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第一章 クズ聖王家から逃げるぞ!
魚を食べよう!
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夕方に武器屋に行ったけど、店を出た時は夜になっていた。
「腹減ったな!」
ジャスだけでなく、私も腹ペコだ。やはり、転移魔法をいっぱい使ったのと、森の端近くから、男三人を引きずって歩いたからだ。その上、ビッグボアと取り上げた武器も背負っていたからね。
「魚が食べたい!」
わらじみたいなビッグボアは、美味しかったけど、防衛都市でも食べられるだろう。
「えっ、肉の方が美味しいぞ!」
ジャスは、見た目通りの肉食大好き大男だ。
「折角、海の近くの交易都市にいるのだから、魚を食べたい!」
ルシウスも肉派みたいで、困った顔をする。
「肉と魚、どちらも出す店かぁ……そうだ! 海亀亭で夕食を食べたら良いんだ」
魚が食べられるなら、何処でも良い。それに、海亀亭なら、海亀スープの味からしても、絶対に美味しそう!
「うん? では何故いつもは海亀亭で食べないんだ?」
昨日は、ギルド併設の酒場で食べていたよね。それに、口調で夕食を宿で食べていない感じがする。
「海亀亭には商人が多く泊まっている。お行儀よくしないと、女将さんに迷惑を掛けるんだ。特にジャス、気をつけろよ! 夕食は、酒をいっぱい飲むから、ギルドか他の店の方が気楽なのさ。酔って騒いでも良いからな。朝食の海亀スープは欠かせない。あれは二日酔いでも飲める」
へぇ、ルシウスは気を使っているのか? 私も酔っ払って騒ぐのは、やめておこう。
「肉はギルドが安くて量が多いぜ! 冒険者が狩ってきたのを買い取っているからな。他の店は、そこから買うから、割高になる。時々は、海亀亭に直接売ってやるけどな!」
ジャス、本当に見た目のゴツさの割に、心配りができる大男だよ。少し見習おう! アイテムボックスの中には、ビッグボアがまだ二頭入っているからね。
「お帰りなさい。あら、お食事はまだなのかしら?」
酔ってないから、食事を取っていないと女将さんは思ったみたい。普段の生活態度がわかるね。
「ああ、部屋に荷物を置いてから、食事にする。席は空いているか?」
食堂は、ほぼ満席で、ルシウスの言う通り、商人っぽい格好の人が多い。でも、何人かは冒険者みたい。
「三人なら、大丈夫ですよ」
そういう事なら、部屋に背負い籠を置いて、手を洗おう。
ルシウスやジャスは、防具を外したりするのだろうけど、私は兵士の服のままだからね。
「浄化!」とかけたら、手を洗わなくても良いのかも? でも、部屋に置いてある水差しからタライに水を注いで、手を洗うよ。何となくね!
「さて、魚だ!」
修道院でも、祝日に魚が出た時もあるようだ。サーシャの中で寝ていたから、ぼんやりとした記憶だけどね。川魚や干物で、美味しかった記憶はない。
でも、海亀亭のは、期待しちゃうな!
食堂へ行ったら、ルシウスとジャスは、もう席についていた。
「早いな!」と驚くと「遅いぞ!」とジャスに笑われた。
「夜は、メインを選べるぞ。俺は、ビッグボアのステーキだ!」
ジャス、昨日も同じだったよ。
「ビッグエルクの煮込みにしよう」
ルシウスのも美味しそうだけど、私は魚だね!
「カジキのステーキ! とエール」
ジャスが「エールは頼んである!」と言った。
夜は、酔っ払いもいるから、リリーは給仕の手伝いはしない。料理は、亭主、運ぶのは女将さんと、雇われ人。
ああ、こういう宿屋、良いなぁ。料理が美味しくて、少し泊まり賃は高いけど、客層も良い。
治療院から宿屋に目標を変えたくなったよ。ただ、治療院なら一人でできそうだから、そっちかな?
これは、海亀亭の家族経営の雰囲気が良いから、憧れただけだね。
「「「乾杯!」」」
エールを一気飲みしたら、疲れが癒える。えっ、ギルドでも飲んでいただろうって? あれは、男五人を森から連れて帰って、本当に喉が渇いていたの!
「前菜です」
ほぉ、前菜なんて、サーシャの輿入れ行列、部屋に閉じこもって食事をしていた時以来だよ。城では、使用人の食事だったからね。
「俺、野菜はいらない」
ジャスは、前菜の蒸し野菜の皿を机の奥に置く。
「勿体ない! 野菜を食べないと、身体の調子が悪くなるぞ」
要らないなら、私が二皿食べよう。
「海亀のスープです」
これは、定番みたい! 美味しいね!
「ビッグボアのステーキ、ビッグエルクの煮込み、カジキのステーキです」
うっ、前菜二皿、食べなきゃ良かったかも。カジキのステーキ、わらじなみだ。これに、パンが付いてくる。
「さぁ、食べようぜ!」
ジャスは、大きなビッグボアのステーキをガシガシ切って、食べていく。
ルシウスのビッグエルクの煮込み、玉ねぎやにんじんが入ってて、美味しそう。
「魚だぁ! 美味しい!」
一口食べて、涙が出そうになったよ。修道院の質素な食事よりは、お城の使用人の食事や輿入れ行列の食事はマシだったけど、あの頃は味わう心の余裕がなかったから。
「変な奴だな!」
ジャスが無意識に、頭に手を置いて、ぽんぽんする。
「ジャス、手が無くなっても良いのか?」
今回は、魚が美味しかったから許すけど、毎回は駄目だぞ! 第一、大男は力が強いから、背中とかバンバンされたくない。
それに、肉体接触は誰にも許さない態度を貫かないと、女だとバレたら困る。
それより、カジキのステーキだけど、デカい! つまり、このカジキってのも凄く大きいって事だよね。
海老とかないかな? 海亀、毎日スープにしていて絶滅しないのだろうか?
「美味しかった!」
食べられるかなと不安に思う大きさだったけど、完食です。魔法と力仕事で、腹ペコだったからね。
「アレク、綺麗に食べるな?」
ジャスが褒めてくれた。修道院育ちだけど、祝日はナイフとフォークで食事していたからね。
「ルシウス、いつ頃になったら、奴隷のお金が貰えるんだろう。それが貰えたら、防衛都市に行けるのだけど……」
ルシウスとジャスと護衛しながら防衛都市に行っても良いけど、追っ手が気になるから早目に移動したい。
「彼奴ら、これまでも新人を襲っていたようだから、尋問が長引きそうだ。でも、奴隷落ちは確定だから、一週間もかからないと思うぞ。その頃、防衛都市に移動する商隊を探しておこう」
なるほどね! では、それまで私はお仕事して、皮の胸当て、ブーツぐらいは買っておきたい。
「護衛任務で必要な物は無いのか?」
これも知らないから聞いておく。
「食事は、商隊が出してくれるが、酒は無いぞ! 夜警の当番が終わった時に飲みたいなら、自分で用意しなくちゃいけない。エールを樽で買って荷馬車に乗せて貰えたら良いんだが……」
ジャス! それ必要な物? いや、必要だろうけど、一番目に言う必要はないよね。
「防衛都市まで、魔物とあまり遭遇しなくても十日以上は掛かる。食事を出してくれると言っても、逸れた時に自分が数日は食べられるように用意しておいた方が良い」
そう! ルシウスの様なアドバイスが欲しかったんだ。
「食べ物なら、魔物を狩れば良いだけだ!」
ジャス、塩とかないと食べにくいと思うよ。
「水は、最低限は常に持っておけ!」
だよね! ルシウスの方を信じよう。
「腹減ったな!」
ジャスだけでなく、私も腹ペコだ。やはり、転移魔法をいっぱい使ったのと、森の端近くから、男三人を引きずって歩いたからだ。その上、ビッグボアと取り上げた武器も背負っていたからね。
「魚が食べたい!」
わらじみたいなビッグボアは、美味しかったけど、防衛都市でも食べられるだろう。
「えっ、肉の方が美味しいぞ!」
ジャスは、見た目通りの肉食大好き大男だ。
「折角、海の近くの交易都市にいるのだから、魚を食べたい!」
ルシウスも肉派みたいで、困った顔をする。
「肉と魚、どちらも出す店かぁ……そうだ! 海亀亭で夕食を食べたら良いんだ」
魚が食べられるなら、何処でも良い。それに、海亀亭なら、海亀スープの味からしても、絶対に美味しそう!
「うん? では何故いつもは海亀亭で食べないんだ?」
昨日は、ギルド併設の酒場で食べていたよね。それに、口調で夕食を宿で食べていない感じがする。
「海亀亭には商人が多く泊まっている。お行儀よくしないと、女将さんに迷惑を掛けるんだ。特にジャス、気をつけろよ! 夕食は、酒をいっぱい飲むから、ギルドか他の店の方が気楽なのさ。酔って騒いでも良いからな。朝食の海亀スープは欠かせない。あれは二日酔いでも飲める」
へぇ、ルシウスは気を使っているのか? 私も酔っ払って騒ぐのは、やめておこう。
「肉はギルドが安くて量が多いぜ! 冒険者が狩ってきたのを買い取っているからな。他の店は、そこから買うから、割高になる。時々は、海亀亭に直接売ってやるけどな!」
ジャス、本当に見た目のゴツさの割に、心配りができる大男だよ。少し見習おう! アイテムボックスの中には、ビッグボアがまだ二頭入っているからね。
「お帰りなさい。あら、お食事はまだなのかしら?」
酔ってないから、食事を取っていないと女将さんは思ったみたい。普段の生活態度がわかるね。
「ああ、部屋に荷物を置いてから、食事にする。席は空いているか?」
食堂は、ほぼ満席で、ルシウスの言う通り、商人っぽい格好の人が多い。でも、何人かは冒険者みたい。
「三人なら、大丈夫ですよ」
そういう事なら、部屋に背負い籠を置いて、手を洗おう。
ルシウスやジャスは、防具を外したりするのだろうけど、私は兵士の服のままだからね。
「浄化!」とかけたら、手を洗わなくても良いのかも? でも、部屋に置いてある水差しからタライに水を注いで、手を洗うよ。何となくね!
「さて、魚だ!」
修道院でも、祝日に魚が出た時もあるようだ。サーシャの中で寝ていたから、ぼんやりとした記憶だけどね。川魚や干物で、美味しかった記憶はない。
でも、海亀亭のは、期待しちゃうな!
食堂へ行ったら、ルシウスとジャスは、もう席についていた。
「早いな!」と驚くと「遅いぞ!」とジャスに笑われた。
「夜は、メインを選べるぞ。俺は、ビッグボアのステーキだ!」
ジャス、昨日も同じだったよ。
「ビッグエルクの煮込みにしよう」
ルシウスのも美味しそうだけど、私は魚だね!
「カジキのステーキ! とエール」
ジャスが「エールは頼んである!」と言った。
夜は、酔っ払いもいるから、リリーは給仕の手伝いはしない。料理は、亭主、運ぶのは女将さんと、雇われ人。
ああ、こういう宿屋、良いなぁ。料理が美味しくて、少し泊まり賃は高いけど、客層も良い。
治療院から宿屋に目標を変えたくなったよ。ただ、治療院なら一人でできそうだから、そっちかな?
これは、海亀亭の家族経営の雰囲気が良いから、憧れただけだね。
「「「乾杯!」」」
エールを一気飲みしたら、疲れが癒える。えっ、ギルドでも飲んでいただろうって? あれは、男五人を森から連れて帰って、本当に喉が渇いていたの!
「前菜です」
ほぉ、前菜なんて、サーシャの輿入れ行列、部屋に閉じこもって食事をしていた時以来だよ。城では、使用人の食事だったからね。
「俺、野菜はいらない」
ジャスは、前菜の蒸し野菜の皿を机の奥に置く。
「勿体ない! 野菜を食べないと、身体の調子が悪くなるぞ」
要らないなら、私が二皿食べよう。
「海亀のスープです」
これは、定番みたい! 美味しいね!
「ビッグボアのステーキ、ビッグエルクの煮込み、カジキのステーキです」
うっ、前菜二皿、食べなきゃ良かったかも。カジキのステーキ、わらじなみだ。これに、パンが付いてくる。
「さぁ、食べようぜ!」
ジャスは、大きなビッグボアのステーキをガシガシ切って、食べていく。
ルシウスのビッグエルクの煮込み、玉ねぎやにんじんが入ってて、美味しそう。
「魚だぁ! 美味しい!」
一口食べて、涙が出そうになったよ。修道院の質素な食事よりは、お城の使用人の食事や輿入れ行列の食事はマシだったけど、あの頃は味わう心の余裕がなかったから。
「変な奴だな!」
ジャスが無意識に、頭に手を置いて、ぽんぽんする。
「ジャス、手が無くなっても良いのか?」
今回は、魚が美味しかったから許すけど、毎回は駄目だぞ! 第一、大男は力が強いから、背中とかバンバンされたくない。
それに、肉体接触は誰にも許さない態度を貫かないと、女だとバレたら困る。
それより、カジキのステーキだけど、デカい! つまり、このカジキってのも凄く大きいって事だよね。
海老とかないかな? 海亀、毎日スープにしていて絶滅しないのだろうか?
「美味しかった!」
食べられるかなと不安に思う大きさだったけど、完食です。魔法と力仕事で、腹ペコだったからね。
「アレク、綺麗に食べるな?」
ジャスが褒めてくれた。修道院育ちだけど、祝日はナイフとフォークで食事していたからね。
「ルシウス、いつ頃になったら、奴隷のお金が貰えるんだろう。それが貰えたら、防衛都市に行けるのだけど……」
ルシウスとジャスと護衛しながら防衛都市に行っても良いけど、追っ手が気になるから早目に移動したい。
「彼奴ら、これまでも新人を襲っていたようだから、尋問が長引きそうだ。でも、奴隷落ちは確定だから、一週間もかからないと思うぞ。その頃、防衛都市に移動する商隊を探しておこう」
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「護衛任務で必要な物は無いのか?」
これも知らないから聞いておく。
「食事は、商隊が出してくれるが、酒は無いぞ! 夜警の当番が終わった時に飲みたいなら、自分で用意しなくちゃいけない。エールを樽で買って荷馬車に乗せて貰えたら良いんだが……」
ジャス! それ必要な物? いや、必要だろうけど、一番目に言う必要はないよね。
「防衛都市まで、魔物とあまり遭遇しなくても十日以上は掛かる。食事を出してくれると言っても、逸れた時に自分が数日は食べられるように用意しておいた方が良い」
そう! ルシウスの様なアドバイスが欲しかったんだ。
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