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「――聖女を散々虐げていた罪でカエラ・プリューゲルと婚約破棄をする」
プリューゲル家の赤薔薇と呼ばれている公爵令嬢カエラに婚約者だった王子ヒンツは卒業パーティーの真っ最中に婚約破棄をしていた。
聖女と呼ばれているのは異世界からやって来た来栖ミオ。最初は下町で保護されて無償で聖なる力を使って癒しの力を振舞っていた。噂を聞いた近衛騎士がミオの元に向かい、長年患っていた怪我が治った。嫌がる彼女を王家の庇護下で保護し、外交に連れて行く生活を送っていたと聞いている。
卒業パーティーには聖女はいない。彼女は外で知識を付けることは許されず、指示された事しか学ぶことが出来なかった。
婚約破棄の最中で帰って来た国王陛下と王妃、聖女ミオはヒンツ王子を見て虚無の表情をしていた。無表情ではない。何もない顔をしていたのだ。
聖女を連れて外交することで国の支持率を上げて、以前と同じように信頼を回復するはずがたった数日王都から離れただけでやらかしをされたのだ。王妃が扇子でヒンツ王子を叩き、聖女は薄汚いものを見る顔で見下ろした。聖女からしたら、異世界に来て苦痛な生活を送っていているのに自由にしている王子が許せなかったのだろう。
王妃が王子を立たせると羽交い絞めにして聖女が何度も泣きながら頬を叩いていた。
「外交を頑張って来たのに!あんたさえいなければ、あんたが王子教育をきちんと出来ていれば!!」
「ヒンツ、聖女の頬殴りは本気で痛いけれど国民の代表として叩いているから我慢しなさい」
聖女は国王陛下と王妃に怒っていなかった。2人はミオの要望を聞いて近衛騎士団を眠らせて、下半身を触らせていたり舐めさせたり遊ばせていたからだ。外交もきちんと出来た時、お気に入りの騎士と二人きりにして食事を食べさせて清純で純朴なイメージを植え付けていた。騎士が聖女を好きになった時、ラッキードスケベな展開をわざとさせた。全裸をうっかりみられたり目が見えなくなった聖女におっぱいを押し付けられて勃起させる。
近衛騎士団は忠義が厚い。聖女と性交していると分かったら自害してしまうだろう。全員が聖女を襲って犯したいのにヒンツは勃起フラグを折ってしまったのだ。
聖女ミオ様はヒンツ王子とセックスしているのかな……。
俺、聖女様の事大好きで自慰禁止3か月しているのに。
ひどい、ひどすぎる。俺たちの純情を弄んだんだ。
騎士たちが聖女を見て溜め込んだ性欲が黒い塊となって聖女に襲い掛かってきた。
「わっ♡ わぁぁぁああ♡」
歓喜の声を出して聖女は両足両手を拘束されてしまった。卒業パーティーに来た貴族の前で聖女の着ている白い服は布越しに舐められそうになっていた。ヒンツ王子は下半身の大切な部分を齧られて王妃は逃げた。
「皆さま、大丈夫ですわ。優秀な第二王子セルファンがおりますから」
「同じ種で作っても出来が違う」
見捨てられたヒンツ王子は気を失って聞いていないだろう。黒い塊は聖女を習っていたはずが、国王陛下の元に向かった。
「わし?!どうして、もしかして……そんな!妻がいるんだ!ゴックン」
全てを受け入れる体勢になり両腕をあげていたが、国王陛下を守るために近衛騎士のロランジュが黒い影に飲まれてしまい全てを身体の中に封じ込めることに成功した。
起き上がった近衛騎士たちは今の状況を理解できず、聖女に対しての性欲もなくなっていた。
その後、騎士たちが聖女に欲情しない姿を見て、泣き喚く聖女と被弾したロランジュは一緒に辺境伯の領地の危険地域で警護することになった。
「ロランジュ様、今日の食事はウサギ肉のステーキとウナギナギとスッポンの血です。私も一緒に同じ物を食べますから頑張りましょうね!」
「絶対に誘惑に負けない。ち、乳首が見えてる……♡」
「服が大きいみたいですね。このくらいなんですか。全く……♡」
一緒のベッドで眠ることで黒い塊の欲望を鎮静化させることにした。しかし実際はロランジュは欲望を抑える事なんて出来なかった。
危険地域にやって来た2人がベッドに寝る時、寝ているミオの下半身を丸裸にして指で何度もなぞって気持ちよくしていたのだ。腕にしがみついて怖がっているミオを見たロランジュは理性が飛んでしまった。
狭くてぎちぎちの中を時間をかけてほぐし、何度も勃起したものを擦って中に入れようとした。
先端だけでも入れてしまえばスムーズに出来るがミオの中はきつくて狭い。
「もう、エッチな事しないから……」
「ダメだ、子供を作りたい」
「ずっと格好いいと思っていたんです。積極的なロランジュ様と出来るなんて幸せ」
その後鈍感なロランジュは赤ちゃんを作っていた。今では僕たちは子供たちを見せあうくらい仲が良い。聖女様と話をする機会があったのだが、ロランジュの事を出会った時から好きだったと話していた。
ルビーは5人の子供を産んでいるが、聖女も5人の子供を産んでいる。最初に妊娠した子供が双子だった。全員がロランジュに似て5人目以外全員男の子だ。
ルビーと聖女の仲は良く、よく触手の事について話し合っている。なんでだろうか。
プリューゲル家の赤薔薇と呼ばれている公爵令嬢カエラに婚約者だった王子ヒンツは卒業パーティーの真っ最中に婚約破棄をしていた。
聖女と呼ばれているのは異世界からやって来た来栖ミオ。最初は下町で保護されて無償で聖なる力を使って癒しの力を振舞っていた。噂を聞いた近衛騎士がミオの元に向かい、長年患っていた怪我が治った。嫌がる彼女を王家の庇護下で保護し、外交に連れて行く生活を送っていたと聞いている。
卒業パーティーには聖女はいない。彼女は外で知識を付けることは許されず、指示された事しか学ぶことが出来なかった。
婚約破棄の最中で帰って来た国王陛下と王妃、聖女ミオはヒンツ王子を見て虚無の表情をしていた。無表情ではない。何もない顔をしていたのだ。
聖女を連れて外交することで国の支持率を上げて、以前と同じように信頼を回復するはずがたった数日王都から離れただけでやらかしをされたのだ。王妃が扇子でヒンツ王子を叩き、聖女は薄汚いものを見る顔で見下ろした。聖女からしたら、異世界に来て苦痛な生活を送っていているのに自由にしている王子が許せなかったのだろう。
王妃が王子を立たせると羽交い絞めにして聖女が何度も泣きながら頬を叩いていた。
「外交を頑張って来たのに!あんたさえいなければ、あんたが王子教育をきちんと出来ていれば!!」
「ヒンツ、聖女の頬殴りは本気で痛いけれど国民の代表として叩いているから我慢しなさい」
聖女は国王陛下と王妃に怒っていなかった。2人はミオの要望を聞いて近衛騎士団を眠らせて、下半身を触らせていたり舐めさせたり遊ばせていたからだ。外交もきちんと出来た時、お気に入りの騎士と二人きりにして食事を食べさせて清純で純朴なイメージを植え付けていた。騎士が聖女を好きになった時、ラッキードスケベな展開をわざとさせた。全裸をうっかりみられたり目が見えなくなった聖女におっぱいを押し付けられて勃起させる。
近衛騎士団は忠義が厚い。聖女と性交していると分かったら自害してしまうだろう。全員が聖女を襲って犯したいのにヒンツは勃起フラグを折ってしまったのだ。
聖女ミオ様はヒンツ王子とセックスしているのかな……。
俺、聖女様の事大好きで自慰禁止3か月しているのに。
ひどい、ひどすぎる。俺たちの純情を弄んだんだ。
騎士たちが聖女を見て溜め込んだ性欲が黒い塊となって聖女に襲い掛かってきた。
「わっ♡ わぁぁぁああ♡」
歓喜の声を出して聖女は両足両手を拘束されてしまった。卒業パーティーに来た貴族の前で聖女の着ている白い服は布越しに舐められそうになっていた。ヒンツ王子は下半身の大切な部分を齧られて王妃は逃げた。
「皆さま、大丈夫ですわ。優秀な第二王子セルファンがおりますから」
「同じ種で作っても出来が違う」
見捨てられたヒンツ王子は気を失って聞いていないだろう。黒い塊は聖女を習っていたはずが、国王陛下の元に向かった。
「わし?!どうして、もしかして……そんな!妻がいるんだ!ゴックン」
全てを受け入れる体勢になり両腕をあげていたが、国王陛下を守るために近衛騎士のロランジュが黒い影に飲まれてしまい全てを身体の中に封じ込めることに成功した。
起き上がった近衛騎士たちは今の状況を理解できず、聖女に対しての性欲もなくなっていた。
その後、騎士たちが聖女に欲情しない姿を見て、泣き喚く聖女と被弾したロランジュは一緒に辺境伯の領地の危険地域で警護することになった。
「ロランジュ様、今日の食事はウサギ肉のステーキとウナギナギとスッポンの血です。私も一緒に同じ物を食べますから頑張りましょうね!」
「絶対に誘惑に負けない。ち、乳首が見えてる……♡」
「服が大きいみたいですね。このくらいなんですか。全く……♡」
一緒のベッドで眠ることで黒い塊の欲望を鎮静化させることにした。しかし実際はロランジュは欲望を抑える事なんて出来なかった。
危険地域にやって来た2人がベッドに寝る時、寝ているミオの下半身を丸裸にして指で何度もなぞって気持ちよくしていたのだ。腕にしがみついて怖がっているミオを見たロランジュは理性が飛んでしまった。
狭くてぎちぎちの中を時間をかけてほぐし、何度も勃起したものを擦って中に入れようとした。
先端だけでも入れてしまえばスムーズに出来るがミオの中はきつくて狭い。
「もう、エッチな事しないから……」
「ダメだ、子供を作りたい」
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よろしければこちらもお勧めです。お気に入り登録で作者喜びます。R18 婚約者を解放したい伯爵令嬢は化け物公爵の元に政略結婚で嫁がされる。完結 チート悪女に転生したはずが絶倫XL騎士は私に夢中~自分が書いた小説に転生したのに独占されて溺愛に突入~
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