【完結済み】異世界でもモテるって、僕すごいかも。

mamaマリナ

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驚愕な事実

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 「おはようございます。今日もよろしくお願いします。」

 今日は、朝からシューベルさんの授業?説明だ。昨日の魔力は、楽しかったし、少し前向きなれた。今日は、どんなことを学べるか楽しみ。

 「今日は、この国の孕み子について説明していきます。孕み子が少ないと聞いていますよね。」

 うん。聞いてる。そのための召還拉致だよね。

 「実は、孕み子が少ないのは、特に貴族です。平民には、3割ほど妊娠出産可能な孕み子がいます。」

 えっ、いるの。じゃあ召還しなくても。

 「今、考えていることは、分かります。その孕み子たちに子どもを生んでもらえればと。しかし、平民は、貴族よりもっと多いのです。」

 「平民の孕み子を貴族に嫁がせると平民は、金持ちになりますが、結局、孕み子がいなくなるのです。」


 「話の途中にすみません。10%しか成人になれないときいたのですが?」
 しろうさん、さすがです。

 「はい、何故か貴族では、10%しか。平民は、30~40%成人になれます。これは、解明されていません。食べ物や環境は、貴族の方が良いはずなんですが。そして、何故か平民の方が孕み子が生まれる率が高いのです。
 貴族だけでなく平民の孕み子もとても大切にし、特別な法律さえあります。」

 召還よりそこ解明した方がよいと思うんですが?みんなだって、そう思う顔してるよ。
 魔法って便利だけど、やっぱり地道な調査や研究が必要だと思う。

 「そこまでみんな理解できたと思います。その特別な法律とは?」
 ヨースケさんの質問により、さらに驚愕な事実を知ることなる。

 「特別な法律とは、孕み子が生まれると、」

 「すみません、孕み子っていつ分かるのですか?」

 「孕み子は、生まれてすぐに分かります。眩い光に包まれて生まれてくるからです。」

 「では、続けます。孕み子が生まれると国から祝い金が贈られます。また、家の改修から、医師の往診までとあらゆることが手厚くされ、学業なども家庭で受けられるように不自由ない暮らしが出来る法律があります。」
 「そして、孕み子だからといって、政略結婚に使われることがないように、孕み子には、政略結婚が禁止されています。しかし、孕み子が望んでも生めない人間が断れば、そこは、さすがに無理です。自由恋愛、恋愛結婚のみです。まぁほぼありえませんが、離婚もごくごくたまにあります。」

 「かなり優遇されてる、恋愛結婚いいよね。」

 「はい。自由恋愛、恋愛結婚のため、孕み子は、5人まで結婚が出来ることが、法律で決まっています。実際に、5人と結婚する方が多いです。」


 「「「えっ、えーーー。」」」

 「何それ、聞いてないよ。5人までって。何それおかしいでしょ。」
 「それでか、どうりでおかしいと思った。」
 「うん。一妻多夫だから、ここまで絶滅しなかったのか。」
 「やられた、信じられない。そういうこと。」
 「先生、今日授業は、ここまでお願いします。今は、みんな無理です。」 



 「はい、最後に一つだけ聞いて下さい。皆さんに5人と結婚して欲しいとは、いいません。この国は、そうなんだと思ってもらえば、そういうことが可能だと知ってもらえればと思います。
 今日もありがとうございました。失礼します。」
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