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第9章・上位魔王達の世界戦争
246・妖精は聖黒と相まみえる
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余とヒューリ王の戦いは熾烈を極め、魔法と剣に魔法を乗せる戦いが続いていた。
こちらが遠くから強力な魔法を繰り出すと、すかさずヒューリ王は『ラジシルド』を発動させ、円盾で全てを防いでしまう。
驚異的なのは彼の防御力は正直舌を巻くほどだ。
そして防御の隙を縫うかのように飛んでくるのは『エアスラッシュ』からの『クイック』による鋭い剣戟。
盾で防いで剣で攻撃する……ある意味王道の戦法ではあるが、剣に魔法を乗せるという行動が加わるだけでここまで強くなるとは……。
いや、違うな。
重い一撃。すぐさま状況を判断し、より効果的な一撃を与える対応力。
たかだか『クイック』からの一気に詰め寄って攻撃に移るというワンパターンさも、様々な角度からの攻撃によってそれを解消している。
時には余を通り越し、その上で再度『クイック』による突撃すらも行う戦術は、眼を見張るものがある。
余のように『ネイチャーフォース』のように身体能力を底上げする魔法とは違い、『クイック』は瞬間的に爆発的な加速を生み出す魔法。
その瞬間のみ肉体的な部分は魔力により強化されるが、精神面はそうはいかない。
何度も頻繁に使い続けてると、次第にズレを感じるようになる。
本人は既に相手に近寄っているつもりでも、実際は近寄っている最中だった……といった形だ。
それを制御することが出来るということは、よほどこの魔法を使いこなしている者に限るだろう。
近接戦闘を得意とはしない余には到底不可能な技だ。
しかもヒューリ王はまだ手の内を全て見せていない。
それを証拠に彼が今使っている魔法は『クイック』『ラジシルド』『エアスラッシュ』の三つのみだ。
たったそれだけでここまで互角に渡り合われるとはな……。
悔しい思いもあるが、それが彼と余との実力の差だということだろう。
余の専門は元々遠距離戦で、どれだけ相手を近づけずに攻撃することが出来るか……その一点に尽きると言ってもいい。
もちろん近距離の対応くらいは出来るが、剣で戦い合うほど慣れているわけではないのだ。
しかし……やらねばならない。余は王命を降したのだ。
その本人が真っ先にやられてしまえば、メンツもなにもあったものではない。
「『ガイアブロー』!」
ヒューリ王に詰め寄られた余は、地面から再び拳を飛ばし、その間に距離を取る。
彼は一歩下がって横一閃を繰り出して一刀に斬り飛ばされてしまう。
「ふん……この程度で俺と張り合おうというのか。
舐められたものだな」
「抜かせ、若造が……!」
「その若造にお前は殺されるんだよ」
ヒューリ王は円盾を構えながらこちらに突進してきている。
なるほど。いつでも『ラジシルド』を発動することが出来る、実に理にかなった行動だ。
今までの彼の行動から、防御を中心とした攻撃をパターンを組んでいることがわかる。
なら……それを崩す!
「『ソーンスピア』!」
余の魔法により次々と現れるは、茨を模した槍。
それを余の直線上に繰り出す……が、流石にこれは避けて進む。
円盾を構えたまま、右にズレるその行動は……こちらにも予測済みである!
「いでよ……『ガイアデブリ』!」
出現する空中に漂う無数の岩石。
それら全てがヒューリ王の元に降り注ぎ……彼はこちらの予測通りの行動を取ってきた。
「『ラジシルド』」
円盾を上空にかざして、余の撃ち出した『ガイアデブリ』の悉くを防いでいくが、足元の注意が散漫になっているぞ!
「『ソーンスピア』!」
再び顕現するのはヒューリ王を串刺しにせんと動き出した茨の槍。
これならば……! と思いもしたが、それも全て防がれてしまう。
「なっ……」
「『ラジシルド』が一方だけしか防がないと、思っていたのか? とんだ愚か者だな」
「くっ……」
ヒューリ王を包み込む光……あれら全てを含めて『ラジシルド』……というわけか。
なまじ盾の部分だけを意識しすぎたせいでこんな失態を……いや、今は悔いていても仕方がない。
余は『ガイアデブリ』によって動きを封じられていたヒューリ王から更に距離を取り、魔法による岩石の落下が終わった頃に更に魔法を追加してやる。
「『ナトゥレーザ・ランサ』!」
再び打ち出すのは槍に模した六色の自然。
その全てをたった一人を屠る……その為に。
「ゆけっ!」
一つ一つが凝縮された力の塊。いくらその『ラジシルド』が強力な魔法とて――。
「『ダークネスシャイン』!」
「な……に……!?」
余の『ナトゥレーザ・ランサ』を迎え撃ったのは黒い太陽。
我らの間の上空を漂い、黒き光を光線のように攻撃を放ち、余の生み出した自然の槍を阻んでいく。
残ったものはたった二本。その全て『ラジシルド』を纏った円盾に防がれてしまう。
しかし、余はそんなことよりも先程使った魔法に驚きを隠せえなかった。
あれはどう見ても光と闇の両方の属性を内包した魔法。
普通、種族はどちらか一つしか扱うことが出来ない。それは種族として抗うことの出来ない血のルール。
以前、その全てを扱おうとして魔力を暴走させた挙げ句、両腕を吹き飛ばした男がいたとかの制御に失敗した話は事欠かない。
それほど他の相反する魔法に比べ、光と闇は更に明確に互いを拒絶しあう。
それらを統べるのは……優しき黒の闇、厳しき白の光の寵愛を受けた聖黒族のみ……。
ならば――
「若造……お前は……聖黒族だとでもいうのか……」
「貴様に答える意味はない」
「くっ……」
なるほど『意味はない』か。的を得ているだろう。
例えヒューリ王が絶滅したはずの聖黒族の生き残りだとしても……余が負ける口実にはならないのだから。
「『ストームスマッシュ』!」
放たれるのは嵐のように吹き荒れる複数の風の衝撃。
『ラジシルド』を解除した瞬間を狙っての一撃は避ける暇もなかったのか、その鎧にぶつかる鈍い音と共に吹き飛ばしていく。
「『ガイアデブリ』!」
「『ブラックインパルス』」
空中に生み出された岩石の魔法は、その端から黒い衝撃に砕かれて、残った『ガイアデブリ』を避けながら剣を構えて余の元へと走ってくる。
「『ガイアシェイカー』!」
「『クイック』」
大地を揺らす魔法を唱えるが、ヒューリ王はその少し前に『クイック』によって影響範囲から抜け出し、二度目の『クイック』を使って更に加速を掛けてきた。
それに対して複数の魔法を次々と放っていくのだが……今までの動きと違い、『ラジシルド』による防御の姿勢を取るよりも、『クイック』による加速によって魔法を避け、『エアスラッシュ』で迎撃していく。
余の方も負けず、より一層魔力を込めて魔法を解き放ち……まさに一進一退の攻防を繰り広げていく。
惜しむらくは、このまま行けばヒューリ王に押し切られてしまうということだろう。
ヒューリ王の体力と、余の魔力……どちらが先になくなるか……。
「『ふらわーふれあ』!」
余とヒューリ王の距離が縮まってきたと同時に、ヒューリ王の目の前で炎の花が開いてきた。
芳しい香りを周囲に撒き散らしながら真紅に燃えて咲く美しい花。
「何……!?」
完全に不意を突かれたヒューリ王はそれに対し、何の対策も出来ずにその炎の花を散らし、花びらが彼の鎧を撫でていく。
「『フラワーフレア』!」
更に先程唱えられた魔法と同じものをもう一度。
立ち止まったヒューリ王に向かって更に炎の花が開き、まさしく狂い咲きといった様子だ。
(へーかー! だいじょぶー?)
「ああ、助かったぞ、ライニー」
間に合った余の契約スライムが心配そうにこちらの様子を伺っていた。
どうやら無事避難は完了したようだ。
しかし――
「ライニー、油断するなよ。あの程度であの王は止まりはしない」
(うん、そうみたいだねー)
炎の花がひとしきり咲き終えると、後に残ったのは若干焼けたヒューリ王の姿だった。
猛烈に香る甘い匂いがとても心地よいが……だからこそ感じる不気味さ。
警戒しつつ徐々に離れ、自らの攻撃範囲を維持し……そこで彼は動き出した。
戦いを続けよう――そういうかのように。
こちらが遠くから強力な魔法を繰り出すと、すかさずヒューリ王は『ラジシルド』を発動させ、円盾で全てを防いでしまう。
驚異的なのは彼の防御力は正直舌を巻くほどだ。
そして防御の隙を縫うかのように飛んでくるのは『エアスラッシュ』からの『クイック』による鋭い剣戟。
盾で防いで剣で攻撃する……ある意味王道の戦法ではあるが、剣に魔法を乗せるという行動が加わるだけでここまで強くなるとは……。
いや、違うな。
重い一撃。すぐさま状況を判断し、より効果的な一撃を与える対応力。
たかだか『クイック』からの一気に詰め寄って攻撃に移るというワンパターンさも、様々な角度からの攻撃によってそれを解消している。
時には余を通り越し、その上で再度『クイック』による突撃すらも行う戦術は、眼を見張るものがある。
余のように『ネイチャーフォース』のように身体能力を底上げする魔法とは違い、『クイック』は瞬間的に爆発的な加速を生み出す魔法。
その瞬間のみ肉体的な部分は魔力により強化されるが、精神面はそうはいかない。
何度も頻繁に使い続けてると、次第にズレを感じるようになる。
本人は既に相手に近寄っているつもりでも、実際は近寄っている最中だった……といった形だ。
それを制御することが出来るということは、よほどこの魔法を使いこなしている者に限るだろう。
近接戦闘を得意とはしない余には到底不可能な技だ。
しかもヒューリ王はまだ手の内を全て見せていない。
それを証拠に彼が今使っている魔法は『クイック』『ラジシルド』『エアスラッシュ』の三つのみだ。
たったそれだけでここまで互角に渡り合われるとはな……。
悔しい思いもあるが、それが彼と余との実力の差だということだろう。
余の専門は元々遠距離戦で、どれだけ相手を近づけずに攻撃することが出来るか……その一点に尽きると言ってもいい。
もちろん近距離の対応くらいは出来るが、剣で戦い合うほど慣れているわけではないのだ。
しかし……やらねばならない。余は王命を降したのだ。
その本人が真っ先にやられてしまえば、メンツもなにもあったものではない。
「『ガイアブロー』!」
ヒューリ王に詰め寄られた余は、地面から再び拳を飛ばし、その間に距離を取る。
彼は一歩下がって横一閃を繰り出して一刀に斬り飛ばされてしまう。
「ふん……この程度で俺と張り合おうというのか。
舐められたものだな」
「抜かせ、若造が……!」
「その若造にお前は殺されるんだよ」
ヒューリ王は円盾を構えながらこちらに突進してきている。
なるほど。いつでも『ラジシルド』を発動することが出来る、実に理にかなった行動だ。
今までの彼の行動から、防御を中心とした攻撃をパターンを組んでいることがわかる。
なら……それを崩す!
「『ソーンスピア』!」
余の魔法により次々と現れるは、茨を模した槍。
それを余の直線上に繰り出す……が、流石にこれは避けて進む。
円盾を構えたまま、右にズレるその行動は……こちらにも予測済みである!
「いでよ……『ガイアデブリ』!」
出現する空中に漂う無数の岩石。
それら全てがヒューリ王の元に降り注ぎ……彼はこちらの予測通りの行動を取ってきた。
「『ラジシルド』」
円盾を上空にかざして、余の撃ち出した『ガイアデブリ』の悉くを防いでいくが、足元の注意が散漫になっているぞ!
「『ソーンスピア』!」
再び顕現するのはヒューリ王を串刺しにせんと動き出した茨の槍。
これならば……! と思いもしたが、それも全て防がれてしまう。
「なっ……」
「『ラジシルド』が一方だけしか防がないと、思っていたのか? とんだ愚か者だな」
「くっ……」
ヒューリ王を包み込む光……あれら全てを含めて『ラジシルド』……というわけか。
なまじ盾の部分だけを意識しすぎたせいでこんな失態を……いや、今は悔いていても仕方がない。
余は『ガイアデブリ』によって動きを封じられていたヒューリ王から更に距離を取り、魔法による岩石の落下が終わった頃に更に魔法を追加してやる。
「『ナトゥレーザ・ランサ』!」
再び打ち出すのは槍に模した六色の自然。
その全てをたった一人を屠る……その為に。
「ゆけっ!」
一つ一つが凝縮された力の塊。いくらその『ラジシルド』が強力な魔法とて――。
「『ダークネスシャイン』!」
「な……に……!?」
余の『ナトゥレーザ・ランサ』を迎え撃ったのは黒い太陽。
我らの間の上空を漂い、黒き光を光線のように攻撃を放ち、余の生み出した自然の槍を阻んでいく。
残ったものはたった二本。その全て『ラジシルド』を纏った円盾に防がれてしまう。
しかし、余はそんなことよりも先程使った魔法に驚きを隠せえなかった。
あれはどう見ても光と闇の両方の属性を内包した魔法。
普通、種族はどちらか一つしか扱うことが出来ない。それは種族として抗うことの出来ない血のルール。
以前、その全てを扱おうとして魔力を暴走させた挙げ句、両腕を吹き飛ばした男がいたとかの制御に失敗した話は事欠かない。
それほど他の相反する魔法に比べ、光と闇は更に明確に互いを拒絶しあう。
それらを統べるのは……優しき黒の闇、厳しき白の光の寵愛を受けた聖黒族のみ……。
ならば――
「若造……お前は……聖黒族だとでもいうのか……」
「貴様に答える意味はない」
「くっ……」
なるほど『意味はない』か。的を得ているだろう。
例えヒューリ王が絶滅したはずの聖黒族の生き残りだとしても……余が負ける口実にはならないのだから。
「『ストームスマッシュ』!」
放たれるのは嵐のように吹き荒れる複数の風の衝撃。
『ラジシルド』を解除した瞬間を狙っての一撃は避ける暇もなかったのか、その鎧にぶつかる鈍い音と共に吹き飛ばしていく。
「『ガイアデブリ』!」
「『ブラックインパルス』」
空中に生み出された岩石の魔法は、その端から黒い衝撃に砕かれて、残った『ガイアデブリ』を避けながら剣を構えて余の元へと走ってくる。
「『ガイアシェイカー』!」
「『クイック』」
大地を揺らす魔法を唱えるが、ヒューリ王はその少し前に『クイック』によって影響範囲から抜け出し、二度目の『クイック』を使って更に加速を掛けてきた。
それに対して複数の魔法を次々と放っていくのだが……今までの動きと違い、『ラジシルド』による防御の姿勢を取るよりも、『クイック』による加速によって魔法を避け、『エアスラッシュ』で迎撃していく。
余の方も負けず、より一層魔力を込めて魔法を解き放ち……まさに一進一退の攻防を繰り広げていく。
惜しむらくは、このまま行けばヒューリ王に押し切られてしまうということだろう。
ヒューリ王の体力と、余の魔力……どちらが先になくなるか……。
「『ふらわーふれあ』!」
余とヒューリ王の距離が縮まってきたと同時に、ヒューリ王の目の前で炎の花が開いてきた。
芳しい香りを周囲に撒き散らしながら真紅に燃えて咲く美しい花。
「何……!?」
完全に不意を突かれたヒューリ王はそれに対し、何の対策も出来ずにその炎の花を散らし、花びらが彼の鎧を撫でていく。
「『フラワーフレア』!」
更に先程唱えられた魔法と同じものをもう一度。
立ち止まったヒューリ王に向かって更に炎の花が開き、まさしく狂い咲きといった様子だ。
(へーかー! だいじょぶー?)
「ああ、助かったぞ、ライニー」
間に合った余の契約スライムが心配そうにこちらの様子を伺っていた。
どうやら無事避難は完了したようだ。
しかし――
「ライニー、油断するなよ。あの程度であの王は止まりはしない」
(うん、そうみたいだねー)
炎の花がひとしきり咲き終えると、後に残ったのは若干焼けたヒューリ王の姿だった。
猛烈に香る甘い匂いがとても心地よいが……だからこそ感じる不気味さ。
警戒しつつ徐々に離れ、自らの攻撃範囲を維持し……そこで彼は動き出した。
戦いを続けよう――そういうかのように。
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***************
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