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第二章 現界の超能力者
第27話 騎士 対 狩人候補
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ーーレフリ・カワサキ視点ーー
ー
俺の名はレフリ・カワサキ。
今は相棒のエイダムとちょっとした小銭稼ぎをしているところだ。
この稼業もすっかり慣れたもんだ。
「挑戦者はいないのかー!」
うーん、12連戦して全部エイダムが勝っちまったせいで、野次馬どものノリが悪くなってんな。
流石にやりすぎたかもしれねぇ。
「なんということだー! クルクマの町の男には腰抜けしかいないということかっ!?」
「なんだとてめぇ!」
「調子乗ってんじゃねーぞ!この野郎!」
いいぞ、単細胞の田舎者たちは扱いやすい。
ちょっと煽ればすぐに熱くなる。
こいつらならまだまだ搾り取れそうだな。
「コレでも勝負を挑めない! クルクマの町には口だけの男が多いようだァ!」
「てめぇ! いい加減にしやがれ!」
「殺されてぇのか!?」
はは、お前らなんか怖くねえんだよ。
こっちは圧を使える現役の騎士様だぜ?
腕っぷしに頼ろうってんならはなからお前らに勝ち目はねぇ。
「どうした! クルクマ! 挑戦者いないのかぁッ!?」
うまく刺激できてるが、挑んではこない。
「あーあ! この根性なしの短小どもじゃ嫁に逃げられるのも時間の問題だぁあ!」
「パルルはそんな女じゃない!」
「今、トリスタの事は関係ねぇだろ!」
「やめてやれ! こいつ今朝逃げられたばっかなんだぞ!」
ガチで家庭の危機の奴がいるじゃねぇか。
やめろよ、俺はそこまで傷をえぐるつもりはなかったんだから。
チッ、それにしても……全然乗ってこねぇ。
仕方ねえな、ここの奴らなら負ける事は万が一にもありえなねぇ……レートを上げるか。
「金貨3枚! 勝ったら金貨3枚にレートを上げるぞ! 挑戦料は銀貨1枚のままで! 賞金だけ上がったァ!」
「おい、金貨3枚だってよ、お前いけよ!」
「馬鹿野郎! てめぇこそいってこいや! お前今月やばくて嫁に愛想つかされそうっていってたじゃねーかっ!」
「うるせぇ! てめぇはここで箔付けてエヴァリーンにアタックしてこい!」
「人妻に手出してどうすんだ! ぶっ殺されるぞ!」
へへ、これなら挑戦者が来るのも時間の問題だな。
そこのたこ野郎か?
それともそっちの〇ンコ野郎か?
誰でも良い!
エイダムならこんな田舎者どもには絶対に負けねぇ!
「さあ! 挑戦者はどいつだ!?」
「おーれだ! 俺だ! 俺だッ!」
よし来たぁぁぁ!
さぁ賞金に釣られたカモ野朗はどいつだ!!
「俺が挑戦する!」
え?
目の前で手をピンと伸ばしたガキを見下ろす。
このガキは自分が何を言ってるのかわかっているのだろうか?
俺は呆れて言葉が出なかった。
「俺が挑戦する」
「それは聞こえてるわ!」
クソガキが冷やかしに来やがった。
「おい、ガキ。怪我したくなかったら、ふざけてないでささっと消えろ。商売の邪魔だ」
「おいおい待てよ、だから挑戦するって言ってんだろ」
「あ? てめぇ、それマジで言ってんのか?」
「あぁ本気だよ」
「……金は?」
「金はないからコレを担保にやらせてくれ」
「てめぇ、そんなナマクラで、って、おい、コレッ!?」
おいおいまじか!
この短剣「魔力武器」じゃねぇかよ! おい!
うっひゃひゃひゃッ、こりゃいいカモだぜ!
モノの価値がわからないガキがこんなもん持ち歩きやがって!
「うひッ、あぁなるほど、いいぜ! お前の挑戦受けてやろうじゃねーか! 負けてもやっぱ無しってのは、なしだからな?」
「あぉわかってるよ、面倒くさいな。早くやらせてくれよ」
「ムカつくガキだが、まぁいい。おい、名前を教えろ。挑戦者として称えてやるよ、へへ」
挑戦者の名前はバトルの前に必ず聞くようにしているんだ。
この興行は名前を発表した方が盛り上がるからな。
「上と下、両方の方がいいか?」
「両方だ」
「アーカム・アルドレア」
「よし、それじゃアーカム・アルドレアくん健闘を祈る! へへ!」
これで逃げ道は奪った! 完全にもらったぜ!
まさか、こんな品質の良い魔力武器がタダで手に入るなんて、人生わからねぇもんだな!
「挑戦者はぁあああ! クルクマのガキ大将! アーカム・アルドレアくんだぁぁあああ!」
「おい! コラ! ダセェ二つ名付けんじゃーー」
「おいおい、やめとけよ坊主!」
「ガキが勝てる相手じゃねぇよ!」
「おいテメェ! 子供からも搾取する気かッ!」
「うっひゃひゃ、なんと言おうと挑んできたのはそのガキだ! 俺たちに非はねぇーよ!」
俺の言葉は正論だ。
さぁエイダム、この態度のでかいガキを黙らして一杯やろうぜ。
「それじゃ、両者構えて!」
「ぅっ……!」
「くっ……ッ!」
へへ、こうやって掛け声をかけるだけで場が静かになるんだから、面白しれぇもんだよなぁっ!
結局、テメエらもそのガキを本気で心配してるわけじゃねぇってことだ!
「よしいくぞォォ!?」
それじゃな、アーカムくん。
良い剣をありがとよ。
「ファイッッッ!」
ー
ーーアーカム視点ーー
ー
「ファイッッッ!」
レフリーっぽい男が試合開始の合図を下した。
同時にレザー流柔術の基本の構え「柔受の構え」を取る。
「ふむ」
なかなか堂に入った「ファイッ!」だったな。
こいつやはり相当な回数「ファイッ!」してきたな?
益体のない事を考えながら金髪マッチョへ視線を向ける。
なかなか良い剣気圧だ。
筋肉の厚みもやへぇ事になってる。
あの三角筋……肩に小っちゃい重機でも乗せてんのだろうか。
「……ほう」
それに見た目の暴力性の割に全然動こうとしない。
圧の差に気づかれたのかもしれない。
できる範囲で「剣気圧」を抑えてたからそんな事はないと願いたいが、俺の圧の調整はまだ未熟な部分がある。
剣気圧の出力を完全に誤魔化すのは難しいのだ。
「おら! どうした! 騎士様よォ!? 子供相手にビビってんのか!」
「見ろよアイツ! さっきまで余裕の顔だったくせに、今にも小便ちびりそうな顔してやがるぜッ!」
硬直した戦いの場。
声を聞く限り会場は完全にこちらの味方だ。
「……ふむ」
観客に煽られても騎士は険しい表情のまま動かない……相当に慎重な男らしい。
「強いな……坊主」
金髪騎士が油断なく構えながら、話しかけてきた。
「強いですよ、僕」
謙遜せずに答える。
やはり剣気圧が俺の方が高いことに気が付いているようだ。だから迂闊に近づいてこないのだろう。
司会気取りの騎士より観察眼が優れている。
だが、こうも動かないと少々困ってしまう。
後手を踏んだ場合での試したい技があったのだが……ちょっと無理かもしれない。
仕方なく|柔受の構えを解きこちらから攻める事にした。
しかし、その瞬間ーー、
「ッ、ここドゥゥアアッ!!」
「ッ!?」
金髪マッチョの居た地面の雪が吹き飛び、その下の石畳すらも爆発するように弾けとんだ。
巨大な筋肉の塊が一瞬で肉薄する。
「縮地」だ。
柔受の構えを解いた瞬間来やがった。
構えが受け技につながると見抜いていたんだろう。
コイツ騎士のくせに武術の心得もあるようだ。
5メートルはあった間合いが一瞬でゼロになる。
騎士のぶっとい腕が引き絞られるのが見える。
殺人ストレートの準備が整ったか。
なんて速さだ。
行動を起こすまで、まるで意気がわからなかった。
素晴らしいタイミングに、意を消して挙動を感じさせない技術。
このエイダムとかいう騎士相当やってやがる。
強い、あんた強ぇえよ。
自信も経験もたくさんある。
だからこんなガキ相手でも油断せず、その殺人ストレートで瞬間KO、即勝利って寸法なのだろう?
だが、悪いけどーー、
”そうはならねぇんだよ、コレが”
見せてやろう、レザー流の奥義をーー。
「アァッ!」
緊迫するエイダムの肉砲。
暴走筋肉から放たれる致命の一撃はもう目の前だ。
観客皆がけたたましく吠えるのが、研ぎ澄まされた感覚によって重音にゆっくりと聞こえる。
「すぅ……っ」
極限の集中力。
俺は長く息を吐き金髪マッチョの「縮地」からの顔面への豪速右ストレートを左の手のひらで優しく包み込んだ。
ゆっくりと流れ、刻まれた刹那の中で左手のひらから伝わってくる衝撃を全て「鎧圧」へと流す。
衝撃によって右腕に纏った「鎧圧」が波打ち全身へ広がろうとするのを剣気圧コントロールで全て右腕に持っていく。
最後に、左腕に収束された相手の力の上に若干俺の腕力を乗せて、右「精研突き」を金髪マッチョの水月(みぞおち)に打ち込む。
ここまで……0.001秒!
いや、嘘、全然数えてはない。
時は加速する。
「フルァ!」
「うぼぉッ!?」
水月を完全に捉えた「精研突き」ーー。
一瞬で全勢いを真反対方向から放たれた衝撃に上塗りされ、金髪マッチョは来た空中軌道を逆戻りしだした。
そして、壁に放射状の亀裂を作り衝突。
「おぉぉぉ!」
「ぇええぇ、おぉ!!」
「すげぇぇえ!」
完璧に決まった。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ、疲れた」
レザー流狩猟術、柔拳術「操力鎧圧波」ーー。
なんとか型通り打ち込むことが出来た。
「操力鎧圧波」にはいくつかバリエーションがあるが、今使ったものが最も基本的な型だ。
体中から、汗が一気に溢れ出てくる。
「操力鎧圧波」は極度の集中力を必要とする非常に難易度の高い技のため並みの覚悟では打てないのだ。
師匠ならもう少しクールに決めるんだろうが、俺では技後に汗ぐっしょり、嫌になる。
もうちょい綺麗な姿で勝ちたかったところだ。
「っ、なんだ、痛っ!」
急に鋭い痛みが左手首に走る。
手を持ち上げて見ると手首に青くあざが出来ているではないか。
完全にパンチの衝撃を返し切れなかったみたいだ。
「まだまだ修行不足か」
袖で手首を隠し辺りを見渡す。
周りでは未だにクルクマ中の男たちが喜びを叫び続けていた。
「おぉぉ! やべぇ!」
「すごいぞ!」
「なんじゃこりゃァあ!」
こうも沢山の人を一気に驚かせるのは壮観だ。
クセになりそうな優越感を味わえる。
これも辛い修行を乗り越えた、努力の賜物。
良い気分になりニコニコみんなに手を振って見せる。するとふと倒れ伏すエイダムと目が合った。
「はは、ズルいなんて言うなよ」
「ぁ……く……ッ」
エイダムは若干意識が残っているようで、まだかすかに動いていた。
「すげぇえ!」
「なんだよ! おい!すげぇ!」
「すげぇ! やべぇって!」
「すげぇ! すげぇ!」
うん、驚いてくれるのは嬉しいんだけど、これは、アレだ……なんだかクルクマの男たちの語彙力が酷く下がてしまっているみたいな感じがしてくるな……。
「やべぇって! すげぇよ!」
「おいおい! すげぇな! おい!」
「やべぇっ! やべぇ! すげぇ!!」
いや、今確信した。
おそらく今の男たちの語彙数は3個だろう。
「え、え、待て待て! どういう事だ! なんでガキが! おい!」
司会風の男がフリーズから復帰してようやく動揺し始めた。
「あ、あ、え、え……えいだむ? エイダム! しっかりしろ!」
男はすぐに相棒の金髪マッチョ、もといエイダムの元へ崩れるように走り倒れこんだ。
「お、おい!エイダム! エイダム! しっかりしろ!」
「ぁ、はは、カワサキ……あの坊主はヤバイぜ……こくっ」
そう最後に言い残しエイダムは瞼を閉じた。
綺麗すぎる男の寝顔に司会者は必死に声をかけ続ける。
「そんな、エイダム……エイダムッ! 俺は、これから1人でどうすりゃいいんだ! まだ逝かないでくれぇえ!」
永久の別れを惜しむ嘆きが夜空にこだました。
ーーって、おい。
「いや、殺してねーからな!?」
「え……? あ、そうなんですか?」
司会風の野郎、勝手に俺を人殺しにしやがって。
てか、簡単にエイダムの命を諦めんじゃねぇよ。
「まぁ手加減したけど、カウンターで強烈なの入れたから、しばらくは起きないんじゃない?」
「あ、あぁ、なんだ、生きてるのか、良かった……」
世界騎士が安心したようで何より。
とりあえず、カルイ刀と賞金をさっさと頂こう。
金欲があるわけじゃないが、金貨3枚は大金だ。
お金は無いよりあった方がいいからな。
この手の輩はなぁなぁで誤魔化そうとするかもしれないから、生き証人が沢山いる、この場で払ってもらうべきだろう。
「へい、騎士様、金貨3枚ちゃんと払ってくれるんだろう?」
「はうッ!」
騎士の先ほどまでの余裕な表情は失われ、苦虫を噛み潰したような顔に変わっていた。
「この状況で払わないなんて選択肢ないだろ? ほら、早く出すもんだせよ。それと剣も返せ」
騎士からひったくるようにカルイ刀を奪う。
「あぁ……俺の剣がぁ……」
「馬鹿野郎! 俺の剣だろーが!」
未練たらしく手を伸ばしてくるが、しっしっとその手をはたき落とす。
「おいおい! 騎士様の旦那よぉ!? 早く坊主に金を渡しな!」
「そうだ! ここに来てトンズラこくなんてこたぁしねぇよなッ!? クルクマ舐めてんじゃねぇぞ!?」
「くそぉお……ッ! 田舎者どもめが!」
世論は完璧に俺の味方だ。
これは間違いなく払わせることができる。
「くぅッ!」
騎士は悔しそうに、懐から袋を取り出すと中から3枚の金貨を取り出した。
そして雪の上にばら撒くように放り投げると最後のあがきとばかりに悪態に口を開いた。
「ほら! 持ってけ! このクソガキ!」
「ふむ、まぁいいか。ありがたくもらっておーー」
去り際にセリフを吐こうとすると。
「テメェ! 負けたくせになんだその態度はぁ!?」
「この野郎! 負けたんならもっと潔く金貨出しやがれっ!」
「このボケが! さっきは散々調子乗ってたよなぁ! クルクマ舐めてんじゃねーぞ!?」
クルクマの男達の怒りは約束を守った程度では済まなかったようだ。
なんだか、面倒なことになりそうなのではやくズラかっちゃおう。
剣も取り返したし、金貨も貰って小金持ち。
技も完璧に決まったし、俺としてはもう大満足だ。
男達が騎士に詰め寄っていく間をすり抜けてシヴァの元へ急ぐ。
途中、人壁を形成していた何人かの男に声をかけられたが無視して突っ切ることにした。
質問されて、言ってはいけない余計なことを口走ってしまわないとも限らない。
男達の注意が騎士に向いてる今がチャンスだ。
仕事を終えたら、風のように去る。
それが俺のやり方なのさ。
「わふっわふっ!」
「あぁ、ごめんよ、放ったらかしにして。よしよし」
シヴァはちゃんと待っていてくれたが、ご機嫌斜めになってしまっていた。
ソリの運行に支障が出てしまうかもしれない。
頭を撫でて喉をかいてやり、シヴァの機嫌をとる。
「よーしよしよしよしっ」
「わふっ! わふっ!」
機嫌が直ったみたいだ。
ふん、所詮は柴犬。
貴様の機嫌を取ることなど朝飯前なのよ、ほほほ。
ソリに跨り目指すは我が家だ。
汗をだいぶかいてしまったので、外套の下からどんどん冷えてきている。
こんな状態では満足に町の散策など続けられない。
今日はもう家に帰ってまた明日出直そう。
「シヴァ、家まで行ってくれ」
「わふっ! わふっ!」
シヴァは軽快な足取りで進み始めた。
「アーカム!」
クソ、さっき喧嘩でファンを作りすぎてしまった。
まぁあれだけ鮮やかに決めちゃったら、俺に惚れるのも無理はないが……。
少々自惚れが過ぎる自己評価をしながら、一応声の方を振り返る。
手くらいは振ってやってもいいだろう。
「あぁ! ありがとー! ありが……ぁら?」
脳みそにスパークが走った。
なんか見覚えある奴が近づいてきている。
「久しぶりだね、アーカム! 今まで探してたのに、全然見つからなくって! 僕ね、僕ね! あ、ぁ……も、もしかして、僕の事忘れちゃった?」
「ぇぇと、…………い、いや、覚えてるよ?」
流石に半年前の出来事だったから覚えてはいる。
だが……あー、これはまずい。
「……シヴァ、ちょっと止まってくれ」
「わふっ!」
ソリから降り、俺は男の子の元へ歩みよった。
男の子はとてもルンルンしてて嬉しそうだ。
彼のことは一目見て誰だかわかった。
どこで会って、何で会ったのかもすぐにわかった。
そして、最後にした約束の事も当然今思い出した。
ゆっくりと男の子は近づいて行く。
俺は両膝を地面に付けゆっくりと土下座をする。
そうしなければならないと俺の人情が言っているのだ。
「え、え! 何してるの!?」
すまない、動揺するかもしれない。
傷つけてしまうかもしれない。
だがさせてくれ、言わせてくれ謝罪の言葉を。
これを言わずに誤魔化してしまったら俺は自分を嫌いになってしまいそうなんだ。
「ゲンゼ、ディーフ」
「ぇ、うん、ゲンゼディーフ、だよ?」
「あの、その…………本当にすみませんでした。今までゲンゼディーフ達のこと完全に忘れてました」
「……ふぇ?」
流れ行く日々の中で、俺は自分の杖をプレゼントした程の大イベントだったあの日の出来事を完全に忘れてしまっていた。
いや、出来事は覚えていたのに嫌な記憶と共にあった2人の子供の事を忘れたふりをしていたのだ。
たしか別れ際にまた会おうねって再開の常套句と住所っぽいのを言われたような気もする。
まずい……これは怒るかなぁ。
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