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第二章 怪物殺しの古狩人
テニール・レザージャック
しおりを挟むレザージャック家は盛んな町の片隅で、皮のなめし業を営んでいた。
レザージャック印の革はとても評判が良く、みんなが会うたびにお礼を言ってくれるものだから、幼き日のテニールは両親の仕事に強い誇りを感じていた。
兄が2人、妹が2人、それと牛と馬が一頭ずつ。
ゆったりと時間が流れるなか、平和な暮らしがいつまでもつづく。
自分も立派な革職人になって、この町でずっと暮らしていくのだろう──テニールは幼いながら漠然とそんなことを考えていた。
ある日、吸血鬼が町を襲った。
すべてが失われた。
破壊された家屋の中でテニールが生き残った。
家族の血と肉と臓物が、気絶したテニールの匂いを覆い隠したおかげで、幸運にも彼は生き延びたのである。
あるいは幸運などではなかったのかもしれない。
誇りを踏みにじられ、兄も、妹も、母も父も、それまでの人生の全正義が、失われた世界に、彼は取り残されてしまったのだから。
地獄のなか、彼は鬼となった。
鬼は剣を手にいれた。
両親の作った誇りを決して忘れないよう、革の外套に身を包み、滅んだ町をひとり旅立ち、闇のなかへ身を投じた。
長い夜だった。10年以上を深い森や、洞窟、はたまた遺跡などでひとりですごした。ひたすらに練りあげた。実践だけが彼に本当に怪物を殺す方法を教え続けた。
20歳になったテニールは狩人協会の門を叩いた。
当時の彼は獣そのものであった。
この時点で、彼はすでに並みの狩人ではどうにもならないほどの強さを持っていた。
正規の訓練を積んで、狩人学校を成績優秀で卒業した者たちからは「泥臭い戦い方」「人間の誇りはないのか」「そんなの狩人じゃない」そう揶揄されていた。
だが、テニールは気にしなかった。
温室育ちのガキに構っている暇などなかった。
やがて、テニールが過酷な戦いから編み出した闘争術は狩人協会に正式採用され、今日では『狩人流剣術』として積極的に狩人学校で教育がなされている。
確認戦果にて1,024体の吸血鬼を滅殺し、『血脈の断絶者』として敵にも味方にも恐れられた男は、こうして生まれたのだ。
その圧倒的な戦いぶりは、それまで700年間数の減っていない絶滅指導者でさえ、確実に滅ぼすことができる。と、確信的な希望を同僚の狩人たちに抱かせた。
だが、絶滅指導者は現れなかった。
一度としてテニールの前に現れなかった。
同僚全員のまえに姿を表し、圧倒的な暴力で、皆をなぶり殺しておきながら、テニールの前だけには決して現れなかったのだ。
35歳~40歳がテニールのピークであった。
5年間で600体以上の吸血鬼を滅ぼした。
テニールは絶滅指導者をおびきだすために何でもした。
どんな汚い手段でも使った。
極めて非人道的な方法で吸血鬼たちを追い詰めた。
だが、絶滅指導者は現れなかった。
50歳になってからのテニールはどこか燃え尽きてしまった。
年齢の問題もあり、パフォーマンスを維持するのが難しくなってきた。
「テニールさん、本当にお疲れ様でした」
60歳の時ついに引退した。
もう全盛期の面影もないほどに衰えてしまったからだ。
しかし、毎朝の1,000本の素振りだけはやめなかった。
自分でも理由はわかっていなかった。
続けろ、と魂がささやいていたからかもしれない。
引退後のテニールは、剣術指南役としてさまざまな土地を渡り歩いた。
人類保存ギルド:狩人協会は、伝説的な狩人であるテニールの元へ、たくさんの才能ある若者を送りこみ、立派な狩人に育てさせた。
テニールは巣立った弟子たちのために、自らが作成した革で装束をつくり贈った。
100人以上弟子を送り出した。
だが、現在でも生きている者はわずかに1名だけだ。
狩人という生き方が過酷なこともある。
だが、それ以上にテニールの良質な革製装束を身にまとった狩人たちが、絶滅指導者たちに積極的に命を狙われてしまうことが原因であった。
その事実を知ってなお、弟子たちはテニールの装束を手放さなかった。
自分たちが第二の『血脈の断絶者』になるのだと、吸血鬼と果敢に戦った。
しかし、誰もそうはなれなかった。
80歳になった頃、テニールは狩人後継者育成から手を引かされた。
「私から生きる意味さえ奪う気なのかい? 私には怪物を殺す術しか残せるものがないのに」
「わかってください。やつらはまだあなたへの恨みを忘れていないんです。筆頭狩人『血脈の断絶者』は奴らの中で決して色褪せない恐怖なんです」
103歳になった時、テニールはバンザイデス駐屯地へ足を運んだ。
「ほう、確かに筋がいいねぇ」
魔法王国狩人協会の推薦で、実に20年以上ぶりに狩人候補の弟子を取ることになったのだ。
名はアンナ・エースカロリ。
狩人の家系エースカロリの期待の末裔だった。
それから、ほどなくして弟子だったエヴァリーン・アルドレアから手紙が届いた。
『お元気ですかテニール先生 実はうちの息子が人類史上最高の天才なんです』
「どう思う、アンナ」
「ただの親バカですね」
「私もそう思うねぇ。エヴァリーンは少々おてんばな子だったと記憶しているしねぇ」
それから、件の天才(笑)がバンザイデスへやってきた。
最初に出会った時の印象は「頭が良さそうだ」であった。
どこか達観したような眼差しをしていて、とても10歳の子供には見えない。
最初に打ち合った時、テニールは一刀のもとに斬り伏せるつもりだった。
だが、テニールの意志を先んじて砕くようなフェイントに思わずガードしていた。
反撃しなければ次が来る。
テニールは己の戦闘勘のままに、うっかり膝蹴りで反撃してしまった。
10歳の子供相手に、歴戦の古狩人が取る行動としてはあまりにも大人気ないものであった。
テニールは血が湧くのを感じた。
間違いない。アーカムは天才だ。
しばらく観察していると、アーカムの物覚えが良すぎることが気になった。
「超直感、そう名付けようかねぇ」
アーカムの特異な才能はそう名付けられた。
「さあ、レイズだ。勝負するのかいしないのかい?」
「します。あ、勝った。対戦ありがとうございました」
「なにを言っているんだい。まだまだこれからさ」
テニールはポーカーに自信があったが、アーカムにだけは勝った試しがない。
ほかにもたくさんギャンブルをした。
すべてはアーカムの超直感を鍛えるためであった。
アーカムが13歳になった頃、テニールは彼の超直感が神の領域に到達したと確信した。
「さあ、仕上げだアーカム。コインの裏と表、当てたら1,000マニーあげよう。正解したら、もう一回チャンスもあげよう。100回連続で達成したら君の超直感は完成したと判断できるだろう」
結果、テニールは200,000マニーを失うことになった。
もう一度言おう──アーカムの直勘は神の領域にあると。
テニールにとって現在の弟子たちを一人前にすることが、最後の大仕事であることは何となくわかっていた。
エースカロリの秘術を持つ体質にして、100年に1人の剣の天才アンナ。
超直感と極大の剣気圧を使いこなし、無詠唱魔術を行使できる万能の大天才アーカム。
テニールは燃え尽きた心を再び激しく燃やし、2人の大天才に己の全てを託した。
「でも、皮肉なものだよねぇ……すべての役目を終えたと思ったのに、最後の最後、劇場の終幕の後に、ひょっこりと絶滅指導者が現れてしまうんだからねぇ」
この時のため、今この瞬間のために、私はきっと素振りをやめなかったのだろう。
吸血鬼を殺し続けた肉体は知っていた。
いつかこの日が来ることを。
テニールはそう確信する。
剣気圧を最大展開し、己が最速の踏み込みで絶滅指導者に肉薄する。
高速の斬り上げ。
吸血鬼の硬質化した腕が受け止める。
「緩慢《かんまん》な剣だ」
速さで勝負できるとは思っていない。
片腕を剣で受け止めさせれば十分だ。
テニールは何の未練もなく銀の剣を手放すした。
くるりっと身を翻し、全体重を乗せた回し蹴りで絶滅指導者を吹っ飛ばした。
銀の剣を拾い追いかける。
「こそばゆい」
絶滅指導者は三角帽子を放り捨てた。
蒼い髪、白い肌、夜に輝く紅瞳があらわになる。
見た目は若い青年だ。
だが、中身はおそらく1,800年以上の時を生きる真実にして最強の怪物だ。
「その装束は誰のものだい、絶滅指導者」
「私自身のものさ」
「なに?」
銀の剣と硬質な血の甲殻が激しくぶつかりあう。
火花が散るたびに、砕けた鎧圧が雪にきらめく。
──吸血鬼の前腕が宙を舞う。
「?」
絶滅指導者は目を見開いた。
いつ斬られた? なぜ斬れる?
「おかしいな。硬質化していたつもりだが」
「さあ、どういうトリックだろうねぇ」
狩人が頼れるのは銀の剣一本のみ。
吸血鬼は鋼より硬い怪腕が二本。
パワーは言わずもがな、スピード、スタミナ、耐久力、武器にいたるまで、テニールが勝っているところはなにひとつとしてない。
それでもテニールは厄災へ大きな傷を負わせた。
「なぜだ」
絶滅指導者は思う。
古狩人の速度には反応できている。
だが、ときおり遅い斬撃が混じっている。
無駄にガードで構えてしまう時間がある。
そういう斬撃は威力も高い。
「私を倒そうと言うのか──面白い」
再び絶滅指導者の右腕が斬りとばされる。
仕組みは血の魔術発動の瞬間にあった。
硬質化が発動される刹那の時間、吸血鬼の皮膚と筋肉は魔力を伝達させるために細胞が開く。
その瞬間こそ、実は最高に柔らかい。
筋肉が力を発揮する際、力み緊張するまえに、最も柔らかい弛緩の瞬間がおとずれるように、吸血鬼本人たちですら認識できない隙がそこには存在するのだ。
あまりにも神業。
熟達という言葉でさえ侮りにつながる。
一種の狂気だけがたどり着ける対吸血鬼戦闘の結論であった。
「老いてなおこの練度。感服する」
「感服するより、さっさと死んでくれないかねぇ」
最高位の吸血鬼である絶滅指導者の再生能力の高さは、おおむねテニールの予想通りであった。
これは嬉しい予想通り。
予想通りなことがもうひとつある。
それは、衰えだ。
これは嬉しくない予想通り。
実はテニールはすでに、乱れ尽きかける呼吸を整えて、律するので精一杯であった。
本来、60歳まで生きて引退できる狩人は100人に1人だ。
引退後、吸血鬼を倒せる狩人は100人に1人だ。
引退から50年経って剣をまともにふれる狩人はいない。
怪物と戦うなど──ましてや絶滅指導者と戦おうなど、あまりにも無謀だ。
立って、剣を振る。
それだけで奇跡のような年齢の古老なのだ。
「はぐぅッ!!」
「軽いぞ。どうした血脈の断絶者」
一撃一撃の重さに体中が悲鳴をあげる。
つくづく若いころのようにはいかない。
テニールは体からぬけ落ちていく気力を必死にかき集める。
揺れて乱れる視点で怪物を見据え続ける。
全身全霊をこめて一振り一振りを敵へと命中させていく。
「老いても動くものだな、伝説の狩人」
おしゃべりな怪物への返答は渾身の一太刀だ。
たやすく弾かれる。足りない。力は漏れていく。剣に冴えがない。
「人間の寿命はとうに迎えていると思っていたが、剣気圧のおかげで健康長寿というわけか」
深く踏み込む。
大上段から一撃を加える。
吸血鬼の片腕で止められる。
すぐに反対の拳が飛んでくる。
即座に剣をもどし、斬撃で叩き落とす。
浅く拳を斬り裂く。
が、そんなものすぐに再生される。
吸血鬼は次第に鈍くなっていくテニールを見て、薄い笑みをうかべる。
「もう頑張るな。わかっているだろう。お前ではもうこの人類絶滅の指導者・第七席次クトゥを倒すことは敵わない」
絶滅指導者──クトゥは腕あげ、振りおろす、
かろうじて見える極細の赫糸が、町の区間を真っ二つにぶった斬った。
紙一重で回避したテニール。
背後をかえり見て、目をおおきく見開き、愕然とした。
300mに渡って破壊された町並みが広がっていたからだ。
人々の悲鳴と倒壊の音が、遠くからでも聞こえてくる。
これが絶滅指導者の赫糸。
まさしく人類を滅ぼす指揮にふさわしいひとふりである。
テニールは一気にクトゥに迫る。
銀の剣を力強くふる。
同時に、鎧圧の塊を叩きつけた。
大きくスタミナを消費する技だ。
クトゥはつまらなそうに目を細めた。
死に急いだ老いぼれの、最後のあがきだと思ったのだ。
が、不思議なことが起こった。
クトゥはテニールを見失ってしまったのだ。
目の前にいたはずなのに。
瞬間、怪物の背中を銀の刃が貫いた。
まっすぐに心臓を貫通している。
「な、ん、だと?」
剣気圧の圧縮は、テニールがアーカムを見ていて思いついた技だった。
老いてなお向上を諦めなかった古狩人は、弟子の特異な剣気圧にヒントをもらい、自分にもマネできないか試していたのだ。
結果として完全な模倣はできなかったが、似たようなことができるとわかった。
チャンスは一瞬だ。
ごく短い時間でなら、現役時代と同じだけの身体強化を行える。
かつてのような動きが、わずかにできるとわかったのである。
とはいえ、一度使えば、それだけで全身の疲労はピークに達してしまう。
使えば勝負を決めなくてはならない。
危険な諸刃の剣ではあった。
「心臓は破壊した。おしまいだ、絶滅指導者」
「……。残念だが、それじゃあダメなんだ。テニール・レザージャック」
「っ」
クトゥは何事もなかったかのように銀の剣からするりと抜けた。
心臓を刺したのに死なないだと?
クトゥは拳をくりだす。
テニールは慌てて弾き返す。
赫糸が家屋を持ちあげた。
巨人なハンマーのごとく叩きつけられる。
テニールは避けきれない。
瓦礫が破片が脇腹に刺さった。
土煙の向こうから続くクトゥの拳、
テニールはこれも反応できなかった。
腹を打たれる。
臓器のいくつかが破壊された。
大量に吐血し、しわだらけの顔が苦悶にそまる。
古狩人は大きく吹き飛ばされ、雪のうえに転がった。
「かつて同胞を絶滅寸前まで追いつめた伝説の狩人といえど、やはり人間にすぎない。老いてしまえば、なんということもないな」
クトゥはつまらなそうに言って、剣をひろいあげトドメを刺そうとする。
瞬間、銀の刃がクトゥの首へせまる。
硬質化した肌が剣をはじいた。
クトゥは新たなる敵の襲来を察知して数歩あとずさった。
代わりにテニールのそばに立ったのは梅色の髪の少女だった。
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