【完結済み】異世界でもモテるって、僕すごいかも。

mamaマリナ

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異文化交流会1

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 食堂に着くと、魔術師さんや騎士さん、なぜか、文官さんが待っていて、すごく注目のまとで恥ずかしかった。
それに、格好が、昨日のまでの普通の服と違って、フォーマル衣装だから。

 5人とも紺か黒のフォーマルスーツでビシッと決めているのに、僕とミー君とハル君だけは、何故かシャツがヒラヒラなのだ。僕だけは、ネクタイもリボンだし、子どもだと思われているのかなあ。

 「似合うね、しおん君。」
 「白だったら、さらに天使か妖精になれたのに」
 
 「ミー君もハル君も似合うよ。ぼく子どもだと思われているのかなあ。リボンだし。僕もクロスタイが良かった。」

 「3人ともヒラヒラ似合うね、棒リボンいいじゃん。おれなんて、蝶ネクタイだぞ、七五三か」
 ゆう君が蝶ネクタイを嫌そうに触る。

 棒リボンと蝶ネクタイの選択なら、棒リボンかなあ?蝶ネクタイなら僕は、ホントに七五三になりそう。

 そんなこと話ながら、真ん中まで歩き、ルーエルさん進行で交流会の自己紹介が始まった。

「佐々木洋輔28歳です。ヨースケと呼んで下さい。」
「加藤四郎26歳です。しろうと呼んで下さい。」
「今井崇24歳です。たかしと呼んで下さい。」
「牧野優24歳です。ゆうって呼んで下さい。」
「三井淳24歳です。あっ君って呼んで下さい。」
「南健二22歳です。ミー君って呼んでくれるとうれしい です。」
「堂島春斗21歳です。ハル君って呼んでね。」
「西条紫音18歳です。しおんと呼んで下さい。」

 少し間があいてから、雄叫び声や拍手、ピューピューと指笛が聞こえた。なんだかノリは、日本のコンパみたい(笑)

 ランチバイキングの立食形式だから、みんなでさっそくお料理取りに行くと、騎士さん達がおすすめ教えてくれた。

 こちらの皆さんは、身長が高いから、見上げないと話さないので、少し首が痛いなぁと思いながら、話を聞いていると。さらに大きな騎士服の格好良い人が近づいてきて、椅子のある場所に案内してくれた。

「ありがとうございます。実は、皆さん大きくて、首が痛くなってきていたので。」

「いや、たいしたことはない。ずっと立ちっぱなしで疲れているのではと思い。」
「俺は、アレクシス。アレクと呼んでくれ。」

「ふふ、優しいんですね。アレクさん。」
 
「そうだよ、こんな感じで少し無愛想だけど、騎士団長だし。小動物には優しいし、ホントにいいやつだよ。」
「俺は、ルートリッヒ、副団長。ルートって呼んでね。」

「はい。ルートさん。友達思いなんですね。」

 二人とも座っても大きい。向こう側が二人で見えないぐらい。でも、とても良さそう人たちだ。
 幾つかの質問されたり、少しお話をしていると

「しおんくーん。しーおーんくーん。どこ?こっちきて、スイーツあるよ」

ハル君の大木な声が聞こえてきた。

「あっハル君。ここだよ。手見える。スイーツほんとうれしい。行く行く。」
「すみません、お話ありがとうございました。」
 ペコリと頭を下げて、バイキングの場所に戻る。  



「ほら、ケーキあるよ、美味しそうじゃない?チョコもいいかも。」
「どれ食べよう?ミー君は、食べた?」
「まだ、迷ってる。」
「さっきの騎士さん何だって?」
「ただ椅子に案内してくれたたけだよ。騎士団長さんと副団長さんだって。」
「ふーん。まぁいっか。」
「やっぱり要注意だね。」
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