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16.洗脳が解けた私たちは
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私たちは洗脳ピアスを着けても命令しなかった。命令をすることで彼らの人生を変えたくなかったし、好きだった人が幸せならそれでいいかなと思っていたからだ。
しつこかった溺愛もあっさり終わってしまえば、私たちは追う事なんてしなかった。
ちんちんに犯された日々も素敵だけれど、何もない日もそれなりに幸せだ。
世の中にはヤンデレ執着愛の溺愛ハッピーエンドが好みの人もいるだろう。でもそれは毎日監視されても恥ずかしくない生活を送っている人か、鈍感女に限るだろう。
この世界に生きている私たちは、ニキビに悩めば口内炎に悩んでいる。
挨拶程度になったマクスウェル団長は、過去の出来事をすっかり忘れてお見合いをしている。少し寂しい気持ちになったけれど、これからの人生を彼は生きて欲しい。
ジョセフ団長も今は新しい事を始めている。子供達に座らせる椅子やテーブルを作る事にハマっている。
季節は夏。夏バテなのか皆冷たい物やあっさりした物を食べたがる。
「妊娠3ヶ月です」
私たちは毎日犯され続けたせいで、念願の赤ちゃんを妊娠していた。定期健診で分かってしまい、口止めをしたのに騎士団と魔術師団にも伝わっていた。ジョセフ団長もマクスウェル団長も喜んでいるけれど、私は彼らに子供の父親の事を話すつもりはない。
育休制度があるから半年を過ぎた頃に皆で一斉に休みを取る。国からお金も出るし、魔術師不足の国は保護金をくれる。ひとり親でも平気だ。
ジョセフ団長は作り過ぎたベビーベッドをタダでくれる。荷物を騎士団で運んでくれるし、目の前で組み立ててくれる。新しく住む場所も国で用意してくれた。仕事場の近くのお屋敷で、広くもない手狭でいい物件だ。
未来の魔術師候補たちにマクスウェル団長や先輩たちが優しくしてくれる。
機嫌を取ろうとするイケメンたちにすっかり心を許している。
同僚たちは結婚しない事にした。どっちが父親とか言いたくないし、そもそもお父さんの定義がこの世界は緩かったから。育ての父が遺伝子上の父に勝るともいわれている。
洗脳チョーカーは効いていないと思うけれど、外すと違和感がありずっと着けている。彼らの洗脳ピアスも外していない。
数か月後、新人が入団し教育をするためにみんな忙しくなっていた。今までだと洗脳チョーカーを使って数日で教えていたことが、今回から着けなくなり時間をかけて教えることになったからだ。
同僚と集まってお茶会を楽しんでいると、騎士が作ってくれたクッキーを食べる。
暫くすると帰ってきたジョセフ団長とマクスウェル団長がにこやかに話し出す。
「逃げ出す者たちが多くてな。これからは逃げ出したら新洗脳チョーカーを使って調整しようと思う」
「賛成。その方がいいかもしれないわ」
ここの所、他国に逃げ出す騎士や魔術師が多く向こうに人が流れている。
やっぱり性器で管理してあげないとダメみたいだ。
出産近くになると何故か騎士も魔術師もソワソワし始めた。何だか嫌な予感がしていた。
先に出産したのはアンで、アンは1人で育てると決めてから家族と縁が切れてしまった。元々家族仲が悪いから気にしていない。
ロイさんがアンが出産したことを聞きつけると、真っすぐアンの家に向かった。出産した後に呼ばれていた同僚たちは、ロイさんの形相に驚いていた。
「赤ちゃん、パパですよ~。ちゅっ」
「「「!!!」」」
「なに馬鹿な事を言っているんですか! 子供が欲しくて頭がおかしくなったんですか、赤ん坊を返してください!」
アンは悲鳴に似た言葉を言うと大きな背中で赤ちゃんをロイさんは隠した。
「私の赤ちゃんだ。アンと子作りをしたのに、父親にどうしてなってはいけない?」
洗脳ピアスの効果がなくなった?それならこれから父親面した男たちが、私たちの元にやってくる?そう思ったら私たちは泣いてしまった。男がいない生活が楽すぎて、好きな事を過ごしていたからだ。
魔術師の人たちはピアスが全く効果がなく、騎士たちも一部の人たちは記憶が残っていた。
私たちの気持ちを優先にしてくれて会わなかっただけだった。
情緒不安定な一部の同僚たちは、赤ちゃんを出産すると洗脳を解除して騎士と魔術師に子育てを任せた。そして自分の記憶を消して赤ちゃんの事を忘れてしまう事にした。
ジョセフ団長もマクスウェル団長も責任を持ってくれて、育てられなくなった子供たちを育てる施設を造ってくれた。彼らが所属する前にも同じことがあったから、洗脳チョーカーは恐ろしいと初めて思った。
私たちは3人で上手くいっている。いくら射精しても溺愛され、もう面倒くさいからいいやとなっている。
次はもっとうまく後輩たちを洗脳して欲しいとお願いをして、私は2人に愛されている。
しつこかった溺愛もあっさり終わってしまえば、私たちは追う事なんてしなかった。
ちんちんに犯された日々も素敵だけれど、何もない日もそれなりに幸せだ。
世の中にはヤンデレ執着愛の溺愛ハッピーエンドが好みの人もいるだろう。でもそれは毎日監視されても恥ずかしくない生活を送っている人か、鈍感女に限るだろう。
この世界に生きている私たちは、ニキビに悩めば口内炎に悩んでいる。
挨拶程度になったマクスウェル団長は、過去の出来事をすっかり忘れてお見合いをしている。少し寂しい気持ちになったけれど、これからの人生を彼は生きて欲しい。
ジョセフ団長も今は新しい事を始めている。子供達に座らせる椅子やテーブルを作る事にハマっている。
季節は夏。夏バテなのか皆冷たい物やあっさりした物を食べたがる。
「妊娠3ヶ月です」
私たちは毎日犯され続けたせいで、念願の赤ちゃんを妊娠していた。定期健診で分かってしまい、口止めをしたのに騎士団と魔術師団にも伝わっていた。ジョセフ団長もマクスウェル団長も喜んでいるけれど、私は彼らに子供の父親の事を話すつもりはない。
育休制度があるから半年を過ぎた頃に皆で一斉に休みを取る。国からお金も出るし、魔術師不足の国は保護金をくれる。ひとり親でも平気だ。
ジョセフ団長は作り過ぎたベビーベッドをタダでくれる。荷物を騎士団で運んでくれるし、目の前で組み立ててくれる。新しく住む場所も国で用意してくれた。仕事場の近くのお屋敷で、広くもない手狭でいい物件だ。
未来の魔術師候補たちにマクスウェル団長や先輩たちが優しくしてくれる。
機嫌を取ろうとするイケメンたちにすっかり心を許している。
同僚たちは結婚しない事にした。どっちが父親とか言いたくないし、そもそもお父さんの定義がこの世界は緩かったから。育ての父が遺伝子上の父に勝るともいわれている。
洗脳チョーカーは効いていないと思うけれど、外すと違和感がありずっと着けている。彼らの洗脳ピアスも外していない。
数か月後、新人が入団し教育をするためにみんな忙しくなっていた。今までだと洗脳チョーカーを使って数日で教えていたことが、今回から着けなくなり時間をかけて教えることになったからだ。
同僚と集まってお茶会を楽しんでいると、騎士が作ってくれたクッキーを食べる。
暫くすると帰ってきたジョセフ団長とマクスウェル団長がにこやかに話し出す。
「逃げ出す者たちが多くてな。これからは逃げ出したら新洗脳チョーカーを使って調整しようと思う」
「賛成。その方がいいかもしれないわ」
ここの所、他国に逃げ出す騎士や魔術師が多く向こうに人が流れている。
やっぱり性器で管理してあげないとダメみたいだ。
出産近くになると何故か騎士も魔術師もソワソワし始めた。何だか嫌な予感がしていた。
先に出産したのはアンで、アンは1人で育てると決めてから家族と縁が切れてしまった。元々家族仲が悪いから気にしていない。
ロイさんがアンが出産したことを聞きつけると、真っすぐアンの家に向かった。出産した後に呼ばれていた同僚たちは、ロイさんの形相に驚いていた。
「赤ちゃん、パパですよ~。ちゅっ」
「「「!!!」」」
「なに馬鹿な事を言っているんですか! 子供が欲しくて頭がおかしくなったんですか、赤ん坊を返してください!」
アンは悲鳴に似た言葉を言うと大きな背中で赤ちゃんをロイさんは隠した。
「私の赤ちゃんだ。アンと子作りをしたのに、父親にどうしてなってはいけない?」
洗脳ピアスの効果がなくなった?それならこれから父親面した男たちが、私たちの元にやってくる?そう思ったら私たちは泣いてしまった。男がいない生活が楽すぎて、好きな事を過ごしていたからだ。
魔術師の人たちはピアスが全く効果がなく、騎士たちも一部の人たちは記憶が残っていた。
私たちの気持ちを優先にしてくれて会わなかっただけだった。
情緒不安定な一部の同僚たちは、赤ちゃんを出産すると洗脳を解除して騎士と魔術師に子育てを任せた。そして自分の記憶を消して赤ちゃんの事を忘れてしまう事にした。
ジョセフ団長もマクスウェル団長も責任を持ってくれて、育てられなくなった子供たちを育てる施設を造ってくれた。彼らが所属する前にも同じことがあったから、洗脳チョーカーは恐ろしいと初めて思った。
私たちは3人で上手くいっている。いくら射精しても溺愛され、もう面倒くさいからいいやとなっている。
次はもっとうまく後輩たちを洗脳して欲しいとお願いをして、私は2人に愛されている。
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