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第一章 クズ聖王家から逃げるぞ!
コカトリス狩り
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コカトリスの生息域は、森の奥だけど、水場みたい。そちらには、行った事がないから、二人の後ろをついて行く。
「おぃ、アレク! 行く途中でも見つけた魔物は討伐して良いんだぞ。ほら、そこにアルミラージがいるから、矢で射てみろ」
ジャスに指摘されるまで、アルミラージに気づかなかった。
弓矢を構える練習はしているのだけど、慌てるともたもたしてしまう。
「慌てないで良い」ルシウスのアドバイスで、一呼吸してから、射る。
「やったぁ!」
矢で仕留めたのは、初めてだよ。
ジャスが呆れているけど、飛び上がって喜んだ。
「血抜きしながら、進むぞ!」
アルミラージの首をナタで切り落とし、脚を縄で縛って背負い籠の一番外側にぶら下げる。
格好悪いけど、血抜きしないと肉は不味くなるからね。
これは、依頼じゃないから、海亀亭にお土産にしても良いかも?
「あっ、中級薬草見つけた!」
下級薬草は、ヨモギっぽかったけど、中級薬草はアザミっぽい。
「早くしろよ! 弓の稽古は必要だけど、薬草採取をしていたら日が暮れるぞ!」
ジャスに急かされるけど、丁寧に採取するよ。
この前のオーク討伐で、下級回復薬のレベルが、あの腕の悪い治療師がくれた物より凄くお粗末で呆れたからね。早く作りたいんだ。
「おっ、下級薬草もある!」
流石にルシウスにもサッサとしろと叱られた。
「帰ったら、ビーカーと瓶を買って、下級回復薬を作ろうと思っているんだ!」
二人に呆れられた。
「そんなに簡単にできる物じゃないだろう!」
ジャスに笑われたけど、あの下級回復薬の方が笑えるレベルだよ。
「この前、緊急治療依頼の時に下級回復薬を見たけど、酷い物だった。あれくらいなら、俺が作った練習品の方がマシだと思うんだ」
まぁ、まだ作ってはいないけど、知識はダウンロード済みだからね。
「そうなのか? 北の大陸の方が薬師とかは優れているのかもな?」
いや、王宮の薬師、彼奴は酷かったよ。
「そうじゃない奴もいるけど、少なくとも回復薬のレベルは上だと思う」
そこからは、薬草採取で足を止めても、二人は文句を言わなくなった。
「やれやれ、やっと水場に着いたぜ!」とジャスに皮肉られたけどさ。
「コカトリスの卵が手に入ったら、高く売れるのだけどなぁ」
「それ、美味しいの?」
卵までは調べていなかったよ。
「美味しいし、高価だ!」
ルシウスが言うのだから、そうなんだろう。
「お前、俺とルシウスとの態度が違い過ぎるぞ!」
またジャスが頭を叩こうとするから、睨んでおく。
「それをするから態度が違うんだよ!」
後、花街の姉ちゃんの話も嫌だしさ。
「静かにしろ! コカトリスに逃げられるぞ」
小さな声でルシウスが注意する。
そこからは、三人で真面目にコカトリスを探索する。
「コカトリス、コカトリス!」
オーク討伐の時は、巣が頭の中の地図に浮かんだのだけど、あれは女神様の手助けだったのかな?
脳内に水場付近の地図を出そうと頑張る。だって、探索なら二人の方が経験豊富そうなんだもん。
「地図、地図! 地図よ出ろ!」
ブツブツ言っていると、ジャスが何かツッコミそうな顔になったけど、ルシウスに「ほっておけ!」と短く注意されたら、探索を続けた。
「脳内地図!」
やったね! 女神様の知識から、やっと役に立ちそうな魔法を見つけた。
やはり私は低性能の脳なのかも……少し落ち込むけど、気を取りなおす。神様や女神様と人間を比べても仕方ないよね。
「脳内地図よ、コカトリスを示せ!」
うん、赤い点があちこちに散らばっている。
オークの巣みたいに、大きな赤い点ではない。
「ここから一番近いのは、あっちだな!」
ルシウスとジャスをピュッと口笛で呼ぶ。
「あっちにコカトリスがいる!」
指差して、小さな声で言う。
「どのくらいの距離だ?」
ルシウスに「割と近く」と言うと、二人が真剣モードになった。
うっ、大男がよりデカく見える。ルシウスが片手に盾を持ち、剣を抜く。
ジャスも大剣を抜いて、大男なのに足音も立てずに、コカトリスの方へと歩いていく。
私は、二人の後ろから、なるべく足音を立てないようにゆっくりと歩く。
うっ、サーシャは狩りをしていたと言うより、薬草採取していた時に遭遇した魔物を討伐していただけなんだよね。
あの二人の方が、私の倍以上も体重はあるのに、しなやかに歩いていく。これも、要練習だな!
何か良い魔法が無いかな? 足音を消したい。練習はするけどね!
「サイレント!」おお、これで音はしない。
ジャスが小馬鹿にした顔をした様な気がする。ルシウスが指でサインを出す。
『あちらに一頭、あちらにも一頭! アレクは、遠い方を射ろ!』
指のサインでも、わかるものだね。
遠い方、私の弓で届くかな? 魔法なら確実に仕留められるけど。
ゲッ、実際にコカトリスを見たら、デカいね。前世のダチョウより大きいかも? その上に尻尾とか蛇っぽくて気持ち悪い。
「グァァ!」
あちらも、私達に気づいて、警戒している。
しまった! 私の担当のコカトリスが逃げようとしているじゃん。
「当たれ!」
首を目掛けて矢を射るけど、慌てていたので外してしまった。
「アホ!」とジャスが笑いながら、コカトリスを大剣で切ろうとするが、かわされた。
「下手クソ!」と言いつつ、逃げるコカトリスの首を「バリア」でチョッパーしておく。
「ジャス、よそ見しているからだ!」
ルシウスがスパッとコカトリスの首を切った。
二頭、討伐したけど、背負い籠には入りそうにない。一頭なら、ギリギリだったかな?
「解体するしかないが、毒袋を傷つけるなよ!」
先ずは血抜きだ。二頭とも首チョッパーしていたから、ほぼ血抜きは出来ている。
「これは俺がするから、二人はあっちを探して! まだ近くにいそうだから」
サーシャの解体より、アイテムボックスを使った方が綺麗に解体できる。
「二頭いれば、十分だが、いると聞くと討伐したくなるな!」
ジャスのやる気は、色街に行きたいという下心が透けて見えるよ。
「交易都市で服を買っていきたい。これは防衛都市より質が良いからな」
あっ、ルシウス! 朝、尋ねたのは、そういう情報だよ。
二人がそっと木立の中に消えていったので、二頭のコカトリスをアイテムボックスにしまう。
「羽」「肉」「毒袋」「魔石」「骨」「残り全部!」とバラバラに取り出して、内臓などは、放置しておく。
これは、あの二人にも埋めるのを手伝って貰おう! それに全部の作業が終わっていたら、変だと思うよね?
背負い籠の中の薬草は、袋に入れる。肉を幅広の葉っぱで包んでいたら、二人がコカトリスと卵を持って帰ってきた。
「卵が二つもあったぞ!」
ジャスが喜んでいる。
「おい、すごいな! 二頭を解体したのか?」
ははは、少しズルしたけどね。
「内臓を埋めるのはやってくれ! もう一頭、解体するからな!」
解体スキルってあるのかもね! だんだん上達していく。これなら、アイテムボックスを使わなくても大丈夫かも?
「ここが一番気を使うな……毒袋は、あちらの袋に一緒に入れてくれ!」
穴を掘った二人を助手にして、コカトリスを解体した。
「背負い籠を、もう一つレンタルすれば良かったな」
肉が背負い籠に山盛りになっている。入りきらないのは、ジャス、ルシウスの斜めがけカバンに押し込んだ。
私の背嚢には、薬草と卵と魔石と毒袋! 羽も袋に詰め込んで入れてある。
ヨッと背負い籠を持とうとしたら、ジャスが背負ってくれた。
「お前より力が強いのは明らかだからな! それに足も速い!」
親切なのか、揶揄っているのかわからないな。
「兎に角、アレクはもっと弓の練習をしなくちゃいけないな! それと、歩き方もなっていない。魔法に頼るばかりじゃ駄目だぞ!」
へぃへぃ、ルシウスにも注意されたけど、わかっているよ!
「おぃ、アレク! 行く途中でも見つけた魔物は討伐して良いんだぞ。ほら、そこにアルミラージがいるから、矢で射てみろ」
ジャスに指摘されるまで、アルミラージに気づかなかった。
弓矢を構える練習はしているのだけど、慌てるともたもたしてしまう。
「慌てないで良い」ルシウスのアドバイスで、一呼吸してから、射る。
「やったぁ!」
矢で仕留めたのは、初めてだよ。
ジャスが呆れているけど、飛び上がって喜んだ。
「血抜きしながら、進むぞ!」
アルミラージの首をナタで切り落とし、脚を縄で縛って背負い籠の一番外側にぶら下げる。
格好悪いけど、血抜きしないと肉は不味くなるからね。
これは、依頼じゃないから、海亀亭にお土産にしても良いかも?
「あっ、中級薬草見つけた!」
下級薬草は、ヨモギっぽかったけど、中級薬草はアザミっぽい。
「早くしろよ! 弓の稽古は必要だけど、薬草採取をしていたら日が暮れるぞ!」
ジャスに急かされるけど、丁寧に採取するよ。
この前のオーク討伐で、下級回復薬のレベルが、あの腕の悪い治療師がくれた物より凄くお粗末で呆れたからね。早く作りたいんだ。
「おっ、下級薬草もある!」
流石にルシウスにもサッサとしろと叱られた。
「帰ったら、ビーカーと瓶を買って、下級回復薬を作ろうと思っているんだ!」
二人に呆れられた。
「そんなに簡単にできる物じゃないだろう!」
ジャスに笑われたけど、あの下級回復薬の方が笑えるレベルだよ。
「この前、緊急治療依頼の時に下級回復薬を見たけど、酷い物だった。あれくらいなら、俺が作った練習品の方がマシだと思うんだ」
まぁ、まだ作ってはいないけど、知識はダウンロード済みだからね。
「そうなのか? 北の大陸の方が薬師とかは優れているのかもな?」
いや、王宮の薬師、彼奴は酷かったよ。
「そうじゃない奴もいるけど、少なくとも回復薬のレベルは上だと思う」
そこからは、薬草採取で足を止めても、二人は文句を言わなくなった。
「やれやれ、やっと水場に着いたぜ!」とジャスに皮肉られたけどさ。
「コカトリスの卵が手に入ったら、高く売れるのだけどなぁ」
「それ、美味しいの?」
卵までは調べていなかったよ。
「美味しいし、高価だ!」
ルシウスが言うのだから、そうなんだろう。
「お前、俺とルシウスとの態度が違い過ぎるぞ!」
またジャスが頭を叩こうとするから、睨んでおく。
「それをするから態度が違うんだよ!」
後、花街の姉ちゃんの話も嫌だしさ。
「静かにしろ! コカトリスに逃げられるぞ」
小さな声でルシウスが注意する。
そこからは、三人で真面目にコカトリスを探索する。
「コカトリス、コカトリス!」
オーク討伐の時は、巣が頭の中の地図に浮かんだのだけど、あれは女神様の手助けだったのかな?
脳内に水場付近の地図を出そうと頑張る。だって、探索なら二人の方が経験豊富そうなんだもん。
「地図、地図! 地図よ出ろ!」
ブツブツ言っていると、ジャスが何かツッコミそうな顔になったけど、ルシウスに「ほっておけ!」と短く注意されたら、探索を続けた。
「脳内地図!」
やったね! 女神様の知識から、やっと役に立ちそうな魔法を見つけた。
やはり私は低性能の脳なのかも……少し落ち込むけど、気を取りなおす。神様や女神様と人間を比べても仕方ないよね。
「脳内地図よ、コカトリスを示せ!」
うん、赤い点があちこちに散らばっている。
オークの巣みたいに、大きな赤い点ではない。
「ここから一番近いのは、あっちだな!」
ルシウスとジャスをピュッと口笛で呼ぶ。
「あっちにコカトリスがいる!」
指差して、小さな声で言う。
「どのくらいの距離だ?」
ルシウスに「割と近く」と言うと、二人が真剣モードになった。
うっ、大男がよりデカく見える。ルシウスが片手に盾を持ち、剣を抜く。
ジャスも大剣を抜いて、大男なのに足音も立てずに、コカトリスの方へと歩いていく。
私は、二人の後ろから、なるべく足音を立てないようにゆっくりと歩く。
うっ、サーシャは狩りをしていたと言うより、薬草採取していた時に遭遇した魔物を討伐していただけなんだよね。
あの二人の方が、私の倍以上も体重はあるのに、しなやかに歩いていく。これも、要練習だな!
何か良い魔法が無いかな? 足音を消したい。練習はするけどね!
「サイレント!」おお、これで音はしない。
ジャスが小馬鹿にした顔をした様な気がする。ルシウスが指でサインを出す。
『あちらに一頭、あちらにも一頭! アレクは、遠い方を射ろ!』
指のサインでも、わかるものだね。
遠い方、私の弓で届くかな? 魔法なら確実に仕留められるけど。
ゲッ、実際にコカトリスを見たら、デカいね。前世のダチョウより大きいかも? その上に尻尾とか蛇っぽくて気持ち悪い。
「グァァ!」
あちらも、私達に気づいて、警戒している。
しまった! 私の担当のコカトリスが逃げようとしているじゃん。
「当たれ!」
首を目掛けて矢を射るけど、慌てていたので外してしまった。
「アホ!」とジャスが笑いながら、コカトリスを大剣で切ろうとするが、かわされた。
「下手クソ!」と言いつつ、逃げるコカトリスの首を「バリア」でチョッパーしておく。
「ジャス、よそ見しているからだ!」
ルシウスがスパッとコカトリスの首を切った。
二頭、討伐したけど、背負い籠には入りそうにない。一頭なら、ギリギリだったかな?
「解体するしかないが、毒袋を傷つけるなよ!」
先ずは血抜きだ。二頭とも首チョッパーしていたから、ほぼ血抜きは出来ている。
「これは俺がするから、二人はあっちを探して! まだ近くにいそうだから」
サーシャの解体より、アイテムボックスを使った方が綺麗に解体できる。
「二頭いれば、十分だが、いると聞くと討伐したくなるな!」
ジャスのやる気は、色街に行きたいという下心が透けて見えるよ。
「交易都市で服を買っていきたい。これは防衛都市より質が良いからな」
あっ、ルシウス! 朝、尋ねたのは、そういう情報だよ。
二人がそっと木立の中に消えていったので、二頭のコカトリスをアイテムボックスにしまう。
「羽」「肉」「毒袋」「魔石」「骨」「残り全部!」とバラバラに取り出して、内臓などは、放置しておく。
これは、あの二人にも埋めるのを手伝って貰おう! それに全部の作業が終わっていたら、変だと思うよね?
背負い籠の中の薬草は、袋に入れる。肉を幅広の葉っぱで包んでいたら、二人がコカトリスと卵を持って帰ってきた。
「卵が二つもあったぞ!」
ジャスが喜んでいる。
「おい、すごいな! 二頭を解体したのか?」
ははは、少しズルしたけどね。
「内臓を埋めるのはやってくれ! もう一頭、解体するからな!」
解体スキルってあるのかもね! だんだん上達していく。これなら、アイテムボックスを使わなくても大丈夫かも?
「ここが一番気を使うな……毒袋は、あちらの袋に一緒に入れてくれ!」
穴を掘った二人を助手にして、コカトリスを解体した。
「背負い籠を、もう一つレンタルすれば良かったな」
肉が背負い籠に山盛りになっている。入りきらないのは、ジャス、ルシウスの斜めがけカバンに押し込んだ。
私の背嚢には、薬草と卵と魔石と毒袋! 羽も袋に詰め込んで入れてある。
ヨッと背負い籠を持とうとしたら、ジャスが背負ってくれた。
「お前より力が強いのは明らかだからな! それに足も速い!」
親切なのか、揶揄っているのかわからないな。
「兎に角、アレクはもっと弓の練習をしなくちゃいけないな! それと、歩き方もなっていない。魔法に頼るばかりじゃ駄目だぞ!」
へぃへぃ、ルシウスにも注意されたけど、わかっているよ!
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