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本編
第21話 悪者に仕立て上げられて
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美しい風貌の持ち主の名は、アリシア・スプリン・ラ・カトラン。現在19歳。カトラン帝国第二皇女にして、皇帝の寵愛を受ける花の姫君である。そして、アトラスの――。
アリシアの隣には、アトラスの兄でありマティルダ小公爵のウォルトンがいた。アリシアの今日のパートナーだ。ふたりの縁談が進んでいるというのは、本当の話なのだろう。
ベネデッタは隣にいるアトラスを横目で見遣る。彼はアリシアに目を奪われていたが、すぐに我に返り、苦しそうな面持ちで顔を背けた。あまりにも分かりやすく拒絶を見せる彼に、ベネデッタは確信する。アトラスの中で、アリシアは未だ〝思い出〟になっていないのだと。
「アリシア……マティルダ小公爵……」
エルウッドは度肝を抜かれた様子でふたりを呼ぶ。
「私たち皇族に忠義を示してくださっているディシュタルト公爵家の後継者様を侮辱するなんて、あってはならないことです」
「っ、そ、それはっ! この女がっ!」
「お父様に言いつけましょうか?」
「………………」
アリシアの脅しに怯んだエルウッドは、「クソッ!」と救いようのないダサい捨て台詞を吐いて去っていった。彼を追い払ったアリシアに、会場から拍手が送られる。
「ディシュタルト小公爵」
アリシアと対峙する。ベネデッタは彼女を前にして、自然と目を細めた。アリシアは顔を強ばらせ、ゴクリと息を呑む。が、皇女として怯えた姿を見せるわけにはいかないと、なんとか気を確かに持ち、ベネデッタを見上げる。
「兄が無礼を働きました。申し訳ございません」
アリシアが頭を下げる。皇女が頭を垂れるという異常な光景に、悲鳴に近い叫び声が上がった。唯一「頭を上げてください」と言える権利を持つベネデッタは、黙ってそれを見つめる。ほかの貴族であれば、すぐさまアリシアの頭を上げさせるというのに、彼女は頭を下げ続けるアリシアを注視しているだけだった。
「実は、これが初めてではないと言ったら、皇女殿下はどうなさるのでしょう?」
「え……」
アリシアは顔を上げる。ベネデッタはただ、微笑むだけだった。
「わ、私の力が及ぶ範囲でなら、いくらでもお詫びいたします」
蝶よ花よと育てられた第二皇女アリシア。両親からは無償の愛情を捧げられ、育ってきた。残酷な世界など知らない無垢なその目と心は、ベネデッタのコンプレックスとトラウマを呼び覚まそうとする。だからと言って、アリシアを虐めることはしないが。
お花畑なお姫様だと思っていたが、どうやらその認識は改めなければならないようだ。絶世の美少女、その可愛らしい見た目に反して、肝が据わっており、聡明さも持っている。あのアトラスが惚れ込むだけあるし、ベネデッタと結婚した今も忘れられないわけである。
「もういいでしょう? いつまで第二皇女殿下に頭を下げさせるつもりですか」
無言を貫いていたアトラスがようやく口を開く。彼は迷わずベネデッタを咎めた。妻がエルウッドに侮辱される場面を目撃していたと言うのに、その責任を皇族に問うのではなく、むしろ妻を責めたのだ。完全悪役と化しているベネデッタを救わず、指を指す側に回ったアトラス。ベネデッタは大きく肩を落とした。
「第二皇女殿下、そろそろ頭をお上げくださいな」
「……本当に申し訳ございません、ディシュタルト小公爵」
「謝らないでください。久々に、悪者に仕立て上げられる気分を味わえましたから、今日はそれで結構です」
薔薇のような声色には、棘が隠されていた。その棘に刺されたアリシアは、硬直する。数秒後、ベネデッタの言葉の意味を察した彼女は、肩を震わせた。
「私は……そんな、つもり、では……」
「来てください」
今にも涙を流しそうなか弱いアリシアを眺めていると、突然アトラスに手首を掴まれ、物凄い力で引っ張られる。
「では、失礼いたします」
ベネデッタは引っ張られながらも、アリシアとウォルトンに一礼したのであった。
アトラスに引っ張られる形で連れて来られたのは、人の目につかない庭園だった。ところどころライトアップされているため、お互いの顔は辛うじて見える。冬の花々で彩られたアーチの下、アトラスはやっと立ち止まった。彼はベネデッタを放すと、振り向く。彼の眼差しは、凍てついていた。
「第二皇女殿下を……アリシアを虐める真似はやめてください」
アトラスは怒りを抑えながら、そう告げた。想い人を泣かされそうになってもなお、最低限の敬意を忘れない彼に、酷く真面目な人だとベネデッタは思った。
「虐める? 至極真っ当なことを言ったまでよ。公の場で皇族が貴族に向かって頭を垂れる。それがどんなに貴族を困らせることか、あなたは分からない?」
アトラスに一歩近寄る。
「第一皇子殿下の無礼を代わりに謝罪するという聡明さは素晴らしいけど、頭を下げるという行為自体にどれほどの影響があるのか、そこまで考慮してほしかったわ」
アトラスは、ぐうの音も出ない。愕然としながら黙り込む彼の頬に、手のひらを押しつける。
「あなたは、第二皇女殿下のために怒っているのよね? 私を叱責するために、ここに連れてきたのでしょう? ほら、目的を果たさないと」
手袋に包まれた指先でアトラスの輪郭をなぞる。
「大声で怒鳴りつける? 平手打ち? 拳で殴る? それとも、剣で斬りつけるのかしら」
嬌笑を浮かべる。狂気に満ちた雰囲気が辺り一体を包み込む。その時、強風が吹いた。頭上から舞い降りてきた真っ青な花弁を掴み、アトラスの目の前にチラつかせる。
「青色に染まったわ」
その一言に、アトラスは目を見開く。
「……いい加減にしてください」
アトラスはベネデッタの両肩を掴んで無理やり引き離す。
「とにかく、第二皇女殿下を虐めないでください」
それだけ冷たく吐き捨てると、アトラスは踵を返して去っていってしまった。彼の背中を見送るベネデッタ。たったそれだけを言うために、ベネデッタを人気のない庭園まで連れてきたのだろうか。変な男だと思ったベネデッタは、青色の花弁を捨てた。
アリシアの隣には、アトラスの兄でありマティルダ小公爵のウォルトンがいた。アリシアの今日のパートナーだ。ふたりの縁談が進んでいるというのは、本当の話なのだろう。
ベネデッタは隣にいるアトラスを横目で見遣る。彼はアリシアに目を奪われていたが、すぐに我に返り、苦しそうな面持ちで顔を背けた。あまりにも分かりやすく拒絶を見せる彼に、ベネデッタは確信する。アトラスの中で、アリシアは未だ〝思い出〟になっていないのだと。
「アリシア……マティルダ小公爵……」
エルウッドは度肝を抜かれた様子でふたりを呼ぶ。
「私たち皇族に忠義を示してくださっているディシュタルト公爵家の後継者様を侮辱するなんて、あってはならないことです」
「っ、そ、それはっ! この女がっ!」
「お父様に言いつけましょうか?」
「………………」
アリシアの脅しに怯んだエルウッドは、「クソッ!」と救いようのないダサい捨て台詞を吐いて去っていった。彼を追い払ったアリシアに、会場から拍手が送られる。
「ディシュタルト小公爵」
アリシアと対峙する。ベネデッタは彼女を前にして、自然と目を細めた。アリシアは顔を強ばらせ、ゴクリと息を呑む。が、皇女として怯えた姿を見せるわけにはいかないと、なんとか気を確かに持ち、ベネデッタを見上げる。
「兄が無礼を働きました。申し訳ございません」
アリシアが頭を下げる。皇女が頭を垂れるという異常な光景に、悲鳴に近い叫び声が上がった。唯一「頭を上げてください」と言える権利を持つベネデッタは、黙ってそれを見つめる。ほかの貴族であれば、すぐさまアリシアの頭を上げさせるというのに、彼女は頭を下げ続けるアリシアを注視しているだけだった。
「実は、これが初めてではないと言ったら、皇女殿下はどうなさるのでしょう?」
「え……」
アリシアは顔を上げる。ベネデッタはただ、微笑むだけだった。
「わ、私の力が及ぶ範囲でなら、いくらでもお詫びいたします」
蝶よ花よと育てられた第二皇女アリシア。両親からは無償の愛情を捧げられ、育ってきた。残酷な世界など知らない無垢なその目と心は、ベネデッタのコンプレックスとトラウマを呼び覚まそうとする。だからと言って、アリシアを虐めることはしないが。
お花畑なお姫様だと思っていたが、どうやらその認識は改めなければならないようだ。絶世の美少女、その可愛らしい見た目に反して、肝が据わっており、聡明さも持っている。あのアトラスが惚れ込むだけあるし、ベネデッタと結婚した今も忘れられないわけである。
「もういいでしょう? いつまで第二皇女殿下に頭を下げさせるつもりですか」
無言を貫いていたアトラスがようやく口を開く。彼は迷わずベネデッタを咎めた。妻がエルウッドに侮辱される場面を目撃していたと言うのに、その責任を皇族に問うのではなく、むしろ妻を責めたのだ。完全悪役と化しているベネデッタを救わず、指を指す側に回ったアトラス。ベネデッタは大きく肩を落とした。
「第二皇女殿下、そろそろ頭をお上げくださいな」
「……本当に申し訳ございません、ディシュタルト小公爵」
「謝らないでください。久々に、悪者に仕立て上げられる気分を味わえましたから、今日はそれで結構です」
薔薇のような声色には、棘が隠されていた。その棘に刺されたアリシアは、硬直する。数秒後、ベネデッタの言葉の意味を察した彼女は、肩を震わせた。
「私は……そんな、つもり、では……」
「来てください」
今にも涙を流しそうなか弱いアリシアを眺めていると、突然アトラスに手首を掴まれ、物凄い力で引っ張られる。
「では、失礼いたします」
ベネデッタは引っ張られながらも、アリシアとウォルトンに一礼したのであった。
アトラスに引っ張られる形で連れて来られたのは、人の目につかない庭園だった。ところどころライトアップされているため、お互いの顔は辛うじて見える。冬の花々で彩られたアーチの下、アトラスはやっと立ち止まった。彼はベネデッタを放すと、振り向く。彼の眼差しは、凍てついていた。
「第二皇女殿下を……アリシアを虐める真似はやめてください」
アトラスは怒りを抑えながら、そう告げた。想い人を泣かされそうになってもなお、最低限の敬意を忘れない彼に、酷く真面目な人だとベネデッタは思った。
「虐める? 至極真っ当なことを言ったまでよ。公の場で皇族が貴族に向かって頭を垂れる。それがどんなに貴族を困らせることか、あなたは分からない?」
アトラスに一歩近寄る。
「第一皇子殿下の無礼を代わりに謝罪するという聡明さは素晴らしいけど、頭を下げるという行為自体にどれほどの影響があるのか、そこまで考慮してほしかったわ」
アトラスは、ぐうの音も出ない。愕然としながら黙り込む彼の頬に、手のひらを押しつける。
「あなたは、第二皇女殿下のために怒っているのよね? 私を叱責するために、ここに連れてきたのでしょう? ほら、目的を果たさないと」
手袋に包まれた指先でアトラスの輪郭をなぞる。
「大声で怒鳴りつける? 平手打ち? 拳で殴る? それとも、剣で斬りつけるのかしら」
嬌笑を浮かべる。狂気に満ちた雰囲気が辺り一体を包み込む。その時、強風が吹いた。頭上から舞い降りてきた真っ青な花弁を掴み、アトラスの目の前にチラつかせる。
「青色に染まったわ」
その一言に、アトラスは目を見開く。
「……いい加減にしてください」
アトラスはベネデッタの両肩を掴んで無理やり引き離す。
「とにかく、第二皇女殿下を虐めないでください」
それだけ冷たく吐き捨てると、アトラスは踵を返して去っていってしまった。彼の背中を見送るベネデッタ。たったそれだけを言うために、ベネデッタを人気のない庭園まで連れてきたのだろうか。変な男だと思ったベネデッタは、青色の花弁を捨てた。
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