完結 ポーション薬師の転生者の私を狙っている騎士団長

女性騎士が妊娠した時の王女の護衛

　女性騎士が騎乗位して騎士たちの子供を妊娠すると困ったことになってしまった。
　王女たちの護衛が男性になってしまうからだった。

　ロクサ王国では変革の時を迎えていた。
　簡単に話すと女性も社会に出て働こう。

　15歳から結婚が出来る世界で働きに出たら出産時期どうなるの？そもそも退職金や育休については？

　前世日本人の私は思わず心の中で突っ込んだ。
　儲けになるモノを作れないロクサ王国は労働によって税収を増やそうと考えていたのだ。

　産まれてからここにいるけれど無理なんだよなあ。
　貴族の娘たちは、未だに自分たちが嫁げば結納金大量にもらえると思い込んでいて、幼少期から贅沢に育てられているから働く意味が分からない。

　皆頑張って働いているけれど、贅沢する人たちも世界には必要だからこのままでもいいと思う。
　お金持ちはドンドン子供を作って社会に貢献する方法もある。

　今回の件で女性騎士が妊娠したらすぐに辞めさせたのも保守派の人たちだった。
　前までは出産時期まで騎士の仕事をしていたのだとか。

　彼女たちは貴族の娘で、復職制度もないのに意味が分からない。

　私は今日もリンゴジュースを作るとペン爺さんは何処かに持っていく。
　着いて行くと食堂だったのでそのまま家に帰った。

　数か月後、淑女学校の生徒たちが卒業前なのに妊娠する騒動があった。