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第四章 見習い竜騎士
12 立太子式の舞踏会 テラスでシャンパン
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後見人の王妃が選んだ独身の貴族達とユーリが踊っているのを、グレゴリウスは嫉妬しながら自分の立太子式の舞踏会に招待した令嬢達とダンスを続けていた。
流石にグレゴリウスも連続のダンスでは疲れるだろうと、舞踏スケジュールも休憩を挟んである。
「お祖母様、今ユーリと踊っているのは誰ですか?」
王族方の席に戻ってシャンパンを飲んでいたグレゴリウスは、目ざとくユーリがハンサムな大尉と踊っているのを見つけた。
「あら、彼はシャルル・フォン・マルセイ大尉ですわ。そんなにユーリが気になるなら、割り込みをかけてみれば如何ですか?」
公式な舞踏会で踊っているパートナーを割り込んでダンスするなんて、行儀の良いグレゴリウスがするわけ無いと王妃はからかったが、恋する青年の激情を読み間違えていた。
「そうします」
グレゴリウスは決められた令嬢方とダンスするのに飽き飽きしていたし、ユーリが独身貴族達とダンスするのを指をくわえて見ているのもうんざりだった。
シャルルの肩を叩くと、皇太子殿下がダンスに割り込んだのに驚きながらも、パートナーを仕方なく譲ってくれた。ユーリはグレゴリウスがダンスに割り込んできたのに驚いた。
「皇太子殿下、もう私とは踊ったでしょ。まだ、踊ってない令嬢もいるのに良いんですか?」
グレゴリウスはユーリがデビューした他の令嬢を気遣っているのを感じたが、今夜は自分の立太子式を祝う舞踏会なのだから、少しぐらいの我が儘は許されても良いと考えた。
「いいんだ、たまたま予定が空いてて」
ユーリはグレゴリウスが舞踏会が始まってからずっと踊り続けているのを知っていたので、疲れないのかしらと心配になった。
「皇太子殿下はお疲れにならないのですか? 私は、もうくたくた。知らない人とダンスするのは気をつかうわ。皆、歯の浮くようなお世辞ばかり言うし、返答に困ってしまうの」
この時ばかりはグレゴリウスはユーリの鈍感さに感謝する。今夜デビューした名門貴族の令嬢の中でもユーリの美しさは抜きん出ていたので、他の独身貴族が褒めて口説くのは当然だったが、どうやら本人は気づいてない。
「新鮮な空気が吸いたいな、外に行こう」
ダンスが終わるやいなや、グレゴリウスはユーリをバルコニーにエスコートする。
「ああ、生き返るわ! 気持ちの良い風」
バルコニーには数組の先客がいたが、皇太子とユーリの姿を認めてその場を譲ってくれた。
「本当に生き返るね!」
グレゴリウスはバルコニーを吹き抜ける風を堪能する。
「カザリア王国でも舞踏会あるのかしら? 夏場のパーティーは勘弁して欲しいな~」
「あちらは、ユングフラウよりかなり北に位置してるから、夏でも過ごしやすい筈だよ」
バルコニーの手すりに乗り出して、ユーリは王宮の花盛りの庭がランタンの灯りに照らされているのを珍しそうに眺める。
「今夜の庭はとても幻想的ね。ランタンに照らされてとても綺麗だわ。後で散歩しようかしら」
グレゴリウスはユーリが全く恋愛音痴なのに呆れ果てる。ランタンで照らされた庭の木陰で恋人達が何をしてるかは言わずがもなで、まして年頃の令嬢がそぞろ歩きするべきものではない。
「ユーリ嬢、夜の庭で一人歩きなど危険ですよ」
ジークフリートの言葉に驚いて二人は振り返る。バルコニーへ出て行く二人を見た王妃に、ジークフリートはお目付役を押しつけられたのだ。
「あら、ジークフリート卿も新鮮な風にあたりにこられたの?」
ジークフリートが何しに来たのか察知したグレゴリウスと違い、意味がわかっていないユーリは沢山の人で溢れている会場は空気が悪いものねと、一人で納得する。
「ユーリ、庭になど降りたら何をされても文句は言えないぞ。お誘いを受けたと解釈されるからな」
飲み物を差しながら、ユージーンは小言を言う。ユージーンもマウリッツ公爵夫人にお目付役を押しつけられたのだ。
「お誘いって何よ?」
レモネードを受け取りながら、ユーリは仄めかされた意味がよくわからなくて聞き返す。
「ダンス相手に庭に誘われて、ノコノコついていってキスの一つですめば、相手が紳士で幸いだという意味だよ。君は不注意だから、夜の庭を散歩しようとか言われたらついて行きそうだからな」
ユージーンにあからさまに言われて赤面したユーリを、グレゴリウスとジークフリートは気の毒に思いはしたが、ちゃんと教えなければ間違えが起こるので黙っていた。
「シャンパンは如何ですか」
フランツが人数分のシャンパンをお盆ごと持って登場して、気まずい空気を払拭した。ユーリはレモネードを手にしていたからシャンパンを取らなかったが、少し羨ましそうに眺めているのをジークフリートは目ざとく気づいて、シャンパンを勧める。
「社交界デビューなのですから、シャンパンは如何ですか」
差し出されたシャンパンを、ユーリが受け取ろうとするのをユージーンが止める。
「ユーリ、貴女はお酒を飲まない方が良い」
差し出したシャンパンをお盆に返しながら、飲めないのですかとジークフリートが尋ねるのを、ユーリはぷんと怒って飲めますと答える。
「ユージーン、シャンパンぐらい飲んでも大丈夫よ。前は、見習い竜騎士の試験勉強で徹夜明けだったからよ」
ジークフリートは大丈夫だというユーリにシャンパンを手渡して、レモネードのグラスをお盆に返した。
「ゆっくり飲むんだな、寝ても知らないぞ」
マウリッツ公爵夫人のお茶会で、昼間なのにシャンパンが出て、口当たりの良さについ一気飲みしたユーリはすっかり酔って寝てしまった。
ユージーンは寝たユーリを客室のベッドまで抱いて運ばされたので、お酒を飲むのを反対したのだ。ユーリも此処で寝たら大変だとわかっているので、チビチビと口をつけているのでユージーンとフランツは安心する。
後で、ユーリにシャンパンを持って来たことをユージーンに説教されるだろうなと、お酒の強いフランツは一気飲みした。
「そろそろ、次の曲が始まりますよ」
ジークフリートに休憩は終わりだと促されて、後ろ髪ひかれながらグレゴリウスは次のダンスのお相手の令嬢を誘いにいく。
「ユーリ、君も次のダンスの相手が決まっているんじゃないのか」
グレゴリウスと違い社交界のルールを守る気の無いユーリはパスと答える。
「もう知らない人とダンスはしたくないわ。皆、お世辞ばかりで、うんざり! フランツ、控え室まで送ってくれる? 少し休みたいの」
チビチビとだがシャンパンを一杯飲み干したユーリが、少し酔っているのに気づいたユージーンとフランツは、これではダンスさせれないと判断して控え室に連れて行く。
控え室でユーリはキャシーに「酔ってるの?」と呆れられたが、長椅子に横たわるとすやすやと寝てしまった。
「もう、ユーリったら」
社交界デビューの舞踏会で寝てしまう令嬢なんて聞いたことないわと、呆れ果てながらも個室で良かったとキャシーは安堵する。
しかし、舞踏会場にユーリがいないことに気づいた王妃は、具合が悪くなったのではと心配して女官を控え室に向かわした。
「ユーリ嬢、王妃様が具合が悪いのかと心配なさっておられます」
キャシーは、こんな時にすやすや寝ているだなんて世間に知らせてはいけないと、冷や汗をかく。扉を少しだけ開けて、女官に「今、お化粧直し中ですが、直ぐに会場へと行かれます」と答える。
「そうですか。では、そう王妃様にお伝えします」
女官に寝ていることを知られずにホッとしたキャシーは「ユーリ、起きて」と身体を揺する。
キャシーに起こされてユーリは一瞬どこにいるのかわからなかったが、舞踏会の最中だったと思い出して、寝ていた自分に呆れる。
「私、長いこと寝てた?」
ぼぉ~とした寝起きのユーリに、ほんの30分程よと安心させ、王妃様がお呼びよと伝える。
慌てて出て行こうとするユーリを止めて、洗面所を使わせる。控え室に用意されていた軽食を食べさせ、薄化粧を施すと「さあ、これで良いわ」と送り出した。
流石にグレゴリウスも連続のダンスでは疲れるだろうと、舞踏スケジュールも休憩を挟んである。
「お祖母様、今ユーリと踊っているのは誰ですか?」
王族方の席に戻ってシャンパンを飲んでいたグレゴリウスは、目ざとくユーリがハンサムな大尉と踊っているのを見つけた。
「あら、彼はシャルル・フォン・マルセイ大尉ですわ。そんなにユーリが気になるなら、割り込みをかけてみれば如何ですか?」
公式な舞踏会で踊っているパートナーを割り込んでダンスするなんて、行儀の良いグレゴリウスがするわけ無いと王妃はからかったが、恋する青年の激情を読み間違えていた。
「そうします」
グレゴリウスは決められた令嬢方とダンスするのに飽き飽きしていたし、ユーリが独身貴族達とダンスするのを指をくわえて見ているのもうんざりだった。
シャルルの肩を叩くと、皇太子殿下がダンスに割り込んだのに驚きながらも、パートナーを仕方なく譲ってくれた。ユーリはグレゴリウスがダンスに割り込んできたのに驚いた。
「皇太子殿下、もう私とは踊ったでしょ。まだ、踊ってない令嬢もいるのに良いんですか?」
グレゴリウスはユーリがデビューした他の令嬢を気遣っているのを感じたが、今夜は自分の立太子式を祝う舞踏会なのだから、少しぐらいの我が儘は許されても良いと考えた。
「いいんだ、たまたま予定が空いてて」
ユーリはグレゴリウスが舞踏会が始まってからずっと踊り続けているのを知っていたので、疲れないのかしらと心配になった。
「皇太子殿下はお疲れにならないのですか? 私は、もうくたくた。知らない人とダンスするのは気をつかうわ。皆、歯の浮くようなお世辞ばかり言うし、返答に困ってしまうの」
この時ばかりはグレゴリウスはユーリの鈍感さに感謝する。今夜デビューした名門貴族の令嬢の中でもユーリの美しさは抜きん出ていたので、他の独身貴族が褒めて口説くのは当然だったが、どうやら本人は気づいてない。
「新鮮な空気が吸いたいな、外に行こう」
ダンスが終わるやいなや、グレゴリウスはユーリをバルコニーにエスコートする。
「ああ、生き返るわ! 気持ちの良い風」
バルコニーには数組の先客がいたが、皇太子とユーリの姿を認めてその場を譲ってくれた。
「本当に生き返るね!」
グレゴリウスはバルコニーを吹き抜ける風を堪能する。
「カザリア王国でも舞踏会あるのかしら? 夏場のパーティーは勘弁して欲しいな~」
「あちらは、ユングフラウよりかなり北に位置してるから、夏でも過ごしやすい筈だよ」
バルコニーの手すりに乗り出して、ユーリは王宮の花盛りの庭がランタンの灯りに照らされているのを珍しそうに眺める。
「今夜の庭はとても幻想的ね。ランタンに照らされてとても綺麗だわ。後で散歩しようかしら」
グレゴリウスはユーリが全く恋愛音痴なのに呆れ果てる。ランタンで照らされた庭の木陰で恋人達が何をしてるかは言わずがもなで、まして年頃の令嬢がそぞろ歩きするべきものではない。
「ユーリ嬢、夜の庭で一人歩きなど危険ですよ」
ジークフリートの言葉に驚いて二人は振り返る。バルコニーへ出て行く二人を見た王妃に、ジークフリートはお目付役を押しつけられたのだ。
「あら、ジークフリート卿も新鮮な風にあたりにこられたの?」
ジークフリートが何しに来たのか察知したグレゴリウスと違い、意味がわかっていないユーリは沢山の人で溢れている会場は空気が悪いものねと、一人で納得する。
「ユーリ、庭になど降りたら何をされても文句は言えないぞ。お誘いを受けたと解釈されるからな」
飲み物を差しながら、ユージーンは小言を言う。ユージーンもマウリッツ公爵夫人にお目付役を押しつけられたのだ。
「お誘いって何よ?」
レモネードを受け取りながら、ユーリは仄めかされた意味がよくわからなくて聞き返す。
「ダンス相手に庭に誘われて、ノコノコついていってキスの一つですめば、相手が紳士で幸いだという意味だよ。君は不注意だから、夜の庭を散歩しようとか言われたらついて行きそうだからな」
ユージーンにあからさまに言われて赤面したユーリを、グレゴリウスとジークフリートは気の毒に思いはしたが、ちゃんと教えなければ間違えが起こるので黙っていた。
「シャンパンは如何ですか」
フランツが人数分のシャンパンをお盆ごと持って登場して、気まずい空気を払拭した。ユーリはレモネードを手にしていたからシャンパンを取らなかったが、少し羨ましそうに眺めているのをジークフリートは目ざとく気づいて、シャンパンを勧める。
「社交界デビューなのですから、シャンパンは如何ですか」
差し出されたシャンパンを、ユーリが受け取ろうとするのをユージーンが止める。
「ユーリ、貴女はお酒を飲まない方が良い」
差し出したシャンパンをお盆に返しながら、飲めないのですかとジークフリートが尋ねるのを、ユーリはぷんと怒って飲めますと答える。
「ユージーン、シャンパンぐらい飲んでも大丈夫よ。前は、見習い竜騎士の試験勉強で徹夜明けだったからよ」
ジークフリートは大丈夫だというユーリにシャンパンを手渡して、レモネードのグラスをお盆に返した。
「ゆっくり飲むんだな、寝ても知らないぞ」
マウリッツ公爵夫人のお茶会で、昼間なのにシャンパンが出て、口当たりの良さについ一気飲みしたユーリはすっかり酔って寝てしまった。
ユージーンは寝たユーリを客室のベッドまで抱いて運ばされたので、お酒を飲むのを反対したのだ。ユーリも此処で寝たら大変だとわかっているので、チビチビと口をつけているのでユージーンとフランツは安心する。
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チビチビとだがシャンパンを一杯飲み干したユーリが、少し酔っているのに気づいたユージーンとフランツは、これではダンスさせれないと判断して控え室に連れて行く。
控え室でユーリはキャシーに「酔ってるの?」と呆れられたが、長椅子に横たわるとすやすやと寝てしまった。
「もう、ユーリったら」
社交界デビューの舞踏会で寝てしまう令嬢なんて聞いたことないわと、呆れ果てながらも個室で良かったとキャシーは安堵する。
しかし、舞踏会場にユーリがいないことに気づいた王妃は、具合が悪くなったのではと心配して女官を控え室に向かわした。
「ユーリ嬢、王妃様が具合が悪いのかと心配なさっておられます」
キャシーは、こんな時にすやすや寝ているだなんて世間に知らせてはいけないと、冷や汗をかく。扉を少しだけ開けて、女官に「今、お化粧直し中ですが、直ぐに会場へと行かれます」と答える。
「そうですか。では、そう王妃様にお伝えします」
女官に寝ていることを知られずにホッとしたキャシーは「ユーリ、起きて」と身体を揺する。
キャシーに起こされてユーリは一瞬どこにいるのかわからなかったが、舞踏会の最中だったと思い出して、寝ていた自分に呆れる。
「私、長いこと寝てた?」
ぼぉ~とした寝起きのユーリに、ほんの30分程よと安心させ、王妃様がお呼びよと伝える。
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