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第10章・聖黒の魔王
284・聖黒族の戦争
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互いにしばらく睨み合った後――私とヒューリ王は互いに駆け出し、剣を交える。
鈍い金属の音が周囲に響き渡り、それを何度も交差させていく。
剣の速度は私の方が若干速く、力の強さはヒューリ王の方が若干上……と言ったところだろうか
響き渡る剣の音が互いの技術を比べ合うように刃を重ね続ける。
火花が散る戦いを続け、指し示したように互いに飛び退り距離を取る。
「『ガイストート』!」
「『ブラックインパルス』!」
私の影から出てくるのは魂削りの鎌。
それが複数形取り、一斉にヒューリ王のところに向かっていくのだけれど、彼が放った黒い衝撃にそれらは迎撃されて相殺されてしまう。
「『フラムブランシュ』!」
「『ダークネスシャイン』!」
お次はヒューリ王の軍勢を何度も焼却してきた白い炎の熱線を解き放った。
これは『ブラックインパルス』で相殺出来るような魔導じゃない。
ヒューリ王は黒い太陽のようなものを生み出し、それが黒い光線を放ってきたけど、その程度の魔法が『フラムブランシュ』を圧倒できるはずもない。
一時の間に拮抗していたけど、すぐにこちらの魔導が押し切って再び白い熱線がヒューリ王を焼き尽くさんと襲いかかる。
「ちっ……『アブ――ド』!」
私の方からは熱線の凄まじい音と視界いっぱいに広がる白い炎に隠れて見えないけど、新しい魔法を唱えていたようだ。
しばらくの間『フラムブランシュ』の炎は続いていて……それが止んだ時には、多少焼け焦げたヒューリ王が立っていた。
あの丸い盾を構えているようだけど、私の魔導があの盾一つで防げたとは思えない。
いや、薄い赤色の光を帯びているようだけど……なるほど、あれで防いだ訳だ。
「……あれを受け止めたってわけね」
「それでも完全に防げた、というわけではないけどな」
盾を構えながらこちらに迫ってくるヒューリ王に対し、私は更に魔導で追撃を掛けることにした。
剣で決着がつかないなら、遠距離戦で戦うまでだ。
「『フィロビエント』!」
「『ラジシルド』」
私な何度も風の刃を放つのだけれど、今度は彼の盾が薄い青色に光り、私の魔導を次々と防いでいく。
なるほど、あの盾は防御系の魔法を媒介にするとより強固になるということか。
中々にバランスの取れた戦い方をする男だ。
剣の腕はかなりのものだし、魔法も相当使える。
おまけに盾を媒介にして発動する魔法は、私の『フラムブランシュ』すら耐えきる強さを備えている。
『フィロビエント』が途切れたと同時に私の前に躍り出たヒューリ王は、そのままの体勢で剣を突き出してくる。
それを叩き落とすように剣で迎撃しつつ、右に身体を逸らして回避する。
「その盾……随分と厄介ね」
「それを貫通してくるお前には負ける」
「そう? ありがとう」
軽口を叩きながら、再び舞うように攻撃を繰り広げていく私たち。
ただ、幾度も刃を合わせてもこれでは中々決着がつかない。
「『クイック』」
「『ラピッド』!」
ヒューリ王は『クイック』で加速してくるけど、今の体勢から繰り出される剣の軌道は、ギリギリ見えている。
私は即座に自身を加速させるイメージを強く思い描き、それを発動させる。
魔導の力で素早く動けるようになった私は、首を狙って放たれる刺突を軽く掠める程度で避けて、お返しとばかりに突きを繰り出すのだけれど……これは盾で防がれてしまった。
「はっ! 『クイック』にも付いてくるのか……。
なんだよそれはっ!」
「ついていってる訳じゃないわよ。
ただ、貴方の剣が描く軌道がギリギリ見えてる……それだけね。
魔法で加速するのは良いけど、ちょっと剣筋が単調になってるんじゃない?」
「言ってくれるな……!」
鼻で笑うように挑発している私の言葉にまんまとのって多少怒りを滲ませてる……振りをして冷静に状況を分析しているようだ。
こういう風に言葉でやり取りしていてもヒューリ王の頭の中では、既に他の戦い方を考えているのだろう。
セツキのように戦闘経験からくる直感や鍛え抜かれた技術と感情を乗せて戦うのとは違う……熱を持ちながらも心のどこかに冷静さがある。
「『シャドウランス』!」
剣を交わし続けながら、ヒューリ王は影から槍を飛ばす魔法を繰り出してきた。
突然の攻撃に完全に虚を突かれた私は、なんとか回避することには成功するものの、不安定な体勢のせいで隙が生まれてしまう。
そして、それを見逃さないヒューリ王じゃない。
「……っ!」
鋭い一撃が私の左胸――心臓の方に迫ってくるけど、それをなんとか『ラピッド』で回避して、一気に距離を取る。
ここで『クイック』が飛んでこなかったのは正直助かった。
恐らく、必ず当たるとでも思ったからこそ、魔法に頼らなかったんだろうけど……今のはかなり危なかった。
致命傷を負うことはないにせよ、重傷に近い状態にはなっていたかも知れない。
「『シュヴァルツヴィント』!」
距離を取った瞬間、ヒューリ王は黒い風を生み出す魔法を使って更に追撃を仕掛けてきた。
思わず『ヴァニタス』で防御するんだけれど、その風に剣が触れただけでいくつもの斬撃の音が響いてくる。
かなり強い攻撃で、軽く握っていたら弾き飛ばされかねない。
だけど、それを嫌って更に後ろに下がると、余計に状況が悪化するのは目に見えている。
ここは……。
「『ソイルウェポンズ』!」
土を元に使って、斧や槍といった様々な武器が地面から次々生えながらヒューリ王に向かっていく。
ちょうど『シュヴァルツヴィント』の範囲内にも及んだおかげか、黒い風の猛攻を土の武器たちがせき止めてくれるように防いでくれた。
図らずも攻防一体になったけど、今が好機と言えるだろう。
ここで一気に魔導を使って畳み掛ける!
「『フレスシューティ』!」
「……『ラジシルド』!」
次に私が唱えたのはこぶし大の炎を流星群のように降り注がせる魔導。
炎と土……二種類の魔導がそれぞれヒューリ王に襲いかかっていくのだけれど、彼が盾を構えて魔法を唱えてきた。
彼が魔法と盾で私の魔導を防いでいるのを見て、あの『ラジシルド』が大体どんなものか把握することが出来た。
あれはヒューリ王から見てそれなりに広い範囲を守ってくれるバリアのようなもので、特に盾の部分が強固に出来ている。
恐らくあれは、媒介にした盾から遠ざかるごとにバリアは薄くなっているようだ。
多分、背後とかなら今の魔導でもなんとか貫けるだろうけど……そんな隙を見せてくるような甘い人物ではないだろう。
それに、彼にはもう一つの魔法『アブソーブシルド』とか言うのがあったはず。
あれは私の『フラムブランシュ』もそれなりに防ぎきった程の魔法だ。
恐らく連発すれば押し切れるだろうけど……それが出来れば苦労はしない。
すぐに他の手で遮られてしまうのがオチだ。
求められるのは『フラムブランシュ』以上の高火力の魔導。
いや、もう一つ方法がある。
それは……こうすることだ。
「虚無を宿し、天の国へ――『カエルム』」
その瞬間、『ヴァニタス』は私の言葉に応えるように鼓動して、ただでさえ透き通るように美しい剣身は透明になって見えなくなる。
剣柄の白から黒へと変化し、装飾はこうもりと鳥の翼を模した白銀へと変化する。
「ほう……その剣、まだ隠された力があったか。
しかし、そんな柄だけの貧相な武器でどうするつもりだ?」
「貴方が盾で防ぐというなら……私は剣で押し切るのみよ。
これはその為の刃」
久しぶりに解放した『ヴァニタス・カエルム』は、確かな存在感を私に伝えてくれる。
さあ、本当の勝負はこれからだ……!
鈍い金属の音が周囲に響き渡り、それを何度も交差させていく。
剣の速度は私の方が若干速く、力の強さはヒューリ王の方が若干上……と言ったところだろうか
響き渡る剣の音が互いの技術を比べ合うように刃を重ね続ける。
火花が散る戦いを続け、指し示したように互いに飛び退り距離を取る。
「『ガイストート』!」
「『ブラックインパルス』!」
私の影から出てくるのは魂削りの鎌。
それが複数形取り、一斉にヒューリ王のところに向かっていくのだけれど、彼が放った黒い衝撃にそれらは迎撃されて相殺されてしまう。
「『フラムブランシュ』!」
「『ダークネスシャイン』!」
お次はヒューリ王の軍勢を何度も焼却してきた白い炎の熱線を解き放った。
これは『ブラックインパルス』で相殺出来るような魔導じゃない。
ヒューリ王は黒い太陽のようなものを生み出し、それが黒い光線を放ってきたけど、その程度の魔法が『フラムブランシュ』を圧倒できるはずもない。
一時の間に拮抗していたけど、すぐにこちらの魔導が押し切って再び白い熱線がヒューリ王を焼き尽くさんと襲いかかる。
「ちっ……『アブ――ド』!」
私の方からは熱線の凄まじい音と視界いっぱいに広がる白い炎に隠れて見えないけど、新しい魔法を唱えていたようだ。
しばらくの間『フラムブランシュ』の炎は続いていて……それが止んだ時には、多少焼け焦げたヒューリ王が立っていた。
あの丸い盾を構えているようだけど、私の魔導があの盾一つで防げたとは思えない。
いや、薄い赤色の光を帯びているようだけど……なるほど、あれで防いだ訳だ。
「……あれを受け止めたってわけね」
「それでも完全に防げた、というわけではないけどな」
盾を構えながらこちらに迫ってくるヒューリ王に対し、私は更に魔導で追撃を掛けることにした。
剣で決着がつかないなら、遠距離戦で戦うまでだ。
「『フィロビエント』!」
「『ラジシルド』」
私な何度も風の刃を放つのだけれど、今度は彼の盾が薄い青色に光り、私の魔導を次々と防いでいく。
なるほど、あの盾は防御系の魔法を媒介にするとより強固になるということか。
中々にバランスの取れた戦い方をする男だ。
剣の腕はかなりのものだし、魔法も相当使える。
おまけに盾を媒介にして発動する魔法は、私の『フラムブランシュ』すら耐えきる強さを備えている。
『フィロビエント』が途切れたと同時に私の前に躍り出たヒューリ王は、そのままの体勢で剣を突き出してくる。
それを叩き落とすように剣で迎撃しつつ、右に身体を逸らして回避する。
「その盾……随分と厄介ね」
「それを貫通してくるお前には負ける」
「そう? ありがとう」
軽口を叩きながら、再び舞うように攻撃を繰り広げていく私たち。
ただ、幾度も刃を合わせてもこれでは中々決着がつかない。
「『クイック』」
「『ラピッド』!」
ヒューリ王は『クイック』で加速してくるけど、今の体勢から繰り出される剣の軌道は、ギリギリ見えている。
私は即座に自身を加速させるイメージを強く思い描き、それを発動させる。
魔導の力で素早く動けるようになった私は、首を狙って放たれる刺突を軽く掠める程度で避けて、お返しとばかりに突きを繰り出すのだけれど……これは盾で防がれてしまった。
「はっ! 『クイック』にも付いてくるのか……。
なんだよそれはっ!」
「ついていってる訳じゃないわよ。
ただ、貴方の剣が描く軌道がギリギリ見えてる……それだけね。
魔法で加速するのは良いけど、ちょっと剣筋が単調になってるんじゃない?」
「言ってくれるな……!」
鼻で笑うように挑発している私の言葉にまんまとのって多少怒りを滲ませてる……振りをして冷静に状況を分析しているようだ。
こういう風に言葉でやり取りしていてもヒューリ王の頭の中では、既に他の戦い方を考えているのだろう。
セツキのように戦闘経験からくる直感や鍛え抜かれた技術と感情を乗せて戦うのとは違う……熱を持ちながらも心のどこかに冷静さがある。
「『シャドウランス』!」
剣を交わし続けながら、ヒューリ王は影から槍を飛ばす魔法を繰り出してきた。
突然の攻撃に完全に虚を突かれた私は、なんとか回避することには成功するものの、不安定な体勢のせいで隙が生まれてしまう。
そして、それを見逃さないヒューリ王じゃない。
「……っ!」
鋭い一撃が私の左胸――心臓の方に迫ってくるけど、それをなんとか『ラピッド』で回避して、一気に距離を取る。
ここで『クイック』が飛んでこなかったのは正直助かった。
恐らく、必ず当たるとでも思ったからこそ、魔法に頼らなかったんだろうけど……今のはかなり危なかった。
致命傷を負うことはないにせよ、重傷に近い状態にはなっていたかも知れない。
「『シュヴァルツヴィント』!」
距離を取った瞬間、ヒューリ王は黒い風を生み出す魔法を使って更に追撃を仕掛けてきた。
思わず『ヴァニタス』で防御するんだけれど、その風に剣が触れただけでいくつもの斬撃の音が響いてくる。
かなり強い攻撃で、軽く握っていたら弾き飛ばされかねない。
だけど、それを嫌って更に後ろに下がると、余計に状況が悪化するのは目に見えている。
ここは……。
「『ソイルウェポンズ』!」
土を元に使って、斧や槍といった様々な武器が地面から次々生えながらヒューリ王に向かっていく。
ちょうど『シュヴァルツヴィント』の範囲内にも及んだおかげか、黒い風の猛攻を土の武器たちがせき止めてくれるように防いでくれた。
図らずも攻防一体になったけど、今が好機と言えるだろう。
ここで一気に魔導を使って畳み掛ける!
「『フレスシューティ』!」
「……『ラジシルド』!」
次に私が唱えたのはこぶし大の炎を流星群のように降り注がせる魔導。
炎と土……二種類の魔導がそれぞれヒューリ王に襲いかかっていくのだけれど、彼が盾を構えて魔法を唱えてきた。
彼が魔法と盾で私の魔導を防いでいるのを見て、あの『ラジシルド』が大体どんなものか把握することが出来た。
あれはヒューリ王から見てそれなりに広い範囲を守ってくれるバリアのようなもので、特に盾の部分が強固に出来ている。
恐らくあれは、媒介にした盾から遠ざかるごとにバリアは薄くなっているようだ。
多分、背後とかなら今の魔導でもなんとか貫けるだろうけど……そんな隙を見せてくるような甘い人物ではないだろう。
それに、彼にはもう一つの魔法『アブソーブシルド』とか言うのがあったはず。
あれは私の『フラムブランシュ』もそれなりに防ぎきった程の魔法だ。
恐らく連発すれば押し切れるだろうけど……それが出来れば苦労はしない。
すぐに他の手で遮られてしまうのがオチだ。
求められるのは『フラムブランシュ』以上の高火力の魔導。
いや、もう一つ方法がある。
それは……こうすることだ。
「虚無を宿し、天の国へ――『カエルム』」
その瞬間、『ヴァニタス』は私の言葉に応えるように鼓動して、ただでさえ透き通るように美しい剣身は透明になって見えなくなる。
剣柄の白から黒へと変化し、装飾はこうもりと鳥の翼を模した白銀へと変化する。
「ほう……その剣、まだ隠された力があったか。
しかし、そんな柄だけの貧相な武器でどうするつもりだ?」
「貴方が盾で防ぐというなら……私は剣で押し切るのみよ。
これはその為の刃」
久しぶりに解放した『ヴァニタス・カエルム』は、確かな存在感を私に伝えてくれる。
さあ、本当の勝負はこれからだ……!
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