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第3章 逆襲編
第3章ー㉙
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「んっ、んん」
どれぐらい経ったのか、意識が徐々に戻って来た。やっぱ寝てしまっていたか。そういえば勇者に村の事とかの話はしてなかったな。起きてある程度頭が回ったらちゃんと話さないと。
「…?」
ゆっくり目を開けると、木製の天井が目に入った。外じゃない? 揺れてもいないから乗り物の中というわけでもなさそう。建物の中か? 一体ここは…
「あら? 目が覚めたみたいね?」
「ッ?!」
何処なのかと疑問を浮かべていると、どこからか女性の声が聞こえた。人? 明らかに勇者の声でないことは明白。民家? 自分達が居た場所に家らしきものなんてあったのだろうか。わからない。起きてばっかりというのもあるが、そうでもなかったとしても、あまりに理解が追い付かない。どうなってんだ?
「大丈夫? 起きれる?」
「えっ?! えっ、えっと…」
声のする方に視線を移すと、修道服を身に着けた金髪の女性の姿があった。女神のような美しい顔立ちに天使のような素敵な笑顔でこちらを見ている。ここはまさか…天国か?
「そっか。起きてばっかで困惑してるよね。大丈夫よ。ゆっくりでいいから」
「…はい」
天女のような女性は自分の気持ちを察してか、落ち着いた口調で言葉を掛けてくる。状況が理解出来ないのもそうだが、美女に心配されて少し緊張していて上手く口が回らない。異性にここまで緊張するのはいつぶりだろうか。
「ちょっと失礼」
「ひえっ!?」
そんななか、天女はいきなり顔を近づけ額同士をくっつけてきた。一瞬天女の唇がぶつかりそうになってビクッとした。危ない。滅茶苦茶いい匂いもするし、この世界で生まれて初めて女の色香に惑わされそうになっている。いや、もうほぼほぼなりかけている気がする。
「うん。熱はなさそうね。病気とかにはなってなさそうでよかった」
「…は、はい」
熱を測っていた天女が額を離し一安心。こっちも一安心。危うく精通してしまう所だった。久しぶりとはいえ、まさかここまで女性への抵抗力が下がっていたとは。前世でも女性遍歴皆無、強いて言うなら二〇代前半の頃に風俗に何度か通った事がある程度だ。そんな自分に刺激の強い女性が目の前に現れ、理性が若干不安定になってきている。自分の母も美人ではあったが、母乳を見せられても興奮など覚えなかったのだが。
「そうだ。ちょうどお昼ご飯作る所だったんだけど、食べられる?」
「は、はい。大丈夫です」
「食べられない物とかある?」
「いえ、特にばっ!?」
なんとか興奮を抑えつつ天女の問いかけに答えていると、いきなり天女が服を脱ぎ始め、セクシーな身体が露わになる。細いウエスト、小さく愛らしい尻、そして修道服からは測り知れない程たゆんとした乳房。
「だ、大丈夫?! 鼻血出てるよ!? ねぇ、君、聞こえるぅ?!」
あまりの素晴らしい光景に自分は鼻血を噴き出し、思いっきりぶっ倒れる。心配する天女は裸のままこちらに駆け寄って来る。やはりここは天国なのだと自分は確信を得たのだった。
―転生勇者が死ぬまで、残り7800日
どれぐらい経ったのか、意識が徐々に戻って来た。やっぱ寝てしまっていたか。そういえば勇者に村の事とかの話はしてなかったな。起きてある程度頭が回ったらちゃんと話さないと。
「…?」
ゆっくり目を開けると、木製の天井が目に入った。外じゃない? 揺れてもいないから乗り物の中というわけでもなさそう。建物の中か? 一体ここは…
「あら? 目が覚めたみたいね?」
「ッ?!」
何処なのかと疑問を浮かべていると、どこからか女性の声が聞こえた。人? 明らかに勇者の声でないことは明白。民家? 自分達が居た場所に家らしきものなんてあったのだろうか。わからない。起きてばっかりというのもあるが、そうでもなかったとしても、あまりに理解が追い付かない。どうなってんだ?
「大丈夫? 起きれる?」
「えっ?! えっ、えっと…」
声のする方に視線を移すと、修道服を身に着けた金髪の女性の姿があった。女神のような美しい顔立ちに天使のような素敵な笑顔でこちらを見ている。ここはまさか…天国か?
「そっか。起きてばっかで困惑してるよね。大丈夫よ。ゆっくりでいいから」
「…はい」
天女のような女性は自分の気持ちを察してか、落ち着いた口調で言葉を掛けてくる。状況が理解出来ないのもそうだが、美女に心配されて少し緊張していて上手く口が回らない。異性にここまで緊張するのはいつぶりだろうか。
「ちょっと失礼」
「ひえっ!?」
そんななか、天女はいきなり顔を近づけ額同士をくっつけてきた。一瞬天女の唇がぶつかりそうになってビクッとした。危ない。滅茶苦茶いい匂いもするし、この世界で生まれて初めて女の色香に惑わされそうになっている。いや、もうほぼほぼなりかけている気がする。
「うん。熱はなさそうね。病気とかにはなってなさそうでよかった」
「…は、はい」
熱を測っていた天女が額を離し一安心。こっちも一安心。危うく精通してしまう所だった。久しぶりとはいえ、まさかここまで女性への抵抗力が下がっていたとは。前世でも女性遍歴皆無、強いて言うなら二〇代前半の頃に風俗に何度か通った事がある程度だ。そんな自分に刺激の強い女性が目の前に現れ、理性が若干不安定になってきている。自分の母も美人ではあったが、母乳を見せられても興奮など覚えなかったのだが。
「そうだ。ちょうどお昼ご飯作る所だったんだけど、食べられる?」
「は、はい。大丈夫です」
「食べられない物とかある?」
「いえ、特にばっ!?」
なんとか興奮を抑えつつ天女の問いかけに答えていると、いきなり天女が服を脱ぎ始め、セクシーな身体が露わになる。細いウエスト、小さく愛らしい尻、そして修道服からは測り知れない程たゆんとした乳房。
「だ、大丈夫?! 鼻血出てるよ!? ねぇ、君、聞こえるぅ?!」
あまりの素晴らしい光景に自分は鼻血を噴き出し、思いっきりぶっ倒れる。心配する天女は裸のままこちらに駆け寄って来る。やはりここは天国なのだと自分は確信を得たのだった。
―転生勇者が死ぬまで、残り7800日
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