完結 R18 媚薬を飲んだ好きな人に名前も告げずに性的に介抱して処女を捧げて逃げたら、権力使って見つけられ甘やかされて迫ってくる

シェルビビ

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フェラチオ指導

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 外で食事を済ませた帰り道、普段は近づかない裏路地に倒れている人がいるので近づいてみるとユリウス様だった。私服で尾行していたのか庶民の服を着ていた。貴族なのでちぐはぐだが、男娼みたいでカッコいいとサラは思ってしまう。壁にもたれ掛かって体調が悪そうだったので話しかけると反応があった。

「すまないが一緒に来てくれないか、賃金は払うから」
「分かりました」

 サラは馬車を拾うと一緒に伯爵家に向かった。この時、ユリウスを心配していて御者に事情を細かく説明していた。後ほど事情を騎士団が聞きに来るかもしれないと理由のため。
 伯爵家につくと裏口からユリウスの部屋に案内された。使用人にも会わずに部屋の中に入った。いわゆる隠し扉を使ってきたらしい。

 初めて見たユリウスの部屋は、アンティーク家具や大きなベットが置いてある貴族の部屋だった。どれも高級家具で見たことはあっても使ったことはない。部屋にユリウスの男性的なにおいがする。サラはこの時、ユリウスが体調が悪いので一緒に来たが男性の部屋に入ったことを自覚した。

(隠し扉のことは黙っていよう、もしバレたら陰で処分されるかもしれない)

 親切な平民と思われたいので、ベットにユリウスを寝かせると手を離さない。

「帰らないで、今日は一緒にいようよ」
「運んだだけですから、賃金はいりませんので失礼します」

 冷静と言う仮面をつけているサラは動じず、内心では嬉しくてのたうち回っていた。好きな人の部屋に入り一緒にいるだけでも緊張していたからだ。ベットからユリウスは立ち上がった。

(ちょっと待って、やたら色気のある声で言わないで欲しい。耳が妊娠する!何も考えてはいけない。私は何も感じない)

 目を瞑って冷静さを取り戻しているときに背後から抱き着かれた。厚い吐息が耳にかけられて身震いした。厚い胸板が、腕の筋肉が、勃起したおちんちんが背中に当たっている。

(……勃起したおちんちんがなんで当たっているんだろう。これはおちんちんじゃない。落ち着け。)

 後頭部にキスされながら後ろから抱き着かれた。言い訳出来ない状況に段々と飲み込まれていく。さっき話していたことが頭に浮かぶ。

 最近媚薬が出回っている

 そのせいで今犯されそうになっている。
 今まで生きてきて一番好きになった人に迫られている。

 最初で最後だし、この機会を逃したらユリウスは抱いてくれないだろう。将来好きか分からない人と結婚して、なんとなく子供を産むしかない人生。遊びでもいい抱いて欲しい。
 下半身に手が伸びてきた時、サラは否定しなかった。

 今から好きな人に抱かれる。裏路地にいたから勘違いしている。都合がいいじゃないかと思った。

 期待と不安が入り交じる中、指の腹で下着越しに触れられて敏感な部分が蜜に濡れていく。指が動かさせるたびに気持ちが良くて艶のある声を沢山出してしまう。口に手を当てて声を抑えようとしたのに手を掴まれてしまう。腕にしがみついて絶頂して力が抜けると、服を脱がされてお姫様抱っこされて自室のシャワールームに連れて行かれた。

 白で統一されたシャワールームで綺麗に洗ったユリウスのおちんちんを咥えさせられていた。慣れないフェラチオをすると

「初めてなのかい?」

 と聞かれて返事をすると教えてやると言われて指導されている。

「そう、口を窄めて舌を動かして。凄く気持ちがいいよ。唇を使って刺激して」

 サラは言う通りに動かすとユリウスは頭を撫でる。キスよりも先におちんちんを咥えている。女性なら許せない行為でもサラにとっては嬉しい事だった。ユリウスが好きなファラチオを覚えられる。

「わざと音も出して刺激してもいいんだ」

 言われた通りに口に唾液を溜めてぐっちゅぐっちゅ音を出す。一瞬口を外して一気に咥えると両手を頭に添えて乱暴に動かされる。口内で出すには刺激が足りなくて射精出来ないようなので先走りを口の中に溜める。

(しょっぱい、これが先走りの味なんだ。本ではこんなこと書いてない初めて知った)

 色の確認をしようと手のひらに出すと透明だった。じっと見られている感じがしたので見上げると、おちんちんをユリウスは扱いていた。口を開けて待っていると人肌の白い液体が口の中にびゅるると入れられる。舌を出していると先端を擦り付けられたので先端を咥えて吸ってみた。喘いだのが面白くて優しく吸ったところ、射精途中だったので刺激的すぎたみたいで静止された。

「君はセンスがあるよ」

 口の中の精子を出してシャワーで洗い流された。身体を洗われて濡れているおまんこを洗われた。ベットに行くとテーブルには先ほどまでなかった飲み物や果物が用意されていた。その中でも気になったものがあった。小瓶に入った液体で水なのか分からない。小瓶を手に取ったユリウスがサラに渡してきた。

「これ飲んで。子供出来たらいけないから」
「これが避妊薬ですか」

 サラは初めて避妊薬を見た。避妊薬を貰うには町医者に行かないといけないのだが、その時に色々言われて説教されることもある。処女信仰が薄れているが、未だに結婚初夜まで処女じゃないといけないと言われている。

 目の前で躊躇いもなくゴクリと飲むと味もしないものだった。

(避妊薬の代金は2日間の賃金になるからありがたい)

 アフターフォローが出来るいい人だなあとサラは思っていた。
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