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ジェーンがコンラートに接近する
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平民のジェーンは特待生として学校に通っている。成績は常に上位で生徒会のメンバーに入っている。
生徒会の人たちは貴族の人たちが多く、彼女は皆から好かれている。
そんな人気者ジェーンはコンラートと話すことが多くなった。知らない間に2人で会い、手に触れて意味深な視線でやり取りをする。
何も見ていない振りをするのは得意な方だ。コンラートの心まで縛る権利は私にはない。
「ずっと、子供のままでいられないよね」
公爵令嬢のわたしが婚約者を作らないのには訳がある。生理を止めているからだ。
前世の記憶で年齢が若いうちに生理が来ると成長が止まり身長が伸びないと調べたことがある。身長が低い事を気にしていたから、生まれ変わった世界では身長は高くしたい。
コンラートを手に入れてから、魔力操作が出来るようになり生理が起こらないようにした。生理がないと楽だし、それに婚約者候補から外れる。
子供を産むことが優先される世界観で、未熟な身体の女性を抱くことはタブーに近い。
いつまでも無垢なままでいられない。同じ年の第一王子ランスロットが妃候補を探している。生徒会で彼を見かけるたびに、前髪が長い事が気になって仕方がない。
「婚活するしかないのかな」
コンラートがジェーンに触れるようになって1か月。彼の身体に触れる事はない。
これまでが異常だったのか性行為自体に興味をなくしてしまったみたいだ。
母に奴隷市場に久しぶりに足を運んで、コンラートに変わるモンスターを買ってもらう事にした。
「好きなモンスターを買いなさい。そこにある竜でもいいわよ」
ふと、檻の中に視線を映すと水色の小さな可愛いスライムが転がっていた。虐められていたのか。怯えて震えていて食事も残飯を食べている。
――わたしみたい。ちんぽしゃぶれないのがこんなに苦しいなんて…………。
「胸が苦しい」
「成長期?胸が大きくなったからかしら。ドレスもコルセットも新調しないと」
端っこにいたスライムはそこそこの値段をして、母はスライムの事を細かく聞いて納得して購入してくれた。
「みゅ~ぴゅっぴゅ」
「可愛い。君の名前はスライミーだ」
家に連れて帰ってコンラートに紹介をした。スライミーはコンラートに握手しようとすると手で弾かれた。
「こいつの方がいいんですね?俺がどんな…………もういいです」
スライミーが来てから距離が開いてしまった。
その代わり小説を書くようになった。
最初は男同士の恋愛だった。身体がぶつかり合う稽古のようなセックス。
慣れた頃に書いたのは奴隷だった少年を立派な性奴隷に育てて、子供を作らずに暮らす物語。
そして最近書いたのは、コンラートと自分に似た登場人物が愛を深めて結婚する物語。超純愛の物語で自信作だ。
コンラートの下肢に触れなくなって数か月が経った。生徒会の一時的なメンバーになり、ますます彼と接する時間が減っていた。ジェーンは良い子だ。生徒会は良い人たちばかりだ。
でもどうしてだろう、息が苦しい。
どうして男女一緒にいるのにセックスしないの?
ジェーンと付き合っている噂話を何度も耳にして、自由にすればいいと返事をする。
「セックスしたのかな、気が狂うほど何度も身体を重ねたのかな…………うぅっ」
この日は新月で魔力が少なくなる日、コンラートに魔力を前日から補充する重要な日。大魔法国には世界樹があり、そこから魔力を空気を伝わって補充で来ていた。しかし、今の世界樹は何とか元の姿を維持しているだけで枯れ木で彼は気がついていない。
…………今日くらい、いいよね。
コンラートに用意した部屋は私の部屋と繋がっている。鍵をつけずに往復出来るようにしたドアから彼が入って来たことはなかった。
音が出ないように静かにドアを開けて、ベッドに眠っている彼の元に向かう。月明かりがない真っ暗な部屋の中は視力が良くても何をしているのか見えにくい。
「うっ…………気持ちいい、もっと、もっと…………孕ませてやる、孕ませてやる」
真っ暗の部屋の中で眠っている好きな人は、女性におちんちんを扱かれていた。唖然としてしまい、コンラートが射精するまで見届けた。射精の余韻に酔っているコンラートを女性がビンタして起こすと彼と目が合った。
「はっ、お嬢様。…………泣いてるのですか?」
頬が濡れているのに気がついて両手で拭う。射精した後のコンラートは浮気していても格好いい。よろよろと近づいて、下着を脱いで粘膜が当たる部分を確認させる。
「寝取られても濡れるなんて、コンラートのおちんちんのせいだ。おちんちんのせいだ!ジェーンと厭らしい事をするだけじゃなく。スライムに精子をぶっかけているなんて。なんで、なんで私じゃダメなの?…………好きなの」
――コンラートが恋しい。恋愛事に疎かった私でも意識してしまうほど、おちんちんが好き。
「いつからですか?いつからそんな気持ちになっていたのですか?オナホ替わりに使っていると思っていました」
「出会った時から、この人だって思っていた」
オナホ替わりに使っていたの言葉を聞いて、オナホってこの世界にあるの?と疑問に思わずにはいられなかった。
生徒会の人たちは貴族の人たちが多く、彼女は皆から好かれている。
そんな人気者ジェーンはコンラートと話すことが多くなった。知らない間に2人で会い、手に触れて意味深な視線でやり取りをする。
何も見ていない振りをするのは得意な方だ。コンラートの心まで縛る権利は私にはない。
「ずっと、子供のままでいられないよね」
公爵令嬢のわたしが婚約者を作らないのには訳がある。生理を止めているからだ。
前世の記憶で年齢が若いうちに生理が来ると成長が止まり身長が伸びないと調べたことがある。身長が低い事を気にしていたから、生まれ変わった世界では身長は高くしたい。
コンラートを手に入れてから、魔力操作が出来るようになり生理が起こらないようにした。生理がないと楽だし、それに婚約者候補から外れる。
子供を産むことが優先される世界観で、未熟な身体の女性を抱くことはタブーに近い。
いつまでも無垢なままでいられない。同じ年の第一王子ランスロットが妃候補を探している。生徒会で彼を見かけるたびに、前髪が長い事が気になって仕方がない。
「婚活するしかないのかな」
コンラートがジェーンに触れるようになって1か月。彼の身体に触れる事はない。
これまでが異常だったのか性行為自体に興味をなくしてしまったみたいだ。
母に奴隷市場に久しぶりに足を運んで、コンラートに変わるモンスターを買ってもらう事にした。
「好きなモンスターを買いなさい。そこにある竜でもいいわよ」
ふと、檻の中に視線を映すと水色の小さな可愛いスライムが転がっていた。虐められていたのか。怯えて震えていて食事も残飯を食べている。
――わたしみたい。ちんぽしゃぶれないのがこんなに苦しいなんて…………。
「胸が苦しい」
「成長期?胸が大きくなったからかしら。ドレスもコルセットも新調しないと」
端っこにいたスライムはそこそこの値段をして、母はスライムの事を細かく聞いて納得して購入してくれた。
「みゅ~ぴゅっぴゅ」
「可愛い。君の名前はスライミーだ」
家に連れて帰ってコンラートに紹介をした。スライミーはコンラートに握手しようとすると手で弾かれた。
「こいつの方がいいんですね?俺がどんな…………もういいです」
スライミーが来てから距離が開いてしまった。
その代わり小説を書くようになった。
最初は男同士の恋愛だった。身体がぶつかり合う稽古のようなセックス。
慣れた頃に書いたのは奴隷だった少年を立派な性奴隷に育てて、子供を作らずに暮らす物語。
そして最近書いたのは、コンラートと自分に似た登場人物が愛を深めて結婚する物語。超純愛の物語で自信作だ。
コンラートの下肢に触れなくなって数か月が経った。生徒会の一時的なメンバーになり、ますます彼と接する時間が減っていた。ジェーンは良い子だ。生徒会は良い人たちばかりだ。
でもどうしてだろう、息が苦しい。
どうして男女一緒にいるのにセックスしないの?
ジェーンと付き合っている噂話を何度も耳にして、自由にすればいいと返事をする。
「セックスしたのかな、気が狂うほど何度も身体を重ねたのかな…………うぅっ」
この日は新月で魔力が少なくなる日、コンラートに魔力を前日から補充する重要な日。大魔法国には世界樹があり、そこから魔力を空気を伝わって補充で来ていた。しかし、今の世界樹は何とか元の姿を維持しているだけで枯れ木で彼は気がついていない。
…………今日くらい、いいよね。
コンラートに用意した部屋は私の部屋と繋がっている。鍵をつけずに往復出来るようにしたドアから彼が入って来たことはなかった。
音が出ないように静かにドアを開けて、ベッドに眠っている彼の元に向かう。月明かりがない真っ暗な部屋の中は視力が良くても何をしているのか見えにくい。
「うっ…………気持ちいい、もっと、もっと…………孕ませてやる、孕ませてやる」
真っ暗の部屋の中で眠っている好きな人は、女性におちんちんを扱かれていた。唖然としてしまい、コンラートが射精するまで見届けた。射精の余韻に酔っているコンラートを女性がビンタして起こすと彼と目が合った。
「はっ、お嬢様。…………泣いてるのですか?」
頬が濡れているのに気がついて両手で拭う。射精した後のコンラートは浮気していても格好いい。よろよろと近づいて、下着を脱いで粘膜が当たる部分を確認させる。
「寝取られても濡れるなんて、コンラートのおちんちんのせいだ。おちんちんのせいだ!ジェーンと厭らしい事をするだけじゃなく。スライムに精子をぶっかけているなんて。なんで、なんで私じゃダメなの?…………好きなの」
――コンラートが恋しい。恋愛事に疎かった私でも意識してしまうほど、おちんちんが好き。
「いつからですか?いつからそんな気持ちになっていたのですか?オナホ替わりに使っていると思っていました」
「出会った時から、この人だって思っていた」
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