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第二章 リータ魔王国復興編
第19話 「疼き、抑えきれず」
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私は儀式中のレイアに対する興奮が疼いていて、
我慢できず、どうしても解消させたくなってしまう。
「レイア、すまない」
「何じゃ?」
「その、お、お願いしていいかな」
「どうしたのじゃ?」
レイアは全然気づかない様子だったので、辛抱たまらなくなり、
レイアに抱き着いてしまう。
「お願いします!レイア!」
私はそう言うと、少し身体を引いてレイアの顔を直視する。
レイアの顔は赤らんでいる。
「そ、そんな目で見るな!わ、わかった。
タクトがそこまで言うなら…」
私は歓喜し、レイアの身体をお姫様抱っこすると、
私室のベッドまで疾走する。
レイアの身体を丁寧にベッドに移し、私もベッドの上に乗り、
レイアの隣に横向きになる。
「どうしても、頼む!」
私がレイアを求めるのは別に珍しくも無いのだが、
今回の懇願ぶりはレイアを戸惑わせているようだ。
「余程なのじゃな、来てよいぞ」
レイアが着衣を脱ぎながらそう言った直後、
私はレイアの身体に手を伸ばしていた。
私もまだ着衣したままであったが、お構いなしにレイアの豊満な胸に顔を寄せる。
今までにない私の積極ぶりにレイアも当惑しているようである。
「あぁっ!やはりちょっと待て…あっ!」
レイアの制止も耳に入らず、私はひたすらレイアの身体にすがる。
脱衣途中のドレスを丁寧に剥がしていき、露わになる肌にむさぼり、
感触を手で感じながら、下着も丁重に取り去っていく。
「ま、待ってくれ!そなたもまだ脱いでおらぬだろうが!」
レイアの必死の叫びにやっと我に返った。
「ご、ごめん…」
私は顔を真っ赤にし、そそくさと自分の衣服を脱いでいく。
レイアも私から剥ぎとられなかった衣服を脱ぎ、
脱衣された衣服をベッドの下に置く。
「そんな焦らずとも、わらわは逃げも隠れもせぬわ。
もう夫婦なんじゃからな。それに、求められるのは悪い気はせぬ。
タクトの望むまま、わらわを味わうがよいぞ」
レイアのこういう気遣いが本当に好きだ。
興奮しすぎていた私の心がほんの少し落ち着くのを感じる。
「ありがとう、レイア。愛してる。
レイアの事、味わせてもらうよ」
私はそう言うと、レイアの豊満な胸に顔をうずめ、
乳頭を指で撫でた後、両手で揉みだす。
レイアも触られる感触を敏感に感じ、喘ぎ声をあげる。
私とレイアは何度も重なり合い、一つになった。
途中、何度かレイアが積極的に私を求めることがあったが、
以前のように鼻血を撒き散らし、気絶する事はなかった。
これもレイアが私に寿命をくれた恩恵なのだろうか。
今までの私では考えられない変化である。
私は疼きが収まるまでレイアを求め続けた。
レイアの恍惚の表情が、全身に渦巻く快感が、
私の疼きを剥がしていく。
疼きが収まると、私は満たされつつも、
レイアの美しく柔らかい身体を丁寧に愛撫していく。
不思議とそれまで使用した体力が戻るのを感じる。
エレノーラ様との様々な修行のお陰で、
確かに私の体力は人間の時より格段に上がっていたが、
さすがに精力やまぐわいに関してはド素人同然であった。
それは最初のレイアとのまぐわいでも明白である。
だが、これだけは言える。
今は少しそちらの力もついたのかもしれない。
こんなものが成長といえるかどうかはわからないが。
「満足したか、タクト」
レイアの満たされた笑顔は、まさに女神そのものに映る。
「ああ。ありがとう、レイア」
「それはよかった。わらわも満足したぞ。
これからも、望むなら求めてくるがよい。
もっとも、部下達がいる前では自重してもらわねばならぬがな」
部下達、か… そうだ。レイアは魔王だ。
数えきれないほどの魔族を従えているのだ。
私はこれから始まる復活の儀式に向け、気を引き締めようと思ったのである。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回もまた、よろしくお願いいたします。
我慢できず、どうしても解消させたくなってしまう。
「レイア、すまない」
「何じゃ?」
「その、お、お願いしていいかな」
「どうしたのじゃ?」
レイアは全然気づかない様子だったので、辛抱たまらなくなり、
レイアに抱き着いてしまう。
「お願いします!レイア!」
私はそう言うと、少し身体を引いてレイアの顔を直視する。
レイアの顔は赤らんでいる。
「そ、そんな目で見るな!わ、わかった。
タクトがそこまで言うなら…」
私は歓喜し、レイアの身体をお姫様抱っこすると、
私室のベッドまで疾走する。
レイアの身体を丁寧にベッドに移し、私もベッドの上に乗り、
レイアの隣に横向きになる。
「どうしても、頼む!」
私がレイアを求めるのは別に珍しくも無いのだが、
今回の懇願ぶりはレイアを戸惑わせているようだ。
「余程なのじゃな、来てよいぞ」
レイアが着衣を脱ぎながらそう言った直後、
私はレイアの身体に手を伸ばしていた。
私もまだ着衣したままであったが、お構いなしにレイアの豊満な胸に顔を寄せる。
今までにない私の積極ぶりにレイアも当惑しているようである。
「あぁっ!やはりちょっと待て…あっ!」
レイアの制止も耳に入らず、私はひたすらレイアの身体にすがる。
脱衣途中のドレスを丁寧に剥がしていき、露わになる肌にむさぼり、
感触を手で感じながら、下着も丁重に取り去っていく。
「ま、待ってくれ!そなたもまだ脱いでおらぬだろうが!」
レイアの必死の叫びにやっと我に返った。
「ご、ごめん…」
私は顔を真っ赤にし、そそくさと自分の衣服を脱いでいく。
レイアも私から剥ぎとられなかった衣服を脱ぎ、
脱衣された衣服をベッドの下に置く。
「そんな焦らずとも、わらわは逃げも隠れもせぬわ。
もう夫婦なんじゃからな。それに、求められるのは悪い気はせぬ。
タクトの望むまま、わらわを味わうがよいぞ」
レイアのこういう気遣いが本当に好きだ。
興奮しすぎていた私の心がほんの少し落ち着くのを感じる。
「ありがとう、レイア。愛してる。
レイアの事、味わせてもらうよ」
私はそう言うと、レイアの豊満な胸に顔をうずめ、
乳頭を指で撫でた後、両手で揉みだす。
レイアも触られる感触を敏感に感じ、喘ぎ声をあげる。
私とレイアは何度も重なり合い、一つになった。
途中、何度かレイアが積極的に私を求めることがあったが、
以前のように鼻血を撒き散らし、気絶する事はなかった。
これもレイアが私に寿命をくれた恩恵なのだろうか。
今までの私では考えられない変化である。
私は疼きが収まるまでレイアを求め続けた。
レイアの恍惚の表情が、全身に渦巻く快感が、
私の疼きを剥がしていく。
疼きが収まると、私は満たされつつも、
レイアの美しく柔らかい身体を丁寧に愛撫していく。
不思議とそれまで使用した体力が戻るのを感じる。
エレノーラ様との様々な修行のお陰で、
確かに私の体力は人間の時より格段に上がっていたが、
さすがに精力やまぐわいに関してはド素人同然であった。
それは最初のレイアとのまぐわいでも明白である。
だが、これだけは言える。
今は少しそちらの力もついたのかもしれない。
こんなものが成長といえるかどうかはわからないが。
「満足したか、タクト」
レイアの満たされた笑顔は、まさに女神そのものに映る。
「ああ。ありがとう、レイア」
「それはよかった。わらわも満足したぞ。
これからも、望むなら求めてくるがよい。
もっとも、部下達がいる前では自重してもらわねばならぬがな」
部下達、か… そうだ。レイアは魔王だ。
数えきれないほどの魔族を従えているのだ。
私はこれから始まる復活の儀式に向け、気を引き締めようと思ったのである。
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ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回もまた、よろしくお願いいたします。
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