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番外編
2 氷の城の夢を見た
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「……本当に、よろしかったのですか?」
「ああ。宮廷料理など、どこもそう変わりはないだろう。それより私は祭りの方が気になる」
この国のバルコニーで国民へと挨拶をしてから私は、宴の誘いを断り街へ下りて、ヒューイと祭りに参加しようとしていた。
この国の人間もヒューイも皆随分と怪訝な顔をしていたが、私からしてみればそんな顔をされることが不思議だ。何が悲しくて、祭りを横目に宮殿に引きこもっていなければならないのか。
もっとも、祭りに参加したいです、はいどうぞ、と簡単に行くわけもなく、随分と反対された。魔王様のようなお方が参加されるようなものではない、どうかお考え直しを、と。
結局、一応護衛をつけること、私とヒューイに認識阻害の魔法をかけること、数時間で戻ることで渋々合意してもらった。護衛といっても私やヒューイの方が強いので、監視の役割の方が大きいだろうが。
「カノンは祭りがお好きですか? それならば、魔王国で毎日でも開かせますが」
ヒューイはそう真顔で言ってのけた。私の頼みとあらば、ヒューイを筆頭とした魔王国の民が本当にやりかねないのが何とも言えない。私は苦笑して、かぶりを振った。
「いや、いい。毎日やっていたら祭りの意味がないだろう。それに、異国の祭りだから良いのではないか」
「……そうですか?」
「ああ」
私が頷くと、ヒューイは少しの間考え込んで、「……祭りが、お好きだったのですか」と問いかけてきた。私はその言わんとするところを察して、口を開いた。
「そう……だな、好きだった。数少ない、いい思い出の一つだ」
前世では、楽しいことなんてほとんどなかった。何も持っていなかったからだ。楽しいと感じられる心すら、まともに持っていなかったかもしれない。
だが、祭りは好きだった。といっても、友達や恋人と行っていた訳じゃない。たまたま屋台のおじさんと仲良くなって、そこの屋台で何度か働かせてもらったことがあるのだ。
高校から遠いところで開かれた祭りだから知り合いに会うこともなかったし、おじさんは気のいい人だった。彼にもらったりんご飴の味は、今でも何となく覚えている。
そうやって前世のことを思い出していると、ヒューイは私のことをじっと見つめてきた。どうした、と尋ねると、ヒューイは私の手をそっと握ってきた。
「……そんなに、悲しそうな顔をなさらないでください」
「私はそんな顔をしていたか?」
「ええ」
ヒューイは真剣な表情をしている。私は少し苦笑いを零した。
「駄目だな……前世を思い出すと、どうしても少し暗くなる」
「……今は、私がいます」
ヒューイの、握った手の力が少し強くなる。私は笑顔の種類を温かいものに変えて、頷いた。
「ああ分かっている。今は幸せだ。……愛している、ヒューイ」
そう言って唇を重ねると、ヒューイは驚いたように顔を赤くした。全く、いつになったら慣れるのやら。
「ははは。相変わらずお前は生娘のようだな」
「そ……それは! あなたがいきなりキスをするからです……!」
「いつものことではないか」
「そうだとしてもです……! い、いきなりされると、心の準備が……カノンの顔が、綺麗すぎるから……」
ぶつぶつと何かを言っているヒューイは一旦無視して、私は言った。
「では行こうか、祭りに」
ヒューイはまだ何かを言いたげだったが、やがて「……ええ」と頷いた。
どんなものかと思っていたら、案外その祭りは日本のものに似ていた。様々な催し物がそこら中で開催されていたり、屋台で色々なものが売られていたり。
私とヒューイは一応こちらの平民の中に馴染むような服を着ていたが、それだけだ。けれど誰もこちらには注目しない。それもそうだ、私が今かけているのは「認識阻害魔法」なのだから。
それの効果を簡単に言うと、「そこに人がいることは何となく分かるが、どんな人物だかは分からない」「接触して初めて姿形を認識するが、決して本人だと認識されることはない」という魔法だ。非常に便利である。
昔どこかで、暖かい気候の国は陽気な国民性だと聞いたことがある。なんて偏見に満ちた考え方なのだろうとその時は思ったが、それもこの祭りを見ていると頷ける気がする。
たかが他国の要人が来国したくらいでここまで騒げるのは、この国だけではないか。思い返せば、私が国民の前に姿を現した時も相当な熱が伝わってきた。魔王国の民に勝るとも劣らないほどだ。
それにしても、私は気づかぬうちにこの国で人気者になっているらしい。そこかしこで私の名を聞く。少し気恥ずかしい。たとえば――
「……まさか、この国がこんなに平和になるとはなぁ……いつかは魔族かあの憎き王国と戦争をして、この国は滅んじまうんじゃないかと思ってたのに」
「そうねぇ……まぁでも、これも全部、魔王様のおかげでしょうねぇ」
「そうさなぁ。魔王様がいなきゃ、この国はどうなってたことやら……あ、そういえば、向こうの八百屋の娘がさ、――」
「――ていうかさ、魔王様って、すげぇ方なんだろ? ものっすごく強くて、優しくて、確か平和の象徴……だよな?」
「そうそう。俺、魔王様がこの国に来るっていうんでこの前魔王様に関する本を読んだんだけど、やっぱ信じらんないような逸話ばっかりでさ」
「何だっけ、たった一人で魔族奴隷を全員解放したんだっけか」
「そうそれ。あと魔法もすごいんだってね。何でも、魔法でできないことがないらしいよ。やろうと思えば世界征服だって楽勝だろうになぁ」
「それを絶対しないのが魔王様なんだろ。……ところでさ、昨日――」
「聞いてよ! なんと私、魔王様に会っちゃったの!」
「えー嘘ー! 王宮で魔王様が挨拶するっていうの、あれ本当だったの!?」
「そうなの! 朝から魔王様を一目見るために並んだ甲斐があったわ……もう本当に人がいっぱいいて、びっくりしちゃった」
「いいなぁ、私も行けば良かった……で? どんな方だった?」
「もう、信じられないくらい美人だったのよ! 私、あんなに綺麗な人を見たの、生まれて初めてで――」
――こんな具合である。
好意的な声しか聞こえてこないのが恐ろしい。侮辱されたところで、私は怒りはしないのに。
若干の居心地の悪さを感じながら歩いていると、手を繋いだ先でヒューイは微笑んだ。
「種族を超えて皆が褒め称えるほど、素晴らしい方なのですよ、あなたは。……もっとも、あなたは自覚していないのでしょうが」
含みのあるヒューイの笑顔に、私は思わず苦笑いをした。
ヒューイには全て見透かされてしまう。私は悪い評判より良い評判の方が困るということや、少しばかり(ヒューイからすれば信じられないほど、だそうだが)自己評価が低いことなど、全て。
何となく気まずくなったその時、後方から声をかけられた。
「そこの兄ちゃんたち、うちの飴はどうだい?」
良いタイミングだと思わず振り向くと、そこには飴細工の店があった。伝説の幻獣を模した精巧な作りの飴細工が並んでおり、その素晴らしさに私は思わず顔を綻ばせ――息を飲んだ。
その飴細工の中にいくつかひっそりと並んでいたのは、どう見てもりんご飴だった。懐かしい記憶がいくつかよぎる。
「……カノン?」
怪訝な顔をしたヒューイが私の顔を覗き込む。私は我に返って、曖昧に笑みを浮かべた。
「ああ、いや。何でもない。そうだな……これを一つもらえるか?」
「あいよ! お、兄ちゃん渋いねぇ。こいつは見てくれが地味だからってなかなか売れなくてねぇ。だけどもこいつは――」
「中に果実が入っているのだろう?」
「おっ、そうそう! なぁんだ、兄ちゃんこれを知ってたのかい。嬉しいからちょいとばかりまけて――」
「――いや。釣りはいらない」
銅貨三枚と書いてあったが、私は金貨を一枚置いてそのまま立ち去った。後ろから戸惑ったような店主の声が聞こえたが、私は無視をした。
「……何か、懐かしいものだったのですか?」
最初は怪訝な顔をしていたヒューイだが、私と店主のやりとりを見て察したのか、その表情を慈しむような色に変えていた。
「ああ。……前世での数少ない、好きなものの一つだった」
「左様ですか」
ヒューイが隣で優しく笑う。
不意に、あの頃の思い出が蘇った。りんご飴を売っていたおじさんは、手伝いながらも愚痴を吐く私の頭を撫で、こう言っていた。生きてさえいりゃ、いいことは必ずあるさ――と。
あの頃の私は、そんなことあるはずがない、という思いを飲み込んで、曖昧に笑っていた。あの頃の私からしたら、今の私はどう映るだろう。これ以上ないくらい幸せだといったら、どう思うだろう。きっと、絶対に信じないだろうな。
一口そのりんご飴をかじると、少し苦くて甘やかな郷愁が胸を満たした。
「ああ。宮廷料理など、どこもそう変わりはないだろう。それより私は祭りの方が気になる」
この国のバルコニーで国民へと挨拶をしてから私は、宴の誘いを断り街へ下りて、ヒューイと祭りに参加しようとしていた。
この国の人間もヒューイも皆随分と怪訝な顔をしていたが、私からしてみればそんな顔をされることが不思議だ。何が悲しくて、祭りを横目に宮殿に引きこもっていなければならないのか。
もっとも、祭りに参加したいです、はいどうぞ、と簡単に行くわけもなく、随分と反対された。魔王様のようなお方が参加されるようなものではない、どうかお考え直しを、と。
結局、一応護衛をつけること、私とヒューイに認識阻害の魔法をかけること、数時間で戻ることで渋々合意してもらった。護衛といっても私やヒューイの方が強いので、監視の役割の方が大きいだろうが。
「カノンは祭りがお好きですか? それならば、魔王国で毎日でも開かせますが」
ヒューイはそう真顔で言ってのけた。私の頼みとあらば、ヒューイを筆頭とした魔王国の民が本当にやりかねないのが何とも言えない。私は苦笑して、かぶりを振った。
「いや、いい。毎日やっていたら祭りの意味がないだろう。それに、異国の祭りだから良いのではないか」
「……そうですか?」
「ああ」
私が頷くと、ヒューイは少しの間考え込んで、「……祭りが、お好きだったのですか」と問いかけてきた。私はその言わんとするところを察して、口を開いた。
「そう……だな、好きだった。数少ない、いい思い出の一つだ」
前世では、楽しいことなんてほとんどなかった。何も持っていなかったからだ。楽しいと感じられる心すら、まともに持っていなかったかもしれない。
だが、祭りは好きだった。といっても、友達や恋人と行っていた訳じゃない。たまたま屋台のおじさんと仲良くなって、そこの屋台で何度か働かせてもらったことがあるのだ。
高校から遠いところで開かれた祭りだから知り合いに会うこともなかったし、おじさんは気のいい人だった。彼にもらったりんご飴の味は、今でも何となく覚えている。
そうやって前世のことを思い出していると、ヒューイは私のことをじっと見つめてきた。どうした、と尋ねると、ヒューイは私の手をそっと握ってきた。
「……そんなに、悲しそうな顔をなさらないでください」
「私はそんな顔をしていたか?」
「ええ」
ヒューイは真剣な表情をしている。私は少し苦笑いを零した。
「駄目だな……前世を思い出すと、どうしても少し暗くなる」
「……今は、私がいます」
ヒューイの、握った手の力が少し強くなる。私は笑顔の種類を温かいものに変えて、頷いた。
「ああ分かっている。今は幸せだ。……愛している、ヒューイ」
そう言って唇を重ねると、ヒューイは驚いたように顔を赤くした。全く、いつになったら慣れるのやら。
「ははは。相変わらずお前は生娘のようだな」
「そ……それは! あなたがいきなりキスをするからです……!」
「いつものことではないか」
「そうだとしてもです……! い、いきなりされると、心の準備が……カノンの顔が、綺麗すぎるから……」
ぶつぶつと何かを言っているヒューイは一旦無視して、私は言った。
「では行こうか、祭りに」
ヒューイはまだ何かを言いたげだったが、やがて「……ええ」と頷いた。
どんなものかと思っていたら、案外その祭りは日本のものに似ていた。様々な催し物がそこら中で開催されていたり、屋台で色々なものが売られていたり。
私とヒューイは一応こちらの平民の中に馴染むような服を着ていたが、それだけだ。けれど誰もこちらには注目しない。それもそうだ、私が今かけているのは「認識阻害魔法」なのだから。
それの効果を簡単に言うと、「そこに人がいることは何となく分かるが、どんな人物だかは分からない」「接触して初めて姿形を認識するが、決して本人だと認識されることはない」という魔法だ。非常に便利である。
昔どこかで、暖かい気候の国は陽気な国民性だと聞いたことがある。なんて偏見に満ちた考え方なのだろうとその時は思ったが、それもこの祭りを見ていると頷ける気がする。
たかが他国の要人が来国したくらいでここまで騒げるのは、この国だけではないか。思い返せば、私が国民の前に姿を現した時も相当な熱が伝わってきた。魔王国の民に勝るとも劣らないほどだ。
それにしても、私は気づかぬうちにこの国で人気者になっているらしい。そこかしこで私の名を聞く。少し気恥ずかしい。たとえば――
「……まさか、この国がこんなに平和になるとはなぁ……いつかは魔族かあの憎き王国と戦争をして、この国は滅んじまうんじゃないかと思ってたのに」
「そうねぇ……まぁでも、これも全部、魔王様のおかげでしょうねぇ」
「そうさなぁ。魔王様がいなきゃ、この国はどうなってたことやら……あ、そういえば、向こうの八百屋の娘がさ、――」
「――ていうかさ、魔王様って、すげぇ方なんだろ? ものっすごく強くて、優しくて、確か平和の象徴……だよな?」
「そうそう。俺、魔王様がこの国に来るっていうんでこの前魔王様に関する本を読んだんだけど、やっぱ信じらんないような逸話ばっかりでさ」
「何だっけ、たった一人で魔族奴隷を全員解放したんだっけか」
「そうそれ。あと魔法もすごいんだってね。何でも、魔法でできないことがないらしいよ。やろうと思えば世界征服だって楽勝だろうになぁ」
「それを絶対しないのが魔王様なんだろ。……ところでさ、昨日――」
「聞いてよ! なんと私、魔王様に会っちゃったの!」
「えー嘘ー! 王宮で魔王様が挨拶するっていうの、あれ本当だったの!?」
「そうなの! 朝から魔王様を一目見るために並んだ甲斐があったわ……もう本当に人がいっぱいいて、びっくりしちゃった」
「いいなぁ、私も行けば良かった……で? どんな方だった?」
「もう、信じられないくらい美人だったのよ! 私、あんなに綺麗な人を見たの、生まれて初めてで――」
――こんな具合である。
好意的な声しか聞こえてこないのが恐ろしい。侮辱されたところで、私は怒りはしないのに。
若干の居心地の悪さを感じながら歩いていると、手を繋いだ先でヒューイは微笑んだ。
「種族を超えて皆が褒め称えるほど、素晴らしい方なのですよ、あなたは。……もっとも、あなたは自覚していないのでしょうが」
含みのあるヒューイの笑顔に、私は思わず苦笑いをした。
ヒューイには全て見透かされてしまう。私は悪い評判より良い評判の方が困るということや、少しばかり(ヒューイからすれば信じられないほど、だそうだが)自己評価が低いことなど、全て。
何となく気まずくなったその時、後方から声をかけられた。
「そこの兄ちゃんたち、うちの飴はどうだい?」
良いタイミングだと思わず振り向くと、そこには飴細工の店があった。伝説の幻獣を模した精巧な作りの飴細工が並んでおり、その素晴らしさに私は思わず顔を綻ばせ――息を飲んだ。
その飴細工の中にいくつかひっそりと並んでいたのは、どう見てもりんご飴だった。懐かしい記憶がいくつかよぎる。
「……カノン?」
怪訝な顔をしたヒューイが私の顔を覗き込む。私は我に返って、曖昧に笑みを浮かべた。
「ああ、いや。何でもない。そうだな……これを一つもらえるか?」
「あいよ! お、兄ちゃん渋いねぇ。こいつは見てくれが地味だからってなかなか売れなくてねぇ。だけどもこいつは――」
「中に果実が入っているのだろう?」
「おっ、そうそう! なぁんだ、兄ちゃんこれを知ってたのかい。嬉しいからちょいとばかりまけて――」
「――いや。釣りはいらない」
銅貨三枚と書いてあったが、私は金貨を一枚置いてそのまま立ち去った。後ろから戸惑ったような店主の声が聞こえたが、私は無視をした。
「……何か、懐かしいものだったのですか?」
最初は怪訝な顔をしていたヒューイだが、私と店主のやりとりを見て察したのか、その表情を慈しむような色に変えていた。
「ああ。……前世での数少ない、好きなものの一つだった」
「左様ですか」
ヒューイが隣で優しく笑う。
不意に、あの頃の思い出が蘇った。りんご飴を売っていたおじさんは、手伝いながらも愚痴を吐く私の頭を撫で、こう言っていた。生きてさえいりゃ、いいことは必ずあるさ――と。
あの頃の私は、そんなことあるはずがない、という思いを飲み込んで、曖昧に笑っていた。あの頃の私からしたら、今の私はどう映るだろう。これ以上ないくらい幸せだといったら、どう思うだろう。きっと、絶対に信じないだろうな。
一口そのりんご飴をかじると、少し苦くて甘やかな郷愁が胸を満たした。
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