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精力絶倫クラブ 2
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エリーがいなくなって10日後
ジャスティンはやせ細ってしまった。食事を食べても味がせず何をしても面白くないのだ。初めて見たエリーの顔は悲しそうに泣いた顔だった。
「ジャスティン、エリーの事は詳しくない人からすると訳が分からないだろう。だからアバズレだと思っても仕方ない。」
「どうしてみんな知っているんだ。俺は何も知らなかった」
「ジャスティンは女の話をすると逃げていたじゃないか。興味がないと思って言わなかった。もう諦めなよ。ローズマリー家に沢山の見合い写真が届いているみたいだ。」
「でもエリーはジャスティンが好きなら身長が高い男でセックスが好きな人がいいと思うよ」
エリーを狙っている人間は多い。今まで周りを見ていないから興味なかっただけで男を知ってしまったらエリーはジャスティンを忘れてしまうだろう。
エリーがいなくなって30日後
てっきり吹っ切れていると思ったがジャスティンは寝ずにエリーを探していて大分姿が変わった。人間はここまで変わるのかと思うくらいだった。たまに感情を見せる時があるとしたらエリーから貰った房飾りを指でなぞっているときくらいだった。
事務所の人がジャスティンに話しかけてきて手紙を貰った。
「エリーからの手紙だ」
ジャスティンは一人で読みたかったので騎士団長に事情を話して早退の許可を貰いに行った。しかしそれは許可されず自分で一回読んでから、見せてもいい内容なら見せてくれと言われて読むことにした。
読んだ結果ショックで倒れてしまった。騎士団員が医務室に医者を呼びに行き、ジャスティンに声をかける。落ちた手紙を拾い上げて見て見ると他の騎士たちも同情してしまった。
手紙を出した日にちは子爵家に結婚したいことを伝えた日だった。今は2か月後。わざと遅く届くようにしていたみたいだ。
書かれていた内容はジャスティンに会えることの喜び。結婚してもらったら何をしたいのか。エリーが何をできるのか書かれていた。
「今一緒にいる私は幸せにしていますか。幸せでも口に出していないかもしれません。男性の前で話をすることをしませんでした。不慣れでジャスティン様を不愉快な気持ちにさせていますか?だって」
「大丈夫だよ。エリーはジャスティンの傍にいないから」
「ジャスティンは何って言ったんだっけ?」
「たしか、呼んだのはマリアンヌで君は呼んでないだっけ?酷いなあ」
「大丈夫!他に女の人はたくさんいますから。」
騎士団の人たちはジャスティンが聞いているのに言っていた。言いたい放題の騎士団の人たちを視界の端で見て瞳を閉じた。
過去に戻れたら戻りたい。
ベットに寝かせたジャスティンを医者が検査すると深刻そうな顔をして騎士団長と話を始めた。横で騎士団員が聞いていた。
「体に毒が溜まって中毒症状が起こっています。このままだと最悪死に至るでしょう」
「毒が溜まる?どうしてそんなことになったのでしょう」
「男性しかいないので正直に言いますが精液を吐き出していないのでしょう。魔力を使った後、身体が女性を求めたくなるでしょう?あれは体内に残っている魔力の不純物を出すためです。女性の身体で中和することで至高の快楽を手に入れられます。魔力がたくさんある人はパートナーが必要になります。しかし彼は魔力が沢山あるのにパートナーがいない。解決方法は騎士団の人たちの穴を――」
騎士団員たちはその後の言葉を聞いて戦慄した。手を組んで後ろの穴をスラックス越しに隠した。
あの大きな体のモノをどうやって入れればいいのだろう。入れたら最後戻れない気がする。
「大切な仲間のために抱かれるやつはいないか。それか彼女や嫁さんを差し出せる人はいないか?いるわけないな」
「ジャスティンが右手で頑張るしかないですよね」
ジャスティンは心で泣いていた。情けない気持ちになって恥ずかしくて隠れたくなった。
「皆さんも中毒症状になるかもしれないのでバカにしないでください。それに出し過ぎるのも問題ですよ。普通は4回出すことが普通なんですよ。女性に負担をかけてしまいますよ」
「知り合いが10回出すと言っていたのですが多いのでしょうか?」
「10回!!毎日じゃなければいいですが、10回を毎日出すと女性に負担がかかってしまいませんか?その方はパートナーと相談するように」
騎士団員は10回って普通じゃないのかと思っていたが口に出さなかった。死の最前線にいるので子孫を残すために生存本能のせいで回数が多くなっている事は後ほど知ることになる。
ジャスティンはやせ細ってしまった。食事を食べても味がせず何をしても面白くないのだ。初めて見たエリーの顔は悲しそうに泣いた顔だった。
「ジャスティン、エリーの事は詳しくない人からすると訳が分からないだろう。だからアバズレだと思っても仕方ない。」
「どうしてみんな知っているんだ。俺は何も知らなかった」
「ジャスティンは女の話をすると逃げていたじゃないか。興味がないと思って言わなかった。もう諦めなよ。ローズマリー家に沢山の見合い写真が届いているみたいだ。」
「でもエリーはジャスティンが好きなら身長が高い男でセックスが好きな人がいいと思うよ」
エリーを狙っている人間は多い。今まで周りを見ていないから興味なかっただけで男を知ってしまったらエリーはジャスティンを忘れてしまうだろう。
エリーがいなくなって30日後
てっきり吹っ切れていると思ったがジャスティンは寝ずにエリーを探していて大分姿が変わった。人間はここまで変わるのかと思うくらいだった。たまに感情を見せる時があるとしたらエリーから貰った房飾りを指でなぞっているときくらいだった。
事務所の人がジャスティンに話しかけてきて手紙を貰った。
「エリーからの手紙だ」
ジャスティンは一人で読みたかったので騎士団長に事情を話して早退の許可を貰いに行った。しかしそれは許可されず自分で一回読んでから、見せてもいい内容なら見せてくれと言われて読むことにした。
読んだ結果ショックで倒れてしまった。騎士団員が医務室に医者を呼びに行き、ジャスティンに声をかける。落ちた手紙を拾い上げて見て見ると他の騎士たちも同情してしまった。
手紙を出した日にちは子爵家に結婚したいことを伝えた日だった。今は2か月後。わざと遅く届くようにしていたみたいだ。
書かれていた内容はジャスティンに会えることの喜び。結婚してもらったら何をしたいのか。エリーが何をできるのか書かれていた。
「今一緒にいる私は幸せにしていますか。幸せでも口に出していないかもしれません。男性の前で話をすることをしませんでした。不慣れでジャスティン様を不愉快な気持ちにさせていますか?だって」
「大丈夫だよ。エリーはジャスティンの傍にいないから」
「ジャスティンは何って言ったんだっけ?」
「たしか、呼んだのはマリアンヌで君は呼んでないだっけ?酷いなあ」
「大丈夫!他に女の人はたくさんいますから。」
騎士団の人たちはジャスティンが聞いているのに言っていた。言いたい放題の騎士団の人たちを視界の端で見て瞳を閉じた。
過去に戻れたら戻りたい。
ベットに寝かせたジャスティンを医者が検査すると深刻そうな顔をして騎士団長と話を始めた。横で騎士団員が聞いていた。
「体に毒が溜まって中毒症状が起こっています。このままだと最悪死に至るでしょう」
「毒が溜まる?どうしてそんなことになったのでしょう」
「男性しかいないので正直に言いますが精液を吐き出していないのでしょう。魔力を使った後、身体が女性を求めたくなるでしょう?あれは体内に残っている魔力の不純物を出すためです。女性の身体で中和することで至高の快楽を手に入れられます。魔力がたくさんある人はパートナーが必要になります。しかし彼は魔力が沢山あるのにパートナーがいない。解決方法は騎士団の人たちの穴を――」
騎士団員たちはその後の言葉を聞いて戦慄した。手を組んで後ろの穴をスラックス越しに隠した。
あの大きな体のモノをどうやって入れればいいのだろう。入れたら最後戻れない気がする。
「大切な仲間のために抱かれるやつはいないか。それか彼女や嫁さんを差し出せる人はいないか?いるわけないな」
「ジャスティンが右手で頑張るしかないですよね」
ジャスティンは心で泣いていた。情けない気持ちになって恥ずかしくて隠れたくなった。
「皆さんも中毒症状になるかもしれないのでバカにしないでください。それに出し過ぎるのも問題ですよ。普通は4回出すことが普通なんですよ。女性に負担をかけてしまいますよ」
「知り合いが10回出すと言っていたのですが多いのでしょうか?」
「10回!!毎日じゃなければいいですが、10回を毎日出すと女性に負担がかかってしまいませんか?その方はパートナーと相談するように」
騎士団員は10回って普通じゃないのかと思っていたが口に出さなかった。死の最前線にいるので子孫を残すために生存本能のせいで回数が多くなっている事は後ほど知ることになる。
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