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ストーカー男は全裸の騎士団長
1.最後に飲んだやせ薬は騎士団長が全裸に見える魔法の薬でした
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【アリエルのお店】から出てきた少女は心でスキップをしながら馬車に向かっていた。ミルキーブロンド長い髪の毛を左右に揺らすと30キロ痩せた私は以前と違う世界に見えていた。
小鳥さんは歌を歌い(多分発情期だから)
商人たちは太っていたころと比べて声をかけてくれて(物を売りたいから)
先日知らない人から婚約の申し込みも来た(絶対に金目当て)
純男爵家の我が家は数年前に商売が上手く行き、他の貴族の子たちよりもお金が有り余っていた。それ以前はお金がなくてお腹にたまるものを優先して食べていたせいで太ったの。
お茶会も社交界も見世物にされた私たちは家族全員で一致団結して痩せることに専念した。両親と兄姉と私。
「痩せていく工程をしっかり残しましょう」
「人によって痩せ方が違うはずよ」
健康的に痩せていくと皆興味津々で私たちに近づいてきた。私たちは全員で領地で収穫した油をドレッシングにして食べた事や紅茶を飲んでいたことをアピールした。完全に痩せた頃には私たち家族は広告的存在になっていたのだった。
それが準男爵アンダーウッド家なのだ。
元ぽっちゃりの父キース、母ロザリー、兄ケイン、姉トーニャ。妹の私セルビア。家族仲は良好でこれから領地を盛り上げるために宣伝番長として頑張っていこうと思う。
例え、少し先のところで全裸の男が花束を持っていてもここで挫けるわけにはいかない。
(春だからだろうな、春って浮かれるから仕方がない)
毎日反復横跳びをしているおかげで一瞬で男性の陰に隠れることに成功したので、そのまま馬車の近くまで歩いて行くことにした。今日は人が多く歩いていて助かった。馬車の側に行くとそのまま御者に声を穏やかにかけて屋敷に向かった。
「早く!家に帰って!」
「え、今日は串焼きを100本買う予定では?」
「そんなものどうでもいいわ。いいから早く帰るわよ。創作意欲が消えないうちに!」
馬が屋敷に向かって走って行くと窓のカーテンを閉めて隙間から全裸の男を確認した。盛り上がったお尻がセクシーで色気があった。
♢
私セルビアには前世がある。前世持ちが貴重な世界。持っていると知られたら神殿で保護されて死ぬまで家族に会うことが出来ない。
前世の家族から愛されなかった私が最初に記憶を取り戻した時は10歳だった。我儘を言っているときに父が手を振り上げた瞬間身構えた時だった。その時不遇な前世を思い出してしまった。
家族に対していい思い出がないので、怖くなってそのまま逃げ出した。
前世を思い出したことで太っていても動けるぽっちゃりになってしまって着いた先は海辺の近く。断崖絶壁の崖の近くで黒髪の青年が立っていた。目は虚ろで崖に吸い込まれて飛び込みそうだった。
前世日本人の私は、同じ黒髪に惹かれて彼の側に近づいた。
近くで見た彼は両目の色が違っていた。顔に傷がある赤いと青い瞳の人だった。
「危ないですよ」
恐る恐る声をかけると彼は振り返らない。何か考え事をしていたのかもしれない。
心配で見ていると足が一歩づつ海に向かっていく。
「危ない!」
叫んだのと同時に彼の身体は宙に浮いて海に飛び込んでしまい、助けようとした私も一緒に海に落ちてしまった。ドレスに海水が染みこんで服が重くて沈んでいく。この体で泳いだこともないけれど、前世では泳いだころはある。
男を掴んで光のある方に泳いだ。
辿り着いたところは海の中にある洞窟だった。ドレスを脱いで乾かすと太った身体が見える。男を引っ張って人工呼吸すると水を吐き出して呼吸をし始めた。
生きていてホッとしているとどうやって脱出しようと考えるようになった。何だか知らないけれど乾いた木はあるので魔法で火をつける。セルビアの身体は火をつけることは出来ると知った瞬間だった。ドレスを着ていると体温が下がる。全裸になってもいいくらいの温度になったので全部服を脱いで岩に置いた。
水を意識するとシャワーのようにかけられたので簡易洗濯をすることにした。ドレスの中に大きなハンカチがあったので身体を拭った。ハンカチを洗い絞って男の顔を拭くと見たことのある顔をしていた。
まだ過去の記憶と混ざっていないので誰か知らない。
ずっと走って泳いだから眠気が急に来てしまい眠ってしまった。
♢
何かに揺られて目を覚ますと男の腕の中だった。近くで顔を見ると格好いい顔をしている。切れ長の瞳、結構タイプだ。結婚したい。でも太っているし純男爵だから無理だろう。
なんだか思い出せそうで何かが思い出せない。
男にしがみついて胸に埋もれてそのまま眠り続けた。
私はこの男と1か月くらい一緒に暮らしたと思う。魚を取ったり家を作ったりした。木の実を石で割ることも教えてくれた。男と私はお互い名前を名乗らなかった。一緒にいられれば寂しさを埋められる相手だと思ったから割り切っていたのかもしれない。
月を見て綺麗だと言って、彼は頷いた
魚が美味しいと言うと、彼は頷いた
結婚相手になったら最高だねと言うと彼は泣いていた
調子に乗ってごめんと謝った。
男と過ごして暫くすると寂しくて泣いた。家族の事を思い出してえんえんと泣き続けた。泣き疲れて目を覚ますと実家に戻っていた。家族は何事もなかったように過ごしていたから全部夢の出来事だと思った。
あの時着ていたドレスは何処にもなかった。
♢
あの時の事を思い出して屋敷に帰ると屋敷が綺麗になっていた。蔦で覆われた屋敷も私たちと同じでリニューアルしたみたいだ。私たちは脂肪に屋敷は蔦に絡まれていたのだ。なくなったら綺麗に見えて当たり前だ。
「さ、これからは痩せた身体で婚活でもしようかな。夜会デビューは今からでも遅くないよね。でも串焼きを食べてからでも遅くないよね。あの全裸男のせいで串焼きを買い逃したから、今度買いに行こう。王都外れの自称薬師の近くのお店が一番おいしいのよね」
近くにいたメイドのシルビアに話しかけていると父が部屋にやってきた。いつもはどの角度が一番格好良く見えるポーズをしてくるのに珍しく普通に歩いてきた。
「セルビア、話がある」
「お父様ここでしてください」
「いや、ダメだ。串焼き500本よりも大切な話だ」
「お兄様の文官の話が80本、お姉さまの結婚の話も150本だったのに…………今すぐ行きます」
シルビアに声をかけるとメイドたちがやってきて短時間でメイクアップが完了した。長い髪の毛を白いリボンで高い位置に結われて青いレースのワンピースを着せられた。
「流石ね、素晴らしい出来だわ。ドレスじゃないからきっと美味しい食事が出てくるのよ」
ルンルン気分で温室のサロンに行くと私たちが大切に育てた花々が中に咲いていた。
その中の一つがこの屋敷で初めて咲き乱れていたのだった。
甘い匂いが広がり蝶々がひらひら蜜を吸って飛んでいる。透明な花弁は七色に色でシャボン玉のような色。ずっと眺めていたいけれど、花の門を潜り抜けると開けた先にお父様がいる。
肉と共に。
私たち家族が大好きな串肉は砂鳥の胸肉を使った何も振ってないお肉の事だ。素材本来の味がして噛めば噛むほど美味しいのでお腹を空かせる。そのために3日間絶食しても問題はない。
砂鳥は海の近くにしかおらず、捕獲しようとしても神出鬼没で何処にいるのか分からない。捕獲するのは昔はとても苦労していたのだが最近は捕まえやすくなった。卵も旨い。生卵で食べられる。異世界で生卵を食べられるなんて最高だ。
空腹なので匂いには敏感だ。肉の匂いは何処からもしない。
置かれているテーブルに肉が盛ってなかった。
一瞬にして絶望した。
(肉がねえ、肉が何処にもない)
「セルビア、こちらにいらっしゃる方が――」
お父様の隣に立っているのはさっき避けた全裸の男。花束を持ってこちらを見て微笑んでいる。
串焼500本よりも大切な話って何?
(下半身のちんぽブラブラさせて誘惑しやがってなんてやり方だ!イライラしてきた。この日のためにちんぽに似た形のものを舐めて肉断ちしていたのに訳が分からない花束よりも肉持ってきなさいよ!薔薇よりもバラ肉持ってきてよ。肉、肉が食べたいのよ)
「娘は恥ずかしがり屋のようなので若い者同士仲よくしてください。セルビアは少し生意気でせっかちでお肉が大好きな自慢の娘です」
父が立ち去る時に近くのメイドたちに「近くにベッド置いておいた?」とハッキリ言っていた。
なるほど、頭の回転がいい私は一瞬で言葉の裏側まで理解した。
肉がないなら目の前の男から取得せよって意味だった。
この世は弱肉強食。全裸で余裕の目の前に男は捕食対象だったのか。
首を横にゆっくり動かして、貴族令嬢のよくやるコテンっと横に傾げて準備運動を始めた。
「セルビア、大分、うっ、ぷはっ、はぁはぁ」
唇に口を当てて一気にこっちの流れに持っていく。手入れのされた柔らかい唇で相手の唇の状態を確認して、レベルを確認する。自分で手入れをしていない事から、童貞か女性優位でセックスをしていたと予想する。舌と舌を絡ませてお互いの弱点を探す。
口内を制する者は身体を制する。こっちの身体が火照る前に射精させる。
アンダーソン家流肉体言語をこの男に教えてやれと父に言われたのだから徹底的にさせてもらおうじゃないか。今のキスで勃起しているはずなのに下半身の屹立をコントロールできるなんて、こいつは何者…………?
小鳥さんは歌を歌い(多分発情期だから)
商人たちは太っていたころと比べて声をかけてくれて(物を売りたいから)
先日知らない人から婚約の申し込みも来た(絶対に金目当て)
純男爵家の我が家は数年前に商売が上手く行き、他の貴族の子たちよりもお金が有り余っていた。それ以前はお金がなくてお腹にたまるものを優先して食べていたせいで太ったの。
お茶会も社交界も見世物にされた私たちは家族全員で一致団結して痩せることに専念した。両親と兄姉と私。
「痩せていく工程をしっかり残しましょう」
「人によって痩せ方が違うはずよ」
健康的に痩せていくと皆興味津々で私たちに近づいてきた。私たちは全員で領地で収穫した油をドレッシングにして食べた事や紅茶を飲んでいたことをアピールした。完全に痩せた頃には私たち家族は広告的存在になっていたのだった。
それが準男爵アンダーウッド家なのだ。
元ぽっちゃりの父キース、母ロザリー、兄ケイン、姉トーニャ。妹の私セルビア。家族仲は良好でこれから領地を盛り上げるために宣伝番長として頑張っていこうと思う。
例え、少し先のところで全裸の男が花束を持っていてもここで挫けるわけにはいかない。
(春だからだろうな、春って浮かれるから仕方がない)
毎日反復横跳びをしているおかげで一瞬で男性の陰に隠れることに成功したので、そのまま馬車の近くまで歩いて行くことにした。今日は人が多く歩いていて助かった。馬車の側に行くとそのまま御者に声を穏やかにかけて屋敷に向かった。
「早く!家に帰って!」
「え、今日は串焼きを100本買う予定では?」
「そんなものどうでもいいわ。いいから早く帰るわよ。創作意欲が消えないうちに!」
馬が屋敷に向かって走って行くと窓のカーテンを閉めて隙間から全裸の男を確認した。盛り上がったお尻がセクシーで色気があった。
♢
私セルビアには前世がある。前世持ちが貴重な世界。持っていると知られたら神殿で保護されて死ぬまで家族に会うことが出来ない。
前世の家族から愛されなかった私が最初に記憶を取り戻した時は10歳だった。我儘を言っているときに父が手を振り上げた瞬間身構えた時だった。その時不遇な前世を思い出してしまった。
家族に対していい思い出がないので、怖くなってそのまま逃げ出した。
前世を思い出したことで太っていても動けるぽっちゃりになってしまって着いた先は海辺の近く。断崖絶壁の崖の近くで黒髪の青年が立っていた。目は虚ろで崖に吸い込まれて飛び込みそうだった。
前世日本人の私は、同じ黒髪に惹かれて彼の側に近づいた。
近くで見た彼は両目の色が違っていた。顔に傷がある赤いと青い瞳の人だった。
「危ないですよ」
恐る恐る声をかけると彼は振り返らない。何か考え事をしていたのかもしれない。
心配で見ていると足が一歩づつ海に向かっていく。
「危ない!」
叫んだのと同時に彼の身体は宙に浮いて海に飛び込んでしまい、助けようとした私も一緒に海に落ちてしまった。ドレスに海水が染みこんで服が重くて沈んでいく。この体で泳いだこともないけれど、前世では泳いだころはある。
男を掴んで光のある方に泳いだ。
辿り着いたところは海の中にある洞窟だった。ドレスを脱いで乾かすと太った身体が見える。男を引っ張って人工呼吸すると水を吐き出して呼吸をし始めた。
生きていてホッとしているとどうやって脱出しようと考えるようになった。何だか知らないけれど乾いた木はあるので魔法で火をつける。セルビアの身体は火をつけることは出来ると知った瞬間だった。ドレスを着ていると体温が下がる。全裸になってもいいくらいの温度になったので全部服を脱いで岩に置いた。
水を意識するとシャワーのようにかけられたので簡易洗濯をすることにした。ドレスの中に大きなハンカチがあったので身体を拭った。ハンカチを洗い絞って男の顔を拭くと見たことのある顔をしていた。
まだ過去の記憶と混ざっていないので誰か知らない。
ずっと走って泳いだから眠気が急に来てしまい眠ってしまった。
♢
何かに揺られて目を覚ますと男の腕の中だった。近くで顔を見ると格好いい顔をしている。切れ長の瞳、結構タイプだ。結婚したい。でも太っているし純男爵だから無理だろう。
なんだか思い出せそうで何かが思い出せない。
男にしがみついて胸に埋もれてそのまま眠り続けた。
私はこの男と1か月くらい一緒に暮らしたと思う。魚を取ったり家を作ったりした。木の実を石で割ることも教えてくれた。男と私はお互い名前を名乗らなかった。一緒にいられれば寂しさを埋められる相手だと思ったから割り切っていたのかもしれない。
月を見て綺麗だと言って、彼は頷いた
魚が美味しいと言うと、彼は頷いた
結婚相手になったら最高だねと言うと彼は泣いていた
調子に乗ってごめんと謝った。
男と過ごして暫くすると寂しくて泣いた。家族の事を思い出してえんえんと泣き続けた。泣き疲れて目を覚ますと実家に戻っていた。家族は何事もなかったように過ごしていたから全部夢の出来事だと思った。
あの時着ていたドレスは何処にもなかった。
♢
あの時の事を思い出して屋敷に帰ると屋敷が綺麗になっていた。蔦で覆われた屋敷も私たちと同じでリニューアルしたみたいだ。私たちは脂肪に屋敷は蔦に絡まれていたのだ。なくなったら綺麗に見えて当たり前だ。
「さ、これからは痩せた身体で婚活でもしようかな。夜会デビューは今からでも遅くないよね。でも串焼きを食べてからでも遅くないよね。あの全裸男のせいで串焼きを買い逃したから、今度買いに行こう。王都外れの自称薬師の近くのお店が一番おいしいのよね」
近くにいたメイドのシルビアに話しかけていると父が部屋にやってきた。いつもはどの角度が一番格好良く見えるポーズをしてくるのに珍しく普通に歩いてきた。
「セルビア、話がある」
「お父様ここでしてください」
「いや、ダメだ。串焼き500本よりも大切な話だ」
「お兄様の文官の話が80本、お姉さまの結婚の話も150本だったのに…………今すぐ行きます」
シルビアに声をかけるとメイドたちがやってきて短時間でメイクアップが完了した。長い髪の毛を白いリボンで高い位置に結われて青いレースのワンピースを着せられた。
「流石ね、素晴らしい出来だわ。ドレスじゃないからきっと美味しい食事が出てくるのよ」
ルンルン気分で温室のサロンに行くと私たちが大切に育てた花々が中に咲いていた。
その中の一つがこの屋敷で初めて咲き乱れていたのだった。
甘い匂いが広がり蝶々がひらひら蜜を吸って飛んでいる。透明な花弁は七色に色でシャボン玉のような色。ずっと眺めていたいけれど、花の門を潜り抜けると開けた先にお父様がいる。
肉と共に。
私たち家族が大好きな串肉は砂鳥の胸肉を使った何も振ってないお肉の事だ。素材本来の味がして噛めば噛むほど美味しいのでお腹を空かせる。そのために3日間絶食しても問題はない。
砂鳥は海の近くにしかおらず、捕獲しようとしても神出鬼没で何処にいるのか分からない。捕獲するのは昔はとても苦労していたのだが最近は捕まえやすくなった。卵も旨い。生卵で食べられる。異世界で生卵を食べられるなんて最高だ。
空腹なので匂いには敏感だ。肉の匂いは何処からもしない。
置かれているテーブルに肉が盛ってなかった。
一瞬にして絶望した。
(肉がねえ、肉が何処にもない)
「セルビア、こちらにいらっしゃる方が――」
お父様の隣に立っているのはさっき避けた全裸の男。花束を持ってこちらを見て微笑んでいる。
串焼500本よりも大切な話って何?
(下半身のちんぽブラブラさせて誘惑しやがってなんてやり方だ!イライラしてきた。この日のためにちんぽに似た形のものを舐めて肉断ちしていたのに訳が分からない花束よりも肉持ってきなさいよ!薔薇よりもバラ肉持ってきてよ。肉、肉が食べたいのよ)
「娘は恥ずかしがり屋のようなので若い者同士仲よくしてください。セルビアは少し生意気でせっかちでお肉が大好きな自慢の娘です」
父が立ち去る時に近くのメイドたちに「近くにベッド置いておいた?」とハッキリ言っていた。
なるほど、頭の回転がいい私は一瞬で言葉の裏側まで理解した。
肉がないなら目の前の男から取得せよって意味だった。
この世は弱肉強食。全裸で余裕の目の前に男は捕食対象だったのか。
首を横にゆっくり動かして、貴族令嬢のよくやるコテンっと横に傾げて準備運動を始めた。
「セルビア、大分、うっ、ぷはっ、はぁはぁ」
唇に口を当てて一気にこっちの流れに持っていく。手入れのされた柔らかい唇で相手の唇の状態を確認して、レベルを確認する。自分で手入れをしていない事から、童貞か女性優位でセックスをしていたと予想する。舌と舌を絡ませてお互いの弱点を探す。
口内を制する者は身体を制する。こっちの身体が火照る前に射精させる。
アンダーソン家流肉体言語をこの男に教えてやれと父に言われたのだから徹底的にさせてもらおうじゃないか。今のキスで勃起しているはずなのに下半身の屹立をコントロールできるなんて、こいつは何者…………?
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