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第2章「なんか色々とヤバい気がするんだが…」

第8話「和丸五番勝負! ④ ~太◯の◯人編~」

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 あっという間にやられた俺は、次こそは勝つ為に俺に勝機のあるレースゲームを選択した。しかし、丸岡も自分の得意ジャンルのリズムゲームを選び、またじゃんけんになった。今度は負けられない。俺は気合いを入れじゃんけんに臨(のぞ)んだ。

 「いくぞ! じゃーんけーん…」

 ---そしてじゃんけんの結果、見事次の勝負はリズムゲームに決まった。

 「何故だ! じゃんけんの神に見放されたのか?」

 「?? 何言ってんだ、お前?」

 ブツブツ独り言を呟く俺に丸岡は突っ込みを入れた。

 そんなこんなで次にやるゲームは『太◯の◯人』というゲームに決まった。

 このゲームも子供から大人まで大人気のリズムゲームだ。

 このゲームのルールは大きな太◯型のコントローラーを使い画面に出てくる音符を打っていくゲームである。

 ルールもシンプルながらテクニックも必要としていて無論ガチ勢の人も沢山存在している。俺はどっちかというとエンジョイ勢なのだか丸岡はガッチガチのガチ勢だ。よく見かける死ぬ程太◯を叩きまくる人と同じ人種だ。

 「和彦、ハンデ欲しいか?」

 「はあ?」

 突然丸岡は俺が苦手だという事を知っている為ハンデを提案をしてきた。

 どうする? あっちから提案してきたが乗るべきか断るべきか?

 俺は少し悩んでみたが正直舐められている事に腹が立っている。

 「べ、別にイラネーし! 余計なお世話だし!」

 俺は皮肉たっぷりに言い返した。それにハンデを貰ったとてコイツに勝てる気がしなかった。ハンデを貰って負ける等惨めになるだけだ。

 取り敢えずルールは曲は自分の好きな曲を一曲選んでもいいが難易度は難しいでプレイする事になった。

 このゲームの難易度は易しい・普通・難しい、そして最も難しい難易度『鬼』の4つがあった。俺は基本普通でプレイしているが好きな曲なら難しいでも一応プレイはした事がある。そう考えるとまだチャンスは少なからずあるかもしれない。

 そして最初は丸岡から始まった。丸岡は大好きな『マホ☆アリ』のOP曲をチョイスした。

 この曲は結構テンポが早い曲なのだが丸岡はノーミスでしかも歌いながら余裕 綽々(しゃくしゃく)で終えた。

 そして次は俺の番になった。俺はこのゲームで1番叩いた事のある曲をチョイスした。

 さっきの曲と違ってかなり遅いテンポの曲だからノーミスでパーフェクト評価を連発すれば勝てる気が。

 ---するワケもなく俺は惨敗を喫し逆リーチを掛けられたのだった。

 第3戦 和彦×ー丸岡◯ (1勝2敗)
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