋に前向きになって頂いただけで喜ばしいことなので、気にしないで下さい。気になるようなら、買いしめてから選びますか?」
「やめて、選びます。」
ローエルさんに少し脅かされ、びっくりしたけど、すぐにきれいなレターセットに夢中になった。日本でも、ファンの方にお手紙もらっていたから、時間がある時に返事を書いてた。日本でもレターセットは、たくさん持っていて、密かに集めていたのだ。
「しおん君、これしおん君色だよ。」
「ほんどだ、薄紫」
「僕の色だ。薄紫は、やっぱり好き、これにする。」
「こっちもきれいなブルー」
「こっちは落ち着いた柄」
「迷うね」
「このペンもすごくキレイ。」
「色鉛筆もある」
「ガラスの羽ペン初めて見た」
「では、今まで良かったものすべて買いましょう。」
「「「すみません、ありがとうございます」」」
「少し疲れたと思うので、食事をして休憩しましょう。」
ローエルさんに案内してもらい、おしゃれなカフェに入った。
騎士さんたちも座るように促したが、今は、護衛のためと断られてしまった。職務に忠実な姿は、とても格好良く立ち姿に見とれてしまった。
「美味しい。このデザートのチョコレートケーキ最高。」
チョコ好きなハル君は、笑顔いっぱいで言っていた。僕のフルーツのケーキも美味しくてとても幸せな気分になった。
「では、帰りましょうか。」
帰りも馬車の中では、短い時間だってけれど、3人ともとても満足できたことをローエルさんに伝えた。
魔術棟に到着すると、また、ケリーさんが部屋までエスコートしてくれた。
「今日は、お疲れ様でした。これをどうぞ。フルーツがお好きなように見受けられたので。果物味のキャンディーです。」
ケリーさんがブルーのリボンがかわいい袋を渡してくれた。そして、
「今日買ったレターセットで返事が来ること待っている」
と耳元でそっと言われた。とても良い声で、さっきまでの雰囲気と違う声と様子にドキリとしながら、今日のお礼を伝え、部屋に入った。
「本当だ、どうしよう」
「すっかり忘れてた」
「大丈夫ですよ。皆様には、王国から支援金が出ています。伝え忘れていました。支援金の説明は、また後日しますね。今回のレターセットは、国から買わせていただきます。お好きなものをたくさん選んで下さい。ペンなどもご自由に選んで下さい。」
「なんだか悪いよね」
「僕がわがまま言ったから余分なお金使わせてる」
「そんなことありません。恋に前向きになって頂いただけで喜ばしいことなので、気にしないで下さい。気になるようなら、買いしめてから選びますか?」
「やめて、選びます。」
ローエルさんに少し脅かされ、びっくりしたけど、すぐにきれいなレターセットに夢中になった。日本でも、ファンの方にお手紙もらっていたから、時間がある時に返事を書いてた。日本でもレターセットは、たくさん持っていて、密かに集めていたのだ。
「しおん君、これしおん君色だよ。」
「ほんどだ、薄紫」
「僕の色だ。薄紫は、やっぱり好き、これにする。」
「こっちもきれいなブルー」
「こっちは落ち着いた柄」
「迷うね」
「このペンもすごくキレイ。」
「色鉛筆もある」
「ガラスの羽ペン初めて見た」
「では、今まで良かったものすべて買いましょう。」
「「「すみません、ありがとうございます」」」
「少し疲れたと思うので、食事をして休憩しましょう。」
ローエルさんに案内してもらい、おしゃれなカフェに入った。
騎士さんたちも座るように促したが、今は、護衛のためと断られてしまった。職務に忠実な姿は、とても格好良く立ち姿に見とれてしまった。
「美味しい。このデザートのチョコレートケーキ最高。」
チョコ好きなハル君は、笑顔いっぱいで言っていた。僕のフルーツのケーキも美味しくてとても幸せな気分になった。
「では、帰りましょうか。」
帰りも馬車の中では、短い時間だってけれど、3人ともとても満足できたことをローエルさんに伝えた。
魔術棟に到着すると、また、ケリーさんが部屋までエスコートしてくれた。
「今日は、お疲れ様でした。これをどうぞ。フルーツがお好きなように見受けられたので。果物味のキャンディーです。」
ケリーさんがブルーのリボンがかわいい袋を渡してくれた。そして、
「今日買ったレターセットで返事が来ること待っている」
と耳元でそっと言われた。とても良い声で、さっきまでの雰囲気と違う声と様子にドキリとしながら、今日のお礼を伝え、部屋に入った。
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