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24 秋のお別れ
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アシュレイはベケット師匠に魔法の本をいっぱい読まされた。それと行儀作法も常に注意されて、少しはマシになった。田舎の郷士の行儀が悪い子ぐらいには見えなくはない程度だが。
「アシュレイ、竜と出会った山に連れて行って欲しい」
アシュレイは週末だけでなく、マディソン村に帰れるのは大歓迎だ。
「良いよ。それに今の時期なら星の形の薬草が生えているから採れるよ」
師匠に良い所をアピールする。そんな事をしなくてもベケットは絶対に一度は見ておきたかったのだ。
「明日は天気も良いよ!」
週末は農作業を手伝いたいアシュレイは、明日の天気が良いと勧める。その態度に笑いたくなったベケットだが、真面目な顔で「そうか」と頷いておく。
次の日、朝食を食べるとアシュレイは馬車に馬を付ける。馬の世話は幼い頃からしているので慣れた物だ。今日は二人乗りの天井がない馬車を使う。ベケットが近所の町から治療を頼まれた時に使う軽い馬車だ。普段はベケットが一人で乗るが、アシュレイが今回は馬車を操る。
「昼のお弁当はお祖母ちゃんが用意してくれるよ」
ベケットはそんな事まで魔法で知らせるのかと驚く。こちらから手紙を送っているのは見たが、彼方からの返事も受け取っているようだ。
アシュレイは上機嫌で口笛を吹く。小鳥たちが寄ってきて、ピイピイ鳴いている。
「ねぇ、師匠。家の横の桜が咲いたんだって」
自分の弟子は鳥と話すらしい。もう驚くのも疲れたバケットだ。フローラ村を通り過ぎたら、マディソン村だ。
「お祖父ちゃんの家は森の側なんだ。でも、畑は良い感じなんだよ。山からの水に栄養がいっぱい含まれているんだ」
マディソン村は山間の小さな村だ。目ぼしい産業も無いし、畑を耕し、牛や山羊を飼う生活だ。こんな田舎で綺羅星のようなアシュレイが育ったのだ。竜に卵を託され無ければ、この子はずっとここで畑を耕していたのだろうか? ベケットは巡り合わせの不思議さに浸っていた。
「お祖母ちゃん、師匠と来たよ!」
そんな師匠の想いなだ知らぬアシュレイは、祖母に手を振っている。
「こんな何もない村まで、ようこそお越し下さいました」
田舎の農民とは思えない程のしっかりとした挨拶に、バケットはアシュレイに見習って欲しいと願う。
「こちらこそ、ご迷惑にならなければ良いと思っているぐらいです。早速、山へ薬草を摘みに行きたいのです」
竜がいた崖に行くとは言い難くて、薬草摘みに来たと誤魔化す。
「お昼には少し早いですが……」
アシュレイは家の横の桜の木の下で食べたら良いなと思うが、日帰りするなら急がなくてはいけない。
「師匠、どうする?」
ベケットは真面目な性格なので、マクドガル館をあまり留守にするのは良くないと思っている。
「お弁当があるなら頂いて行こう。薬草を採らなければいけないから」
今回の第一目標は竜がいた崖の調査だ。アシュレイの祖母に言った薬草摘みはついでだが、カスパルにも分けてやると約束していた。
「だってさ、お祖母ちゃん。これがお弁当なの?」
バスケットを持ってアシュレイとベケットは山へと登って行く。
「ここら辺に星の形の薬草は生えているんだ。それとも先に竜がいた崖に行く?」
山を越えてアシュレイはベケットと歩き続ける。
「こんな山奥まで何故来たのか? その頃のお前はもっと幼かっただろう」
「俺もこんな遠くまで来るつもりは無かったんだ。薬草が生えている山はすぐだと思っていたのに、濃い霧に囲まれて迷い込んだんだよ。あっ、でもあの濃い霧は竜が俺を呼び寄せる為かもしれないね」
かなり歩いた所でアシュレイは足を止めて、木を見上げる。その木の枝は不自然に折れていた。
「うん、ここでリュリューに捕まったんだよ。木の枝が折れているから、きっとここだよ。木の下に隠れていたんだ。でも見つかって背中を爪で持たれて崖の上に連れて行かれたんだ」
ベケットはアシュレイに両手を持たれて空を飛んだのを思い出して、ブルブルっと震えた。
「それは怖かっただろう」
「うん、食べられるかと思ったんだ」
ここからなら近いと言うので、ベケットはアシュレイの後に続いて歩く。
「あの崖だよ! やっぱり高いね。リュリューが死んだ後、どうやって降りようか困ったんだよ」
どうやって飛び降りたのかは想像がつくベケットだったが、崖の上に上がるやり方も想像がついて嫌になる。
「アシュレイ、あの崖の上まで連れて行ってくれ」
アシュレイはベケット師匠の両手をぎゅっと握ると、風を捕まえてふわっと空に舞い上がる。
「大丈夫だった?」
こちらを心配そうに見ている弟子に、ベケットは師匠の意地で「大丈夫だ」と答えたが、やはり少し座りたい気分だ。
「あっ、こんな所に洞穴があったんだ。あの時は雪に覆われていて分からなかったよ」
アシュレイは座り込んでいる師匠を放置して、崖の上を歩き回っていたが、ツル草に覆われた崖の斜面に洞穴を見つけた。
「師匠、中を見てみる?」
ベケットは崖の上には岩しか無かったので、洞穴を調べてみたいと立ち上がる。
「動物が寝ぐらにしているか、確かめてから入るのだぞ」
「うん、いないと思う。それに竜が住んでいる場所に動物は寄ってこないよ」
少し油断すると「うん」になるアシュレイに注意してから、2人で洞穴に入る。
「何も無いね。御伽噺では竜は金貨とか集めるって書いてあったのにさ」
がっかりするアシュレイに、ベケットは注意する。
「よく見てみなさい」
岩の床には竜の鱗が何枚か落ちていた。
「これってリュリューの鱗かな? これは何か役に立つの?」
「私は知らないが、きっと使い方を知っている人もいるだろう。拾って行こう」
二人で竜の鱗を数枚拾って、崖の上から降りる。降りた後、ベケットは少し休憩したくなった。
「じゃあ、お弁当を食べようよ」
気分が悪くなっているのに弁当どころでは無いベケットだったが、パンに野菜や肉を薄く切ったのを挟んだのは美味しくて完食した。
「お祖母ちゃんは料理上手なんだ。あのう、ヨークドシャーでも料理できるかな?」
「ヨーク伯爵が小さな家を用意して下さるだろう。お前はカスパル殿について修行しなくてはいけないが、同じ街に住むのだから週に何度かは会えるさ」
「なら良かった。お祖母ちゃんはじっとしているのは無理なんだよ」
田舎の村の実直な二人とアシュレイの暮らしは秋には終わってしまうのだ。だが、シラス王国が他国の侵略を受けたら、どれほどの被害が出るか考えるまでも無い。アシュレイの修行をもっと厳しくしなくてはとベケットは決心した。
「さぁ、薬草を採って帰ろう!」
アシュレイとしては、折角マディソン村に来たのだから、少しはゆっくりして行きたかったが、師匠に急かされてマクドガル館に帰る。
この年の夏、アシュレイには厳しいベケット師匠の特訓を受けることになった。魔法だけでなく、行儀作法やシラス王国の歴史、それと外国についても学んだ。
アシュレイにとって息抜きは、週末のマディソン村での農作業だけだった。
「アシュレイ、来週には収穫できるだろう。何をヨークドシャーに持って行けば良いのか聞いておいてくれ」
黄金色の麦がアシュレイの目に滲んでうつる。家畜を全て連れて行くことは無いだろう。この祖父母の家や畑は村人の次男が受け継ぐ方になっている。
「お祖父ちゃん、ごめんね」
謝る孫の頭をマシューはぽんと叩いて笑う。
「畑仕事をしないでのんびりできるんだ。何も謝る必要は無いさ」
アシュレイはヨーク伯爵が祖父母に用意してくれた小さな家を思い出す。
「庭に菜園を作っても良いよ。花を植えている人もいるけどね」
こうして、アシュレイはマクドガル館からヨークドシャー城へと移った。
「アシュレイ、竜と出会った山に連れて行って欲しい」
アシュレイは週末だけでなく、マディソン村に帰れるのは大歓迎だ。
「良いよ。それに今の時期なら星の形の薬草が生えているから採れるよ」
師匠に良い所をアピールする。そんな事をしなくてもベケットは絶対に一度は見ておきたかったのだ。
「明日は天気も良いよ!」
週末は農作業を手伝いたいアシュレイは、明日の天気が良いと勧める。その態度に笑いたくなったベケットだが、真面目な顔で「そうか」と頷いておく。
次の日、朝食を食べるとアシュレイは馬車に馬を付ける。馬の世話は幼い頃からしているので慣れた物だ。今日は二人乗りの天井がない馬車を使う。ベケットが近所の町から治療を頼まれた時に使う軽い馬車だ。普段はベケットが一人で乗るが、アシュレイが今回は馬車を操る。
「昼のお弁当はお祖母ちゃんが用意してくれるよ」
ベケットはそんな事まで魔法で知らせるのかと驚く。こちらから手紙を送っているのは見たが、彼方からの返事も受け取っているようだ。
アシュレイは上機嫌で口笛を吹く。小鳥たちが寄ってきて、ピイピイ鳴いている。
「ねぇ、師匠。家の横の桜が咲いたんだって」
自分の弟子は鳥と話すらしい。もう驚くのも疲れたバケットだ。フローラ村を通り過ぎたら、マディソン村だ。
「お祖父ちゃんの家は森の側なんだ。でも、畑は良い感じなんだよ。山からの水に栄養がいっぱい含まれているんだ」
マディソン村は山間の小さな村だ。目ぼしい産業も無いし、畑を耕し、牛や山羊を飼う生活だ。こんな田舎で綺羅星のようなアシュレイが育ったのだ。竜に卵を託され無ければ、この子はずっとここで畑を耕していたのだろうか? ベケットは巡り合わせの不思議さに浸っていた。
「お祖母ちゃん、師匠と来たよ!」
そんな師匠の想いなだ知らぬアシュレイは、祖母に手を振っている。
「こんな何もない村まで、ようこそお越し下さいました」
田舎の農民とは思えない程のしっかりとした挨拶に、バケットはアシュレイに見習って欲しいと願う。
「こちらこそ、ご迷惑にならなければ良いと思っているぐらいです。早速、山へ薬草を摘みに行きたいのです」
竜がいた崖に行くとは言い難くて、薬草摘みに来たと誤魔化す。
「お昼には少し早いですが……」
アシュレイは家の横の桜の木の下で食べたら良いなと思うが、日帰りするなら急がなくてはいけない。
「師匠、どうする?」
ベケットは真面目な性格なので、マクドガル館をあまり留守にするのは良くないと思っている。
「お弁当があるなら頂いて行こう。薬草を採らなければいけないから」
今回の第一目標は竜がいた崖の調査だ。アシュレイの祖母に言った薬草摘みはついでだが、カスパルにも分けてやると約束していた。
「だってさ、お祖母ちゃん。これがお弁当なの?」
バスケットを持ってアシュレイとベケットは山へと登って行く。
「ここら辺に星の形の薬草は生えているんだ。それとも先に竜がいた崖に行く?」
山を越えてアシュレイはベケットと歩き続ける。
「こんな山奥まで何故来たのか? その頃のお前はもっと幼かっただろう」
「俺もこんな遠くまで来るつもりは無かったんだ。薬草が生えている山はすぐだと思っていたのに、濃い霧に囲まれて迷い込んだんだよ。あっ、でもあの濃い霧は竜が俺を呼び寄せる為かもしれないね」
かなり歩いた所でアシュレイは足を止めて、木を見上げる。その木の枝は不自然に折れていた。
「うん、ここでリュリューに捕まったんだよ。木の枝が折れているから、きっとここだよ。木の下に隠れていたんだ。でも見つかって背中を爪で持たれて崖の上に連れて行かれたんだ」
ベケットはアシュレイに両手を持たれて空を飛んだのを思い出して、ブルブルっと震えた。
「それは怖かっただろう」
「うん、食べられるかと思ったんだ」
ここからなら近いと言うので、ベケットはアシュレイの後に続いて歩く。
「あの崖だよ! やっぱり高いね。リュリューが死んだ後、どうやって降りようか困ったんだよ」
どうやって飛び降りたのかは想像がつくベケットだったが、崖の上に上がるやり方も想像がついて嫌になる。
「アシュレイ、あの崖の上まで連れて行ってくれ」
アシュレイはベケット師匠の両手をぎゅっと握ると、風を捕まえてふわっと空に舞い上がる。
「大丈夫だった?」
こちらを心配そうに見ている弟子に、ベケットは師匠の意地で「大丈夫だ」と答えたが、やはり少し座りたい気分だ。
「あっ、こんな所に洞穴があったんだ。あの時は雪に覆われていて分からなかったよ」
アシュレイは座り込んでいる師匠を放置して、崖の上を歩き回っていたが、ツル草に覆われた崖の斜面に洞穴を見つけた。
「師匠、中を見てみる?」
ベケットは崖の上には岩しか無かったので、洞穴を調べてみたいと立ち上がる。
「動物が寝ぐらにしているか、確かめてから入るのだぞ」
「うん、いないと思う。それに竜が住んでいる場所に動物は寄ってこないよ」
少し油断すると「うん」になるアシュレイに注意してから、2人で洞穴に入る。
「何も無いね。御伽噺では竜は金貨とか集めるって書いてあったのにさ」
がっかりするアシュレイに、ベケットは注意する。
「よく見てみなさい」
岩の床には竜の鱗が何枚か落ちていた。
「これってリュリューの鱗かな? これは何か役に立つの?」
「私は知らないが、きっと使い方を知っている人もいるだろう。拾って行こう」
二人で竜の鱗を数枚拾って、崖の上から降りる。降りた後、ベケットは少し休憩したくなった。
「じゃあ、お弁当を食べようよ」
気分が悪くなっているのに弁当どころでは無いベケットだったが、パンに野菜や肉を薄く切ったのを挟んだのは美味しくて完食した。
「お祖母ちゃんは料理上手なんだ。あのう、ヨークドシャーでも料理できるかな?」
「ヨーク伯爵が小さな家を用意して下さるだろう。お前はカスパル殿について修行しなくてはいけないが、同じ街に住むのだから週に何度かは会えるさ」
「なら良かった。お祖母ちゃんはじっとしているのは無理なんだよ」
田舎の村の実直な二人とアシュレイの暮らしは秋には終わってしまうのだ。だが、シラス王国が他国の侵略を受けたら、どれほどの被害が出るか考えるまでも無い。アシュレイの修行をもっと厳しくしなくてはとベケットは決心した。
「さぁ、薬草を採って帰ろう!」
アシュレイとしては、折角マディソン村に来たのだから、少しはゆっくりして行きたかったが、師匠に急かされてマクドガル館に帰る。
この年の夏、アシュレイには厳しいベケット師匠の特訓を受けることになった。魔法だけでなく、行儀作法やシラス王国の歴史、それと外国についても学んだ。
アシュレイにとって息抜きは、週末のマディソン村での農作業だけだった。
「アシュレイ、来週には収穫できるだろう。何をヨークドシャーに持って行けば良いのか聞いておいてくれ」
黄金色の麦がアシュレイの目に滲んでうつる。家畜を全て連れて行くことは無いだろう。この祖父母の家や畑は村人の次男が受け継ぐ方になっている。
「お祖父ちゃん、ごめんね」
謝る孫の頭をマシューはぽんと叩いて笑う。
「畑仕事をしないでのんびりできるんだ。何も謝る必要は無いさ」
アシュレイはヨーク伯爵が祖父母に用意してくれた小さな家を思い出す。
「庭に菜園を作っても良いよ。花を植えている人もいるけどね」
こうして、アシュレイはマクドガル館からヨークドシャー城へと移った。
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