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第八章 見習い実習
29 ユーリの舞踏会 後
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ユーリは次々と相手を変えてダンスをして、少し疲れた。
「ユーリ、少し疲れているなら、テラスで休憩しようよ」
グレゴリウスの誘いを受けては拙いと、この3ヶ月で鈍いユーリでも悟った。
「疲れているけど、テラスには行かないわ。叔母様に叱られるもの。それより騎竜訓練で何をしてるの?」
全く色気の無い話にガックリきたグレゴリウスだったが、ダンスが終わると椅子にエスコートして、ユーリが休んだ時にした訓練内容を説明する。
「二人で何を話しているかと思ったら、騎竜訓練の話だなんて」
フランツからレモネードを受け取って、ありがとうと感謝しながら、ユーリは来週の騎竜訓練に付いていけるかしらと愚痴る。
「私は週に1、2回なのに、他の人達は週に3、4回するのよね、差がつくわね」
「その位のハンデで丁度いいよ。ユーリとイリスは抜群に相性良いもの」
フランツの発言にユーリが酷いわと抗議していると、ユージーンが呼びに来た。
「少し皆疲れてくる時間帯だから、軽食を用意してあるんだ。食堂にテーブルが用意してあるから、ユーリはグレゴリウス皇太子殿下を案内して行きなさい」
「舞踏会の途中で軽食を食べるの? 控え室とかで、ちょこっと摘まんだことはあるけど」
ユーリは、フランツとグレゴリウスと食堂に向かう。食堂には小さなテーブルがアチコチに配置されており、踊り疲れた令嬢方が、後見人やエスコートしてくれた相手と簡単な軽食を食べている。
「ユーリ嬢、こちらですよ」
エドアルド達のテーブルに誘われて、グレゴリウスは少し落胆したが断るのも無礼なので、ユーリをエスコートして席につく。
「ユングフラウは美食の都ですね。とても美味しいカナッペですよ。それにアイスクリームも美味しいですね」
食堂の壁沿いの長テーブルには、踏会の途中なので、ドレスアップした令嬢方も食べやすいカナッペとか、上品な大きさのサンドイッチ、一口大にカットされたフルーツが色々と用意されている。フランツは、ユーリに色々と盛り合わせた皿を取ってきた。
「舞踏会の途中にこんなの初めてだわ。まさか、私が大食いだから?」
「ああ、ユーリは公式な舞踏会しか行ったことないんだね。休憩しながらダンスするんだよ」
フランツの説明にユーリはそんなものなのと納得したが、カザリア王国一行は晩餐会なら人数もしれてるが、100人を超す舞踏会でこのグレードの軽食を出せる貴族はいないと、マウリッツ公爵家の財力に感嘆していた。
少し離れた席で軽食を食べながら、社交スケジュールを話し合っていたマゼラン卿とジークフリートは、グレゴリウスとエドアルドがユーリと美味しそうにキャビアのカナッペを食べているのを見る。
「本当にマウリッツ公爵家は、ユーリ嬢を大切に思っているのですね。このような行き届いた披露の舞踏会を開くなんて」
マゼラン卿は自分も娘を持っているだけに、身に染みた感想を述べた。
「ロザリモンド姫の分も、ユーリ嬢に愛情を注いでいるのでしょう。今夜の舞踏会に招待した家で開かれるパーティーには、ユーリ嬢は出席されるでしょう」
マゼラン卿はそのパーティーにどうせグレゴリウスも出席するのだろうとわかりきっていたが、エドアルドがエスコートする事を条件に承諾した。
「後は、ユージーン卿からマウリッツ公爵夫人に頼み込んで、モガーナ様に許可を頂かなければね」
ジークフリートも美しいモガーナが苦手なのではと、マゼラン卿は考えた。
軽食で元気を取り戻した令嬢方や子息達の為に、マリアンヌとしては不本意な選曲だったが、若い人達向きのトロットや、パドトワレ、リーズなどを散りばめて演奏させる。ユーリは、エドアルドやグレゴリウスと、トロットや、パドトワレを何度も躍ったし、アンリやシャルルとも慣れないリードですがと謝られながらもソツのないダンスをした。
「こんなに華やかな舞踏会は、ニューパロマではなかなかお目にかかれないね。ユーリ嬢のドレスも素敵だし、他の令嬢方も粒揃いだもの」
ユリアンは、花の都に相応しい舞踏会を堪能していた。
「そりゃ、グレゴリウス皇太子にエドアルド皇太子が臨席される舞踏会だから、令嬢方も気合いが入ってるさ。その上、ユージーン卿や、フランツ卿も、いるんだからさ」
ハロルドの言葉で、マウリッツ公爵領の本宅に、このユングフラウの煌びやかな屋敷と、マウリッツ公爵家の財力にクラクラしていたメンバーは、自分がイルバニア王国の貴族なら是非とも縁戚になりたいと考えるだろうと思った。
「なんかユーリ嬢を全力で愛しているのが感じられる舞踏会だな。やはり、駆け落ちされたロザリモンド姫の件があるからかな?」
ジェラルドは自分の姉達の舞踏会を見て、準備がどれほど大変なのか知っていたので溜め息しか出なかった。
「今夜は沢山ユーリ嬢とダンスできたな。でも、グレゴリウス皇太子もよく踊っていたし、アンリ卿とか、シャルル卿とかも何度も踊っていたな。あんなに綺麗なドレス姿を披露なんかしたら、魅了される男共が出るのは仕方ないけど、少しライバルが増えたのは予想外だな」
国王が開いて下さった歓迎の舞踏会でも、アンリ卿や、シャルル卿という邪魔者に気づいたが、今夜の舞踏会でライバルだと確認したエドアルドだった。マゼラン卿は、モガーナが苦手なので今夜の舞踏会では控え目にしていたし、エドアルドもユーリと何度も踊れて上機嫌なので苦言も呈さなかった。
ジークフリートも、マウリッツ公爵家が厳選した招待客に安心していたので、二人で社交スケジュールの確認をしたりして過ごす。
ユーリの披露の舞踏会は大成功を収めた。帰りの馬車でいっぱいユーリと踊れた満足感に浸りながらも、ライバル達への嫉妬で愚痴るグレゴリウスに少し苦言を呈す。
「今夜の舞踏会で、何か感じられませんでしたか?」
「ユーリはとても綺麗だったね。それに、豪華な舞踏会だったと思うよ。改装中だとニューパロマでフランツが言ってただけに、屋敷も凄く綺麗だし、磨き立ててあったしね。軽食も凄く美味しかった」
グレゴリウスは、ジークフリートの質問を顔を見ながら答えていって、正解にたどり着けなかった。
「わからない、今夜の舞踏会で何を感じなくてはいけなかったのか?」
「マウリッツ公爵家は、全力でユーリ嬢を護ると宣言するような舞踏会でしたね。マウリッツ公爵家の財力や細やかな気遣いに溢れた舞踏会で、厳選された出席者達はユーリ嬢に対する愛情を感じたと思いますよ。イルバニア王国の筆頭公爵家が溺愛するユーリ嬢と縁戚になろうと考える貴族は多いですよ」
ジークフリートは口には出さなかったが、ユーリの持参金も国で一番だしと溜め息をつく。
両皇太子殿下を見送って、他の招待客も帰途につくと、ユーリはヘトヘトに疲れていたが、公爵夫妻に舞踏会のお礼を言った。
「叔父様、叔母様、私の為にこんなに立派な舞踏会を開いて下さってありがとうございます」
マリアンヌはユーリを抱きしめて、キスをした。
「良いのよ、マキシウス伯父様に頼まれたのもあるけど、ユーリの為の舞踏会を開けて楽しかったわ。さぁ、疲れたでしょう、お休みなさいな」
ユーリが寝室に下がるのを見送って、公爵夫妻は大成功に終わった舞踏会にホッと安堵の溜め息をついた。
「お疲れ様だったね、見事な舞踏会だったよ」
公爵はこの舞踏会の為に、マリアンヌが何ヶ月も準備していたのを知っていたので労った。
「ユーリが社交界を引退すると言い出した時は、気絶しそうだったわ」
夫妻はさすがに疲れたと寝室に向かいながら、今となっては笑い話になった引退宣言を思い出した。
「ユーリが結婚するまで、苦労するな」
マリアンヌは、リュミエールの溜め息にくすくす笑った。
「貴方はきっと結婚しても心配しますよ」
奥方の言葉に、そうかもしれないとリュミエールはもう一度溜め息をついた。
「ユーリ、少し疲れているなら、テラスで休憩しようよ」
グレゴリウスの誘いを受けては拙いと、この3ヶ月で鈍いユーリでも悟った。
「疲れているけど、テラスには行かないわ。叔母様に叱られるもの。それより騎竜訓練で何をしてるの?」
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「舞踏会の途中で軽食を食べるの? 控え室とかで、ちょこっと摘まんだことはあるけど」
ユーリは、フランツとグレゴリウスと食堂に向かう。食堂には小さなテーブルがアチコチに配置されており、踊り疲れた令嬢方が、後見人やエスコートしてくれた相手と簡単な軽食を食べている。
「ユーリ嬢、こちらですよ」
エドアルド達のテーブルに誘われて、グレゴリウスは少し落胆したが断るのも無礼なので、ユーリをエスコートして席につく。
「ユングフラウは美食の都ですね。とても美味しいカナッペですよ。それにアイスクリームも美味しいですね」
食堂の壁沿いの長テーブルには、踏会の途中なので、ドレスアップした令嬢方も食べやすいカナッペとか、上品な大きさのサンドイッチ、一口大にカットされたフルーツが色々と用意されている。フランツは、ユーリに色々と盛り合わせた皿を取ってきた。
「舞踏会の途中にこんなの初めてだわ。まさか、私が大食いだから?」
「ああ、ユーリは公式な舞踏会しか行ったことないんだね。休憩しながらダンスするんだよ」
フランツの説明にユーリはそんなものなのと納得したが、カザリア王国一行は晩餐会なら人数もしれてるが、100人を超す舞踏会でこのグレードの軽食を出せる貴族はいないと、マウリッツ公爵家の財力に感嘆していた。
少し離れた席で軽食を食べながら、社交スケジュールを話し合っていたマゼラン卿とジークフリートは、グレゴリウスとエドアルドがユーリと美味しそうにキャビアのカナッペを食べているのを見る。
「本当にマウリッツ公爵家は、ユーリ嬢を大切に思っているのですね。このような行き届いた披露の舞踏会を開くなんて」
マゼラン卿は自分も娘を持っているだけに、身に染みた感想を述べた。
「ロザリモンド姫の分も、ユーリ嬢に愛情を注いでいるのでしょう。今夜の舞踏会に招待した家で開かれるパーティーには、ユーリ嬢は出席されるでしょう」
マゼラン卿はそのパーティーにどうせグレゴリウスも出席するのだろうとわかりきっていたが、エドアルドがエスコートする事を条件に承諾した。
「後は、ユージーン卿からマウリッツ公爵夫人に頼み込んで、モガーナ様に許可を頂かなければね」
ジークフリートも美しいモガーナが苦手なのではと、マゼラン卿は考えた。
軽食で元気を取り戻した令嬢方や子息達の為に、マリアンヌとしては不本意な選曲だったが、若い人達向きのトロットや、パドトワレ、リーズなどを散りばめて演奏させる。ユーリは、エドアルドやグレゴリウスと、トロットや、パドトワレを何度も躍ったし、アンリやシャルルとも慣れないリードですがと謝られながらもソツのないダンスをした。
「こんなに華やかな舞踏会は、ニューパロマではなかなかお目にかかれないね。ユーリ嬢のドレスも素敵だし、他の令嬢方も粒揃いだもの」
ユリアンは、花の都に相応しい舞踏会を堪能していた。
「そりゃ、グレゴリウス皇太子にエドアルド皇太子が臨席される舞踏会だから、令嬢方も気合いが入ってるさ。その上、ユージーン卿や、フランツ卿も、いるんだからさ」
ハロルドの言葉で、マウリッツ公爵領の本宅に、このユングフラウの煌びやかな屋敷と、マウリッツ公爵家の財力にクラクラしていたメンバーは、自分がイルバニア王国の貴族なら是非とも縁戚になりたいと考えるだろうと思った。
「なんかユーリ嬢を全力で愛しているのが感じられる舞踏会だな。やはり、駆け落ちされたロザリモンド姫の件があるからかな?」
ジェラルドは自分の姉達の舞踏会を見て、準備がどれほど大変なのか知っていたので溜め息しか出なかった。
「今夜は沢山ユーリ嬢とダンスできたな。でも、グレゴリウス皇太子もよく踊っていたし、アンリ卿とか、シャルル卿とかも何度も踊っていたな。あんなに綺麗なドレス姿を披露なんかしたら、魅了される男共が出るのは仕方ないけど、少しライバルが増えたのは予想外だな」
国王が開いて下さった歓迎の舞踏会でも、アンリ卿や、シャルル卿という邪魔者に気づいたが、今夜の舞踏会でライバルだと確認したエドアルドだった。マゼラン卿は、モガーナが苦手なので今夜の舞踏会では控え目にしていたし、エドアルドもユーリと何度も踊れて上機嫌なので苦言も呈さなかった。
ジークフリートも、マウリッツ公爵家が厳選した招待客に安心していたので、二人で社交スケジュールの確認をしたりして過ごす。
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グレゴリウスは、ジークフリートの質問を顔を見ながら答えていって、正解にたどり着けなかった。
「わからない、今夜の舞踏会で何を感じなくてはいけなかったのか?」
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ジークフリートは口には出さなかったが、ユーリの持参金も国で一番だしと溜め息をつく。
両皇太子殿下を見送って、他の招待客も帰途につくと、ユーリはヘトヘトに疲れていたが、公爵夫妻に舞踏会のお礼を言った。
「叔父様、叔母様、私の為にこんなに立派な舞踏会を開いて下さってありがとうございます」
マリアンヌはユーリを抱きしめて、キスをした。
「良いのよ、マキシウス伯父様に頼まれたのもあるけど、ユーリの為の舞踏会を開けて楽しかったわ。さぁ、疲れたでしょう、お休みなさいな」
ユーリが寝室に下がるのを見送って、公爵夫妻は大成功に終わった舞踏会にホッと安堵の溜め息をついた。
「お疲れ様だったね、見事な舞踏会だったよ」
公爵はこの舞踏会の為に、マリアンヌが何ヶ月も準備していたのを知っていたので労った。
「ユーリが社交界を引退すると言い出した時は、気絶しそうだったわ」
夫妻はさすがに疲れたと寝室に向かいながら、今となっては笑い話になった引退宣言を思い出した。
「ユーリが結婚するまで、苦労するな」
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