神聖国 ―竜の名を冠する者―
アステラ公国、そこは貴族が治める竜の伝説が残る世界。
無作為に村や街を襲撃し、虐殺を繰り返す《アノニマス》と呼ばれる魔法を扱う集団に家族と左目を奪われた少年は、戦う道を選ぶ。
対抗組織《クエレブレ》の新リーダーを務めることとなった心優しい少年テイトは、自分と同じく魔法強化の刺青を入れた
《竜の子》であり記憶喪失の美しい少女、レンリ
元研究者であり強力な魔道士、シン
二人と出会い、《アノニマス》との戦いを終わらせるべく奔走する。
新たな出会いと別れを繰り返し、それぞれの想いは交錯して、成長していく。
これは、守るために戦うことを選んだ者達の物語。
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