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本編
25 結局は全部俺が悪い
しおりを挟むこれくらいでいいかなあ、と俺は部屋を見回した。
千冬くんから電話をもらってから約十分。手早く片付けた部屋は、何とか人を呼べる程度には綺麗になった。仕上げにベッドへ消臭スプレーを振りかけていく。
それにしても、千冬くんはこんな時間に何の用だろう。電話では何も言っていなかったから気になる。もし用なんて何もなくて、不意に会いたくなっただけだとしたら……それはすごく嬉しい。
千冬くんと両思いになれたら、この思いは少しくらい落ち着くんじゃないかと思っていた。でも駄目だった。むしろ、日毎に「好き」が膨れ上がっていく。
両思い、だなんて。本当に信じられない。あんなにイケメンで性格が良くて、常に輪の中心にいる皆のアイドルみたいな人が、俺なんかを好きになってくれる訳がないと思っていた。
俺には取り柄がない。愛想も性格も悪いしコミュ力もない。人としてだいぶ駄目な部類に入るだろう。
顔とセックスだけはやや自信があるが、それでも千冬くんの本命になるのはありえない。そう頑なに信じていて、それでもわずかな希望を捨てられずに毎日やきもきしていた。
「もしかしたら」と「そんな訳ない」を繰り返し反復横跳びするのはものすごく消耗するから、いっそ付き合わなければよかったと思ったのは一度や二度の話じゃない。
なのに、なのに! 千冬くんが、俺のことを好きだって! こんな俺のことを!
告白されてから一週間は経った今でも、涙が出てきそうなくらいに嬉しい。
こんな俺のことを、俺自身ですら嫌いでたまらない俺のことを、今までで一番好きになった人に、最高の形で承認してもらえた。俺は俺のまま生きていてもいいんだと、そう言ってもらえた気分だ。
ただ――酷い遊び方をしていた過去だけが懸念材料だ。このことを千冬くんが知ったらきっと軽蔑される。だから絶対にバレたくない。
……酷い、本当に酷い遊び方をしていた。
甘い言葉と思わせぶりな態度、相手本位のセックスで釣って、ある程度依存させたらキープ。その間にも片っ端から男を食って、キープしていたセフレが面倒くさくなったら放流して、新しくどこかから補充して、なんて。相手の人格をまるで無視していた。
正直相手なんて誰だってよかった。顔も年齢も性格も何もかもがどうでもよくて、ただ「男」という性別だけが重要だった。
今まで散々、ゲイであることを蔑まれてきた。この性的指向である限り、俺には何の価値もない。そう思っていたから、そんな社会の最底辺である俺を求める「男」の存在が、たまらなく心地よかった。
相手を酷く扱うほどに、くそったれな社会へ復讐している気分になれた。どうだ、こんなド底辺を求めて縋りつく人間がこの世には何人もいるんだぞ、ざまぁみやがれ、と。
ああそうだ、祐介がいつか言っていたように、これは紛れもない八つ当たりだ。過去や社会に対する不満を、無関係の男にぶつけていた。
祐介に諭されて、千冬くんと真っ当な関係を築いて、一人で色々突き詰めて考えて、それでようやく分かった。
俺は本当に、最低なことをし続けてきた。もう二度とこんなことはしない。こんな八つ当たりなんかじゃ、結局何も満たされないままだった。
俺はただ、過去を「苦しかったね」と受け止めてもらって、「それでも自分はあなたのことが大切だ」と、そう認めてもらいたいだけだったのだ。
その願望を、千冬くんが叶えてくれた。しかも何気なく。
たぶん千冬くんにとっては、「相手の性的指向をそのまま受け入れること」も、「何事も前向きに捉えること」も、「相手のコンプレックスや過去を否定せず受け止めること」も、至極当たり前のことなんだろう。
俺はその生き方、考え方というか、「橘千冬という人間の在り方」に一番救われている。
千冬くんが隣にいるだけで、このくそったれな人生は少しだけ優しくなる。千冬くんが笑うと世界は明度を増すし、千冬くんの声は明日への恐怖を和らげてくれる。
好きだ。千冬くんのことが何よりも好きだ。
だからこそ、自分でも強く後悔している過去の遊び方は絶対に知られたくない。俺の汚い部分は極力見せたくない。千冬くんには少しでも長く、俺のことを好きでいてもらいたいから。
千冬くんのことを考えてドア前でそわそわしながらしばらく待っていると、足音が聞こえた後、インターホンの音が聞こえた。
合鍵を渡してるんだから勝手に入ってきていいのに、でもそういうところも千冬くんらしいな、と思いながら俺は勢いよく扉を開けた。
「千冬くん早かった、ね……?」
「……久しぶり」
「は?」
そこに立っていたのは、スーツ姿の、千冬くんをやや崩して地味にしたような顔の男だった。千冬くんじゃない。……昔のセフレの、ナオだった。うきうきと高揚していた気持ちが乱高下する。
「……何の用だよ」
「その、話したいことがあって」
「俺はもう会いに来んなって言ったよな?」
「っ、あんな振り方で俺が納得できると思ってんの!?」
「はぁー……。じゃあ何? どう言えば満足だった訳?」
もうナオと話すことなんて何もない。そりゃ、ナオには悪いことをしたとは思ってる。本当だ。千冬くんとの交際を経て俺だってそれなりに反省した。
だがそれとこれとは別の話だ。反省したからってヨリを戻すとかありえないし、千冬くんが来る前にこいつをさっさと帰さなきゃならない。
「つーか、こんな夜中に元セフレの家突撃しにくるとか、お前ほんと常識ないよな」
「はぁ!? お前にだけは常識語られたくないんだけど!? 大体お前は俺の――!」
「あー分かった分かった。ごめん。で、近所迷惑だし帰ってくんね?」
「じゃあ家入れてよ。話したいことがあるんだって」
「馬鹿か。無理に決まってんだろ」
「話くらい聞いたらどうなの!? お前が一方的に別れ告げてきて、こっちは何一つ納得いってないんだよ! ていうかお前はさ――!」
キンキンとしたナオの怒鳴り声が響く。頭が痛い。俺は思わず髪をぐしゃぐしゃとかき乱した。
相変わらずナオとの会話は疲れる。無視して扉を閉めてしまいたい。だが扉の前にずっと居座られるのもそれはそれで困る。このあと千冬くんがここへ来るはずなのに。
俺はイライラと思い悩んだ後、諦めてため息を吐いた。
「……話があるならさっさと言え。聞くだけ聞いてやるから」
「その……本当に俺と、復縁するつもりは」
「ない。一切ない。話はそれだけだな? じゃあもう二度と会いに来んなよ」
「ま、待って! それは、橘くんと別れても?」
「――は?」
さすがに腹に据えかねて扉を閉めようとしたが、その言葉にぴたりと手を止めた。一瞬で嫌な想像が頭の中を巡る。橘くんと別れても、って、そもそもどうして名前を知ってるんだ。それって、
「……お前、まさか、会ってないよな……?」
「明るくて人懐っこくて、うんざりするほどいい子だよね、彼。その上ものすごくイケメンで」
「は……? 何で、どうして、どこで、どうやって」
「彼、都心の純喫茶でバイトしてるでしょ。何度か会いに行って仲良くなったんだ。飲みに誘ったらあっさり着いてきてくれたよ」
「お前……ッ!」
最悪だ、最悪だ、最悪だ! 心臓が気持ち悪く高鳴って、一気に血の気が引いた。「まさか全部話したのか」、その一言が怖くて発せない。確かめたくない。
けれどナオは、俺の心情を見透かしたように笑った。嫌な笑い方だった。
「話したよ、全部。俺がお前にされたことぜーんぶね」
「ッ……お前!! 何で、何で……ッ!!」
俺は衝動のままにナオの胸ぐらを掴んで、何度も揺さぶった。ナオは「あははは!」とタガが外れたように笑っている。
嘘だ。そんなの嘘だ。信じたくない。全部? 全部話したって? 俺のあの酷い遊び方を、千冬くんに全部暴露された?
手足がガクガク震える。何もまともに考えられない。嫌だ。まだ終わりたくない。この前両思いになったばかりなんだ。千冬くんに軽蔑されたくない。捨てられたくない。
勝手に力が抜けて、ずるずるとその場に崩れ落ちてしまう。そんな俺に、ナオはしゃがみ込んでわざわざ目線を合わせてから、「ねぇ今どんな気持ち?」と言ってきた。
「……ふざけんな……」
「ははは! はー……すんごく気分いいな。これでお前も少しは反省しただろ?」
「嫌だ……嫌だ、捨てられたくない、何で……何で俺……違う、違うんだ……俺、」
「違う? 何が違うんだよ。お前が数え切れないぐらい浮気してたのも、平気で何度もドタキャンかましたのも、その場しのぎで適当なことばっか言ってたのも、真剣に話し合おうとせずに全部聞き流してたのも、浮気を問い詰めたら逆ギレしてきたのも、全部本当のことだろ? 言ってみろよ、何が違うんだよ、なあ!?」
どうしようもない絶望感が、徐々にナオへの怒りへと変換されていく。こいつが余計なこと言わなければ、こいつがわざわざ千冬くんに会わなければ。そもそも、
「俺……俺はさ……」
「お前が何だよ」
「~~っ……そもそも、俺はさぁ! お前に付き合ってくれなんて、一度も言ったことないよなぁ!? お前が勝手に恋人だって勘違いしたんだろ!」
「言うに事欠いて『そもそも恋人じゃなかった』!? ふざけるのも大概にしろよお前!」
「は? ふざけてねーよ事実だろうが」
「何だよそれ!? じゃあ、俺に散々言ってた『好き』は何だったんだよ!?」
「んなもん適当におだてて気持ちよくヤるためのリップサービスに決まってんだろうが。なに真に受けちゃってんの? お前ずっと勘違いしすぎなんだよ。大体さぁ――」
「一樹――?」
一瞬息の根が止まった。それくらい強い衝撃が俺を襲う。心臓が握り潰されたみたいに痛い。
恐る恐る顔を上げると――そこには案の定、千冬くんがいた。呆然と立ち尽くしながら俺のことを見つめている。
「あ……えと、俺、そこの直川さんから話聞いて、それで一樹に話聞こうって、思って……」
舌が張り付いたように動かない。千冬くんの声がどこか遠くから聞こえているように感じた。冷や汗が止まらない。
嫌だ嫌だ嫌だ。軽蔑される。嫌われる。怖い。違う、違うんだ。俺だってもう反省したし、二度とこんなことはしないって。でも俺がしてきたことは本当で、俺がクズなのも事実で。だけど俺は千冬くんを絶対大切にするって決めて。違うんだ、俺は。
「最初だけは優しいんだよ、こいつ」
ナオが立ち上がって、千冬くんの方を向いて言った。違う、余計なこと言うな、千冬くんは。
千冬くんは目を見開いた後、ゆるゆるとぎこちない笑顔を作った。そんな痛々しい表情を見たのは、初めてだった。
「……俺も、勘違いしてたのかなぁ……?」
違う、そうじゃない。勘違いなんかじゃない。俺はずっとずっと千冬くんのことが好きで、その気持ちは絶対に嘘じゃない。千冬くんは何よりも大切で、千冬くんに俺みたいなクズは全然ふさわしくないから、俺も少しずつ変わろうと思ってて、それで。
頭の中では大量の言葉が巡るのに、どれひとつだって声には出せない。無意味な荒い呼吸を繰り返して、辛うじて首を横に振るだけ。
「……俺、もう帰る」
消え入りそうな声で呟いて、千冬くんは俺に背を向けた。俺は考えるよりも先に立ち上がって「千冬くん!」と彼の手を掴んだ。けれど、振り向きもせずに彼はその手を振り払う。
「ごめん、一人にして」
「あ……や、ちが……」
千冬くんはそのまま、一度も振り向かずに歩いていってしまう。止めなきゃ、でもどうやって?
その場に立ち尽くした俺に「なあ、カズ」とナオが囁いた。
「クズなお前も受け止められるのは、俺しかいないよ。だろ?」
「ナオ……」
一瞬、千冬くんの足が止まったような気がしたが、彼はそのまま足早に立ち去ってしまう。俺はそれを止められずに、ぼんやりとナオの顔を見つめた。
不意に、ナオが俺の顎を掴んで強引に唇を重ねてきた。俺は拒否する気力が湧いてこなくて、なされるがままに受け止めた。どこか遠い場所で起きていることのようだった。
「今までのことは全部許す。俺だったらどんなお前だって受け入れられるし、何だってしてあげる。だから、ねえ、戻ってきて。頼むから」
ナオの瞳は熱く濡れている。こいつはこれだけのことをされても、まだ俺のことが好きらしい。どうしようもないな、俺もお前も。
俺は目線を外してナオの手を掴み、俺の顎から無理やり外させた。「カズ……」と途方に暮れたナオの声がする。
熱っぽいナオの目を見て頭が冷えた。いつだったか祐介が言った「因果応報じゃね?」って言葉が蘇る。
ああ、そうだな。因果応報だ。結局は全部俺が悪い。俺が俺の都合でナオを振り回して依存させたから、巡り巡って今こんなことになっている。
「俺さぁ」
「……うん」
「お前のこと何度も傷つけたんだよな、きっと」
「え……?」
「思わせぶりな態度でわざと勘違いさせて、散々振り回したのは俺だもんな。悪かったよ」
「待って、何それ。何が言いたい訳」
ナオの声は震えている。その先の言葉を拒むように。
俺はたくさんのことを間違えてきた。正しかったことの方が少ないくらいに。
ナオとの別れ方も間違えた。他のセフレならともかく、一年半も関係を持ってきて、俺に依存していたことが丸分かりなこいつに対してだけは、最後くらいきちんと誠意を持って話すべきだった。
俺には人付き合いがよく分からない。今だって十分に理解はできていない。でも、俺はコミュニケーションをずっと間違え続けてきたんだろうってことだけは分かる。
「俺、多分すげえ寂しくてしんどかったんだよ。だから馬鹿みたいに男抱いて、お前に八つ当たりしてた」
「カズ……」
「……でも、そういうのやめようと思って。だからお前もさ、もう会いに来んなよ」
「待って、待ってよ。そんなこと言わないで。やだ。俺、カズのこと好きだよ。今でもずっと好きだよ」
「馬鹿だなぁ。さっさと嫌いになれよ」
ナオはぼろぼろと涙を流し始めた。本当に馬鹿だ。俺なんかをそこまで好きになるなんて。
俺はナオがむしろ嫌いだった。今みたいにすぐ泣くし、キレると甲高い声でぎゃあぎゃあ騒いで手がつけられなくなるし、べたべた鬱陶しいし、感情の起伏は激しいし、メンヘラだし。それでも、
「俺さ、ナオと過ごす時間、そんなに嫌いじゃなかったよ。……じゃあな。今度は幸せになれよ」
「ま……待ってカズ! 待ってよ、俺――!」
ナオの言葉を最後まで聞かず、俺は家の中へ戻って扉を閉めて、固く鍵をかけた。
綺麗に片付けた、千冬くんを迎えるはずだった部屋は、一人きりだと少し眩しい。俺は電気を消して、ベッドに倒れ込んだ。
千冬くんのトーク画面を開いて「ちゃんと話がしたい」「俺ともう一回会ってくれませんか」と送ってみたが、何分見つめていても既読すらつかない。時計の長針が半周した辺りで俺は諦めて、スマホの電源を切り、真っ暗な天井を見上げた。
何一つやる気が起きない。全部おしまいだ。どうせ俺は千冬くんに振られる。そもそも全く釣り合っていなかったから、これは当然の帰結なんだろうけど。
涙は出てこない。脳が理解することを拒んでいるから。ただただ重苦しい虚無感が俺をベッドに沈めている。
「あー……死にてー……」
俺を取り囲む現実全てから逃げ出したい。最初から全てやり直したい。いっそベランダから飛び降りたら全部リセットできるかな。いや無理か、ここ二階だったわ。
死ぬ気力どころか指一本動かす気力すら湧いてこなくて、俺は外が明るくなるまで、ただ無意味に天井を見上げていた。
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