上 下
21 / 21

ラシエル視点4 黒猫は隠れさせる

しおりを挟む
 この黒猫の名前はラフィーという名前で、フラジールという男を探している。2人は恋人同士で喧嘩別れをしてしまったのだとか。

 俺は大好きなリーファの夢をいつもと同じように見て、現実のリーファを思い出して何も出来なかった。夢のリーファ断ちをすることで現実のリーファに向き合う事が出来る。

 目を閉じると彼女と同じ年齢の青いドレスを着ているリーファが目の前にいる。何処かに出掛けた帰りなのか馬車の中で手を握られていた。

『ラシエル、今日は』

『絶対に今日はしない』

 強く固い意思表示をする。彼女は外を向いて不安そうな顔を隠していた。

『良かった。今日は少し疲れてて、眠りたかったんです』

『そうか』

 と思ったのに、俺は夢の中の彼女を犯していた。眠りそうな彼女を俯せにして、後ろから責めると身体を密着させて

 ラフィーは夢を自由に出来る力があり、自分の意志で身体が動けるようになった。

「ラフィー、お前は出てくるな。俺はリーファを実力で好きにさせる」

 家に住み着いた子猫は周囲の人を魅了していた。

 俺はどうかしていた。彼女のキスで理性を失って、恥ずかしいところも見てしまった。あのまま入れてしまったら、理性のない彼女と繋がってしまうところだった。

 気を取り直して、リーファの屋敷に向かうとシャーリーとバッタリ会った。また縁があり、リーファの屋敷に入る事になった。前にここに来たことは忘れてしまっている。

 相変わらず身体のラインが浮き彫りになっている服を着ている。リーファの可愛さを際立たせてくれる服が憎い。

 毎日彼女に触れるために会いに行った。翌日会ったら覚えていないが、身体に俺を覚えさせることが出来る。

 凄く大きな胸で抱きつかれると胸が弾む。

「ラシエル、ラシエル」

 何度も唇を重ねて、身体が小刻みに動いている。下着は触れなくても分かるくらいシミが出来ている。

「キス、気持ちいい」

「リーファ、いつもの気持ちがいいのしようか」

「うん、お願いします」

 ベッドに2人で乗ると下着に指をひっかけて下ろす。肉厚な割れ目からメスな匂いがする。最近の俺たちは、とても仲が良くてお互い刺激している。

「ラシエルのおちんちんも舐めたいなぁ」

「リーファ...」

 甘えるような声を出して、お互いに触れ始めた。夢中になって舐めているリーファは、花芽を吸うと口にもっとと押し付ける。

 真似をされて吸われると中に入れたくて堪らなくなる。

「先に達したら罰ゲームね」

「今日は何をかける」

「赤ちゃんの名前よ」

 身長差があるために俺は仰向けになって、リーファが胸を使って俺のものを扱く。遠くから見ていることしか出来なかったリーファが俺の目の前にいる。

 最近、リーファの周りに男たちが群がっている。追い払うのが大変でどこかに閉じ込めたくなる。

 魅力的な身体をしているのに、偉そうにせず分け隔てなく接してくれる。彼女を懸想する男がどれほど存在しているのか理解していない。

 乳首を擦るとビクンと身体を反応させる。涙目で上目遣いされると官能的な姿に興奮する。

「早く、達して」

「赤ちゃんの名前何にしようか」

「女の子ならラフィーがいい。男の子ならジル。ぢゅっじゅじゅっ」

「ラフィーはダメだ!っあ...」

 黒猫の名前を思い出したことと、不意打ちの刺激で達してしまい彼女の口内を白濁で満たす。

 そんな時に溜まっていた性欲が解放されていつもよりも射精時間が長い。こんなつもりじゃない。羞恥心で死にたくなる。

「絶対に女の子産むからね」

 リーファは1度決めたらやり遂げる。
 しかし、どうしてか分からないが胸騒ぎがする。

 胸に付着した精子を指ですくって中に入れようとしたので止めさせた。

 子供を産ませたいが、順番がある。

 早く彼女の恋人になりたい。

 そんな時もあった。この後、俺たちは仲良くなって子供が出来て結婚をした。
 今日は父と母が子供の面倒をみてくれていた。

 たまに夢で見ていた全裸の男に父がそっくりで苦笑いをした。
しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

王女、騎士と結婚させられイかされまくる

ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。 性描写激しめですが、甘々の溺愛です。 ※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。

【R-18】悪役令嬢ですが、罠に嵌まって張型つき木馬に跨がる事になりました!

臣桜
恋愛
悪役令嬢エトラは、王女と聖女とお茶会をしたあと、真っ白な空間にいた。 そこには張型のついた木馬があり『ご自由に跨がってください。絶頂すれば元の世界に戻れます』の文字が……。 ※ムーンライトノベルズ様にも重複投稿しています ※表紙はニジジャーニーで生成しました

【R18】助けてもらった虎獣人にマーキングされちゃう話

象の居る
恋愛
異世界転移したとたん、魔獣に狙われたユキを助けてくれたムキムキ虎獣人のアラン。襲われた恐怖でアランに縋り、家においてもらったあともズルズル関係している。このまま一緒にいたいけどアランはどう思ってる? セフレなのか悩みつつも関係が壊れるのが怖くて聞けない。飽きられたときのために一人暮らしの住宅事情を調べてたらアランの様子がおかしくなって……。 ベッドの上ではちょっと意地悪なのに肝心なとこはヘタレな虎獣人と、普段はハッキリ言うのに怖がりな人間がお互いの気持ちを確かめ合って結ばれる話です。 ムーンライトノベルズさんにも掲載しています。

【R18】いくらチートな魔法騎士様だからって、時間停止中に××するのは反則です!

おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
 寡黙で無愛想だと思いきや実はヤンデレな幼馴染?帝国魔法騎士団団長オズワルドに、女上司から嫌がらせを受けていた落ちこぼれ魔術師文官エリーが秘書官に抜擢されたかと思いきや、時間停止の魔法をかけられて、タイムストップ中にエッチなことをされたりする話。 ※ムーンライトノベルズで1万字数で完結の作品。 ※ヒーローについて、時間停止中の自慰行為があったり、本人の合意なく暴走するので、無理な人はブラウザバック推奨。

【R18】わたくしは殿下が本能のまま心ゆくまで、わたくしの胸を吸っている姿が見たいだけなのです

瀬月 ゆな
恋愛
王国でも屈指の魔草薬の調合師を多数輩出して来たハーヴリスト侯爵家に生まれたレティーナにはたった一つの、けれど強い願望があった。 多忙を極める若き美貌の王太子ルーファスを癒してあげたい。 そこで天啓のように閃いたのが、幼かった頃を思い出してもらうこと――母子の愛情に満ちた行為、授乳をされたらきっと癒されるのではないか。 そんな思いから学園を卒業する時に「胸を吸って欲しい」と懇願するも、すげなくあしらわれてしまう。 さらに失敗続きの結果、とっておきの魔草薬を栄養剤だと騙して飲ませたものの、ルーファスの様子が豹変して……!? 全7話で完結の、ゆるゆるふわふわラブコメです。 ムーンライトノベルズ様でも公開しています。

辺境騎士の夫婦の危機

世羅
恋愛
絶倫すぎる夫と愛らしい妻の話。

婚約破棄されたら第二王子に媚薬を飲まされ体から篭絡されたんですけど

藍沢真啓/庚あき
恋愛
「公爵令嬢、アイリス・ウィステリア! この限りを持ってお前との婚約を破棄する!」と、貴族学園の卒業パーティーで婚約者から糾弾されたアイリスは、この世界がWeb小説であることを思い出しながら、実際はこんなにも滑稽で気味が悪いと内心で悪態をつく。でもさすがに毒盃飲んで死亡エンドなんて嫌なので婚約破棄を受け入れようとしたが、そこに現れたのは物語では婚約者の回想でしか登場しなかった第二王子のハイドランジアだった。 物語と違う展開に困惑したものの、窮地を救ってくれたハイドランジアに感謝しつつ、彼の淹れたお茶を飲んだ途端異変が起こる。 三十代社畜OLの記憶を持つ悪役令嬢が、物語では名前だけしか出てこなかった人物の執着によってドロドロになるお話。 他サイトでも掲載中

〈短編版〉騎士団長との淫らな秘め事~箱入り王女は性的に目覚めてしまった~

二階堂まや
恋愛
王国の第三王女ルイーセは、女きょうだいばかりの環境で育ったせいで男が苦手であった。そんな彼女は王立騎士団長のウェンデと結婚するが、逞しく威風堂々とした風貌の彼ともどう接したら良いか分からず、遠慮のある関係が続いていた。 そんなある日、ルイーセは森に散歩に行き、ウェンデが放尿している姿を偶然目撃してしまう。そしてそれは、彼女にとって性の目覚めのきっかけとなってしまったのだった。 +性的に目覚めたヒロインを器の大きい旦那様(騎士団長)が全面協力して最終的にらぶえっちするというエロに振り切った作品なので、気軽にお楽しみいただければと思います。

処理中です...