スローライフ 転生したら竜騎士に?

梨香

文字の大きさ
上 下
203 / 273
第十章  ローラン王国

1  ニューパロマへ?

しおりを挟む
 冬の間、ユーリは国務省でシュミット卿に相変わらずこき使われた。週末には時々はパーティや、オペラ観劇にも出かけたが、真冬になると秋ほどはパーティも行われず落ち着いた日々を過ごした。

 パリスの子竜のエリスもすくすく育ち、王宮の竜舎で飛行の真似事をしては他の竜達に迷惑をかけたり、心配させる。ビリーはマックが孵角を手に入れたのが悔しくて、ユーリに会うたびにイリスに子竜を産ませてくれと頼む。

「マックはエリスの孵角をペンダントにして首から下げて見せびらかしているんだ。俺がちょっと目を離した隙に、エリスの孵角が取れたんだよ」

 子竜が卵の殻を割る為の孵角は、用事が無くなると自然とポロリと落ちてしまうのだが、竜舎の係が受け取るのが伝統になっている。

 ビリーはマックの孵角が羨ましくてたまらなかったのだ。もちろん、エリスの世話を手抜きなどしないで可愛がってはいたが、一緒にいるマックの胸にぶら下がっている孵角を見ると愚痴を言いたくなるのだ。

「いつになるかわからないけど、イリスの子竜が産まれたら、孵角はあげるわ」

 ビリーはユーリに絶対だよと約束させる。


 冬の間は雪に閉ざされたローラン王国が動きが取れないので、イルバニア王国は平穏に過ごしていた。

 ユーリは財務室の実習のみでなく、算盤の予算がおりたので教育課での仕事もこなす。師範学校への算盤の授業のカリキュラムを作成したり、モデル校への算盤の配布にと飛び回る。

 エドアルドが帰国したので外務省への貸し出しもユージーンの指導の竜騎士もはずれて、ユーリとグレゴリウスが会うのはリューデンハイムの寮か、騎竜訓練の時か、たまにパーティで会うぐらいだ。



 アンリは国務省でのランチや、ギターを教えて貰ったりと、ユーリの側にいる時間が増えていた。

「あっ、そこの指は違いますよ」

 ユーリにギターを教えながら、アンリは間違えた指を後ろから、押さえなおす。

「難しいわ~。弾き語りが出きるようになるのかしら」

 振り向きながら見上げるユーリの少し口を尖らせた不服そうな顔に、アンリはクラッとしてしまう。ユーリも余りに接近していた顔にドキッとして、頬を染めて俯く。

 友達になった令嬢方の中には17才になったからと婚約をする人もチラホラと出てきて、ユーリは恋愛ゲームは無理だと諦めたものの、アンリとキスしてみたらとアドバイスされたのを思い出して意識してしまう。

 だが、二人の仲はなかなか進展しない。なぜならこんな風に良いムードになって、アンリがユーリの顔をあげさせてキスしようとしていると、大概邪魔が入るからだ。

「やぁ、ユーリ、ギターの練習が終わったなら、母上がお茶にしようと言われているよ」

 アンリは折角のチャンスを邪魔したフランツを睨みつけたが、素知らぬ顔でユーリの手をとってサロンへと連れていく。

 マウリッツ公爵家ではユージーンとフランツはグレゴリウス派で、アンリとユーリが親密になるのを邪魔する。サロンでお茶を飲みながら、公爵は春になってローラン王国が何か仕掛けてくる前に、ユーリとアンリを引っ付けようと頭を悩ます。


 冬は穏やかに過ぎ、ユーリは16才になった。

 春になって雪が溶け始めると、北の国境辺りで小競り合いが繰り返されるようになり、ユングフラウにも戦争の影が見えた。騎竜訓練に普段は文官として働いている竜騎士達が参加している姿を、みる度に戦争が避けられなくなっているのを感じる。

 グレゴリウスも戦争の影には気づいていたし覚悟も決めていたが、それより目下の興味はユーリだ。ある意味でグレゴリウスは、イルバニア王国の国民性に相応しい皇太子だ。

 カザリア王国の国民性は勉学好きの議論好きな割にロマンチストで、令嬢にのぼせ上がる体質はエドアルドにもみられた。

 イルバニア王国はローラン王国との戦争を感じながらも、どこか呑気で恋愛の都のユングフラウではデートする恋人達の数が却って増えたぐらいだ。恋の都ユングフラウの皇太子に相応しいグレゴリウスは、ユーリが綺麗になっていくのを眺めているだけの日々に焦りを感じる。

「このままでは、エドアルドにユーリを取られてしまう」

 冬の間もエドアルドから分厚いラブレターが何通も届き、ユーリが律儀に返事をかえしているのを目撃するたびにキリキリと胸を痛めた。

「ユーリの返事は、ラブレターじゃあないですよ。家で何を書こうかと悩んで僕達に相談してるぐらいですから」

 筆まめなエドアルドからの手紙に返事を書く前に、次がくる有り様でユーリは困り切っていた。

「この前は、手紙の最初から最後までエリスの事でしたね。あとは孵角をビリーにあげると約束したとか書いてましたよ。あの手紙を貰ったエドアルド皇太子殿下は、どう思ったでしょうかね~僕だったら、げんなりするけどねぇ」

 グレゴリウスはエドアルドのことだから、竜を愛しているユーリの様子を思い出してウットリしたに違いないと眉をしかめる。 

「ユーリは相変わらず忙しそうで、朝食の時ぐらいしか一緒にいられないよ。エドアルドも手紙書きすぎだよ。忙しいのはわかっているだろうに、その上にギターなんかまで習ってるし」

 やはり、そこが一番気になっているんだなと、フランツは溜め息をつく。先日も、ギターの練習をしている筈なのに音がしなくなったので部屋に入ったら、なんだか良いムードで焦ってしまったのだ。

 確かに家族がユーリをさっさとアンリと結婚させたい気持ちはフランツにも理解できる。騎竜訓練だけでなく、武術訓練にも多くの竜騎士達が参加していて、春になれば戦争がおこるかもしれないとイルバニア王国の国民が感じていた。

 だが、イルバニア王国の国民性は呑気で陽気な体質で、危機が迫るほどバカ騒ぎをしたり、令嬢方の恋愛ゲームも盛り上がって戦争前に婚約しようとする風潮が見受けられた。

 グレゴリウスは顔見知りになった令嬢方の婚約相手が20才より上で、やはり男性の方が年上が望ましいのだろうかとユーリより数ヶ月年下なのが悔しく思う。

「アンリ卿は23才なんだよな~。ユーリより7才年上なんだ。エドアルド皇太子殿下も18才になったんだよな~」

 グレゴリウスはまだ15才の自分がアンリやエドアルドより子どもに見られるようで落ち込む。

「あと1月で皇太子殿下も16才じゃないですか」

 フランツの慰めにも溜め息しかでないグレゴリウスだ。



 呑気な国民や皇太子とは別に、王宮では連日会議が開かれており、ローラン王国に対しての防衛強化が話し合われていた。

「やはりゲオルク王は南下を諦めるつもりは無さそうだな。今はまだ雪解け水で国境のノーチラス川は増水中だが、そのうちには水嵩も減るだろう。北の砦に増兵はしているが、外務相は同盟国のカザリア王国との協力を求めてくれ。彼方も、先年の停戦調停で取られた鉱山を取り返したいだろう」

 国王に外務相は難しい顔をする。

「ヘンリー国王陛下もローラン王国に取られた鉱山を取り返したいと考えておられますが、コンスタンス姫の件がありますので刺激できない状態なのです」

 会議に参加している重臣達は、コンスタンス姫が不貞を働いたとして、カザリア王国に帰国を許さず、捕らえている遣り口に憤懣の声をあげる。

「どうにか出来ないのか」

 外務省とて手をこまねいている訳ではない。ローラン王国の大使館に何人もの外交官を派遣して、コンスタンス姫と幽閉中のヘンドリック王弟殿下の情報の収集にあたらしている。

「マルクス王弟殿下の元にケストナー大使は日参して、コンスタンス姫の情報を手に入れて救出したいみたいですが、はかばかしい結果は得られてないですね。こちらも、ケイロンでコンスタンス姫とヘンドリック王弟殿下の情報を収集していますが……」

 国王は従兄弟のヘンドリックはもう生きてないのではと顔を暗くする。若い頃、先王ルードビッヒの元に叔母のマルグリッドが嫁いだ縁もあり、カルディナを訪問した時に年下の従兄弟達と過ごした夏を思い出す。

 あの頃は、ゲオルクもヘンドリックもマルクスもまだ幼くて、ルードビッヒ王の穏やかな治世のもとで両国の関係は友好的だったのだと懐かしく思う。

「考えてみれば、ロザリモンドはゲオルクの性質をはじめから見抜いていたのだな。私はフィリップに対して冷たいとは感じていたが、礼儀正しい態度に誤魔化されていた。ヘンドリックはもう生きてないと思う。マルグリッド皇后亡き後、ゲオルクが継承権をもつ弟を生かしておくとは考えられない」

 国王の言葉に、会議は重苦しい沈黙に支配される。連日の会議でも何らの打開策も浮かばず、カザリア王国との共同戦線を展開したいが、ヘンリー国王の姪のコンスタンス姫が人質状態では手の打ちようがないのだけは確実だと結論が出ただけだ。

「ユーリ嬢は、夏休みにニューパロマに行く約束をエリザベート王妃様としています。この際、エドアルド皇太子殿下と婚約となれば、カザリア王国も共同戦線を取ってくれると思うのですが……」

 外務次官もユーリを外国に嫁がせたくないと思っていたが、エドアルドの遊学中に恋とまではいかないものの友人以上の好意を持つようになったのに気づいていた。外務相もそれしか打開策は無いのだろうかと溜め息をつく。ユーリがアンリと結婚するぐらいなら、エドアルド皇太子と結婚して同盟国の関係強化に役立てた方が良いのではと考えたのだ。

 だが、国務相は緑の魔力持ちのユーリを外国に嫁がせるぐらいならアンリの方がマシだと考える。勿論、外務相も国務相もグレゴリウスと結婚してくれるのが一番望ましいと、それぞれの皮算用をしていたが、どうしても年のハンディキャップを感じてしまうのだ。

 そんな時に、エリザベート王妃からテレーズ王妃へと手紙が届いた。

「まぁ、困ったわ。ユーリをニューパロマに招待したいと書いてあるわ。夏休みではなく、春から音楽留学に来られたらですって……ああ、エリザベート王妃はユーリが戦場を見るのを心配されているのだわ。あの娘の気性ではユングフラウに留まらないだろうと書いてあるわ」

 テレーズはユーリを前線に送るつもりは無かったし、国王も同じ意見だったが、後方支援でさえも戦場の悲惨さを目にするのではと心配していた。エドアルド皇太子の件がなければ、こちらから頼みたいぐらいの話だったが、ユーリは承知しないだろうと溜め息をつく。

「国益の為に、ユーリをカザリア王国に嫁がせる必要があるかもしれない。ユーリは絆の竜騎士だから、政略結婚を強制できないが、エドアルド皇太子のことは好きなようだ」

「でも、まだ恋ではありませんわ」

 国王夫妻は孫のグレゴリウスの妃にユーリを望んでいたが、全く恋に進展しないので、諦めるしか無いのだろうかと溜め息をつく。国王はジークフリートをこっそりと呼び出して、恋の達人の意見を聞いてみる。

「王妃はユーリはまだエドアルド皇太子に恋をしてはいないと言うのだが、私は親密に思えるのだ。そなたはどう思うかね?」

 ジークフリートは国王からの極秘の呼び出しで、ローラン王国に潜入調査して来るようにとかの密命ではと考えていたのに、ユーリの恋愛話でガックリする。

「ユーリ嬢はまだ恋愛してるとは思えませんね。エドアルド皇太子殿下とは友達以上、恋人未満でしょう」

 言外にグレゴリウスは単なるお友達と言われて、国王はやはりなぁと溜め息をつく。

「エリザベート王妃から、ユーリをニューパロマに音楽留学させたいとの手紙が届いたのだ。ローラン王国との戦争が避けられないと考えてられて、ユーリを避難させたいお気持ちなのだろう。ただ、これを受けると……」 

 ジークフリートは、今は友達以上ぐらいのユーリがエドアルドの近くに行くのは拙いと感じる。

「ユーリ嬢はニューパロマに音楽留学などされないでしょう。彼女は自分だけ戦争から逃げ出すのは卑怯だと感じるでしょうから。この点でユングフラウに留まらせるのに苦労すると思いますが、優しいユーリ嬢に戦場は相応しくありません」

 国王は、ユーリに北の砦に行かすつもりもないとジークフリートに断言する。

「ただ、夏休みにニューパロマを訪ねるとエリザベート王妃と約束してしまっているのが難点ですね。ユーリ嬢は変に真面目ですから、約束を破らないでしょう。ただ、ローラン王国と戦争状態になっていれば、それを理由に断ると思いますよ」

 この夏にローラン王国との戦争がおこるのかどうかは、誰にも予測できない。イルバニア王国としては戦争を避けたいのはやまやまだったが、国土の侵略を許すつもりも無かったので北の砦の防衛強化をはかっていた。

 春になり心配していた戦争状態にはならなかったものの、様子見の小競り合いは頻繁におこっていた。

 ユーリの元にもエリザベート王妃からニューパロマに音楽留学の誘いの手紙が来たが、ユーリは丁重な断りの返事を書く。窮地の祖国から一人逃げ出して、ニューパロマに音楽留学など行けないと思ったからだ。

 エドアルドからもニューパロマに来るようにと再三の手紙が届いたが、カザリア王国から見ても戦争が避けられない情勢なのかと暗い気持ちになったりもしたが、逃げ出すのは嫌でキッパリと断る。  
しおりを挟む
感想 82

あなたにおすすめの小説

異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~

夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。 雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。 女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。 異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。 調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。 そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。 ※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。 ※サブタイトル追加しました。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

公爵家三男に転生しましたが・・・

キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが… 色々と本当に色々とありまして・・・ 転生しました。 前世は女性でしたが異世界では男! 記憶持ち葛藤をご覧下さい。 作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~

土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。 しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。 そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。 両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。 女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~ 

志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。 けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。 そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。 ‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。 「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。

大国に囲まれた小国の「魔素無し第四王子」戦記(最強部隊を率いて新王国樹立へ)

たぬころまんじゅう
ファンタジー
 小国の第四王子アルス。魔素による身体強化が当たり前の時代に、王族で唯一魔素が無い王子として生まれた彼は、蔑まれる毎日だった。  しかしある日、ひょんなことから無限に湧き出る魔素を身体に取り込んでしまった。その日を境に彼の人生は劇的に変わっていく。  士官学校に入り「戦略」「戦術」「武術」を学び、仲間を集めたアルスは隊を結成。アルス隊が功績を挙げ、軍の中で大きな存在になっていくと様々なことに巻き込まれていく。  領地経営、隣国との戦争、反乱、策略、ガーネット教や3大ギルドによる陰謀にちらつく大国の影。様々な経験を経て「最強部隊」と呼ばれたアルス隊は遂に新王国樹立へ。 異能バトル×神算鬼謀の戦略・戦術バトル! ☆史実に基づいた戦史、宗教史、過去から現代の政治や思想、経済を取り入れて書いた大河ドラマをお楽しみください☆

転生したら神だった。どうすんの?

埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの? 人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。

処理中です...