1 / 56
第一章 神台邑(じんだいむら)
一話 私は麗央那! 誰かここがどこだかわかるか!
しおりを挟む
「誰かー」
声を出す。
返事はない。
「誰かいませんかーーーーッ!?」
さらに大きく、遠くへ聞こえるように、叫ぶ。
遠くから、同じ声が返ってくるだけだった。
こだまでしょうか。
はい、そうです。
「ギィ、詰んだ」
女、北原(きたはら)麗央那(れおな)。
満年齢で十五歳。
私の人生、ここで一巻の終わり、と言わざるを得ないのか。
「どうすんのよこれ」
と、一人空の下、ぼやいてみたところで、状況は良くならないのだ。
少し、思い出しながら状況を整理しようと思う。
◇ ◇ ◇
私はこの春にめでたく、第一志望だった高校に合格することができた。
入学準備のため、地下鉄に乗って街中に買い物に来たのだ。
よく晴れた春休み中の好日。
「相変わらずごちゃごちゃした店だなあ。どこになにが置いてあるのか何回来ても分からん」
私は、派手な看板で有名な雑貨屋に来ていた。
新しく通う高校で必要になるであろう文房具や、書籍、はたまた学校が指定する色や長さの靴下など。
そうした細々としたものを買い集めるために、なんでも売ってる店は好都合だ。
お母さんから必要な金額と、多少のお小遣いを貰って、少し浮かれてお買いもの。
買い物が終わったら、古書店の並ぶ街にも足を伸ばそう。
「なにか、焦げ臭くない?」
そう考えていたときに、誰かが言った。
近くに焼肉屋でもあって、その煙が流れ込んできたのかな、なんて思った。
「火事だ! 下で燃えてるんだ!」
そんな叫び声が聞こえて、周辺のお客さんたちが騒然となった。
「ダメだ、ダメだ、ヤバい」
「避難しろ! 非常口に行け!」
別の誰かたちが、そんな騒ぎを生み出していた。
その頃には、目に見えるくらいに煙が立ち上って来ていた。
ここは四階だったかな?
いや、三階だ。
非常階段から、降りないと!
「どけ、空けろ!」
「押さないで! 痛い!」
「お、お客さま、落ち着いて、落ち着いてください!」
店舗の中は混乱の絶頂にあった。
そもそも非常口はどこだ!?
人波に乗った方がいいのか、それとも混乱から離れた方がいいのか。
私はわからず、売り場の中に立ち尽くしてしまった。
どす黒い煙はどんどん濃さを増して行く。
「い、痛い! 足が! 足が折れたの! 誰か助けてください!!」
避難口を探し求めて魚の群れのように人が流れる中に、そんな声が聞こえた。
怪我人がいるんだ、助けなきゃ!
でも、どこにいるんだろう!?
店の中がごちゃごちゃしていて、わからない。
「非常扉が開かない! 窓を割れ!! みんな外に飛び降りろ!! 頭を下げて移動しろ!!」
充満していく生暖かい煙の中で、誰かがそう言った。
冷静な人がこんな状況でもいるんだと、私は少し、安心してしまう。
でも、窓。
窓なんてどこにある?
店の壁一面は、商品が所狭しと並べられている。
どこに行けば助かるのか、さっき足の痛みを訴えていた女性は大丈夫なのか。
わからない、なにもわからない。
そうしているうちに、人の流れが私のいる方に向きを変えた。
「ちょ、狭い、こっちに窓はないです!!」
私が必死で叫ぶも、煙から逃げるように四方八方から人が押し寄せてくる。
「う、く、苦しい、場所を、開けてください。怪我をしてる人もいるんです!!」
そんな訴えは周囲の怒号と嘆きにかき消されて。
「あ、ダメ」
私は、意識を喪ったのだった。
◇ ◇ ◇
そうして、今である。
私は全く見覚えのない河原に一人、ぽつんと立っている。
「川幅ひっろ」
私が今、立っている砂利浜から対岸まで、目測で軽く百メートルは超えている。
空気は美味しく、少し湿り気はあるけど良い風も吹いている。
上空には雁らしき鳥が綺麗な列をなして飛んでいた。
それでも。
「なんにもなさすぎでしょここ」
そう、人工物が全く見当たらない。
電気を通す鉄塔と電線もなければ、列車も線路もない。
当然のように河川敷は護岸整備もされていないし、人っ子ひとり遊んでいない。
周囲にあるのはひたすら広い空、遠くの山にわんさと生える木々、やたらと水量の豊富そうな大河。
「川なのに渦巻いてるし」
要するに、すごく深く、流れが複雑であるということだ。
人間が泳いで渡れる河川でないことは明らかだった。
そして土、砂、砂利、たまに流木。
川面を前にした私の背には、鬱蒼とした林。
「あ、カニ」
小さくて可愛い、水棲の生き物たちが足元にうごめいている。
若草の広がる原っぱには、多種多様な虫や、その幼虫たち。
テントウムシが好きです。
「なにがどうして、こんなところに」
私の独り問いに反応してくれる誰かも、いない。
「これからどうすればいいかな」
煙を吸って、人波に圧迫されたことで感じていた体の不調は、目覚めた今ではすっかりなくなっている。
意識もすっきりして、体もどうやら絶好調の私、北原麗央那。
乙女盛りの十五歳。
志望校に合格して、達成感と安堵感もフルマックス、精神のバイオリズムはストップ高。
自分史上、今がおそらく最も心身ともに充実している気がする。
それだというのに、現状を打破する手段が、全く浮かばないのであった。
「天は我を見放したー」
そんなバカ言ってるけど、実は余裕なんて全くない。
動き回って周囲を散策して、状況を確認するべきか。
それとも無駄な体力を使わずに、なんらかの助けが来ることを期待してここで待ち続けるべきか。
私は河原の一角をうろうろしながら、その二つの考えの間で迷い続けるのだった。
「思いっきり泣けばいいかも」
ふと、そんな考えが頭をよぎった。
私は今、思考の迷路に足を踏み入れ、さ迷いかけている。
行動すべきか、留まるべきか。
トゥ、ドゥ?
オア、ノット、トゥ、ドゥ?
答えが定かでない問題に脳のカロリーを浪費するのは愚かなことだ。
それよりも今、自分の置かれている状況を正しく認識し、年頃の若僧らしく、泣きわめいて助けを求める方が、ひょっとすると合理的かもしれない。
「ふぇぇ」
そう思うと、なんだか本当に泣きたくなってきた。
買い物してたはずのビルも見当たらないし、駅も街もどこに行けばたどり着けるかわからないし。
なにより、こんなに不安で右も左もわからない場所に放り出されたのだから、当然のようにお母さんに会いたいし。
「うううう」
肺から口に、頭の奥から涙腺にこみ上げてくるものを感じながら。
私はありったけの肺活量を酷使して、周囲を轟かさん限りの慟哭と絶叫を。
「グルルルルルル……!」
上げようとしたら、林の方から、なんか聞こえた。
恐る恐る、振り向いてみると、そこには。
「コハァァァーーー……」
私の背丈の倍はあろうかという体高を持った、目が四つ、耳も四つある、なにか。
見たこともない生物。
え、なに?
「い、犬? 熊?」
あるいは史上最強の陸上肉食獣と言われた、アンドリューサルクス!?
絶滅したはずでは!?
涙と嗚咽が引っ込んでしまった私は、素っ頓狂な声で目の前のクリーチャーに問いかける。
もちろん、それに対して律儀に返答してくれるような存在ではなく。
「グルルァァアアアアーーーーーーッ!!」
「ギャーーーーーーーーッ!! 助けてーーーーーーッ!!」
周囲に絶叫を響かせるという私の目標は、とりあえず達成された。
涎を垂らしながら、私を追いかけてくる謎の怪物、と言うおまけを連れて。
「やだーーーーーーーッ!! こんなの無理ーーーーーーーーーッ!!」
私の記憶が確かならば、さっき、ビル火災で死にそうになってたと思うんだけど。
このわけのわからない場所で、わけのわからないシチュエーションで、もう一度死んでしまうのだろうか。
河原を全力で駆け、叫びながら、私はそんなことを考えるのだった。
声を出す。
返事はない。
「誰かいませんかーーーーッ!?」
さらに大きく、遠くへ聞こえるように、叫ぶ。
遠くから、同じ声が返ってくるだけだった。
こだまでしょうか。
はい、そうです。
「ギィ、詰んだ」
女、北原(きたはら)麗央那(れおな)。
満年齢で十五歳。
私の人生、ここで一巻の終わり、と言わざるを得ないのか。
「どうすんのよこれ」
と、一人空の下、ぼやいてみたところで、状況は良くならないのだ。
少し、思い出しながら状況を整理しようと思う。
◇ ◇ ◇
私はこの春にめでたく、第一志望だった高校に合格することができた。
入学準備のため、地下鉄に乗って街中に買い物に来たのだ。
よく晴れた春休み中の好日。
「相変わらずごちゃごちゃした店だなあ。どこになにが置いてあるのか何回来ても分からん」
私は、派手な看板で有名な雑貨屋に来ていた。
新しく通う高校で必要になるであろう文房具や、書籍、はたまた学校が指定する色や長さの靴下など。
そうした細々としたものを買い集めるために、なんでも売ってる店は好都合だ。
お母さんから必要な金額と、多少のお小遣いを貰って、少し浮かれてお買いもの。
買い物が終わったら、古書店の並ぶ街にも足を伸ばそう。
「なにか、焦げ臭くない?」
そう考えていたときに、誰かが言った。
近くに焼肉屋でもあって、その煙が流れ込んできたのかな、なんて思った。
「火事だ! 下で燃えてるんだ!」
そんな叫び声が聞こえて、周辺のお客さんたちが騒然となった。
「ダメだ、ダメだ、ヤバい」
「避難しろ! 非常口に行け!」
別の誰かたちが、そんな騒ぎを生み出していた。
その頃には、目に見えるくらいに煙が立ち上って来ていた。
ここは四階だったかな?
いや、三階だ。
非常階段から、降りないと!
「どけ、空けろ!」
「押さないで! 痛い!」
「お、お客さま、落ち着いて、落ち着いてください!」
店舗の中は混乱の絶頂にあった。
そもそも非常口はどこだ!?
人波に乗った方がいいのか、それとも混乱から離れた方がいいのか。
私はわからず、売り場の中に立ち尽くしてしまった。
どす黒い煙はどんどん濃さを増して行く。
「い、痛い! 足が! 足が折れたの! 誰か助けてください!!」
避難口を探し求めて魚の群れのように人が流れる中に、そんな声が聞こえた。
怪我人がいるんだ、助けなきゃ!
でも、どこにいるんだろう!?
店の中がごちゃごちゃしていて、わからない。
「非常扉が開かない! 窓を割れ!! みんな外に飛び降りろ!! 頭を下げて移動しろ!!」
充満していく生暖かい煙の中で、誰かがそう言った。
冷静な人がこんな状況でもいるんだと、私は少し、安心してしまう。
でも、窓。
窓なんてどこにある?
店の壁一面は、商品が所狭しと並べられている。
どこに行けば助かるのか、さっき足の痛みを訴えていた女性は大丈夫なのか。
わからない、なにもわからない。
そうしているうちに、人の流れが私のいる方に向きを変えた。
「ちょ、狭い、こっちに窓はないです!!」
私が必死で叫ぶも、煙から逃げるように四方八方から人が押し寄せてくる。
「う、く、苦しい、場所を、開けてください。怪我をしてる人もいるんです!!」
そんな訴えは周囲の怒号と嘆きにかき消されて。
「あ、ダメ」
私は、意識を喪ったのだった。
◇ ◇ ◇
そうして、今である。
私は全く見覚えのない河原に一人、ぽつんと立っている。
「川幅ひっろ」
私が今、立っている砂利浜から対岸まで、目測で軽く百メートルは超えている。
空気は美味しく、少し湿り気はあるけど良い風も吹いている。
上空には雁らしき鳥が綺麗な列をなして飛んでいた。
それでも。
「なんにもなさすぎでしょここ」
そう、人工物が全く見当たらない。
電気を通す鉄塔と電線もなければ、列車も線路もない。
当然のように河川敷は護岸整備もされていないし、人っ子ひとり遊んでいない。
周囲にあるのはひたすら広い空、遠くの山にわんさと生える木々、やたらと水量の豊富そうな大河。
「川なのに渦巻いてるし」
要するに、すごく深く、流れが複雑であるということだ。
人間が泳いで渡れる河川でないことは明らかだった。
そして土、砂、砂利、たまに流木。
川面を前にした私の背には、鬱蒼とした林。
「あ、カニ」
小さくて可愛い、水棲の生き物たちが足元にうごめいている。
若草の広がる原っぱには、多種多様な虫や、その幼虫たち。
テントウムシが好きです。
「なにがどうして、こんなところに」
私の独り問いに反応してくれる誰かも、いない。
「これからどうすればいいかな」
煙を吸って、人波に圧迫されたことで感じていた体の不調は、目覚めた今ではすっかりなくなっている。
意識もすっきりして、体もどうやら絶好調の私、北原麗央那。
乙女盛りの十五歳。
志望校に合格して、達成感と安堵感もフルマックス、精神のバイオリズムはストップ高。
自分史上、今がおそらく最も心身ともに充実している気がする。
それだというのに、現状を打破する手段が、全く浮かばないのであった。
「天は我を見放したー」
そんなバカ言ってるけど、実は余裕なんて全くない。
動き回って周囲を散策して、状況を確認するべきか。
それとも無駄な体力を使わずに、なんらかの助けが来ることを期待してここで待ち続けるべきか。
私は河原の一角をうろうろしながら、その二つの考えの間で迷い続けるのだった。
「思いっきり泣けばいいかも」
ふと、そんな考えが頭をよぎった。
私は今、思考の迷路に足を踏み入れ、さ迷いかけている。
行動すべきか、留まるべきか。
トゥ、ドゥ?
オア、ノット、トゥ、ドゥ?
答えが定かでない問題に脳のカロリーを浪費するのは愚かなことだ。
それよりも今、自分の置かれている状況を正しく認識し、年頃の若僧らしく、泣きわめいて助けを求める方が、ひょっとすると合理的かもしれない。
「ふぇぇ」
そう思うと、なんだか本当に泣きたくなってきた。
買い物してたはずのビルも見当たらないし、駅も街もどこに行けばたどり着けるかわからないし。
なにより、こんなに不安で右も左もわからない場所に放り出されたのだから、当然のようにお母さんに会いたいし。
「うううう」
肺から口に、頭の奥から涙腺にこみ上げてくるものを感じながら。
私はありったけの肺活量を酷使して、周囲を轟かさん限りの慟哭と絶叫を。
「グルルルルルル……!」
上げようとしたら、林の方から、なんか聞こえた。
恐る恐る、振り向いてみると、そこには。
「コハァァァーーー……」
私の背丈の倍はあろうかという体高を持った、目が四つ、耳も四つある、なにか。
見たこともない生物。
え、なに?
「い、犬? 熊?」
あるいは史上最強の陸上肉食獣と言われた、アンドリューサルクス!?
絶滅したはずでは!?
涙と嗚咽が引っ込んでしまった私は、素っ頓狂な声で目の前のクリーチャーに問いかける。
もちろん、それに対して律儀に返答してくれるような存在ではなく。
「グルルァァアアアアーーーーーーッ!!」
「ギャーーーーーーーーッ!! 助けてーーーーーーッ!!」
周囲に絶叫を響かせるという私の目標は、とりあえず達成された。
涎を垂らしながら、私を追いかけてくる謎の怪物、と言うおまけを連れて。
「やだーーーーーーーッ!! こんなの無理ーーーーーーーーーッ!!」
私の記憶が確かならば、さっき、ビル火災で死にそうになってたと思うんだけど。
このわけのわからない場所で、わけのわからないシチュエーションで、もう一度死んでしまうのだろうか。
河原を全力で駆け、叫びながら、私はそんなことを考えるのだった。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
全裸ドSな女神様もお手上げな幸運の僕が人類を救う異世界転生
山本いちじく
ファンタジー
平凡で平和に暮らしていたユウマは、仕事の帰り道、夜空から光り輝く物体が公園に落ちたのを見かけた。
広い森のある公園の奥に進んでいくと、不思議な金色の液体が宙に浮かんでいる。
好奇心を抱きながらその金色の液体に近づいて、不用心に手を触れると、意識を失ってしまい。。。
真っ白な世界でユウマは、女神と会う。
ユウマが死んでしまった。
女神は、因果律に予定されていない出来事だということをユウマに伝えた。
そして、女神にもお手上げな幸運が付与されていることも。
女神が作った別の世界に転生しながら、その幸運で滅亡寸前の人類を救えるか検証することに。
ユウマは突然の死に戸惑いながら、それを受け入れて、異世界転生する。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
俺のチートが凄すぎて、異世界の経済が破綻するかもしれません。
埼玉ポテチ
ファンタジー
不運な事故によって、次元の狭間に落ちた主人公は元の世界に戻る事が出来なくなります。次元の管理人と言う人物(?)から、異世界行きを勧められ、幾つかの能力を貰う事になった。
その能力が思った以上のチート能力で、もしかしたら異世界の経済を破綻させてしまうのでは無いかと戦々恐々としながらも毎日を過ごす主人公であった。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し
gari
ファンタジー
突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。
知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。
正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。
過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。
一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。
父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!
地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……
ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!
どうする? どうなる? 召喚勇者。
※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる