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記憶喪失と全裸の騎士団長
4.騎士団長が全裸に見える魔法が消えた日
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記憶喪失を利用してディアナはレイモンドにモーリカが何をしているのか聞く事にした。
毎日毎日抱き合ってレイモンドの身体が悲鳴を上げるまで中出しした結果、モーリカは既に殺されていて生きているふりをしていた事だった。
「最初から話してくれればよかったのに」
実家の屋敷でくつろぎながら紅茶を飲んでいる時、近くにいた母が編み物の完成をしていた。小さなサイズの靴下や手袋はもうすでにいくつも出来上がっている。
「ディアナが孫を連れて帰ってきてよかったわ~。これから孫育てに忙しいから運動しないといけないわ!」
「お父さんも孫のために羊の飼育量を増やしてみたんだ。勿論いい牧草を食べさせている。産まれてくる孫のために頑張らないといけないからな」
家族団らんで過ごしている時、いつもの全裸がやってきた。戻ってきて3週間、お腹が目立ってきたから人づてに話を聞いたみたいだ。
「ディアナ……すまなかった。俺はディアナの事を考えてやった行動だったが許してくれないのは分かっている。そろそろ屋敷に戻ってきてくれないか?もうすぐ冬が来るから、出産後まで会うことが出来なくなってしまう」
レイモンドの言葉を聞いて両親は「ずっとここにいてもいいのよ」と応援してくれる。私はどうしようかと悩んでいる時だった。
頭の中で声が聞こえてきた。
『騎士団長が全裸に見える人々よ。いまから騎士団長が全裸に見える魔法を解こうと思う。このまま冬が来てしまうと小さくなったものを見ないといけなくなってしまう。』
(え?下半身のモノが見えないとか嫌に決まっている。むしろ他の騎士団長のおちんちん見たいわよ!!!!)
『全員騎士団長のちんちん見たいのか?では王都の演習場に来させなさい。奇跡を見せてあげよう』
***
王都の騎士団の演習場は大勢の女性たちがひしめき合っていた。何故なら、全員騎士団長が全裸に見える薬に手を出して騎士団長が全裸に見えていたからだ。謎の声に導かれるままやって来た王都外の人たちも騎士団員が入ってくる入り口をジッと見ていた。
騎士たちが入ってくると胸に手を当てて皆見ていた。雄々しい彼らは民を守り高潔な志を胸に抱き、一歩前に突き進んでいる。下半身がぶるんっと震えた。
ああ。うちの騎士団長のおちんちんは大きい。
奇遇ですね。うちの騎士団長もおちんちんが大きいの。
いがみ合っていた隣の領地の人たちも騎士団長のものを見て胸が詰まりそうになっていた。騎士たちがパレードの練習をしていたとか訓練していたとか何も覚えていない。
ただ、騎士団長のモノが大きいことしか覚えていなかった。
次の日、街中を徘徊している騎士を見ても誰も全裸に見えなかった。昨日で奇跡の魔法は終わってしまった。
もうすぐ冬が来る。
雪が降り積もった今年の冬は沢山の女性たちが妊娠していた。あの演習場でおちんちんを見た女性たちはムラっと来て男性たちに意欲的に襲い掛かったからだった。
『ほら見て見ろ。私の優勝だ。格好いい男がおちんちんを見せたら女性たちはムラムラして子供を作りたがる。少子高齢化対策に一番いい物なのさ』
薬師通りの老人たちは一人の男にお金を支払っていた。誰かが言いだしたゲームは、薬師たちがわざと広げたおちんちんの薬によって効果が出ていた。国王陛下が薬師たちに命令して流行らせたものだった。隣国で媚薬騒動があると出生率が下がってしまうことを懸念しての事だった。
一瞬で目の前からいなくなると薬師たちは辺りを見渡した。
戸棚に飾られた薬師の神の像がキラっと光って口元が笑っているようだった。
毎日毎日抱き合ってレイモンドの身体が悲鳴を上げるまで中出しした結果、モーリカは既に殺されていて生きているふりをしていた事だった。
「最初から話してくれればよかったのに」
実家の屋敷でくつろぎながら紅茶を飲んでいる時、近くにいた母が編み物の完成をしていた。小さなサイズの靴下や手袋はもうすでにいくつも出来上がっている。
「ディアナが孫を連れて帰ってきてよかったわ~。これから孫育てに忙しいから運動しないといけないわ!」
「お父さんも孫のために羊の飼育量を増やしてみたんだ。勿論いい牧草を食べさせている。産まれてくる孫のために頑張らないといけないからな」
家族団らんで過ごしている時、いつもの全裸がやってきた。戻ってきて3週間、お腹が目立ってきたから人づてに話を聞いたみたいだ。
「ディアナ……すまなかった。俺はディアナの事を考えてやった行動だったが許してくれないのは分かっている。そろそろ屋敷に戻ってきてくれないか?もうすぐ冬が来るから、出産後まで会うことが出来なくなってしまう」
レイモンドの言葉を聞いて両親は「ずっとここにいてもいいのよ」と応援してくれる。私はどうしようかと悩んでいる時だった。
頭の中で声が聞こえてきた。
『騎士団長が全裸に見える人々よ。いまから騎士団長が全裸に見える魔法を解こうと思う。このまま冬が来てしまうと小さくなったものを見ないといけなくなってしまう。』
(え?下半身のモノが見えないとか嫌に決まっている。むしろ他の騎士団長のおちんちん見たいわよ!!!!)
『全員騎士団長のちんちん見たいのか?では王都の演習場に来させなさい。奇跡を見せてあげよう』
***
王都の騎士団の演習場は大勢の女性たちがひしめき合っていた。何故なら、全員騎士団長が全裸に見える薬に手を出して騎士団長が全裸に見えていたからだ。謎の声に導かれるままやって来た王都外の人たちも騎士団員が入ってくる入り口をジッと見ていた。
騎士たちが入ってくると胸に手を当てて皆見ていた。雄々しい彼らは民を守り高潔な志を胸に抱き、一歩前に突き進んでいる。下半身がぶるんっと震えた。
ああ。うちの騎士団長のおちんちんは大きい。
奇遇ですね。うちの騎士団長もおちんちんが大きいの。
いがみ合っていた隣の領地の人たちも騎士団長のものを見て胸が詰まりそうになっていた。騎士たちがパレードの練習をしていたとか訓練していたとか何も覚えていない。
ただ、騎士団長のモノが大きいことしか覚えていなかった。
次の日、街中を徘徊している騎士を見ても誰も全裸に見えなかった。昨日で奇跡の魔法は終わってしまった。
もうすぐ冬が来る。
雪が降り積もった今年の冬は沢山の女性たちが妊娠していた。あの演習場でおちんちんを見た女性たちはムラっと来て男性たちに意欲的に襲い掛かったからだった。
『ほら見て見ろ。私の優勝だ。格好いい男がおちんちんを見せたら女性たちはムラムラして子供を作りたがる。少子高齢化対策に一番いい物なのさ』
薬師通りの老人たちは一人の男にお金を支払っていた。誰かが言いだしたゲームは、薬師たちがわざと広げたおちんちんの薬によって効果が出ていた。国王陛下が薬師たちに命令して流行らせたものだった。隣国で媚薬騒動があると出生率が下がってしまうことを懸念しての事だった。
一瞬で目の前からいなくなると薬師たちは辺りを見渡した。
戸棚に飾られた薬師の神の像がキラっと光って口元が笑っているようだった。
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