完結 悪女の幼馴染の別れは公爵令息の溺愛の始まり~気弱令嬢で八方美人の悪女の幼馴染辞めました!~

簡単なあらすじ 都合よく利用する幼馴染と距離を取ったら、彼女にアプローチしていた公爵令息が迫ってくる。ずっと探していた祖母の恩人は私の家族で、私の事を好きだと迫ってくる。


「あなたのために言っているの」

 親友のキリエが自分のために言っているのだと信じて30歳で死んだアリア・マリーゴールド。
 元々は裕福な子爵家で生まれ育ったのに、悪女のキリエから逃げるために今は平民になってしまった。やることなすこと口に出されて都合のいいように使われていた。キリエから逃れるために平民になり自由に過ごしていた時に様々な人と出会い価値観が変わった。

 生まれ変わったら好きに生きたいキリエに関わらないと後悔して死んだのに13歳まで時間が巻き戻っていた。

 13歳の自分の状況を確認する。

 超放任主義で仕事にしか興味のない両親
 呼ばれないお茶会
 最後まで心配してくれたメイド

 華奢で気弱な親友キリエ・アンチェスターは私をサウンドバックにしている。時間が逆行しても何も変わってない。

 いつだってそうだった。都合のいい人間に上から指示するのはキリエの得意技だった。
 弱気な彼女は外面が良く誰かを虐めていないと気が済まない性格なのだ。

 過去の私は気弱で断れない彼女が相談という名の命令をして何度も言われた通りに動いていた。その度に言われたくもない悪口を言われた。何かあると悪者になったのは私。時間が巻き戻ったことをきっかけに自分の人生を歩むことに決めた。今度は気弱な彼女を守らない。自分の事は自分でやって。もうあなたに頼られたって何もしない。

 着たくない物は絶対に着ない。
 欲しい物は買い、食べたい物は食べる。
 人の悪口を言わず、自分のせいにされたら否定しよう。

 ひとりぼっちには慣れている。一人で生きていくために色々準備をしていた。
 人生が楽しくなってきた時に公爵家から婚約届の提出済み書類が届いた。公爵家に向かったところ

「ずっと探していた人は君だった」

 と言われてしまう。キリエの影武者がバレてしまったが仕方がない、ありのまま受け入れることにした。

 1回目の人生で気が付かなかったことを知るたびに、彼女は今を生きていく。

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 タイトルは仮です。コロコロ変えてすいません
 サイコパスの幼馴染が出てきます。
24h.ポイント 14pt
30
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