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第一章 クズ聖王家から逃げるぞ!
女神の呪い
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冒険者ギルドの受付が紹介してくれたメモを持って、安い宿に行こうとしたら、ルシウスとジャスに呼び止められた。
「おぃ、アレクだったかな? 今日が冒険者デビューなら奢ってやろう!」
いや、これ以上目立ちたくないし、中身は根性なしの小心者だから、疲れたから寝たい。
「宿を決めなくては落ち着かない」
ルシウスがスッとメモを取り、グシャと握りしめて床に捨てる。
「おぃ! 怒るぞ!」
メモを頼りに、宿を探す予定だったのに。
「あんな安宿、ノミもいるし、雑魚寝だぞ。アレクは顔が良いから、男でも襲われるが、良いのか?」
嫌、良くない! 絶対に嫌だ!
「それなら、受付で、個室の安宿を教えて貰う」
ルシウスとジャスがケタケタ笑う。
「どこのお坊ちゃんなんだ。個室ってのは、安宿には無いのさ」
「そうだぞ! 冒険者になりたては、雑魚寝が普通だ。金や防具を盗まれないように、ルシウスと交代で寝たもんさ!」
お前は、いつも寝ていたと、ルシウスがジャスの頭をどついている。
「だから、俺たちが泊まっている宿を紹介してやるから、飯に付き合え!」
前から不思議だったけど、冒険者ギルドに酒場が併設されているのって、問題じゃないのかな? 酔って喧嘩になると、武器持ちが多いから危険だ。
あれ? 危険だから、誰か止める実力がある者が多いギルドで飲ませるのか? それとも単なる金稼ぎか?
「アレク、酒は飲めるか?」
サーシャは飲んだ事はないけど、頷く。
「そりゃ、冒険者なんだから、飲めるよなぁ!」
ジャスが肩を叩こうとするので睨んでおく。すぐに手を引っ込めた。指が大事なら覚えておいた方が良いぞ。
酒場の女給さんは、受付より年を取っていて、少しゴツイ。それに、時々、酔っ払って尻を触ろうとした冒険者をゴツイ木の盆で思いっきり叩いて、ノックアウトしている。
「アレク、間違えてもギルドの女給に手を出すなよ。酔っ払うと、妙に色気があるような錯覚をおこすのだ」
ジャスが小声で教えてくれる。多分、手を出そうとして、ノックアウトされたのだろう。
大きな木のジャッキに、エールがなみなみと入っている。
「「「乾杯!」」」
喉が渇いていたから、生温いエールでも美味しく感じる。
「おい、一気飲みかよ!」
ルシウスが驚いている。アルコール度数が少ないのかな? いや、毒耐性が働いているのだ。酔えない身体! 女神様様の呪いだ! と前世の私の記憶が騒いでいる。
「ビッグボアのステーキです」
女給が運んできたステーキ、わらじかよ!
「若いんだから、食べな!」
ルシウスもジャスも大きく切ってもりもり食べている。私も、食べるぞ! 美味しい!
「もう、ギブアップか! 酒は強いのに、このくらい食べられないと冒険者として大成しないぞ」
残りのステーキは、ジャスがむしゃむしゃ片付けている。
「もっと強い酒はないの?」
エールは、腹に溜まるのが良くない。トイレに通うのが多くなる。
「おお、坊主、言うなぁ!」
ルシウスも、酔っていている。
「おい、お姉様! ハチミツ酒を持ってきてくれ!」
「ハチミツ酒、甘いのか?」
甘い物も好きだけど? どちらかと言うと酒は辛口が好みだったと前世の記憶が騒ぐ。
「はいよ! 味は甘いが、キツイよ。飲みすぎないでね!」
ジャスは酔っているのか給仕のお姉さんの手を取って「俺を心配してくれるのはミヤだけだよ」と口説いている。
「手を離しな! それにチップを忘れていないかい!」
酒代とチップを取り上げて、チャリン、チャリンと上に飛ばしながらミヤは厨房へと消えた。
ハチミツ酒は、薄い茶色で、小さなガラスのコップに入れて飲む。
「ああ、美味しい!」
甘いけど、そんなの気にならない。
「これ高いのかな? エールより好きだけど……メニューの文字はどうしてこんなに小さくて薄いのか? 謎だよね?」
酔わない体質だと思っていたけど、メニューが読めない。ああ、毒耐性、まだ弱いのかも? 毎日飲んで耐性力を高めなきゃね!
「アレク、もう酔っているな! 宿に連れて行くぞ! 荷物はそれだけか?」
ルシウスに手を持って立ち上がらせてもらう。
「わぁ! 夕日が綺麗だ! 変だぞ、夕日がグルグル回っている」
「いや、アレクの目が回っているんだ!」
ジャスが見かねて背負ってくれた。
少し歩いた所にある『海亀亭』、玄関の扉の上に大きな海亀が座っている。
「ここの海亀のスープ、絶品だぞ」
いや、それは美味しいのだろうが、金が無いのだ。いや、有るけど、こんな立派な宿には一泊しかできない。それもしたら、次が詰むかも?
「ルシウスとジャスは立派な冒険者なんだな。俺は、まだ駆け出しだ。こんな宿には泊まれないよ」
断ろうとしたのに、強引に『海亀亭』に連れて入られた。背負われたままね。
「ルシウスさん、ジャスさん、お早いおかえりね。あら、お客様を紹介してくれるの?」
三十代なのだろうけど、少し老けて見える女将さんが声を掛けた。
「女将さん、神聖魔法使いを連れてきましたよ!」
ルシウスの言葉に、女将さんの目から涙が溢れる。
「ジャス、おろしてくれ!」
背負われたままする話ではなさそうだ。酔いも醒めたよ。
「こいつが神聖魔法使いのアレクだ。リリーの病気を治したら、格安で泊めてやってくれ」
料理場で夕食の仕込みをしていた、亭主がやってきた。ゴツイ! 給仕といい料理人といい、ゴツクないといけないのか? なんて心でツッコむ。
「私は『海亀亭』の亭主、サムです。娘のリリーが女神の呪いにかかって……」
ゴツイ亭主が泣き崩れる。
「私は、まだ未熟者で、切った張ったの怪我の治療はしますが、病気の治療は経験不足です。それに女神の呪いなど聞いたことがないのですが?」
少なくとも私が会った女神様は、女の子を呪うような真似はしないと思う。
聖皇国のクソ聖皇とか、クルセナ聖王国のクズ聖王とかなら、呪い殺したとしても不思議じゃないけどね。
「しかし、教会からいらした神官様が、女神様の呪いだから治せないと言われたのです」
ああ、クソ坊主決定! 女神様、アイツら斬滅させて下さい。
頭の中で『ピポ、ピポ、ピポン♪』と鳴った。同意を示して貰ったみたい。
兎に角、見てみることにする。二階のベッドでリリーは寝ていた。
「お嬢さんに触っても良いですか? その前に、手を洗いたいから、洗面器と手拭きを」
母親が持ってきた洗面器で手を洗い、手拭いで丁寧に手を拭く。
「リリー、ちょっと身体に触るよ。痛くはしないけど、良いかな?」
それを聞いていた亭主が涙を拭きながら「リリーは何も聞こえないのです」と話す。
私は、リリーの手を取って、そっと話しかける。
「リリー、怖いことがあったんだね。それで、女神様の元に行こうと願っているの? でも、ここにはリリーの事を心配しているママとパパがいるんだよ。きっと、寂しくて泣いちゃうよ」
話しかけながら、少しずつ光を注入して行く。それと同時に、何があったのか、探る。
「教会に行ったんだね。そして、死にたくなるような目に遭ったんだ。よし、お兄ちゃんが、原因を無くしてあげるから、リリーはちゃんと生きるんだよ」
目がパチリと開いた。可愛いヘーゼルの目から涙が溢れだす。
「まさか、神官様がこんな幼い子に手を出したのか?」
まだ信じられない顔をしているジャス。
「ジャスは来なくて良い。これは、神聖魔法使いの戦いなのだから」
幼い子に手を出す変態野郎! 絶対に許さない!
「おぃ、アレクだったかな? 今日が冒険者デビューなら奢ってやろう!」
いや、これ以上目立ちたくないし、中身は根性なしの小心者だから、疲れたから寝たい。
「宿を決めなくては落ち着かない」
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「おぃ! 怒るぞ!」
メモを頼りに、宿を探す予定だったのに。
「あんな安宿、ノミもいるし、雑魚寝だぞ。アレクは顔が良いから、男でも襲われるが、良いのか?」
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「それなら、受付で、個室の安宿を教えて貰う」
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「そうだぞ! 冒険者になりたては、雑魚寝が普通だ。金や防具を盗まれないように、ルシウスと交代で寝たもんさ!」
お前は、いつも寝ていたと、ルシウスがジャスの頭をどついている。
「だから、俺たちが泊まっている宿を紹介してやるから、飯に付き合え!」
前から不思議だったけど、冒険者ギルドに酒場が併設されているのって、問題じゃないのかな? 酔って喧嘩になると、武器持ちが多いから危険だ。
あれ? 危険だから、誰か止める実力がある者が多いギルドで飲ませるのか? それとも単なる金稼ぎか?
「アレク、酒は飲めるか?」
サーシャは飲んだ事はないけど、頷く。
「そりゃ、冒険者なんだから、飲めるよなぁ!」
ジャスが肩を叩こうとするので睨んでおく。すぐに手を引っ込めた。指が大事なら覚えておいた方が良いぞ。
酒場の女給さんは、受付より年を取っていて、少しゴツイ。それに、時々、酔っ払って尻を触ろうとした冒険者をゴツイ木の盆で思いっきり叩いて、ノックアウトしている。
「アレク、間違えてもギルドの女給に手を出すなよ。酔っ払うと、妙に色気があるような錯覚をおこすのだ」
ジャスが小声で教えてくれる。多分、手を出そうとして、ノックアウトされたのだろう。
大きな木のジャッキに、エールがなみなみと入っている。
「「「乾杯!」」」
喉が渇いていたから、生温いエールでも美味しく感じる。
「おい、一気飲みかよ!」
ルシウスが驚いている。アルコール度数が少ないのかな? いや、毒耐性が働いているのだ。酔えない身体! 女神様様の呪いだ! と前世の私の記憶が騒いでいる。
「ビッグボアのステーキです」
女給が運んできたステーキ、わらじかよ!
「若いんだから、食べな!」
ルシウスもジャスも大きく切ってもりもり食べている。私も、食べるぞ! 美味しい!
「もう、ギブアップか! 酒は強いのに、このくらい食べられないと冒険者として大成しないぞ」
残りのステーキは、ジャスがむしゃむしゃ片付けている。
「もっと強い酒はないの?」
エールは、腹に溜まるのが良くない。トイレに通うのが多くなる。
「おお、坊主、言うなぁ!」
ルシウスも、酔っていている。
「おい、お姉様! ハチミツ酒を持ってきてくれ!」
「ハチミツ酒、甘いのか?」
甘い物も好きだけど? どちらかと言うと酒は辛口が好みだったと前世の記憶が騒ぐ。
「はいよ! 味は甘いが、キツイよ。飲みすぎないでね!」
ジャスは酔っているのか給仕のお姉さんの手を取って「俺を心配してくれるのはミヤだけだよ」と口説いている。
「手を離しな! それにチップを忘れていないかい!」
酒代とチップを取り上げて、チャリン、チャリンと上に飛ばしながらミヤは厨房へと消えた。
ハチミツ酒は、薄い茶色で、小さなガラスのコップに入れて飲む。
「ああ、美味しい!」
甘いけど、そんなの気にならない。
「これ高いのかな? エールより好きだけど……メニューの文字はどうしてこんなに小さくて薄いのか? 謎だよね?」
酔わない体質だと思っていたけど、メニューが読めない。ああ、毒耐性、まだ弱いのかも? 毎日飲んで耐性力を高めなきゃね!
「アレク、もう酔っているな! 宿に連れて行くぞ! 荷物はそれだけか?」
ルシウスに手を持って立ち上がらせてもらう。
「わぁ! 夕日が綺麗だ! 変だぞ、夕日がグルグル回っている」
「いや、アレクの目が回っているんだ!」
ジャスが見かねて背負ってくれた。
少し歩いた所にある『海亀亭』、玄関の扉の上に大きな海亀が座っている。
「ここの海亀のスープ、絶品だぞ」
いや、それは美味しいのだろうが、金が無いのだ。いや、有るけど、こんな立派な宿には一泊しかできない。それもしたら、次が詰むかも?
「ルシウスとジャスは立派な冒険者なんだな。俺は、まだ駆け出しだ。こんな宿には泊まれないよ」
断ろうとしたのに、強引に『海亀亭』に連れて入られた。背負われたままね。
「ルシウスさん、ジャスさん、お早いおかえりね。あら、お客様を紹介してくれるの?」
三十代なのだろうけど、少し老けて見える女将さんが声を掛けた。
「女将さん、神聖魔法使いを連れてきましたよ!」
ルシウスの言葉に、女将さんの目から涙が溢れる。
「ジャス、おろしてくれ!」
背負われたままする話ではなさそうだ。酔いも醒めたよ。
「こいつが神聖魔法使いのアレクだ。リリーの病気を治したら、格安で泊めてやってくれ」
料理場で夕食の仕込みをしていた、亭主がやってきた。ゴツイ! 給仕といい料理人といい、ゴツクないといけないのか? なんて心でツッコむ。
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それを聞いていた亭主が涙を拭きながら「リリーは何も聞こえないのです」と話す。
私は、リリーの手を取って、そっと話しかける。
「リリー、怖いことがあったんだね。それで、女神様の元に行こうと願っているの? でも、ここにはリリーの事を心配しているママとパパがいるんだよ。きっと、寂しくて泣いちゃうよ」
話しかけながら、少しずつ光を注入して行く。それと同時に、何があったのか、探る。
「教会に行ったんだね。そして、死にたくなるような目に遭ったんだ。よし、お兄ちゃんが、原因を無くしてあげるから、リリーはちゃんと生きるんだよ」
目がパチリと開いた。可愛いヘーゼルの目から涙が溢れだす。
「まさか、神官様がこんな幼い子に手を出したのか?」
まだ信じられない顔をしているジャス。
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