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消えてしまったロレッタ
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あれからすぐに会おうとしたルキウスだったが、僻地で災害が起こってルキウスが所属する赤鷲騎士団は派遣された。派遣先で出された食事を口に含めて、ロレッタの事を考えていた。
――ロレッタが作った食事美味しかった。
ヨクとして食べていた食事は前世で食べた美味しい物を改良した物。ロレッタがいつか赤ちゃんに食べさせたいと鍋を混ぜながら話してくれた。美味しい食事を食べさせられると身体を食べられた。
学生の時からルキウスは彼女の事が大好きなのに、きつく声をかけていた。
本当はお弁当だって演劇だって自分が連れて行きたかった。
『こうしないと誰もお金くれないから仕方ないでしょう! いいよね。お金があって爵位も引き継げるのが確定していて。わたしは親に全財産食いつぶされたのよ。欲しいのよお金。みんなみたいに何も考えずに買い物をしたいわよ』
学生時代苦労していた話をした時、どうしようもないあきらめた顔をしたロレッタでルキウスは夢精した。目を伏せて頬に涙が伝っている彼女に欲しいだけお金を与えて性奴隷にした夢だって見た。
やっと両想いになって大好きだと言ったのに、自分の欲望の分身の方を愛したことを知って憎たらしくなった。実はヨクがロレッタを犯している事なんて最初から知っていた。
買ってあげたベッドで、全裸のロレッタが両手で女性の部分を広げながら交わりたいと言った時のことは何度でも思い出せる。意識が微睡みに落ちた時、部屋のドアを分身が開けてルキウスはロレッタと交わった。分身が感じる感覚よりも生々しい感覚は、早漏おちんぽを治そうと言ってくれたロレッタに申し訳ないと思うくらい呆気なく射精した。
「なぁ、ロレッタの中は人と違うのではないか。」
『そうだよ。ミミズ線引き、カズノコ天井、蛸壺だよ』
近くにいた言葉が喋れる触手と黒蛇が床の上でルキウスを見ていた。たんこぶができた黒蛇はえいっと魔法をルキウスにかけた後、何処かに消えてしまった。
『自慢の包茎ちんぽはずる剥けにしてやった。後悔しなさい』
「下半身が露になってズボンに擦れて痛い」
彫刻のように美しいと言われるルキウスは痛みに弱かった。早漏ちんぽの射精をコントロールするために一生懸命特訓を頑張った。分身もロレッタとセックスをして仲良く過ごし順調と思われていたが違った。
おうちデートをしてロレッタにたっぷり中出しするヨクが羨ましくなってきたのだ。
いつもへとへとになったロレッタに意識がない時に中出しをする。まるでオナホに中出ししているようで最初は気持ちよかったが、今は――。
孕ませることしか考えられなくなってしまっていた。
普段はすました顔をした美少女ロレッタは伯爵令嬢時代から人気者で、ロレッタに似た娼婦がいたら童貞を卒業する人が多かった。絶対にロレッタで童貞を卒業しようと決めていたルキウスは欲望が先に処女を奪って、自身の童貞は彼女に捧げた。寝ぼけている彼女に気がつかれないように分身のふりをした。
妊娠しやすい日を確認して分身と子宮に精子を満たす日々。どっちの子供でもいいから大きくなったお腹が見たい。
そんなことを考えている時、騎士たちが以前の討伐対象だった黒蛇を発見したと報告をしてきた。
黒蛇は辺り一帯を駆け巡り農作物を駄目にしてしまった。現れるのは夜で体力を減らし、体を小さくしていた時いなくなった。
何故、今出てきたのだろうか。
案内された場所で黒蛇と産まれたばかりの子供たちが一緒に眠っている。豊富な魔力が蛇の鱗に纏わりついている。脱皮する赤ちゃんを口を使って黒蛇が手伝っていた。
騎士たちは泣いていた。愛おしい赤ちゃんを大きくするために皮をむいている姿に感動していたのだ。
『むきむきしようね~』
剥いた皮を放置して眠ろうとしている黒蛇に話しかけて、脱皮した抜け殻を貰うことに成功した。これで、被害地域の資金に充てられる。よかったとほっとしていると、感謝の言葉を言われた。
『ありがとうございます。黒蛇の赤ちゃんは体温調整が難しく、皮がなければ亡くなってしまいます。あなたの皮が役に立ちました。何とお礼を言ったらいいのでしょう。童貞包茎おちんちんの皮はわたしたちにとってとても貴重な物なのです』
2人しか分からない会話は騎士たちが何を話しているのか聞いてくる。話せる内容が何一つないため、抜け殻を回収した後、掃除をするように命令した。
今、猛烈にロレッタに会いたい。ヘビの抜け殻を持っていると言ったら会ってくれないだろうか。多分会ってくれそうな気がする。
――ロレッタが作った食事美味しかった。
ヨクとして食べていた食事は前世で食べた美味しい物を改良した物。ロレッタがいつか赤ちゃんに食べさせたいと鍋を混ぜながら話してくれた。美味しい食事を食べさせられると身体を食べられた。
学生の時からルキウスは彼女の事が大好きなのに、きつく声をかけていた。
本当はお弁当だって演劇だって自分が連れて行きたかった。
『こうしないと誰もお金くれないから仕方ないでしょう! いいよね。お金があって爵位も引き継げるのが確定していて。わたしは親に全財産食いつぶされたのよ。欲しいのよお金。みんなみたいに何も考えずに買い物をしたいわよ』
学生時代苦労していた話をした時、どうしようもないあきらめた顔をしたロレッタでルキウスは夢精した。目を伏せて頬に涙が伝っている彼女に欲しいだけお金を与えて性奴隷にした夢だって見た。
やっと両想いになって大好きだと言ったのに、自分の欲望の分身の方を愛したことを知って憎たらしくなった。実はヨクがロレッタを犯している事なんて最初から知っていた。
買ってあげたベッドで、全裸のロレッタが両手で女性の部分を広げながら交わりたいと言った時のことは何度でも思い出せる。意識が微睡みに落ちた時、部屋のドアを分身が開けてルキウスはロレッタと交わった。分身が感じる感覚よりも生々しい感覚は、早漏おちんぽを治そうと言ってくれたロレッタに申し訳ないと思うくらい呆気なく射精した。
「なぁ、ロレッタの中は人と違うのではないか。」
『そうだよ。ミミズ線引き、カズノコ天井、蛸壺だよ』
近くにいた言葉が喋れる触手と黒蛇が床の上でルキウスを見ていた。たんこぶができた黒蛇はえいっと魔法をルキウスにかけた後、何処かに消えてしまった。
『自慢の包茎ちんぽはずる剥けにしてやった。後悔しなさい』
「下半身が露になってズボンに擦れて痛い」
彫刻のように美しいと言われるルキウスは痛みに弱かった。早漏ちんぽの射精をコントロールするために一生懸命特訓を頑張った。分身もロレッタとセックスをして仲良く過ごし順調と思われていたが違った。
おうちデートをしてロレッタにたっぷり中出しするヨクが羨ましくなってきたのだ。
いつもへとへとになったロレッタに意識がない時に中出しをする。まるでオナホに中出ししているようで最初は気持ちよかったが、今は――。
孕ませることしか考えられなくなってしまっていた。
普段はすました顔をした美少女ロレッタは伯爵令嬢時代から人気者で、ロレッタに似た娼婦がいたら童貞を卒業する人が多かった。絶対にロレッタで童貞を卒業しようと決めていたルキウスは欲望が先に処女を奪って、自身の童貞は彼女に捧げた。寝ぼけている彼女に気がつかれないように分身のふりをした。
妊娠しやすい日を確認して分身と子宮に精子を満たす日々。どっちの子供でもいいから大きくなったお腹が見たい。
そんなことを考えている時、騎士たちが以前の討伐対象だった黒蛇を発見したと報告をしてきた。
黒蛇は辺り一帯を駆け巡り農作物を駄目にしてしまった。現れるのは夜で体力を減らし、体を小さくしていた時いなくなった。
何故、今出てきたのだろうか。
案内された場所で黒蛇と産まれたばかりの子供たちが一緒に眠っている。豊富な魔力が蛇の鱗に纏わりついている。脱皮する赤ちゃんを口を使って黒蛇が手伝っていた。
騎士たちは泣いていた。愛おしい赤ちゃんを大きくするために皮をむいている姿に感動していたのだ。
『むきむきしようね~』
剥いた皮を放置して眠ろうとしている黒蛇に話しかけて、脱皮した抜け殻を貰うことに成功した。これで、被害地域の資金に充てられる。よかったとほっとしていると、感謝の言葉を言われた。
『ありがとうございます。黒蛇の赤ちゃんは体温調整が難しく、皮がなければ亡くなってしまいます。あなたの皮が役に立ちました。何とお礼を言ったらいいのでしょう。童貞包茎おちんちんの皮はわたしたちにとってとても貴重な物なのです』
2人しか分からない会話は騎士たちが何を話しているのか聞いてくる。話せる内容が何一つないため、抜け殻を回収した後、掃除をするように命令した。
今、猛烈にロレッタに会いたい。ヘビの抜け殻を持っていると言ったら会ってくれないだろうか。多分会ってくれそうな気がする。
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