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episode2 「銃機の悪魔」
episode2 #4「銃機・鬼蜂」
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大きい部屋に柑菜と2人になった炎美。志村は『殺し合うつもりで』と言っていたがこちらはまともに能力の事を把握していない。それは圧倒的なハンディキャップだった。
その志村は細谷と外野で見届けている。
「ホント局長ってば急な事言い出すんだから…」
柑菜は相変わらずブツブツと独り言を喋っている。
「コレって本当にやんなくちゃいけないのか?」
炎美は柑菜に聞いてみた。
「何あなた、ビビってるの?」
「イヤそういう事じゃないんだ!」
炎美は能力の事を把握してない事を説明しようとした。しかし言う前に柑菜から話しかけられた。
「言っとくけど、コレマジだから死にたく無かったら本気出す事ね。私もあなたに加減とかするつもり全く無いから」
すると柑菜は懐から小瓶を取り出した。
(小瓶?)
炎美が不思議そうに観ていると柑菜は小瓶の栓を開け中に入っていた赤い液体を口に含み始めた!
「奮い立て、我が血闘よ!!」
「!!」
すると柑菜の両腕が光り出したと思ったら両腕がガトリングの様な形になっていた。
「銃機・鬼蜂!」
柑菜の変身に驚きを隠せない炎美。
「ホラ、何してるの? コレはあなたのテストなのよ! 待ってあげるからホラあん時の奴見せなさいよ!」
(あん時? 何を言ってるんだ柑菜は?)
少し遅れてしまったが説明しようと柑菜に話しかけた。
「実は俺、その変身みたいな奴のやり方とか分かんないだよ」
「ハア?」
すると柑菜は怒り気味で言った。
「あなた、まさかココまできてトボけるつもり? それとも『俺は能力なんか使えないよー』とか無実を証明しようとしてるの?」
「イヤだから違うんだ! ホントに知らないんだって!!」
---チュン!!
そういうと炎美の頰から微かに煙が出ていた。そしてその後、頰から出血していた。柑菜の方を見ると右腕のガトリングをこちらに向けていた。
「アッタマきた! そう、トコトントボける気ね」
右腕のガトリングが動き始めていた。
「なら死ぬまで言ってればイイわ! 誤魔化そう何て甘すぎんのよ!!」
柑菜は炎美に向かってガトリングを撃ってきた! 炎美は横に思いっきり飛んだ!
「っぶねえ!!」
紙一重で避けた炎美。しかし柑菜の攻撃が次々に炎美を襲ってくる。必死に逃げ惑う炎美に柑菜は苛立ちを覚えていた。
「いつまでも逃げてないでいい加減闘いなさいよ!!」
攻撃の手を休まず柑菜は炎美に対してそう言った。だが炎美は防戦一方というよりとにかく避けまくっていた。
「…どうやらアレを使うしかなさそうね!」
その志村は細谷と外野で見届けている。
「ホント局長ってば急な事言い出すんだから…」
柑菜は相変わらずブツブツと独り言を喋っている。
「コレって本当にやんなくちゃいけないのか?」
炎美は柑菜に聞いてみた。
「何あなた、ビビってるの?」
「イヤそういう事じゃないんだ!」
炎美は能力の事を把握してない事を説明しようとした。しかし言う前に柑菜から話しかけられた。
「言っとくけど、コレマジだから死にたく無かったら本気出す事ね。私もあなたに加減とかするつもり全く無いから」
すると柑菜は懐から小瓶を取り出した。
(小瓶?)
炎美が不思議そうに観ていると柑菜は小瓶の栓を開け中に入っていた赤い液体を口に含み始めた!
「奮い立て、我が血闘よ!!」
「!!」
すると柑菜の両腕が光り出したと思ったら両腕がガトリングの様な形になっていた。
「銃機・鬼蜂!」
柑菜の変身に驚きを隠せない炎美。
「ホラ、何してるの? コレはあなたのテストなのよ! 待ってあげるからホラあん時の奴見せなさいよ!」
(あん時? 何を言ってるんだ柑菜は?)
少し遅れてしまったが説明しようと柑菜に話しかけた。
「実は俺、その変身みたいな奴のやり方とか分かんないだよ」
「ハア?」
すると柑菜は怒り気味で言った。
「あなた、まさかココまできてトボけるつもり? それとも『俺は能力なんか使えないよー』とか無実を証明しようとしてるの?」
「イヤだから違うんだ! ホントに知らないんだって!!」
---チュン!!
そういうと炎美の頰から微かに煙が出ていた。そしてその後、頰から出血していた。柑菜の方を見ると右腕のガトリングをこちらに向けていた。
「アッタマきた! そう、トコトントボける気ね」
右腕のガトリングが動き始めていた。
「なら死ぬまで言ってればイイわ! 誤魔化そう何て甘すぎんのよ!!」
柑菜は炎美に向かってガトリングを撃ってきた! 炎美は横に思いっきり飛んだ!
「っぶねえ!!」
紙一重で避けた炎美。しかし柑菜の攻撃が次々に炎美を襲ってくる。必死に逃げ惑う炎美に柑菜は苛立ちを覚えていた。
「いつまでも逃げてないでいい加減闘いなさいよ!!」
攻撃の手を休まず柑菜は炎美に対してそう言った。だが炎美は防戦一方というよりとにかく避けまくっていた。
「…どうやらアレを使うしかなさそうね!」
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