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襲われるルキウス 2
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治癒の仕事の間に石像を磨き上げていると周囲にいた男性たちが呻き声をあげて大人しくなった。股間に薄っすらシミが出来て高速で着替えさせる。
「ロレッタ、こっちはいいから治癒に専念して」
「ら、らめぇ…………私には婚約者が、くっ、いつもはこんなことで屈しないのに…………」
治癒をする天幕は沢山ある。移動をしている時、先ほどいた天幕から甲高い男の声が聞こえる。覗きに行った同僚が帰ってこなくなり、一人で治癒をしていた。
ルキウスに話しかける機会がなく、このまま気まずくなったまま騎士団に戻るのかと思った。早く会って言葉を伝えたい。彼は学生時代から人前で全裸にしてきて恥ずかしい想いをさせている。
あれは初めて会った水魔法の授業。上手い人に指導させることになった。前世を思い出す漆黒の髪の毛のルキウスは初々しく若い子が醸し出す独特の雰囲気があった。侯爵家の庶子だけれど、実は王姉の隠し子で養子として引き取られたと噂されていた。
王の血が流れているか知る方法はある。それは仮性包茎かどうか確認すればいい。
割礼の文化がある国で王の血筋が流れる者はしないことになっている。裏筋の部分を取り過ぎて勃起不全になる事を防ぐためだ。
ルキウスは好みのタイプで全裸にして襲いたいと脳内で妄想していた。そんなことを考えていない真面目な顔で魔法を使った時、ルキウスのファンにぶつかられて水魔法が当たると服が溶け出してしまった。
彼は室内で魔法を使って大雨を降らせて目隠しをしたけれど、正面にいたわたしだけが彼の秘密を知ってしまった。最初から男性の下半身を知らない振りをしていれば良かった。異世界に来て初めてモザイク無しの仮性包茎を見て目を逸らせなかった。
大人の道具の制作をしていた時、見ていたモノは全員が剥けていた。
「気にしてないから」
「ロレッタ、それが最初に言う事か?!」
「え、だって女性が男性器を見たら気にしてないって言った方が適切と思って。あ、大丈夫!このことは2人だけの秘密にしてあげるから」
それからわたしたちは2人で会うようになっていた。
彼は割礼の時期に病気ですることが出来なくて、仮性包茎のまま年を取ってしまったと教えてくれた。
「可愛いから気にしなくていいのよ。でも王族の子供だって噂されているから否定した方がいいかもしれないわ。今から割礼出来ないの?」
「怖いからしない」
手を握られて「怖い」と言われて胸がときめいた。魔法学園を首席で入学したルキウス・ファスターが割礼を怖がって涙目になる姿に、体中のホルモンが活性化し月のものが早く来た。
しかしそれは一瞬で、アルバイトに明け暮れてレンタル彼女をしているうちに彼は怒るようになっていた。
風紀を乱している。
またエッチな魔法を使っている。
イベントに参加することも生徒の務めだ。
元コンティーニュ伯爵家を購入したルキウスが専属メイドになれと言ってきたこともあった。偉そうに両腕を組んでいたから無視した。親から仕送り要請が来てイライラして気分が悪かった時だった。
多分、友達に教えられたルキウスがぶっきらぼうに謝ってきたから、わたしは肩の力が抜けてしまった。まだ若い彼を責めて反省する機会を与えなかったら為にならない。
「わたしの親がダメな人間だって分かったでしょう。一生結婚する気がないから気にしなくていいのよ」
「いつもロレッタは気にしなくていいと言っている」
「落ちぶれてしまいましたから。身の振り方は知っています」
後ろからレンタル彼女で雇ってくれた男子生徒キールに呼ばれて駆け寄った。中庭でお弁当を一緒に食べている時ルキウスと目が合って、依頼者にサンドイッチを食べさせると指を舐められていた。背筋がゾッとするけれど、この依頼者は毎回お金を上乗せしてくれる。親が成金でお金を持っているから羽振りがいい。
前髪がセンター分けで痩せればモテる。顔を見ていると目が合って声に出していた。
「顔の造形はいいのよね」
「お前くらいだ。そんなことを言ってくれるのは」
「そう?背が高くて恰幅が良くて鍛えたらすぐに筋肉ムキムキになるわよ。いい家柄なのに、おどおどした婚約者がいたらセックスもガッツリ出来ないわよ。ちょっと言葉の語尾が強いだけで、可愛いと重いわ」
「ロレッタ…………」
一緒に帰ることになっていたのに、キールが来てくれなかった。この後、おどおどした婚約者が性格が変わってキールとラブラブになって最近出産した。
***
過去の事を思い出しながら仕事をしているうちに交代時間になっていた。石像を磨き上げるためにカバンを漁っている時、裏首席一位で貰った触手が石像を抱きしめていた。
ヒビが入った石像が動き出して、中から黒蛇の赤ちゃんが出てきた。
触手と友達になった黒蛇は可愛い泣き声を出すとそのまま眠ってしまった。
この日以降魔獣が暴れることがなくなり、討伐対象がいなくなったことで早く帰還することが出来た。
帰りの馬車で騎士たちが今回の討伐対象が大蛇の黒蛇だと教えてくれた。
黒蛇の赤ちゃんは触手と友達になって、置いていこうとしたら泣かれてしまい連れてきている。
露出狂が溢れ出る春。雪がなくなりタンポポが綿毛になろうとする頃、騎士の托卵を狙った痴女たちを監視するため衛兵たちが汚い裏路地を歩いていた。ロレッタは汚い路地裏清掃のバイトを引き受けていて、そこそこ稼いでいた。たまにしか行かない曲がり角に向かった時、壁があり向こう側から変な声が聞こえた。
――セックスしている声だ!壁に穴開けて見ちゃおう。
卒業時に貰った触手は魔法を溶かすことが出来る。目の穴を開けて向こう側を見るとくルキウスが同期の騎士に組み敷かれて藻掻いていた。ロレッタの体温は一気に下がる。エッチな事が好きで、創作していても彼女は同性愛は無理なタイプ。
胃の中が気持ちが悪くなり、視線を逸らした。
――女性にモテる人だったけれど、そっちだったか。
邪魔しないように静かに帰ろうとした時、ルキウスのエッチな声に導かれた痴女と露出狂が集まってきた。触手が穴を開けてあげて向こう側を全員に見せる。ひとりの露出狂が可笑しなことを言い出した。
「あれは、ラブラブエッチじゃないわ!スンスン……ぺろっこれは媚薬の匂い助けてあげないと。助けないと罰金とファッキンが待っている!!」
それまで集まっていた変態たちは一目散に逃げると責任をすべてロレッタに押し付けた。壁を触手に溶かして貰って、そっと近づいていく。服を溶かしたり燃やすことしかできないが出来ることはしようとした。相手は屈強の騎士。体格のいい騎士と普通の女性が戦っても勝てないことは分かっていた。
手信号で『ルキウス、大丈夫』と何度も繰り返す。
触手に相手の注目を集めるように指示してゴミ箱の近くにしゃがんだ。
体格のいい騎士の押し殺した声を聞いて、服を溶かす魔法を遠くからかけてルキウスの側による。
性欲減退魔法をかけてルキウスの手を引いて走った。手がとても冷たかった。
「大丈夫ですから、でも、同意のない性行為について罰しなければいけません。身分も何も関係ないです!」
追いかけてきたが、触手が上手く誘導してくれたおかげで壁に嵌まり込んでいた。それはまるで尻穴のようだった。目を隠されて戸惑っている騎士。ゴミ箱の近くに捨てられていた油性ペンに似た魔道具で、お尻に文字を書いていく。ルキウスにペンを渡したが何も書いてくれない。
お尻に名前と数字を書いて放置することにした。
ルキウスと大通りに向かうまで男の嬌声が聞こえてきて、笑っているとルキウスはロレッタに手を少し強く握っていた。
翌日、事態を重く見た騎士団総括責任者が襲われた話と退団したことを全員の前で話した。街中で男と手を繋いで歩いているところを後日見た騎士たちは口々に驚いていた。相手が異世界人召喚で罰を受けて廃嫡され子供作れなくなってしまった第二王子だったからだ。今は二人とも平民として楽しく生きている。
ロレッタは一人でいたら危険と言われてルキウスが一緒にいるようになった。
問題はそこからだった。
ルキウスが付き纏うせいで小説を書くこともアダルトグッズを作ることも出来にくくなってしまった。
しかもボディタッチが多く、ムラっとしてしまう。
女性騎士に紹介して貰ったエッチなお店に真昼間に向かった時に、後ろから話しかけられた時は本気で息が止まりそうになった。上手くまくし立てて逃げ切れたが、暫く行動に気を付けた。
お酒を飲んでいい塩梅で酔っぱらった頃に帰宅して着替えてそのまま眠る。
「ロレッタ、こっちはいいから治癒に専念して」
「ら、らめぇ…………私には婚約者が、くっ、いつもはこんなことで屈しないのに…………」
治癒をする天幕は沢山ある。移動をしている時、先ほどいた天幕から甲高い男の声が聞こえる。覗きに行った同僚が帰ってこなくなり、一人で治癒をしていた。
ルキウスに話しかける機会がなく、このまま気まずくなったまま騎士団に戻るのかと思った。早く会って言葉を伝えたい。彼は学生時代から人前で全裸にしてきて恥ずかしい想いをさせている。
あれは初めて会った水魔法の授業。上手い人に指導させることになった。前世を思い出す漆黒の髪の毛のルキウスは初々しく若い子が醸し出す独特の雰囲気があった。侯爵家の庶子だけれど、実は王姉の隠し子で養子として引き取られたと噂されていた。
王の血が流れているか知る方法はある。それは仮性包茎かどうか確認すればいい。
割礼の文化がある国で王の血筋が流れる者はしないことになっている。裏筋の部分を取り過ぎて勃起不全になる事を防ぐためだ。
ルキウスは好みのタイプで全裸にして襲いたいと脳内で妄想していた。そんなことを考えていない真面目な顔で魔法を使った時、ルキウスのファンにぶつかられて水魔法が当たると服が溶け出してしまった。
彼は室内で魔法を使って大雨を降らせて目隠しをしたけれど、正面にいたわたしだけが彼の秘密を知ってしまった。最初から男性の下半身を知らない振りをしていれば良かった。異世界に来て初めてモザイク無しの仮性包茎を見て目を逸らせなかった。
大人の道具の制作をしていた時、見ていたモノは全員が剥けていた。
「気にしてないから」
「ロレッタ、それが最初に言う事か?!」
「え、だって女性が男性器を見たら気にしてないって言った方が適切と思って。あ、大丈夫!このことは2人だけの秘密にしてあげるから」
それからわたしたちは2人で会うようになっていた。
彼は割礼の時期に病気ですることが出来なくて、仮性包茎のまま年を取ってしまったと教えてくれた。
「可愛いから気にしなくていいのよ。でも王族の子供だって噂されているから否定した方がいいかもしれないわ。今から割礼出来ないの?」
「怖いからしない」
手を握られて「怖い」と言われて胸がときめいた。魔法学園を首席で入学したルキウス・ファスターが割礼を怖がって涙目になる姿に、体中のホルモンが活性化し月のものが早く来た。
しかしそれは一瞬で、アルバイトに明け暮れてレンタル彼女をしているうちに彼は怒るようになっていた。
風紀を乱している。
またエッチな魔法を使っている。
イベントに参加することも生徒の務めだ。
元コンティーニュ伯爵家を購入したルキウスが専属メイドになれと言ってきたこともあった。偉そうに両腕を組んでいたから無視した。親から仕送り要請が来てイライラして気分が悪かった時だった。
多分、友達に教えられたルキウスがぶっきらぼうに謝ってきたから、わたしは肩の力が抜けてしまった。まだ若い彼を責めて反省する機会を与えなかったら為にならない。
「わたしの親がダメな人間だって分かったでしょう。一生結婚する気がないから気にしなくていいのよ」
「いつもロレッタは気にしなくていいと言っている」
「落ちぶれてしまいましたから。身の振り方は知っています」
後ろからレンタル彼女で雇ってくれた男子生徒キールに呼ばれて駆け寄った。中庭でお弁当を一緒に食べている時ルキウスと目が合って、依頼者にサンドイッチを食べさせると指を舐められていた。背筋がゾッとするけれど、この依頼者は毎回お金を上乗せしてくれる。親が成金でお金を持っているから羽振りがいい。
前髪がセンター分けで痩せればモテる。顔を見ていると目が合って声に出していた。
「顔の造形はいいのよね」
「お前くらいだ。そんなことを言ってくれるのは」
「そう?背が高くて恰幅が良くて鍛えたらすぐに筋肉ムキムキになるわよ。いい家柄なのに、おどおどした婚約者がいたらセックスもガッツリ出来ないわよ。ちょっと言葉の語尾が強いだけで、可愛いと重いわ」
「ロレッタ…………」
一緒に帰ることになっていたのに、キールが来てくれなかった。この後、おどおどした婚約者が性格が変わってキールとラブラブになって最近出産した。
***
過去の事を思い出しながら仕事をしているうちに交代時間になっていた。石像を磨き上げるためにカバンを漁っている時、裏首席一位で貰った触手が石像を抱きしめていた。
ヒビが入った石像が動き出して、中から黒蛇の赤ちゃんが出てきた。
触手と友達になった黒蛇は可愛い泣き声を出すとそのまま眠ってしまった。
この日以降魔獣が暴れることがなくなり、討伐対象がいなくなったことで早く帰還することが出来た。
帰りの馬車で騎士たちが今回の討伐対象が大蛇の黒蛇だと教えてくれた。
黒蛇の赤ちゃんは触手と友達になって、置いていこうとしたら泣かれてしまい連れてきている。
露出狂が溢れ出る春。雪がなくなりタンポポが綿毛になろうとする頃、騎士の托卵を狙った痴女たちを監視するため衛兵たちが汚い裏路地を歩いていた。ロレッタは汚い路地裏清掃のバイトを引き受けていて、そこそこ稼いでいた。たまにしか行かない曲がり角に向かった時、壁があり向こう側から変な声が聞こえた。
――セックスしている声だ!壁に穴開けて見ちゃおう。
卒業時に貰った触手は魔法を溶かすことが出来る。目の穴を開けて向こう側を見るとくルキウスが同期の騎士に組み敷かれて藻掻いていた。ロレッタの体温は一気に下がる。エッチな事が好きで、創作していても彼女は同性愛は無理なタイプ。
胃の中が気持ちが悪くなり、視線を逸らした。
――女性にモテる人だったけれど、そっちだったか。
邪魔しないように静かに帰ろうとした時、ルキウスのエッチな声に導かれた痴女と露出狂が集まってきた。触手が穴を開けてあげて向こう側を全員に見せる。ひとりの露出狂が可笑しなことを言い出した。
「あれは、ラブラブエッチじゃないわ!スンスン……ぺろっこれは媚薬の匂い助けてあげないと。助けないと罰金とファッキンが待っている!!」
それまで集まっていた変態たちは一目散に逃げると責任をすべてロレッタに押し付けた。壁を触手に溶かして貰って、そっと近づいていく。服を溶かしたり燃やすことしかできないが出来ることはしようとした。相手は屈強の騎士。体格のいい騎士と普通の女性が戦っても勝てないことは分かっていた。
手信号で『ルキウス、大丈夫』と何度も繰り返す。
触手に相手の注目を集めるように指示してゴミ箱の近くにしゃがんだ。
体格のいい騎士の押し殺した声を聞いて、服を溶かす魔法を遠くからかけてルキウスの側による。
性欲減退魔法をかけてルキウスの手を引いて走った。手がとても冷たかった。
「大丈夫ですから、でも、同意のない性行為について罰しなければいけません。身分も何も関係ないです!」
追いかけてきたが、触手が上手く誘導してくれたおかげで壁に嵌まり込んでいた。それはまるで尻穴のようだった。目を隠されて戸惑っている騎士。ゴミ箱の近くに捨てられていた油性ペンに似た魔道具で、お尻に文字を書いていく。ルキウスにペンを渡したが何も書いてくれない。
お尻に名前と数字を書いて放置することにした。
ルキウスと大通りに向かうまで男の嬌声が聞こえてきて、笑っているとルキウスはロレッタに手を少し強く握っていた。
翌日、事態を重く見た騎士団総括責任者が襲われた話と退団したことを全員の前で話した。街中で男と手を繋いで歩いているところを後日見た騎士たちは口々に驚いていた。相手が異世界人召喚で罰を受けて廃嫡され子供作れなくなってしまった第二王子だったからだ。今は二人とも平民として楽しく生きている。
ロレッタは一人でいたら危険と言われてルキウスが一緒にいるようになった。
問題はそこからだった。
ルキウスが付き纏うせいで小説を書くこともアダルトグッズを作ることも出来にくくなってしまった。
しかもボディタッチが多く、ムラっとしてしまう。
女性騎士に紹介して貰ったエッチなお店に真昼間に向かった時に、後ろから話しかけられた時は本気で息が止まりそうになった。上手くまくし立てて逃げ切れたが、暫く行動に気を付けた。
お酒を飲んでいい塩梅で酔っぱらった頃に帰宅して着替えてそのまま眠る。
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