410 / 445
第11章「異世界編、始まる」
第40話「VSベオウルフマン(レベル25)」
しおりを挟む
「このウルフ、さっきのやつと全然違う!?」
「みなさん、気をつけて!?」
俺達の目の前に現れた人型のウルフは圧倒的な威圧感を放っていた。あまりの威圧感に有紗ですら数歩後ずさってしまっていた。
「マ、マジかよこいつ」
俺は表記された名前とレベルを見てさらに驚愕させられた。
『ベオウルフマン Lv.25』
「レベル25って、マジかよ!?」
あまりのレベル差に驚愕して俺の語彙力は低下してしまっていた。マジかよ。
こっちは全員レベル6に対して倍以上のレベル差を持つベオウルフマン。全員のレベルを足しても足りないのだが。
「ウガアァッ!!」
「っ!? ウーちゃん?!」
そんなことを思っていたとき、唯一果敢に立ち向かったのがウーちゃんだった。
「ウーちゃん、ダメッ!?」
ウーちゃんは呻き声を上げながらベオウルフマンに立ち向かって行くが、みのりはそれを呼び止めようとした。
だかしかし、ご主人様を守るためか、ウーちゃんはみのりの言うことを聞かずベオウルフマンに立ち向かって行った。
「ウルオォォ!!」
そんなウーちゃんにベオウルフマンも攻勢に入った。
しかし、ウーちゃんも小柄な体格を活かし素早い動きでベオウルフマンの回りをグルグル回りながら攻撃を躱していく。
どうやらウーちゃんも無策ではないようだ。多分、相手の回りをグルグル回って撹乱し、隙ができたら攻撃に入ろうとしているのか。賢いな。
「有紗! ウーちゃんの援護を頼む!」
「!? わかった!」
なら、ウーちゃんが隙に入れるように俺達でなんとかウーちゃんの援護をしなければと思い、俺は有紗にウーちゃんの援護をするように指示を出した。
それをすぐに理解したのか有紗はウーちゃんの援護に入った。
「梓、ウーちゃんにバフかけられるか?」
「えっ? うん。かけられるよ」
「なら、移動速度上昇のバフをウーちゃんにかけてくれ!」
「う、うん! わかった!」
次は梓にウーちゃんに移動速度上昇のバフをかけるよう指示を出した。これでウーちゃんのスピードがさらに上がり、相手をさらに撹乱し隙が生まれやすくなるはずだ。
「スピードエンチャント・フール!」
梓がウーちゃんに移動速度上昇のバフをかけるとウーちゃんのスピードがさらに上がり、もはや目が回りそうなほどの速さでベオウルフマンの回りをグルグル回っている。
「ウガアァッ!!」
「ッ!?」
そして、ウーちゃんはベオウルフマンの攻撃を軽々と躱すと、足元に飛び込み鋭利な爪でベオウルフマンの足を引っ掻いた。
足を引っ掻かれたベオウルフマンは反撃に出るが、スピードが上がったウーちゃんは軽々と躱すと、再び回り始めた。どうやらヒット&アウェイを狙っているようだ。
「よし! イケるぞ!」
「みなさん、気をつけて!?」
俺達の目の前に現れた人型のウルフは圧倒的な威圧感を放っていた。あまりの威圧感に有紗ですら数歩後ずさってしまっていた。
「マ、マジかよこいつ」
俺は表記された名前とレベルを見てさらに驚愕させられた。
『ベオウルフマン Lv.25』
「レベル25って、マジかよ!?」
あまりのレベル差に驚愕して俺の語彙力は低下してしまっていた。マジかよ。
こっちは全員レベル6に対して倍以上のレベル差を持つベオウルフマン。全員のレベルを足しても足りないのだが。
「ウガアァッ!!」
「っ!? ウーちゃん?!」
そんなことを思っていたとき、唯一果敢に立ち向かったのがウーちゃんだった。
「ウーちゃん、ダメッ!?」
ウーちゃんは呻き声を上げながらベオウルフマンに立ち向かって行くが、みのりはそれを呼び止めようとした。
だかしかし、ご主人様を守るためか、ウーちゃんはみのりの言うことを聞かずベオウルフマンに立ち向かって行った。
「ウルオォォ!!」
そんなウーちゃんにベオウルフマンも攻勢に入った。
しかし、ウーちゃんも小柄な体格を活かし素早い動きでベオウルフマンの回りをグルグル回りながら攻撃を躱していく。
どうやらウーちゃんも無策ではないようだ。多分、相手の回りをグルグル回って撹乱し、隙ができたら攻撃に入ろうとしているのか。賢いな。
「有紗! ウーちゃんの援護を頼む!」
「!? わかった!」
なら、ウーちゃんが隙に入れるように俺達でなんとかウーちゃんの援護をしなければと思い、俺は有紗にウーちゃんの援護をするように指示を出した。
それをすぐに理解したのか有紗はウーちゃんの援護に入った。
「梓、ウーちゃんにバフかけられるか?」
「えっ? うん。かけられるよ」
「なら、移動速度上昇のバフをウーちゃんにかけてくれ!」
「う、うん! わかった!」
次は梓にウーちゃんに移動速度上昇のバフをかけるよう指示を出した。これでウーちゃんのスピードがさらに上がり、相手をさらに撹乱し隙が生まれやすくなるはずだ。
「スピードエンチャント・フール!」
梓がウーちゃんに移動速度上昇のバフをかけるとウーちゃんのスピードがさらに上がり、もはや目が回りそうなほどの速さでベオウルフマンの回りをグルグル回っている。
「ウガアァッ!!」
「ッ!?」
そして、ウーちゃんはベオウルフマンの攻撃を軽々と躱すと、足元に飛び込み鋭利な爪でベオウルフマンの足を引っ掻いた。
足を引っ掻かれたベオウルフマンは反撃に出るが、スピードが上がったウーちゃんは軽々と躱すと、再び回り始めた。どうやらヒット&アウェイを狙っているようだ。
「よし! イケるぞ!」
0
お気に入りに追加
185
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転校して来た美少女が前幼なじみだった件。
ながしょー
青春
ある日のHR。担任の呼び声とともに教室に入ってきた子は、とてつもない美少女だった。この世とはかけ離れた美貌に、男子はおろか、女子すらも言葉を詰まらせ、何も声が出てこない模様。モデルでもやっていたのか?そんなことを思いながら、彼女の自己紹介などを聞いていると、担任の先生がふと、俺の方を……いや、隣の席を指差す。今朝から気になってはいたが、彼女のための席だったということに今知ったのだが……男子たちの目線が異様に悪意の籠ったものに感じるが気のせいか?とにもかくにも隣の席が学校一の美少女ということになったわけで……。
このときの俺はまだ気づいていなかった。この子を軸として俺の身の回りが修羅場と化すことに。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
Bグループの少年
櫻井春輝
青春
クラスや校内で目立つグループをA(目立つ)のグループとして、目立たないグループはC(目立たない)とすれば、その中間のグループはB(普通)となる。そんなカテゴリー分けをした少年はAグループの悪友たちにふりまわされた穏やかとは言いにくい中学校生活と違い、高校生活は穏やかに過ごしたいと考え、高校ではB(普通)グループに入り、その中でも特に目立たないよう存在感を薄く生活し、平穏な一年を過ごす。この平穏を逃すものかと誓う少年だが、ある日、特A(特に目立つ)の美少女を助けたことから変化を始める。少年は地味で平穏な生活を守っていけるのか……?
幼馴染と話し合って恋人になってみた→夫婦になってみた
久野真一
青春
最近の俺はちょっとした悩みを抱えている。クラスメート曰く、
幼馴染である百合(ゆり)と仲が良すぎるせいで付き合ってるか気になるらしい。
堀川百合(ほりかわゆり)。美人で成績優秀、運動完璧だけど朝が弱くてゲーム好きな天才肌の女の子。
猫みたいに気まぐれだけど優しい一面もあるそんな女の子。
百合とはゲームや面白いことが好きなところが馬が合って仲の良い関係を続けている。
そんな百合は今年は隣のクラス。俺と付き合ってるのかよく勘ぐられるらしい。
男女が仲良くしてるからすぐ付き合ってるだの何だの勘ぐってくるのは困る。
とはいえ。百合は異性としても魅力的なわけで付き合ってみたいという気持ちもある。
そんなことを悩んでいたある日の下校途中。百合から
「修二は私と恋人になりたい?」
なんて聞かれた。考えた末の言葉らしい。
百合としても満更じゃないのなら恋人になるのを躊躇する理由もない。
「なれたらいいと思ってる」
少し曖昧な返事とともに恋人になった俺たち。
食べさせあいをしたり、キスやその先もしてみたり。
恋人になった後は今までよりもっと楽しい毎日。
そんな俺達は大学に入る時に籍を入れて学生夫婦としての生活も開始。
夜一緒に寝たり、一緒に大学の講義を受けたり、新婚旅行に行ったりと
新婚生活も満喫中。
これは俺と百合が恋人としてイチャイチャしたり、
新婚生活を楽しんだりする、甘くてほのぼのとする日常のお話。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる