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前世の記憶を思い出し、人格を乗っ取られそうになった私は、乗っ取られたふりをして身を守った。でも、どうしても許す事が出来なかった。射精師は私の人生で、前世の人格に私の居場所を奪わせる権利なんてない。
前世の記憶で得た情報を元に、また射精師に戻ったのだが――。
「本日をもって、魔術師団長の射精係を退職するになりました。ここでの経験や学んだことを大切にしながら、今後も頑張っていきたいと考えております」
「ユニス、そのすまなかった」
今、イースは私が作った魔道具の首輪と鎖で繋がれている。鎖の先を私が掴んでいると、彼に事情を説明させた。
人間、本気で死ぬと思った瞬間に謝罪するらしい。彼は、私が本気で射精をさせると、事情を話しだした。
『入団試験の時に、相手になって以来好きだったんだ。ずっと私がお前の射精相手だったんだ。ゆ、許してください……、これ以上は射精出来ません。おちんちんとれる、むり』
『もしかして、他の子達も』
『そうです、おちんちんにふれるな!』
何と私達射精師の相手が一人だけだったと明らかになった。これには所長も大激怒で、今まで抱いたと思った相手が男だったと知り、また怒っていた。
副団長はどうでもいいとして、他の団員たちも自分の妻にするために、日々頑張ってアプローチしていたから驚きだった。
その甲斐甲斐しい姿が、母性本能をくすぐり、何だかんだで私達は彼らの意見を黙って聞いた。
射精師と魔術師の関係は簡単に変わらない。
でも私とイースの関係は少しだけ変化した。
「普通の恋愛がしたいんですって言ったから、手を繋いでいるのだが……」
「え、ふぁに?」
「咥えたまま話さなくていい」
今まで手でしか射精させなかったのに、口を使って扱くようになった。ただそれだけなのに、何処かイースは楽しそうにしている。
一生普通の恋愛は出来ないと思うけれど、射精師として彼の側に居続けられるなら、それでもいいかと思っている。彼には一生言わないけれど、初恋は知らない間に叶っていたのだから。
前世の記憶で得た情報を元に、また射精師に戻ったのだが――。
「本日をもって、魔術師団長の射精係を退職するになりました。ここでの経験や学んだことを大切にしながら、今後も頑張っていきたいと考えております」
「ユニス、そのすまなかった」
今、イースは私が作った魔道具の首輪と鎖で繋がれている。鎖の先を私が掴んでいると、彼に事情を説明させた。
人間、本気で死ぬと思った瞬間に謝罪するらしい。彼は、私が本気で射精をさせると、事情を話しだした。
『入団試験の時に、相手になって以来好きだったんだ。ずっと私がお前の射精相手だったんだ。ゆ、許してください……、これ以上は射精出来ません。おちんちんとれる、むり』
『もしかして、他の子達も』
『そうです、おちんちんにふれるな!』
何と私達射精師の相手が一人だけだったと明らかになった。これには所長も大激怒で、今まで抱いたと思った相手が男だったと知り、また怒っていた。
副団長はどうでもいいとして、他の団員たちも自分の妻にするために、日々頑張ってアプローチしていたから驚きだった。
その甲斐甲斐しい姿が、母性本能をくすぐり、何だかんだで私達は彼らの意見を黙って聞いた。
射精師と魔術師の関係は簡単に変わらない。
でも私とイースの関係は少しだけ変化した。
「普通の恋愛がしたいんですって言ったから、手を繋いでいるのだが……」
「え、ふぁに?」
「咥えたまま話さなくていい」
今まで手でしか射精させなかったのに、口を使って扱くようになった。ただそれだけなのに、何処かイースは楽しそうにしている。
一生普通の恋愛は出来ないと思うけれど、射精師として彼の側に居続けられるなら、それでもいいかと思っている。彼には一生言わないけれど、初恋は知らない間に叶っていたのだから。
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