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本編
19 会いにきちゃった
しおりを挟む「あと五日かぁー」
バンドスタジオを借りての練習中、ドラムの正太郎が腑抜けた声で呟く。色落ちした茶髪をがりがりと掻きながら。
正太郎はかなりズボラで抜けてるやつだ。髪はもう半年くらい前から染め直していないみたいだし、ウルフカットといえばお洒落だが要は伸びきったボサボサの髪型をしているし、挙句服装はよれよれのTシャツに短パンに便所サンダルだ。
清潔感をどこに置いてきたんだよ、と言いたくなる格好だが、不思議と愛嬌たっぷりでしっくり来ている。こんなに「働きたくないでござる」と書かれたTシャツが似合うやつはなかなかいないと思う。
「一樹なに? じろじろ俺のこと見ちゃって。あっもしかして、俺の美貌に見惚れちゃったって訳?」
そんなことを考えながら正太郎を見ていたら、それに気付いた正太郎がわざとらしく体をくねくねさせ始めた。
「んな訳ねえだろ頭沸いてんのか」
「きゃあっワタシってば罪なオトコだわぁ~」
「聞けよ」
「んもうダメよ、ワタシには旦那がいるんだからっ」
「聞けよって! お前何なんだよそのキャラ。罪な男の人妻? そのキャラの性別どっちなんだよ」
「んー……自分を男だと思い込んでる人妻?」
「予想外すぎんだろ」
俺と正太郎のやりとりを眺めていた蓮は、ぼそりと「お前らすぐ漫才始めんじゃん」と呟く。
ベースの蓮は正太郎とは反対に、かなり見た目に気を遣っている。ナルシストだし。
長めの黒髪にパーマをかけて、黒縁の丸眼鏡をかけて(視力はかなり良いため完全にファッションだ)、仕立てのいい白のバンドカラーシャツなんかを着ている。大衆ウケはしないが、特定の層がものすごく沼るタイプの男だ。
「別に漫才って訳じゃないけど。正太郎のその働きたくないでござるTシャツ、めちゃくちゃ似合ってんなーって見てただけだし」
「だろ? 俺も俺以上に似合うやつ滅多にいないと思う」
「実際働いてないしな」
笑い混じりの祐介の言葉に、正太郎は胸を張って「まあな。働きたくないでござる!」と答えた。そこ威張るところじゃねえから。
「まあそれは置いておいて……ライブまでもうあと五日だよ俺ら。やばくね?」
祐介の言葉に俺たちは頷いた。
もう九月に突入して、この夏の大きな目標として掲げていたライブが、もう目前に迫ってきていた。
場所は下北沢の大きな箱で、俺たち「ファストラバーズ」の他にあと二バンドが参加する対バン方式のライブだ。
その二バンドはメジャーをしっかり見据えて活動していたり、楽曲の動画をガンガン配信していたりして、かなりファンが多い。このライブがオリジナル楽曲初お披露目の俺たちとは、正直いるステージが違う。俺たちもファンが多い方ではあるけども。
それなのに大きな箱で、人気のバンド二つとの対バンライブを組ませてもらえたのは、ライブハウス側が俺たちにかなり期待しているからだろう、と祐介が言っていた。まあライブハウスでバイトしている祐介のコネもあるだろうが。
俺たちはまだ、ふわふわしている。同じサークルの他バンドのように、学生時代の思い出作りとして割り切れてはいないし、かといって対バン相手のようにメジャーを見据えた活動はしていない。
俺たちはどうなりたいんだろう。
祐介はたぶん、どんな形になろうとも音楽に関わり続けるんだろう。正太郎も何だかんだでドラムを叩き続けていそうだ。それがこのバンドかどうかは分からないけど。蓮はよく分からない。しれっと良い企業に就職して、学生時代の思い出として終わらせそうな気もする。
俺はどうなりたいんだろう。両親にはせめて恥ずかしくない就職先を見つけろと言われているし、バンドマンになるなんて言ったら烈火の如く怒られそうだ。
だけど、今更親の言うことを聞く義理はないよなとは思う。それがきっかけで縁を切られたって、それこそ今更だ。だって、今まで何も親らしいことを全然してもらってないから。
でも、そこまでしてバンドを続けたいかと言われると、まだよく分からない。まあ、まだ二年の夏だし。
「うわーどうしよう今から緊張するなー。俺、本番でミスったらどうしよう」
「ミスも何も、俺、元からドラム譜なんて書いてないだろ。お前がいっつも好き勝手叩くから」
「確かにそうだわ。よっしゃあいける気がしてきた!」
「お前ほんとアホじゃん」
単純な正太郎に祐介が呆れて笑う。
今回やる曲の譜面を書いたのは祐介だが、彼の言う通り一切ドラム譜は用意されていない。だって、書いたところで正太郎が好き勝手叩くから。
天性の感覚なのか、音楽の知識がほぼゼロにもかかわらず、正太郎は妙にリズム感があってドラムが上手い。そのうえ即興が得意で、「いい感じにドラム叩いて」と丸投げしても、その場ですぐいい感じに叩いてくれる。
ただ、いつも己の感覚に従って叩いているから、常に叩き方が変わる。
俺たちはもう諦めているから、それに対して何も言わないが。好き勝手叩く割にはテンポキープが完璧で格好良いから、言う必要がないとも言える。
「まあ、俺も多少は緊張するけど不安はないかな。今までこんだけ練習してきたし、俺の書いた歌詞は最高だし、俺たちの作った曲も最高だし」
蓮が飄々として言う。さすがナルシストは違う。自分に自信しかない。
「え、マジ? 俺はめちゃくちゃ不安なんだけど。いい曲ができたなとは思うけど、それがウケるかはまた別問題だし。あと調子に乗ってギターの譜面難しくしすぎた」
「やっぱそうだよな? あとボーカルの音域広すぎね? 俺、毎回アホじゃねえの祐介って思いながら歌ってんだけど」
「一樹ならいけるかなーと思って。実際歌えてんじゃん」
「そうだけど」
「じゃあいいじゃん」
まあ、俺も言うほど曲の難しさに対して文句はない。格好良い曲になってるし。
それよりも不安なのが、一曲だけ俺がやらされた作詞だ。俺は蓮じゃないから、自分の書いた歌詞に対して自信なんて持てない。
どういう経緯で書かされたかというと、作詞担当の蓮が途中で行き詰まってこう言ったのだ。
「一曲くらいストレートな恋愛ソング入れたいんだけど、俺じゃ上手く書けないわ。一樹、なんかいい感じに恋愛ソングの歌詞書けない?」と。
蓮の書いた歌詞を見ていて、薄々そんな気はしていた。ライブでは五曲演奏するのだが、蓮の書いた四曲のうち三曲がラブソングで、全てセフレについての歌詞なのだ。
何で俺に頼んだのかというと、メンバー全員まともな恋愛をしていないが、辛うじて俺だけは現在ちゃんとした交際をしているから、だそうで。
いきなりそんなことを頼まれた俺はものすごく困った。困り果てて、結局やけくそになって千冬くんへの思いをそのまま書くことにした。
そんな歌詞だから、自信なんてないしかなり恥ずかしい。まあ、歌詞としての体裁を整えるため、蓮に手を加えてもらったが。
そんなことをぼやいたら、「何で不安なん? あの曲めちゃくちゃ良くね?」と正太郎が首を捻った。それに「俺もそう思う」と祐介が答える。
「正直、一番の出来じゃね? 蓮ってワードセンスは抜群だけど、なんていうか言ってることそのものはペラいんだよな。一樹と違って」
「え、唐突にディスってくるのなに? 俺もそれは自覚してるけどさ。人生経験が薄いからかな」
「蓮が自分の欠点認めるとか、明日は雹が降るかもな。夏だけど」
「うるさ。でもまあ、仕方ない部分はあるよ。ほら俺、要領も顔も良いからさ、でかい失敗とか挫折とか一回もしたことなくて、割と人生順風満帆だし」
肩をすくめながらさらりと言う蓮。よかった。やっぱり蓮は蓮だった。俺は変な安堵感を覚えながら言った。
「その言い方だと俺の人生、失敗とか挫折だらけってことにならね?」
「そうだろ?」
「否定できねえのがめちゃくちゃ悲しいわ。ちくしょう何なんだよ俺の人生」
俺がそう言うと三人はゲラゲラ笑った。本当に無遠慮だなこいつら。それくらいの方が付き合いやすいが。
「いや、でもさ、一曲お前に歌詞書いてもらって俺思ったんだよ。俺が一から全部書くより、一樹に書いてもらったやつに俺が手を加えた方が良いものできるなって。その方が歌詞に深みが出るっていうか」
「それは思うわ。てか、このラブソングに限らず今後も歌詞書けよ、一樹。絶対良い歌詞書けるって、山ほど失敗して闇深い人生送ってきたんだし」
「祐介それは褒めてんの? 貶してんの?」
「めちゃくちゃ褒めてんだけど」
「全然褒めてるように聞こえねえよ馬鹿が」
俺はそう突っ込みながら、このままだとまた歌詞書かされそうだなと思い「まあ今後のことより今は五日後のライブのことだよな」と強引に話を変えた。
「確かになあ。このライブでファンがガッと増えるといいよな!」
「そう簡単に増えるかな。そもそも俺ら、ツイッターのアカウントだってこの前作ったばっかりでしょ」
「まあ、学内のファンはだいぶ増えてきてるし、今後に期待って感じじゃね?」
和気藹々と今後の展開について話す三人を見ながらもう一度、俺はどうなりたいんだろう、なんて考えた。
もっとファストラバーズの活動の場を広げるか、それとも今くらいの規模で終わるか。行けるところまで行ってみるか、このくらいの場所で立ち止まるか。
難しいな。一ヶ月後のことだってまだよく分かっちゃいないのに、さらにその先のことなんて、もっとよく分からない。俺はどうしたいんだろうな。
◆
「んじゃお疲れ」なんて軽く手を上げて、俺はバンドメンバーたちと別れた。電車を降りて、改札を出て、だらだらと駅構内を歩く。
結局練習は日付が変わるギリギリまで続いた。連日練習だったためもうへとへとだ。明日は蓮がどうしてもバイトを休めなかったため、練習は休みなのがありがたい。
音楽は楽しい。他のものじゃ絶対得られない独特の快感がある。だけど、いくら楽しくったって疲れるものは疲れる。
身体の底の方に溜まった疲労感を吐き出すようにため息を吐く。そしたらその時、急にポケットから着信音が鳴り出した。ちょっと慌ててスマホを取り出すと、そこには「橘千冬」という表記があった。
「……もしもし?」
怪訝に思いながら通話ボタンを押して耳に当てると、電話越しに雑踏の音と、「もしもし? 一樹今って暇ぁ?」なんて間延びした機嫌良さそうな千冬くんの声が聞こえた。
俺は「暇だよ。どうしたの?」と答えながら、駅の階段を登った。練習終わりで疲れ果てていたって、千冬くんのためならいくらでも時間を割ける。
「今どこいんの?」
「今ね、家の最寄り駅。千冬くんはどこ? 家……じゃ、ないんだっけ。地元の友達と遊ぶって言ってたよね」
「そお。楽しかった!」
やたら明るい無邪気な声が返ってきて、俺はちょっと悶えそうになった。可愛い。たぶん酔ってるな、この感じ。
何でも、彼はここ数日地元の友達と遊んでいたらしい。長野から東京に遊びに来た地元の友達が一人と、千冬くんと、進学で上京した友達二人を含めた四人で。
舞浜にあるテーマパークに行ったり、東京観光をしたりしていたらしい。SNSに色々と楽しそうな写真を上げていたし、彼からちょくちょく連絡も来ていた。
「もうすっげえ楽しかったからさぁ、今めちゃくちゃ寂しーんだよ」
「そうなの?」
「うん、地元の友達が一人俺ん家泊まってたから、ここ数日そいつと寝泊まりしてて。で、今日地元帰っちゃったの。だから帰っても一人だなって思ったら、なぁんかすげえ寂しいなって」
聞いてない。友達が一人千冬くんの家に数日間泊まってたなんて。俺は湧き上がる黒い感情を押し込めて「……そっか」と何とか答えた。
千冬くんがその友達を恋愛的な意味で何とも思っていないってことは、誰かに言われずともよく分かってる。本当に全く意識してないから家に泊められるし、そのことを俺に言えるんだろう。
分かってても……やっぱり気になる。こんなことをいちいち気にしてるの、俺だけなんだろうな。
「おー。やっぱ楽しい時間って過ぎるの早いよなぁ。一樹は今日何してたぁ? 練習?」
「うん。ついさっきまでね」
「やば、すごい頑張ってんじゃん! うわライブめちゃくちゃ楽しみだなぁ」
そんなことをつらつらと話しながら歩いていたら、いつの間にか家に着いた。電話を肩と耳の間に挟んで、鍵を差し込んで開ける。
「楽しみにしてて。結構頑張って練習してるから」
「楽しみにしてる~。あれ、てことは今日、疲れてたりする?」
「まあ、割とね」
「え、じゃあごめん」
「? 何がごめん?」
俺は首を捻りながら、ドアノブを引いた、その瞬間。突然肩に軽い衝撃が走って、俺は「うわっ!?」とスマホを取り落としそうになった。
振り向くと、そこにはにっこにこ笑っている千冬くんが立っていた。
「会いにきちゃった」
俺はしばし固まった。何度瞬きをしても、そこには千冬くんの姿がある。相手が千冬くんじゃなかったらこれ軽くホラーだな、なんてぼんやりと考えた。
彼は電話を切って、スマホをポケットの中に入れた後、後ろから体重をかけるようにして抱き着いてきた。アルコールの臭いがする。
「いつき、会いたかったぁ」
彼はそのまま、甘えるように擦り寄ってきた。ふんにゃりした甘い声色がすごく可愛い。あれ、これ夢かな?
「びっ……くりした。どうしたの?」
「えー? ちょうど今日、大学の近くで飲んでてさぁ。で、会いたくなったから来た。だめだった?」
「ううん。嬉しい。びっくりはしたけど」
「んじゃうち入れて」
「いいよ。ちょっと待ってね」
俺はいそいそとドアを開けた。余裕ぶっているけど、本当はすごく嬉しい。予想外に好きな人に会えた時って、何でこんなに嬉しいんだろう。
千冬くんが中に入ったのを確認して、鍵をかけようとドアに手を伸ばすと、そのまま腕を掴んで引き寄せられた。唇が重ねられる。
「んっ……?」
「んー……んぅ、ン……」
困惑していたら、ぬるりと舌が口内に入ってきた。どこかがっつくように強く抱きしめられて、キスをされて、俺は次第に「千冬くんが好き」ってことしか考えられなくなった。
千冬くんの硬くなった下半身が腰の辺りに当たっている。千冬くんも興奮してるんだなって思ったら、無性に嬉しくなった。
しばらくキスを続けて、ようやくそっと離れた後、彼はとろんとした目で「んふふ……」なんて満足げに笑った。
「いつき、好きぃ」
時間が止まったかと思った。それくらい俺は、思いっきり動揺していた。
好きって、誰が? 千冬くんが? 何を? 俺を? 何で、どうして、どういうこと?
嬉しいとかそれ以前に、ただただ茫然自失とした。これ、本当に俺の夢なんじゃないか? それか都合の良い幻覚か。
呼吸すら忘れた俺に、千冬くんはとろとろとした口調で言った。
「んー、ねみー……今日ここ泊めて」
「えっ、ああ……うん……」
「さんきゅー」
千冬くんは眠そうに目をこすりこすり廊下を歩いて、そのまま俺のベッドに倒れ込むように寝転がった。
「おやすみぃ」
「……え? あっ、うそ、千冬くん待って!」
慌てて我に返って千冬くんの元へ駆け寄るも、既に遅かった。彼はすうすうと、それはそれは気持ち良さそうに寝息を立てている。
身体を揺すったりなんだりしたが、彼はもう完全に眠っていた。そのことを確かめたら、俺はその場に崩れ落ちてしまった。
千冬くんの寝顔はいつだって可愛いし綺麗だが、今回ばかりは憎らしい。
「さすがにそれは酷いよ千冬くん……」
多分、起きたら彼はもう覚えていないんだろう。「会いたかった」と後ろから俺を抱きしめて擦り寄ってきたことも、家に入った途端彼からがっつくようにキスをしてきたことも、満足そうに笑って「好き」って言ったことも。
俺が死ぬほど欲しくてたまらない「好き」って言葉を、酔っ払った勢いで軽々しく言って、自分はそんなことなんて翌朝にはもうすっかり忘れて。
そんなの酷い。俺がどれだけ君のことを好きで、どれだけ君からのキスを待ち望んでいて、どれだけ君に好きって言われたいと思ってるんだよ。
千冬くんの頬を引っ張ってみても、彼は全く起きようともしない。だから今度はそっと優しく撫でてみたら、彼は眠ったまま幸せそうに笑った。その表情がどうしようもなく可愛かったから、俺は何だか泣けてきた。
「……シャワー浴びよ」
俺は身体を引きずるようにして、浴室へと歩いた。
千冬くんの無邪気さは残酷だけど、酔っ払いの戯言だったとしても彼の「好き」が嬉しかった。俺は救いようがないから。あんまりにも一方通行で、虚しくもなるけれど。
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