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第2章「なんか色々とヤバい気がするんだが…」

第17話「今度こそ本気だ!」

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 ---翌日、俺はいつものように丸岡と一緒に学校に行き、いつも通り授業を受けていた。特に代わり映(ば)しない何気ない日常を過ごせていた。

 午前中の授業が終わり俺は丸岡と昼食をとっていた時だった。

 「ん?」

 スマホからメッセージ通知が届いた。俺はスグに確認してみた。須川さんからだった。何だろう?

 どうやら須川さんからだった。しかしこのタイミングで一体なんの要件なのだろうか?とちょっとドキドキしていた。

 『佐藤君、こんにちは(^_^)v  イキナリで申し訳ないのですが、今日の放課後お時間ありますか?』

 メッセの内容はそう書かれていた。部活も入っていないし今日は特に用事もないので『大丈夫だよ(^_-)-☆!』とだけ返した。すると1分程で返事が返ってきた。

 『宜しければなんですが、放課後、校舎裏に来て頂けないでしょうか?』

 そう書かれていたが俺は暫く、体が硬直していた。何かどっかで見た事ある様な内容だなぁ

 俺はふとそんなことが頭に浮かんでいた。イヤイヤ、そんなことある訳ねーよな? 俺は自分にそう言い聞かせた。

 「どうした?」

 丸岡は突然俺に話かけてきた。

 「い、いや何でもない!」

 俺は『オッケーd(^_^o)』と返事を返した。何かまたドキドキしてきた。

 ---昼食を終え午後の授業が始まった。俺はもはや授業どころではなかった。頭の中はまた須川さんのことでいっぱいになっていたからだ!

 落ち着け、俺! もう学習しているハズだろ? 他愛はない、他愛はない!!

 俺はひたすら己に言い聞かせた。きっと俺が須川さんの秘密を喋ってないか確認とろうしただけだ!

 でもそれならメッセでいいと思うんだが、それとも直接言わないといけない要件なのだろうか?

 悶々としながら俺は須川さんの方をチラッと見た。すると須川さんはこちらの方に気がついたようでニコッと微笑んでくれた。

 ヤベー、超かわいい!!

 俺は恥ずかしくなり目を逸らしてしまった。あんな女神のような笑顔で見られたらたまったもんじゃない! もしかして本当に気があるのか?

 昨日今日とはいえ、あんだけ親しくなれたし多分、須川さんの秘密を知っているのは俺ぐらいだろう。同じオタク趣味だし結構気が合いそうだし…

 俺は学習していたと思っていたが学習したというより過敏になり過ぎていたという結論に至った。

 間違いない! 今度こそ、今度こそ本気(マジ)だ!
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