574 / 676
574・先制攻撃(ファリスside)
しおりを挟む
拠点に立ち寄るまでの期間はそれなりに準備をしていただけあって、そこから王都ケルトまでの移動を一日で成し遂げた。偶に出没するダークエルフ族の斥候と思しき人物も黒服の猫人族の兵士が速やかに制圧していた為、特に問題なく進むことが出来た。
そして鳥車に揺られ……彼らはその光景を目の当たりにする。
大きな兵器が複数点在し、光線を放つ両手で持てる程度に小さい大砲が火を吹き、彼らの目の前で必死に防戦している猫人族を焼き払っていた。普通であれば持ちこたえる事が出来ない程の力の差が存在するだろう。しかしシャケル王は積極的な攻撃を諦め、防御に全てを集中させることでそれを凌いでいた。焼かれた者達は魔導の力によって致命傷は避けられ、即座に治療室へと運ばれる。消極的に建ちまわりながら僅かずつでも傲慢に油断しているダークエルフ族を減らし、彼らが痺れを切らしたところで大きな一撃をシャケル王自身が与える。そうする事で少しずつ被害を拡大させ撤退へと追いやるという戦法が続けられたのだ。
しかし、それだけで制圧できる程彼らは弱くはない。蓄積された疲労と心労がシャケル王の精鋭とも呼べる兵士達に重くのしかかり、いつ崩れ落ちてもおかしくない状況。そんな時にファリス達は救援へと向かい、この場に立つ事がd成功した。それは類を見ない程の幸運と言っても良いだろう。ワイバーンを駆るベルンは拡声魔法を使用して大声を上げる。
『我らが強者たちよ! 一斉攻勢を仕掛け、シャケル王の軍勢と共に挟撃を行うのにゃ!!』
王子が叫んだと同時にファリスが立ち上がる。鳥車は今まで以上に速度を出し、立つ事さえ難しい中での出来事だ。
「ファ、ファリス様?」
「わたしも行ってくる」
「行くって……今は鳥車から降りるのは危険ですよ!?」
ククオルが信じられないと口にしながら驚愕に顔が歪む。しかしファリスは落ち着いたままだ。走行中の鳥車から降りればどうなるかなどはファリス本人が十分に理解出来ていた。それでも、やらなければベルンに追いつくことは出来ない。陸のラントルオ。空のワイバーンと言われていても実際は僅かにワイバーンの方が早いし障害物は存在しない。ワイバーンは周囲の風を魔力によって穏やかにして安定した飛行を可能としてくれるからだ。
しかし今となってはそれはデメリットでしかない。鳥車の速度に合わせて飛行していたワイバーンは一気に戦場に向かって加速して先陣を切っている。どう考えても先に接敵するのはベルンになってしまう。彼は一国の王子だ。いくら死んでも云々とは言っても、一人で突撃して勝手に死んで行きました――なんて生き残った国民が納得するはずがない。結果、少しでも追いすがる為にファリスも洗濯せざるを得なかったという訳だ。
「【フロート】」
鳥車の扉を開けたと同時に外に飛び出たファリスは身体を浮遊させる魔導を発動させ、衝撃を殺して地面に着地する。
「【アジャイルブースト】」
力強く地面を蹴りながら発動した魔導によって爆発的な加速力を得たファリスは一気に鳥車を追い抜かして攻防を繰り広げている戦場へと向かう。効果が短いから長距離を走るのには向いていないが、ここまで迫っていればなんの問題もなかった。問題は敵がファリス達に気付かないかだが、幸いにも気付いていなかった。
「さあ、開戦の一発目を浴びせようじゃない。【シャドウウェポンズ】!」
ファリスの影から生み出された様々な武具は一斉に敵のいる方向へと飛んでいく。影で作られた剣がダークエルフ族の一人を貫くまで彼らは全く気付いていなかったが、突き刺され、悲鳴を上げた同胞を見つけた時は流石に呑気してはいなかった。
「何が……。き、貴様は誰だ!」
「【フレスシューティ】」
ダークエルフ族の兵士が問いかけながら戦闘態勢に入っている間に炎の矢を雨のように降らせ、更に被害を拡大させていく。
「戦場にいるんだから問いかける前に攻撃ぐらいしないとね。【アクラスール】!」
自らの頭上に巨大な水球を生み出し、その水球から槍が次々と飛ばされていく。それに対応するように徐々に小さくなっていくところを見ると放てる槍に限りはあるようだが。
「『ラピッド・ガンコルド』【ラピッド・ガントルネ】!!」
ファリスが暴れ出したころにようやく追いついたベルンも空中から攻撃に参加する。彼の周囲に展開された風と氷の弾丸は次々と地表のダークエルフ族を撃ち抜いて行く。エールティアと戦った時以上に洗練された彼の魔導はファリスも感嘆する程のものだった。相当努力を積んできた証だ。
やがて遅れて到着した軍勢も戦いに参加し、二人が展開していた広範囲を攻撃する魔導は収束する。前方で戦っているシャケル王の軍に当たらない後方だったからこそ使えた魔導だったのだ。味方が追い付いた以上巻き込んでしまう可能性があった。ダークエルフ族の戦力を完全に把握していない以上、それは避けなければならない。少しでも戦力を削ぎたいのなら、ぶつかり合いながら隙を窺ってまとめて殲滅出来る魔導をぶつけるしかないというわけだ。
いよいよ軍と軍のぶつかり合いが始まり、ダークエルフ族と猫人族の生存を賭けた最終局面が幕を開ける。
そして鳥車に揺られ……彼らはその光景を目の当たりにする。
大きな兵器が複数点在し、光線を放つ両手で持てる程度に小さい大砲が火を吹き、彼らの目の前で必死に防戦している猫人族を焼き払っていた。普通であれば持ちこたえる事が出来ない程の力の差が存在するだろう。しかしシャケル王は積極的な攻撃を諦め、防御に全てを集中させることでそれを凌いでいた。焼かれた者達は魔導の力によって致命傷は避けられ、即座に治療室へと運ばれる。消極的に建ちまわりながら僅かずつでも傲慢に油断しているダークエルフ族を減らし、彼らが痺れを切らしたところで大きな一撃をシャケル王自身が与える。そうする事で少しずつ被害を拡大させ撤退へと追いやるという戦法が続けられたのだ。
しかし、それだけで制圧できる程彼らは弱くはない。蓄積された疲労と心労がシャケル王の精鋭とも呼べる兵士達に重くのしかかり、いつ崩れ落ちてもおかしくない状況。そんな時にファリス達は救援へと向かい、この場に立つ事がd成功した。それは類を見ない程の幸運と言っても良いだろう。ワイバーンを駆るベルンは拡声魔法を使用して大声を上げる。
『我らが強者たちよ! 一斉攻勢を仕掛け、シャケル王の軍勢と共に挟撃を行うのにゃ!!』
王子が叫んだと同時にファリスが立ち上がる。鳥車は今まで以上に速度を出し、立つ事さえ難しい中での出来事だ。
「ファ、ファリス様?」
「わたしも行ってくる」
「行くって……今は鳥車から降りるのは危険ですよ!?」
ククオルが信じられないと口にしながら驚愕に顔が歪む。しかしファリスは落ち着いたままだ。走行中の鳥車から降りればどうなるかなどはファリス本人が十分に理解出来ていた。それでも、やらなければベルンに追いつくことは出来ない。陸のラントルオ。空のワイバーンと言われていても実際は僅かにワイバーンの方が早いし障害物は存在しない。ワイバーンは周囲の風を魔力によって穏やかにして安定した飛行を可能としてくれるからだ。
しかし今となってはそれはデメリットでしかない。鳥車の速度に合わせて飛行していたワイバーンは一気に戦場に向かって加速して先陣を切っている。どう考えても先に接敵するのはベルンになってしまう。彼は一国の王子だ。いくら死んでも云々とは言っても、一人で突撃して勝手に死んで行きました――なんて生き残った国民が納得するはずがない。結果、少しでも追いすがる為にファリスも洗濯せざるを得なかったという訳だ。
「【フロート】」
鳥車の扉を開けたと同時に外に飛び出たファリスは身体を浮遊させる魔導を発動させ、衝撃を殺して地面に着地する。
「【アジャイルブースト】」
力強く地面を蹴りながら発動した魔導によって爆発的な加速力を得たファリスは一気に鳥車を追い抜かして攻防を繰り広げている戦場へと向かう。効果が短いから長距離を走るのには向いていないが、ここまで迫っていればなんの問題もなかった。問題は敵がファリス達に気付かないかだが、幸いにも気付いていなかった。
「さあ、開戦の一発目を浴びせようじゃない。【シャドウウェポンズ】!」
ファリスの影から生み出された様々な武具は一斉に敵のいる方向へと飛んでいく。影で作られた剣がダークエルフ族の一人を貫くまで彼らは全く気付いていなかったが、突き刺され、悲鳴を上げた同胞を見つけた時は流石に呑気してはいなかった。
「何が……。き、貴様は誰だ!」
「【フレスシューティ】」
ダークエルフ族の兵士が問いかけながら戦闘態勢に入っている間に炎の矢を雨のように降らせ、更に被害を拡大させていく。
「戦場にいるんだから問いかける前に攻撃ぐらいしないとね。【アクラスール】!」
自らの頭上に巨大な水球を生み出し、その水球から槍が次々と飛ばされていく。それに対応するように徐々に小さくなっていくところを見ると放てる槍に限りはあるようだが。
「『ラピッド・ガンコルド』【ラピッド・ガントルネ】!!」
ファリスが暴れ出したころにようやく追いついたベルンも空中から攻撃に参加する。彼の周囲に展開された風と氷の弾丸は次々と地表のダークエルフ族を撃ち抜いて行く。エールティアと戦った時以上に洗練された彼の魔導はファリスも感嘆する程のものだった。相当努力を積んできた証だ。
やがて遅れて到着した軍勢も戦いに参加し、二人が展開していた広範囲を攻撃する魔導は収束する。前方で戦っているシャケル王の軍に当たらない後方だったからこそ使えた魔導だったのだ。味方が追い付いた以上巻き込んでしまう可能性があった。ダークエルフ族の戦力を完全に把握していない以上、それは避けなければならない。少しでも戦力を削ぎたいのなら、ぶつかり合いながら隙を窺ってまとめて殲滅出来る魔導をぶつけるしかないというわけだ。
いよいよ軍と軍のぶつかり合いが始まり、ダークエルフ族と猫人族の生存を賭けた最終局面が幕を開ける。
0
お気に入りに追加
160
あなたにおすすめの小説
毒を盛られて生死を彷徨い前世の記憶を取り戻しました。小説の悪役令嬢などやってられません。
克全
ファンタジー
公爵令嬢エマは、アバコーン王国の王太子チャーリーの婚約者だった。だがステュワート教団の孤児院で性技を仕込まれたイザベラに籠絡されていた。王太子達に無実の罪をなすりつけられエマは、修道院に送られた。王太子達は執拗で、本来なら侯爵一族とは認められない妾腹の叔父を操り、父親と母嫌を殺させ公爵家を乗っ取ってしまった。母の父親であるブラウン侯爵が最後まで護ろうとしてくれるも、王国とステュワート教団が協力し、イザベラが直接新種の空気感染する毒薬まで使った事で、毒殺されそうになった。だがこれをきっかけに、異世界で暴漢に腹を刺された女性、美咲の魂が憑依同居する事になった。その女性の話しでは、自分の住んでいる世界の話が、異世界では小説になって多くの人が知っているという。エマと美咲は協力して王国と教団に復讐する事にした。
白い結婚三年目。つまり離縁できるまで、あと七日ですわ旦那様。
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
異世界に転生したフランカは公爵夫人として暮らしてきたが、前世から叶えたい夢があった。パティシエールになる。その夢を叶えようと夫である王国財務総括大臣ドミニクに相談するも答えはノー。夫婦らしい交流も、信頼もない中、三年の月日が近づき──フランカは賭に出る。白い結婚三年目で離縁できる条件を満たしていると迫り、夢を叶えられないのなら離縁すると宣言。そこから公爵家一同でフランカに考え直すように動き、ドミニクと話し合いの機会を得るのだがこの夫、山のように隠し事はあった。
無言で睨む夫だが、心の中は──。
【詰んだああああああああああ! もうチェックメイトじゃないか!? 情状酌量の余地はないと!? ああ、どうにかして侍女の準備を阻まなければ! いやそれでは根本的な解決にならない! だいたいなぜ後妻? そんな者はいないのに……。ど、どどどどどうしよう。いなくなるって聞いただけで悲しい。死にたい……うう】
4万文字ぐらいの中編になります。
※小説なろう、エブリスタに記載してます
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
婚約破棄され逃げ出した転生令嬢は、最強の安住の地を夢見る
拓海のり
ファンタジー
階段から落ちて死んだ私は、神様に【救急箱】を貰って異世界に転生したけれど、前世の記憶を思い出したのが婚約破棄の現場で、私が断罪される方だった。
頼みのギフト【救急箱】から出て来るのは、使うのを躊躇うような怖い物が沢山。出会う人々はみんな訳ありで兵士に追われているし、こんな世界で私は生きて行けるのだろうか。
破滅型の転生令嬢、腹黒陰謀型の年下少年、腕の立つ元冒険者の護衛騎士、ほんわり癒し系聖女、魔獣使いの半魔、暗部一族の騎士。転生令嬢と訳ありな皆さん。
ゆるゆる異世界ファンタジー、ご都合主義満載です。
タイトル色々いじっています。他サイトにも投稿しています。
完結しました。ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる