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新しい家族
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公爵邸で行為をした後、改めて見た公爵邸の大きさに驚いた。入園料金を支払ってみる美術館に例えられる大きさで一日かけて見ても部屋の位置は把握できない。
ケイネル公爵閣下は執務室で食事を取るから、一人で呑気に食べている時背後に執事や使用人が立っていた。映画の撮影のようで何を食べているのか全く分からない食事。
ここで将来子供たちと一緒に食事を食べることになるから慣れておこう。
食事を食べ終わると執事がやってきて公爵家の歴史や歴代当主の絵画が並べられた部屋に案内してくれた。
残念ながらおちんぽ様の型は取ってなかった。そういえば、公爵閣下のディルドの型を手に入れてずっと眺めていた。ケイシーと形が違ったし、公爵閣下はディルドの形とも違っていた。
カリの部分と竿の部分がハッキリ分かれていて、竿は反り返ってGスポットに当たりそうな気持のいいモノだ。しかしディルドは血管が浮き出てビッキビキの真っすぐに近いおちんちんだった。ケイシーは仮性包茎で大きさは普通だった。
ナニがあったのだろうか。
歴代当主の顔を何度も確認して、ケイネル公爵閣下の父の顔を見た。ケイシーに似た顔つきで目つきが狼のようで格好良かった。もしかして父に似たらあんな顔になるのだろうか。
お義父様は生きているのだろうか。
ケイシーと一緒にいた時に見たけれど、全く覚えていなかった。疑問は顔に出ていて優秀な執事が教えてくれた。
ヘビの供養のために戦争の跡地に行き、瘴気に満たされた森の近くに配置されて警護している。ロランジュ・プシュケール辺境伯令息と一緒にいると聞いて、彼に対して恋心がなくなってしまったと気がついてしまった。
昔好きだった人が過去の人になってしまった。何だか少しだけセンチメンタルになってしまっていた。
夕食を食べた後、外を散歩することになった。息が白くて肌寒かったから厚着をして歩いていた。空を見上げると星が綺麗で、星の綺麗な輝きがケイネル公爵閣下の瞳のようですねと呟いていた。
「ルビーは新緑のように美しい瞳で、春の訪れを感じさせる色をしている」
「口説いているんですか?!」
「勿論。そういえばこの体に戻って気がついたのだけれど」
一瞬の間が開いて何事かと詰め寄ると抱きしめられた。
「僕、童貞だったんだよね。昨日ルビーに捧げてしまった」
照れている公爵閣下を見て私は唖然としていた。何故なら、童貞に戻ったら報告してねと言っていたからだ。その時は公爵閣下と同一人物だと気がついてなくて冗談で言っていた。
童貞なら言って欲しかった。
「これ以上秘密はないですか?」
「多分ないと思う。なんせ、記憶が混乱していて混ざってないんだ」
そうか。ケイシーとケイネル公爵閣下は同じようで違うんだ。私が前世を思い出したみたいに納得できる状況じゃない。
「分からない事があったら聞いてくださいね。そういえばケイシーの頃に2人きりで食事を取らないと食事が出来ないと言っていた気がします。いえ、昔の習慣なので忘れてくださいね」
「そうでしたか?では次からそうしますね」
頭を撫でると素直に言うことを聞いてくれた公爵閣下は、生活で不便な事があって言うと改善してくれた。勿論私も納得して生活の改善をして快適に過ごすことが出来た。
彼は仕事が忙しく長く屋敷を離れていたせいで業務の確認も多い。
一人寂しく眠っていても彼はエッチな事をしてきてくれた。寝ていると興奮する性格なのか、指で気持ち良くしてから中にたっぷり出してくれる。
寝ているフリがバレているのか目を開けて彼に抱かれる。
公爵夫人として早く立ち振る舞いが出来るようになりたい。
早くお義父様に会ってみたいと心の中で呟いていた。
私たちは忙殺されていた。本当に忙しくて何をしたのか覚えていないけれど、執事が残してくれた日報に国王陛下の挨拶や神聖力が本当になくなったのか確認をしていたらしい。
領地に隠していたことを問題視されたが、ケイシーを助けた頃になくなったと隣国の神官が言ってくれたおかげで追及されることはなかった。
ケイシーの頃に婚約届を出していたから、公爵閣下の結婚はスムーズに行われた。
5年ぶりに戻って来た公爵閣下が名門男爵家の令嬢が保護していた孤児だった。と市井にロマンス小説みたいだと噂になって小説化してしまった。エロがないだけで純愛満載の作品は誰が情報ネタかすぐに分かった。
『ロドニー料理長は小説も書けるんですね』
「妹に協力してもらったんだけれどいい出来だろう。家族じゃなくても愛を注ぐことは出来るんだって言われている。俺と妹も家族じゃないがお互いを支え合って来た。足りないのはお金だから、手に入れることが出来た。」
挨拶にやって来た妹さんは片足がマヒで不自由だった。足がひび割れて痛いと言ったので領地で作った軟膏を手に取って塗っていた。妹さんは断ったけれど、貴族でも庶民でも手伝ってあげることに問題はない。その場にいたのは両親とケイネスと料理長だけだった。
「なんだか、足が変……?いえローズ様のせいではないのですが……なんか変!」
何もしていないのに足が変だと言われてしまい、一歩後ろに下がると杖なしで歩けなかった妹さんはたどたどしい足取りでロドニー料理長の元に歩いて行った。
「嘘だろ……何処に行っても治してもらえなかったのに」
「ロドニー料理長、このことは内密にな」
母がロドニー料理長と話があると言って二人きりになって戻って来るとすぐに子供が出来てしまった。母は性欲剤を渡していたらしい。
私たちの結婚式は領地の教会と神殿で行われた。領地では前世知識の結婚式でやったから周りはパーティーみたいな感じだった。
大きなケーキは作るのに苦労していたけれど見栄えがいいと言われて招待客は満足していた。料理長と妹さんの合作で孤児院の子供たちも来てくれた。
ステイシーが遠くから見ていて一瞬で消えたので疑問に思ったくらいだ。
私達の初夜は神殿で結婚式が行われるまで子作りしてないていだった。
神殿から出ると赤い絨毯が馬車まで続いていて近衛騎士団が両脇に剣を携えて立っていた。
公爵邸に戻ったときにパーティーが開かれて、その中で一人気になる人がいた。
近くにいた隣国の神官に話しかけて口にできない気持ちをどうすれば伝えられるんだろうって考えていた。
「近くに公爵閣下がいないから話しますが、本来は彼が君の運命の人ですよ」
「えっ?はい?」
「ケイネス公爵閣下は頑張りましたよ。もうお腹に子供がいるので後戻りできませんね~。怖かったらうちの国に来ますか?」
「戻りませんよ。私が彼を選んだのだから。可愛いでしょう?全部」
こりゃ参ったと顔をされると神官は言葉を続けた。
「あなたの神聖力は子供を産むたびに戻ってきますよ。本来であれば我が王と結婚するはずだったのですが。こればかりは仕方ないでしょう。」
頭の声が消えて神官が聖王の隣で小さく頷いていた。
ずっと聞こえていた声は彼の声だったのかもしれない。
お腹に子供がいる。神官の言葉を思い出してずっとお酒を口にしてないことを思い出した。
彼には全部お見通しみたいだ。
数年後5人の子供に囲まれた私達夫婦は木漏れ日に濡れた公爵邸の庭でお茶会を開いていた。
末っ子の男の子アデルの簡単な披露の場でもあった。
「可愛い!私の弟になって」
「だめ!私達の弟なんだから」
子どもたちが赤ちゃんを巡って言い争いをしていた。
「もう一人男の子を作ったほうが良さそうですね」
「男の子も可愛いですね。ルビーの子供ならいくらでも欲しいです。娘たちに釣書が届いていますが、断ってます。結婚しなくてもいいくらいですよ」
娘たちは皆夫に似て優秀で可愛らしい。唯一私と似たのはアデルだけだった。
「アデルってこんなに可愛いの~。小さい頃なんて小説で出てきてないから知らなかった」
一人変わった少女がいた。
「あなた、あの子は?」
「候爵家のお嬢様だ」
「あのコとだけは結婚させないで。私はああいう子と話をさせたくないし結婚させたくないわ」
アデルごめんなさい。あなたの命を守るために候爵令嬢と結婚させたくないの。
神聖力を取り戻すとはっきり意識すると未来が見えるようになった。
あの子と一緒になったら、浮気三昧で心が傷つくアデルの姿が見えた。
「ママがみんなを守るからね」
「僕がルビーを守りますよ」
家族はみんな元気だ。私たちの未来は楽しいと決まっている。
ケイネル公爵閣下は執務室で食事を取るから、一人で呑気に食べている時背後に執事や使用人が立っていた。映画の撮影のようで何を食べているのか全く分からない食事。
ここで将来子供たちと一緒に食事を食べることになるから慣れておこう。
食事を食べ終わると執事がやってきて公爵家の歴史や歴代当主の絵画が並べられた部屋に案内してくれた。
残念ながらおちんぽ様の型は取ってなかった。そういえば、公爵閣下のディルドの型を手に入れてずっと眺めていた。ケイシーと形が違ったし、公爵閣下はディルドの形とも違っていた。
カリの部分と竿の部分がハッキリ分かれていて、竿は反り返ってGスポットに当たりそうな気持のいいモノだ。しかしディルドは血管が浮き出てビッキビキの真っすぐに近いおちんちんだった。ケイシーは仮性包茎で大きさは普通だった。
ナニがあったのだろうか。
歴代当主の顔を何度も確認して、ケイネル公爵閣下の父の顔を見た。ケイシーに似た顔つきで目つきが狼のようで格好良かった。もしかして父に似たらあんな顔になるのだろうか。
お義父様は生きているのだろうか。
ケイシーと一緒にいた時に見たけれど、全く覚えていなかった。疑問は顔に出ていて優秀な執事が教えてくれた。
ヘビの供養のために戦争の跡地に行き、瘴気に満たされた森の近くに配置されて警護している。ロランジュ・プシュケール辺境伯令息と一緒にいると聞いて、彼に対して恋心がなくなってしまったと気がついてしまった。
昔好きだった人が過去の人になってしまった。何だか少しだけセンチメンタルになってしまっていた。
夕食を食べた後、外を散歩することになった。息が白くて肌寒かったから厚着をして歩いていた。空を見上げると星が綺麗で、星の綺麗な輝きがケイネル公爵閣下の瞳のようですねと呟いていた。
「ルビーは新緑のように美しい瞳で、春の訪れを感じさせる色をしている」
「口説いているんですか?!」
「勿論。そういえばこの体に戻って気がついたのだけれど」
一瞬の間が開いて何事かと詰め寄ると抱きしめられた。
「僕、童貞だったんだよね。昨日ルビーに捧げてしまった」
照れている公爵閣下を見て私は唖然としていた。何故なら、童貞に戻ったら報告してねと言っていたからだ。その時は公爵閣下と同一人物だと気がついてなくて冗談で言っていた。
童貞なら言って欲しかった。
「これ以上秘密はないですか?」
「多分ないと思う。なんせ、記憶が混乱していて混ざってないんだ」
そうか。ケイシーとケイネル公爵閣下は同じようで違うんだ。私が前世を思い出したみたいに納得できる状況じゃない。
「分からない事があったら聞いてくださいね。そういえばケイシーの頃に2人きりで食事を取らないと食事が出来ないと言っていた気がします。いえ、昔の習慣なので忘れてくださいね」
「そうでしたか?では次からそうしますね」
頭を撫でると素直に言うことを聞いてくれた公爵閣下は、生活で不便な事があって言うと改善してくれた。勿論私も納得して生活の改善をして快適に過ごすことが出来た。
彼は仕事が忙しく長く屋敷を離れていたせいで業務の確認も多い。
一人寂しく眠っていても彼はエッチな事をしてきてくれた。寝ていると興奮する性格なのか、指で気持ち良くしてから中にたっぷり出してくれる。
寝ているフリがバレているのか目を開けて彼に抱かれる。
公爵夫人として早く立ち振る舞いが出来るようになりたい。
早くお義父様に会ってみたいと心の中で呟いていた。
私たちは忙殺されていた。本当に忙しくて何をしたのか覚えていないけれど、執事が残してくれた日報に国王陛下の挨拶や神聖力が本当になくなったのか確認をしていたらしい。
領地に隠していたことを問題視されたが、ケイシーを助けた頃になくなったと隣国の神官が言ってくれたおかげで追及されることはなかった。
ケイシーの頃に婚約届を出していたから、公爵閣下の結婚はスムーズに行われた。
5年ぶりに戻って来た公爵閣下が名門男爵家の令嬢が保護していた孤児だった。と市井にロマンス小説みたいだと噂になって小説化してしまった。エロがないだけで純愛満載の作品は誰が情報ネタかすぐに分かった。
『ロドニー料理長は小説も書けるんですね』
「妹に協力してもらったんだけれどいい出来だろう。家族じゃなくても愛を注ぐことは出来るんだって言われている。俺と妹も家族じゃないがお互いを支え合って来た。足りないのはお金だから、手に入れることが出来た。」
挨拶にやって来た妹さんは片足がマヒで不自由だった。足がひび割れて痛いと言ったので領地で作った軟膏を手に取って塗っていた。妹さんは断ったけれど、貴族でも庶民でも手伝ってあげることに問題はない。その場にいたのは両親とケイネスと料理長だけだった。
「なんだか、足が変……?いえローズ様のせいではないのですが……なんか変!」
何もしていないのに足が変だと言われてしまい、一歩後ろに下がると杖なしで歩けなかった妹さんはたどたどしい足取りでロドニー料理長の元に歩いて行った。
「嘘だろ……何処に行っても治してもらえなかったのに」
「ロドニー料理長、このことは内密にな」
母がロドニー料理長と話があると言って二人きりになって戻って来るとすぐに子供が出来てしまった。母は性欲剤を渡していたらしい。
私たちの結婚式は領地の教会と神殿で行われた。領地では前世知識の結婚式でやったから周りはパーティーみたいな感じだった。
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ステイシーが遠くから見ていて一瞬で消えたので疑問に思ったくらいだ。
私達の初夜は神殿で結婚式が行われるまで子作りしてないていだった。
神殿から出ると赤い絨毯が馬車まで続いていて近衛騎士団が両脇に剣を携えて立っていた。
公爵邸に戻ったときにパーティーが開かれて、その中で一人気になる人がいた。
近くにいた隣国の神官に話しかけて口にできない気持ちをどうすれば伝えられるんだろうって考えていた。
「近くに公爵閣下がいないから話しますが、本来は彼が君の運命の人ですよ」
「えっ?はい?」
「ケイネス公爵閣下は頑張りましたよ。もうお腹に子供がいるので後戻りできませんね~。怖かったらうちの国に来ますか?」
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こりゃ参ったと顔をされると神官は言葉を続けた。
「あなたの神聖力は子供を産むたびに戻ってきますよ。本来であれば我が王と結婚するはずだったのですが。こればかりは仕方ないでしょう。」
頭の声が消えて神官が聖王の隣で小さく頷いていた。
ずっと聞こえていた声は彼の声だったのかもしれない。
お腹に子供がいる。神官の言葉を思い出してずっとお酒を口にしてないことを思い出した。
彼には全部お見通しみたいだ。
数年後5人の子供に囲まれた私達夫婦は木漏れ日に濡れた公爵邸の庭でお茶会を開いていた。
末っ子の男の子アデルの簡単な披露の場でもあった。
「可愛い!私の弟になって」
「だめ!私達の弟なんだから」
子どもたちが赤ちゃんを巡って言い争いをしていた。
「もう一人男の子を作ったほうが良さそうですね」
「男の子も可愛いですね。ルビーの子供ならいくらでも欲しいです。娘たちに釣書が届いていますが、断ってます。結婚しなくてもいいくらいですよ」
娘たちは皆夫に似て優秀で可愛らしい。唯一私と似たのはアデルだけだった。
「アデルってこんなに可愛いの~。小さい頃なんて小説で出てきてないから知らなかった」
一人変わった少女がいた。
「あなた、あの子は?」
「候爵家のお嬢様だ」
「あのコとだけは結婚させないで。私はああいう子と話をさせたくないし結婚させたくないわ」
アデルごめんなさい。あなたの命を守るために候爵令嬢と結婚させたくないの。
神聖力を取り戻すとはっきり意識すると未来が見えるようになった。
あの子と一緒になったら、浮気三昧で心が傷つくアデルの姿が見えた。
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